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【寝取られ】なまりのある彼女と、俺の親友の秘密レッスン2 【NTR】

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岩手出身の、可愛い俺の彼女玲奈。卒業後の就職も決まり、同棲して毎日ラブラブで暮らしていた。
俺は玲奈と結婚するつもりだし、浮気なんかもせずに、玲奈一筋で生きていきたいと思っていた。
慌てたり、興奮したりすると、なまりが出る玲奈。そんな所も可愛いと思うし、何より俺に一途でいてくれるのが、奇跡のようなものだと思っている。

それが、些細なことで玲奈の浮気を疑ってしまった。その妄想というか、思い込みはどんどん大きくなり、ついには玲奈のことを盗撮してしまった……。

結果は、良くもあり悪くもあった。
玲奈が、俺に内緒で親友の祐介と会っていたというのは、凄くショックな内容だったが、会っていた理由が、俺に喜んでもらうためのエッチテクを教わるためだった。
健気で可愛いと思うが、やっぱりショックはショックだった。

しかも、成り行き上、玲奈は祐介に手コキまでしてしまった。その上玲奈は、フェラまでしようとした……。
寸前のところで電話をかけて止めた俺だが、心のモヤモヤは大きくなるばかりだった。でも、モヤモヤする一番の理由は、フェラしようとする玲奈を止めたことだ。

あの時、俺が慌てて電話をしなければ、玲奈は祐介のチンポをフェラしたと思う。それは、絶対に許せないし、見たくないことだと思うのだけど、玲奈はどんな風にするのだろう? と、気にする俺がいる。

あの日以来、そんなことを考えるようになってしまった。

そして、そんな考えに取り憑かれて以来、俺のセックスは変わった。もともと、ほぼ毎日玲奈とはセックスをしていたが、あの一件以来、確実に毎日玲奈を求めるようになった。

今日は、二人で楽しく食事をし、食べ終えた後片付けをする玲奈を尻目に、俺は先に風呂に入った。
ファミリータイプのデカい浴室につかりながら、祐介のデカいアレを手コキする玲奈を思いだしていた。

すると、いきなりガチャッとドアが開いた。ビックリしてそっちを見ると、タオルで体を隠した玲奈がいた。

恥ずかしがりの玲奈は、風呂がデカいのに一緒に入ってくれたことがない。そんな風に、恥じらう玲奈も可愛いと思っていたが、一緒に入りたいなぁと常々思っていた。

『一緒に入ってもいい?』
凄く恥ずかしそうに、玲奈が聞く。俺は、大喜びでもちろんと言った。

『あっち向いててね……』
恥ずかしそうに言う玲奈に従い、壁の方を見て目を閉じる俺。タオルが床に落ちるような音がして、シャワーを浴びる音がする。なんか、妙にドキドキした。
数え切れないくらいセックスをしている仲なのに、すぐ後ろでシャワーを浴びていると言うだけで、不思議なくらいドキドキした。

そして、風呂に入る気配がする。
『お待たせ……』
玲奈に言われて、目を開けながら振り返ると、玲奈が顔を赤くして湯船の中にいた。でも、玲奈は水着を着ていた……。
しかも、妙に使用感があるくたびれたスクール水着で、胸のところに白い布が貼ってあり、大きく玲奈の名前が書いてある。

今時、個人情報がうるさいので、こんな風に名札を着けるなんてないと思うが、岩手ではあることなのかも知れない。どちらかというとロリっぽくて小柄な玲奈なので、妙に似合ってしまっている。
現役と言っても差し支えない感じだ。

「なんで水着着てんだよw」
あまりの出来事に、笑ってしまった。
『だってぇ、恥ずかしぃんだもん……』
独特のイントネーションで、答える玲奈。メチャメチャ可愛い。

「それ、高校の時の?」
『うん。ゴメンね、こんなのしかなくて……』
「いや、スゲぇ嬉しいよ。なんか、その頃の玲奈に出会えたみたいでw」
『へへw あの頃に出会いたかったねw』
玲奈は照れくさそうに笑いながら、抱きついてきた。俺は、高校の頃の玲奈のことを想像した。きっと、可愛い女の子だったと思う。そして、他の誰かと付き合っていた……。

セックスこそしなかったものの、キスはしていたはずだ。そう思うと、無性にキスをしたくなった。見たこともない誰かに嫉妬しながら、玲奈にキスをする俺。どうしても、荒々しくなってしまう。

でも、玲奈は嬉しそうに俺に舌を絡めてくれる。スクール水着の玲奈とキスをしながら、昔の彼氏に嫉妬する俺。

でも、舌を絡めてキスをしているうちに、不意に祐介とキスをする玲奈を想像してしまった。狂おしいほどの嫉妬と興奮が押し寄せてきて、思わず玲奈の歯にちょっと強めに歯をぶつけてしまった。

「ご、ごめん! 痛かった!?」
『へへw 平気だよw そんなに、興奮してくれたの? この水着で……』
「あ、あぁ、すっごく興奮した!」
本当は、変な想像で興奮したのだけど、話をあわせた。
『だったら、もっと早くすれば良かったなぁ……ねぇ、他にして欲しいことってなぁい? 遠慮してることなぁい?』
可愛く小首をかしげながら聞く玲奈。俺は、色々なことを言いたくなった。大人のオモチャのことやコスプレ、野外、エロい下着等々……でも、汚れのないキラキラした目で、真っ直ぐに見つめられると、とても言えなかった。

「……結婚して欲しいかな?」
セックスのこと以外の本心を告げた。すると、玲奈はポロポロっと涙をこぼして、
『うん! 絶対、ぜぇーーったい! するっ!! 仁志君、愛してるっ!!』
そう言って、玲奈の方から熱烈なキスをしてくれた。玲奈の方から、こんなにも熱烈にキスをしてくれたことはないので、心底嬉しかった。

すると、玲奈が俺のチンポを握ってくれた。玲奈が絶対にしないようなその行動に、心底驚きながら、
「あぁ、玲奈……」
とうめいた。
『今日は、私がするね#9825; 下手だけど、許してね』
玲奈はそう言うと、俺を湯船に座らせてチンポを手でしごき始めてくれた。ぎこちなくだけど、熱心に手でしごいてくれる。そしてそれは、明らかに以前よりも上手になっていた。

祐介のレッスン……そのおかげだと思うと、何とも言えない気持ちになる。
玲奈は、自分の手のひらを上に向けると、そこに唾液を垂らす。そしてその唾液を、俺の亀頭に塗りつけるようにしてくる。
もともと風呂に入っていて濡れていたので、それほど意味がある行為ではないかも知れないが、視覚的な効果が凄かった。

あの玲奈が、アメリカのエロビデオの女優みたいな事をしている……それだけで、震えるほど興奮する。

そんなエロいことをしているのに、妙に恥ずかしそうにしているのがギャップがあってたまらない。
そして、俺のペニスの皮を使わずに、手のひらで直に亀頭を責めてきた。唾液のおかげで滑りがよく、ヤバいくらいに気持ち良い。直に亀頭を責められているので、くすぐったいような感じも大きくなるが、気持ち良くてたまらない。

『気持ち良い? 痛くない?』
スクール水着の玲奈が聞いてくる。気持ち良いと告げると、
『もっと気持ち良くなってね! な、舐めてあげるね……』
顔を真っ赤にして、小声でそう言うと、フェラを始めてくれた。こんな風に、一緒にお風呂に入れるだけで幸せなのに、こんな事までしてくれる。幸せで胸がポカポカしてくる。

でも、さっきの手コキのテクニックを教えたのは、祐介だ。俺が隠し撮りした動画の中で、さっきと同じように玲奈がしていた。祐介のデカすぎるチンポを、唾液でグチャグチャにしてしごく玲奈。
その動画を見たとき、敗北感と嫉妬と、焦燥感で死にそうな気持ちになった俺は、なぜか射精してしまった……。

そして今も、その時のことを思いだした途端に、射精を抑えられなくなってしまった。
「アアッ! 玲奈、イクっ! 出ちゃうっ!!」
俺が叫ぶと同時に、
『いいよ! イッてっ!』
と言いながら、ふたたび俺のチンポをくわえてくれた。玲奈の口の中に射精しながら、あまりの気持ちよさにうめき声をあげてしまった。

『もうw 出し過ぎだよぉ〜。溺れちゃうw』
にっこり笑いながら言う玲奈。また飲んでくれたみたいだ。
「ゴメン、いっぱい出ちゃったよ。マズくない?」
『美味しいに決まってる#9825; ねぇ、さっきの言葉……本当に、ほんと〜〜に、嬉しかったよっ!』
玲奈が、本当に嬉しそうにそう言うと、抱きついてきた。俺は、愛おしくてたまらなくなり、そのままキスをした。

一瞬、自分のアレの臭いと味がして、しまったと思ったが、玲奈の舌が絡みついてきてそんな気持ちも消えた。長い時間、キスを続ける。幸せでとろけそうだ。

『のぼせちゃうねw ねぇ、ベッド行く?』
照れながら、ベッドに誘う玲奈。さっきイッたばかりなのに、もう抱きたいと思う俺がいる。

そして先に俺が寝室に行き、ベッドで寝て待っていると、今度は全裸のままの玲奈が入ってきた。

『仁志君、下手くそだと思うけど、上になるね……』
玲奈はそう言うと、俺にまたがってきてくれた。俺は慌ててゴムを付けると、玲奈のしたいようにさせた。

玲奈は手を使わずに俺のチンポを入れようとしたが、なかなか上手く入らない。滑ってしまって、上や下にずれる。
『ごめん……あれ? こうかな? あ、ごめん……』
上手く出来ずに焦る玲奈。こんなにも積極的にしてくれる玲奈に、感動すら覚える。

真っ暗にしないとセックスできなかった玲奈が、間接照明でけっこう明るい中、騎乗位で繋がろうとしている。
恥ずかしがりの玲奈も良かったと思うが、今のエロい玲奈も大好きだ。本当に、二人でずっと一緒にいたいと思う。

「手も使った方が良いんじゃない?」
俺が助け船を出すと、
『アッ! そっか! そうだよね!』
と、明るく言いながら、俺のチンポを掴んだ。

この状況に、すごくドキドキした。恥ずかしがりで奥手の玲奈は、清純という感じだった。それが今は、ソープ嬢のような事をしている。ロリっぽくて本当に可愛らしい玲奈が、こんな事をするだけで、チンポがガチガチになるのを感じる。

そして、手を添えたことで、あっけなく挿入が成功した。熱い肉に包まれる感触。思わず声が漏れる。

『あぁっ#9825; 仁志君、気持ちいいぃっ! 愛してるよぉ……』
玲奈は潤んで泣きそうな顔で、俺を見つめながら言う。俺もすぐに愛してると言いながら、起き上がり玲奈を抱きしめる。対面座位の格好になり、キスをする。

しばらくキスをしたままだったが、玲奈が腰を動かし始めた。ぎこちなさの塊みたいな動きだけど、あの玲奈がしていると思うと、何となくイケナイことをしているような気持ちになる。

『あぁっ! あ、あっ! んっ! んンッ!』
玲奈は自分で動いてみて、気持ちよさに驚いている感じだ。
「気持ち良いの?」
『うん……これ、気持ち良いよぉ……あっ! あぁっ#9825;』
玲奈はそう言いながら、腰の動きを大きくしてくる。徐々に上手くなってきた玲奈。
『あっ! くぅアッ! 仁志君、気持ち良い? もっと気持ち良くなって!』
玲奈は、必死で腰を動かしてくれている感じだ。俺は、何度も気持ち良いとささやきながら、何度も玲奈にキスをした。

そして、玲奈は俺を押し倒すように寝かせると、騎乗位で腰を振り始めた。その上、俺の乳首を舐め始めた。苦しい姿勢をしながら、腰を振って乳首舐めまでする玲奈。

この時、俺は一瞬で理解した。これは、祐介に教わっていると……祐介に、テクニックをレクチャーされていると……。
あの動画では、ディルドでのフェラレッスンと、祐介のチンポでの手コキのレッスンだけだった。

でも、あの動画以前にも、玲奈はレッスンを受けていたことは明白だ。その時祐介に、この騎乗位乳首舐めを教わったのだと思う。

その時、どうやって教わったのだろう? 口で説明されただけなのか? それとも……。

玲奈に限って、一線を越えたとは思えない。でも、例えば着衣のままで、この体位の練習をしたのではないか? 悪い想像が爆発的に広がる。

「玲奈ッ! イクっ! イクよっ!」
俺は、あっけなく限界を迎えた。
『あっくん、イッてっ! 愛してるっ!!』
玲奈は叫ぶように言うと、腰をもっと早く動かしてくれた。玲奈が上で腰を振って、イッてしまった俺。自分でも、ちょっと情けなくなる。

でも、玲奈は本当に嬉しかったようで、
『へへw イッてくれた#9825; 気持ち良かった? 嬉しいなぁ……』
と、可愛らしく言いながら、抱きついてくれた。そのままイチャイチャしながら、幸せな時間を過ごしていたが、どうしても祐介のことが気になってしまった。

あの時、俺が電話で止めなかったら、どうなっていたのだろう? もう俺は、それを見たくて仕方なくなっていた。

そんなある日、親戚の葬儀で、泊まりで北海道に行くことになった。
『私も一緒に行く〜』
そんな事を言いながら、寂しそうな顔をする玲奈。でも、さすがに連れて行くわけにも行かず、
「ゴメンね、電話するからさ」
と言った。

『絶対だよ! してくれないと、寂しくて死んじゃうんだからね!』
玲奈は、頬を少し膨らませていった。可愛いなと思いながら、もしかして祐介と動きがあるかもと思った。

あの日以来、3人で遊んだのは1回だけだ。その時も、俺は妙に意識してしまったけど、二人はごく普通だった。あんなエロいレッスンをしているとは思えないくらい、自然な二人だった。
そして、隠し撮りの動画でチェックしても、二人で会っているようなことはなかった。

俺がいない3日間、どうなるんだろう? 期待と不安で、めまいがしそうだった。

そして、慌ただしく準備をして、大学に行く玲奈と一緒に部屋を出た。そして俺は、空港を目指した。

とくに何もなく空港に着き、飛行機に乗り北海道に着いた。親戚の家に行き、葬儀場に行ったり、食事をしたりしてバタバタだった。

でも俺は、ずっと玲奈と祐介のことを考えていた。

夜、やっと一人になると、Wi-Fiに繋げさせてもらい、すぐにカメラを確認した。リビングのテレビの上のPS4の改造カメラ。それに映ったのは、テレビを見る玲奈だった。

ドキドキしたが、玲奈は一人だった。ホッとしながらも、ちょっと残念なような気がしてしまった。

罪悪感を感じながらも、俺はカメラで玲奈を見続けていた。玲奈は、テレビを見ながら笑ったり、あくびをしたり、なんてことはない日常の風景だ。そして、結構な頻度でスマホの画面をチラ見している。

なにを見てるのか気になるが、そこまではわからない。俺は、玲奈に電話をかけてみた。
すると、ほぼワンコールで電話に出た玲奈。
『遅いよ〜! ずっと待ってたんだからね! 無事についたの?』
玲奈が言う。俺は、それをノートパソコンの画面で見ながら、電話をしている。不思議な気持ちだった。なんというか、スパイ映画とか、そんな感じだ。

さっきから、チラチラスマホを見ていたのは、俺からの電話を待っていたんだと思うと、愛おしさがこみ上げてくる。
画面で見ると、玲奈はテレビも消して、嬉しそうに俺との電話を楽しんでいる感じだ。同棲までしているのに、いまだにこんなにも俺との電話を楽しみにしていたんだと思うと、本当に玲奈はいい子なんだと思う。

そして電話を終えて、幸せな気持ちのまま寝ようとした。でも、何となくまだパソコンで玲奈のことを見続けてしまった。

すると、玲奈がスマホで電話をかけ始めた。あれ? 何か用かな? と、電話を取る準備をしたが、俺のスマホは鳴らなかった。

それなのに、玲奈は話し始めた。
『あ、ゴメンね、遅い時間に。平気?』
誰だ? 誰と話してる? 一気に俺はドキドキし始めた。

『うん。無事についたって。うん。へへw そりゃそうだよぉ』
共通の知り合いか? 祐介? もう、ほぼパニックだ。

『さっきの話、やっぱりお願いしてもいい?』

『バカ……そんなんじゃないって!』

『仁志に喜んでもらいたいだけだよw』

『きゃははw そんな事ばっかりw うんw どうしよっかなぁ〜』
玲奈は、妙に楽しそうだ。でも、話の内容でわかってしまった。祐介と、例のレッスンの約束をしている感じだ。

俺は、すぐに家電に電話をしようかと思ったが、思いとどまった。あの続きが見られるのでは? そんな思いだった。
そして、玲奈の電話の感じは、普段見ない感じだ。すごく親しそうだ。俺に対してもしないような感じだ。
俺に対しては、もっと丁寧というか、良い言い方をすれば、恋する後輩的な態度だ。悪く言えば、打ち解けていないとか、遠慮がある……そんな感じだ。

目の前で、おそらく祐介と打ち解けた態度で話をする玲奈。それだけで、胸が締め付けられる。

『考えとくよw じゃあね〜』

『私もだよ。楽しみにしとくねw』
そして通話を終えた玲奈。スマホを見つめながら、ニヤニヤしている。
そして、
『ホント、バカw』
と、嬉しそうに言って、リビングを出て行った……。

俺はノートパソコンを閉じると、思わず横になってしまった。まるで、浮気の現場のようだ。俺を喜ばせるために、テクを教わるという趣旨だと思うが、浮気と紙一重に思える。

でも俺は、自分が玲奈の浮気を見たいと思っているような気がして、怖かった……。

そして風呂に入ったりして、寝る準備をしてからまたカメラを見たが、真っ暗な部屋に無人のソファが映るだけだった……。

そして次の日、葬儀を手伝ったりしながらバタバタと時間が過ぎていき、あっという間に夜になった。本当ならば今日帰りたかったところだが、飛行機の都合などで明日になっていた。

今日は、葬儀の受付を手伝ってるときも、葬儀をしているときも、ずっと昨日の玲奈の電話が気になっていた。あんなにも親しげで、楽しそうな玲奈……。
もちろん、俺が今まで見たことがなかったというだけで、元カレとかともそういう感じだったのかもしれない。
でも実際に、他の男と凄く親しげにするところを見てしまうと、たまらなく不安になる。俺は、玲奈の代わりなんていないと思っている。玲奈が俺の最後の女性だと思っている。
でも、玲奈にはいくらでも代わりがいるのではないか? 俺じゃなくても、別にいいんじゃないんだろうか? そんな暗い想像ばかりが大きくなる。

ドキドキする心臓を抑え込みながら、ノートパソコンを立ち上げる。そして、遠隔でカメラを操作すると、いきなり辛い現実が待っていた。

カメラには、ソファの前であの張り型(ディルドと言うらしい)を使ってフェラの練習をしている玲奈が映った。そして、横には祐介もいる……。
この光景は前にも見ているので、ショックではあったが、ある程度想定内だ。でも、玲奈の格好が普通ではなかった。
俺が、ずっとして欲しいと思い続けながらも、言い出せなかったセクシーなランジェリー姿……玲奈は、見たことのないセクシーなランジェリーを身につけていた。

いつもの玲奈は、ピンクとかパステルカラーの可愛い下着を身につける。セクシーな感じはないが、ロリっぽくて可愛らしい玲奈には似合っていると思ってはいた。

画面の中の玲奈は、真っ黒のレースの下着を身につけていた。ブラとショーツ、太ももの途中までのストッキングに、ガーターベルト……俺が憧れ続ける、男の夢、ガーターベルト……。

俺が結婚を考えている彼女が、他の男にそんな姿を見せている……叫び出したくなった。でも、興奮しすぎて息苦しくなっている俺もいる。
単に、初めて見るセクシーな姿の玲奈に興奮しているだけかも知れないが、それだけではないと、自分でもわかっている。

それにしても、信じられないくらいエロい状況だ。真っ黒の髪で、童顔の玲奈。ちょっと子供っぽいし、なまりもあるし、天然の玲奈。子供の頃は、海女さんになりたかった玲奈。

それが、一生身につけることがないはずの、セクシーなランジェリーを身にまとっている。そして、その格好でディルドにフェラをしている。

「そうそう、そこでさっき言ったみたいに、思いきり吸ってみて。もっと強く!」
『えぇっ? こんなに強くして、痛くないの?』
「大丈夫! スゲぇ気持ち良いから。それで、吸い込みながら口の上っ側とか舌で段差のところ責めてみて!」
じゅぱっ、じゅぱっ、ズズズ……ズボボ……そんな音が響いてくる……。

ディルドを口にくわえている顔は、かなり間抜けな感じになる。そんな顔を祐介に見せながら、熱心に練習を続ける玲奈。
俺を喜ばせるためだとはわかるが、気が気じゃない。

そして、いったん中断する玲奈。
『また、持ってくれる?』
恥ずかしそうとか、そんな感じはまったくない。練習熱心な生徒という感じの言い方で、祐介に言う。

そして祐介は、そのディルドを自分の股間のところに固定する。あたかも、それが祐介のチンポのように……。

そして、玲奈はその状態でフェラを始める。くわえているのは祐介の物ではないが、まるで祐介のモノをフェラしているように見えてしまう。

そして、玲奈はそのまま祐介のシャツの中に手を差し込んでいく。他を責めながらの乳首舐め……やっぱり、祐介に教わったモノだったようだ……。

「そうそう、でも、いきなりじゃなくて、周りを触ってじらした方がいいよ」
ディルドをフェラしながら、うなずく玲奈。

「そう、良い感じ。たまに、ギュッとつまんでみて……ちがう、もっと強く! あぁ、そう!」
祐介は、真面目に先生のように教えている。でも、乳首を強くつままれたとき、声に気持ちよさそうな感じが混じった。

「指舐めて、ツバ付けてみて」
祐介が指示すると、玲奈は祐介の手を取り、その指をくわえた。
「ち、違う! 自分の指だって!」
慌てて指を引っこ抜く玲奈。

なんだこれは? 俺は、自分の体を駆け抜けた快感に、腰が抜けそうだった。指とはいえ、祐介のモノをくわえた玲奈……そしてそれを見た瞬間、電気が走ったように快感が駆け抜けた。

玲奈は、恥ずかしそうに、
『そ、そっか……自分の指のことか……ごめんね、指、汚れちゃったね! ティッシュ持ってくる!』
慌ててそう言う玲奈。でも、祐介はその指を自分で舐めてしまった。
「ほら、これで綺麗になったよw」
そんな事を言う祐介。玲奈は、顔を真っ赤にして、
『じぇじぇ!! だ、だめだよぉっ! 間接キッスじゃん!!』
と言う。その昭和な言い方に、一瞬にやけてしまったが、確かに間接キスだ……。

「ぷはっw キッスとかw ごめんごめんw でも、美味しかったよw」
からかう祐介……考えてみれば、祐介はかなり自制心が強いと思う。友人の彼女とはいえ、玲奈みたいな可愛い子が、こんなエッチな姿をしていて、しかも二人きり……よく押し倒さないものだと思う。

『バカッ!』
「ごめん……そう言えばさ、キスはどうなの? 上手く出来てるの?」
『そ、それは、わかんない……』
「キスって、大事だよ?」
『そうだけど……でも、祐介くんとは練習は出来ないよ……』
「なんで?」
『だって、それは浮気だもん……』
「なんだそりゃw ていうか、手でするのはありなの? 仁志が、他の女の子に手でしてもセーフなの?w」
『アウトだよっ! 絶対にアウト!』
「ズルくない?w」

『うぅ……でも、仁志のためだから……』
「じゃあ、キスも練習した方がいいと思うよ。セックスの不一致で別れるケースのほとんどが、キスが下手だったからだっていうデータがあるみたいだよ」
『ほんとに!?』

なんだそれ……聞いたことないし……俺は、すぐにネットで検索した。そんな話はどこにもない。

俺はここで初めて、祐介に疑いの感情を持った。この前の動画もそうだが、祐介は真面目に教えているだけだった。手コキも、玲奈の方がお願いして始まったことだった。
ある意味、玲奈に巻き込まれて可哀想とすら思っていた。

でも、祐介はウソまでついて玲奈とキスをしようとしている……。

『……じゃあ、目つぶって……』
「わかった」
そう言って、目を閉じる祐介。俺は、思わずスマホを手に取った。止めなきゃ……でも、電話をすることが出来ない……。

今、まさにリアルタイムで玲奈がキスをしようとしている……俺じゃない男と、キスを……。

玲奈は、ゆっくりと祐介に顔を近づける。唇が、触れてしまいそうだ……でも、玲奈は迷っている。唇がくっつきそうな距離で、止まったままの玲奈。

俺は、スマホを握りしめたまま、それをただ見ていた……。

すると、玲奈が顔を大きく祐介から離した。
『ミリミリ! やっぱりミリだよぉ!』
と言った。俺は心底ホッとして、大きく息を吐き出した。

だけどその瞬間、祐介が動いた。

すっと玲奈に顔を寄せ、唇を重ねる。玲奈は一瞬遅れたが、すぐに顔を離した。
『だ、だめだよっ!! ダメっ!!』
玲奈は、あまりのことにパニック気味だ。

俺は、また体中を電気が走った。玲奈が他の男とキスをしたのを見て、どうしてこんなに興奮してしまうのだろう? 自己嫌悪すらわいてくる。

「仁志のためでしょ? それに、1回したらもう同じだよw」
祐介が悪びれずに言う。悪い祐介が顔を出している……いつも、明るくて優しい祐介。こんな一面もあったんだと思った……。

『うぅ……わかった……じゃあ、目閉じて……』
「りょうか〜いw」

目を閉じて、少しあごを上げてキス待ちの顔をする祐介。そして今度は、玲奈はほぼためらいなく唇を重ねた。


【寝取られ】二番でも良いと言って結婚した嫁と5 【NTR】

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大学生の頃、他の男のことが好きだった麻衣に、しつこくアタックし続けて、なんとか付き合い始める事が出来た。
ただ、麻衣はその時僕に、”ずっと元カレの事が忘れられない。あっくんはずっと二番だけど良いの?”というような事を言ってきた。
必死だった僕はOKして、絶対にいつか一番になってみせると宣言した。

そして結婚して、最近ではそろそろ子供でも……そう思っていた。麻衣も元カレの先輩の事はすっかり忘れたようで、僕も気にしなくなっていた。

幸せな生活……これがずっと続くものだと思っていた矢先、先輩に偶然再会してしまった。

そして、あっという間に巻き戻されてしまった麻衣の気持ち……やっぱり消えていなかった先輩への想い……。
でも、絶望的な状況だと思っていたが、麻衣の僕への愛は、僕が想像していたよりも大きかった。

目の前にある、とろけた麻衣の顔。目はトロンとして、口はだらしなく半開きになっている。そして、僕に抱きつき、

『あっくん、気持ち良いよぉ……ねぇ、キスして……』
と、とろけた声で言う。

黒いレースの透けたビスチェを身にまとい、ポルノ女優みたいな麻衣が、甘えた声でねだってくる。
そして、僕がたまらずキスをすると、麻衣の舌が僕の口の中を自在に踊り始める。それだけではなく、レースの手袋をしたセクシーな麻衣の指が、僕の乳首を触り始める。レースの感触が、驚くほどの快感を生む。

そして、僕の口の中をかき混ぜ、指で乳首を弄んでいた麻衣が、眉間にしわを寄せて苦しげにも見える顔になる。
『ンあっ! あっ! あっくん、イッちゃうぅっ! イク、イクね? い、いい? イクっ! あっくん、イッちゃうッ!!』

僕にしがみつくようにして、そんな風に叫ぶ麻衣。

「ほら、あっくんの前で、アナルでイケw」
拓先輩が、麻衣のお尻をパチンと叩いた。

ベッドに座る僕の前で、バックでアナルセックスをする麻衣と先輩。麻衣は、先輩にアナルをガンガン突かれながら、僕に抱きつき、泣きそうな顔でイク寸前だ。でも、僕の乳首への愛撫は続けたままだ。

『あっくん、ごめん、なさ、ぃぃ……お尻でイっちゃいますぅ! 拓ちゃんのおチンポで、アナルイキしますぅっ!! ううぅウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ッ!!! イッグゥッッ!!!』
麻衣は、はしたない事を口走りながら、獣じみた声をあげてイッた。麻衣は、少なくとも僕が知る限り、控えめなあえぎ声しかあげない女の子だった。
それが、最近始まった奇妙な同居生活で、アリーさんのあえぎ方の影響を受けている感じがする。

夫の僕の目の前で、アナルでイク嫁の麻衣。
とろけて、少しボーッとした感じの麻衣だったが、僕の視線を感じて、
『ご、ごめんね、イッちゃった#9825; あっくんも、イカせてあげるね?』
と言いながら、僕のペニスをくわえてきた。

『ふふw やっぱり大っきいねw 素敵#9825;』
僕の限界まで勃起したペニスに、頬ずりしたり、舌で舐めたりしながらエロい事を言う麻衣。

でも、その言葉は僕にではなく、拓先輩に対して向けられているものだ……。
実際に、麻衣のその言葉に激しく反応して、先輩がふたたび腰を振り始めた。さっきよりも激しく、ムキになっているような感じだ。

『うあぁっ!! あ、あっ! すごいぃ、ぃっ!! 激しいよぉっ!! 拓ちゃん、嫉妬してるの? あっくんのデカチンに、嫉妬してるのw?』
とろけた顔で、挑発的な事を言う麻衣。

僕は、麻衣のこんな淫蕩な顔を知らなかった。拓先輩と、大学時代にセックスしまくっていたのは知っているが、内容までは知らない。
イヤらしい言葉を言ったり、こんなエッチな下着を身につけたりしていたのだろうか? そして、挑発的な事を言って、激しく奮い立たせるような事をしていたのだろうか?

「あぁ、麻衣、愛してるよ……」
うめくように先輩が言う。その言葉を聞き、麻衣も嬉しそうに、
『愛してる#9825; もっとイカせて#9825;』
と先輩に振り返りながら言った。そして、バックのままアナルを鬼突きしていた先輩が、振り返った麻衣にキスをしようとすると、麻衣は急に僕に向き直り、キスをしてきた。少し角度を付けて、先輩にキスしているところを見せつけるようにキスする麻衣。

先輩は、悲しそうな顔になり、さらに腰をガンガン振り始めた。

すると、さっき僕にイカされ続けて、気を失うようにグッタリしていたアリーさんが、先輩にキスをした。
『愛してるって? 誰の事?』
イライラッとした感じで言うアリーさん。
「も、もちろん、お前の事だよ。アリー、愛してるよ!」
緊張しながら言う先輩。

すると、
『私の事じゃないの? 寂しいなぁ……』
と、大げさに悲しいそぶりをしながら、麻衣が言う。

「い、いや、もちろん麻衣の事も――イタタたっ!! ご、ごめん!」
先輩が言いかけて、アリーさんに乳首を思いきりつねられて叫ぶ。アリーさんは、容赦ない強さで、先輩の乳首を思いきりつねっているのがわかる。

『ふ〜ん、そうなんだ。アツシ、愛してるよ。入れて、ダーリン#9825;』
アリーさんは、チラチラ先輩の顔を見ながら、僕に近寄る。そして、対面座位で躊躇なく生挿入した。

『おぉおっぅっ! 奥、潰れてるぅ! Ohh!!  ジーザス……拓のじゃ届かないところ、潰れてるぅッ! 気持ちイイッ! Ohhhアッ! Ah! あっンッ#9825; ファックミィィーー!!』
この体位だと、恐ろしく締まるアリーさんの膣。さっきから、麻衣と先輩の濃厚なアナルセックスを見せつけられ、乳首責めまでされているので、もうイキそうな感じになってきてしまった……。

『き、気持ち良いの? アリーさんの中、気持ち良いの?』
先輩にアナルを突かれながら、とろけきった顔で聞いてくる麻衣。全裸のアリーさんに対して、セクシーなランジェリー姿の麻衣。
麻衣は、アリーさんの巨乳が羨ましくて仕方ないようだ。その真っ白なお餅みたいな柔らない巨乳は、今僕の胸に押し当てられて複雑に変形している。

「気持ちいい……」
僕は、絞り出すようにそう言った。
すると、アリーさんがウネウネと複雑に腰を振りながら、
『一番でしょ? 私のヴァギナァがナンバーワンでしょ?』
と、刺すような目で言ってくる。

麻衣は、なにも言わず潤んだ目で僕を見つめる。 

天国のような二択だと思った。

「ど、どっちもナンバーワンです……」
僕は、どちらか決めきれずに小声で言うと、
『ハァッ!?』
『えぇっ!?』
と、二人に非難の目で見られた。

すると、アリーさんが対面座位のままキスをしてきた。舌が無造作に差し込まれ、かき混ぜてくる。舌に筋肉とかあるのかわからないが、アリーさんの舌は力強い。麻衣と比べて、ぐぐぐっっ! っと、圧力を感じる力強さがある。

『私はアツシが一番! このディック、今までで最高#9825; このおチンポのためなら、なんでもしちゃう#9825;』
そんな事を言いながら、アリーさんが腰をガンガン振り続ける。そして、拓先輩に見せつけるようにキスをする。

「あぁ、アリー……」
拓先輩は麻衣のアナルに入れたまま、うめくようにアリーさんの名前を呼ぶ。その顔には、悲しそうな影が差しているが、興奮状態にある事も見て取れる。

先輩は、かなり重度の寝取られ性癖をわずらっているらしい。それは、治るどころか進行性の、不治の病のようだ。

僕は最近、その病にかかりつつある事を自覚している。麻衣が、僕が入れる事を許されないアナルに、拓先輩のものを受け入れて、獣のような声をあげている姿を見て、嫉妬や焦燥感に興奮が混じる事を感じていた。

そして、生で繋がり、濃厚なキスを続ける僕とアリーさんを見て、先輩は限界が来たようだ。
「あぁ、イクっ! 麻衣、出すぞっ!」
先輩の切羽詰まった声に、
『イッてっ! 拓ちゃんのせ〜し、いっぱい注いでッ!! ウウおぉおっっ!! ンホォッ!! アナルイグぅっ!! おお゛お゛お゛ぉっっ!!』
イキそうになる二人を見て、アリーさんが動いた。僕から離れると、拓先輩を押しのけるようにして麻衣から引き離し、麻衣のアナルに入っていた湯気が立ちそうなペニスを口に含んだ。

「アッ! アリー! イクっ!!」
先輩は、驚きながらもアリーさんの口の中に射精したようだ。
『ダメぇ、取っちゃダメぇっ!!』
麻衣は、泣きそうな声でアリーさんにいう。僕に尻を向けてアリーさんに体を向けているので、ビスチェからアナルやアソコが丸見えだ。ポッカリ穴が空いてヒクヒクしているアナル。そしてアソコからは、透明の液体が流れ出ている。濡れすぎてあふれた蜜が、麻衣の興奮を物語っている。

アリーさんは麻衣の方に顔を向けると、ドヤ顔で口を開けた。その口の中は、白い湖みたいになっていた。
『ダメぇ……横取りなんて、ズルイよぉ!』
麻衣は、夫の僕が同じ空間にいる事など忘れたように、他の男の精子を欲する。

アリーさんは目で笑いながら、口を閉じて飲み込もうとした。
その様子を、拓先輩は嬉しそうに眺めている。

すると、いきなり麻衣がアリーさんにキスをした。それも、ソフトなキスではなく、いきなり舌を絡めるというか、舌を差し込むようなキスだ。アリーさんは、目を大きく見開いて驚き、そして麻衣から離れようとする。

でも、麻衣が抱きしめるようにしてキスを続ける。目の前で始まった、いきなりのレズプレイに、僕も先輩も固まったように動けない。

そして、しばらくして麻衣が離れると、
『ど、泥棒! ダメ! Fuck!』
と、アリーさんが汚い言葉を言いながら、麻衣にキスをした。今度は、麻衣が逃げようとする。

でも、アリーさんが逃がさないようにして、キスを続ける。
時折離れては、
『ダメっ!』
『私の!』
などと言いながら、先輩の精液を取り合う二人。口の周りは先輩の精液でベタベタになっている。

でも、しばらくそれをしていると、二人とも発情してしまったようで、取り合うのではなく、シェアするようなキスを始めた。
舌を突き出したアリーさん。その舌は、先輩の精液がたっぷりと付着している。
それに、いやらしく舌を絡めにいく麻衣。麻衣が舌で舐め取るようにすると、アリーさんの舌から拓先輩の精液が消える。

麻衣がアリーさんの口の上に顔を持っていき、口の中の精液を垂らし始める。アリーさんは、エサを待つ鯉のように口を開けてそれを待つ。
その口の中に、ツゥーっと白い精液が糸を引きながら入っていく。アリーさんは、一滴もこぼさずにそれを口の中に収めると、口を閉じたまま良い笑顔をした。

すると麻衣が、低い位置に入れ替わり、上を向いて口を開けた。アリーさんは、さっきとは逆に麻衣の口の中に精液を垂らしていく。

二人の唾液もプラスオンされて、かなりかさが増えた液体を、お互いの口に行ったり来たりさせながら、時折濃厚にキスをする二人。

僕はもう限界だった。こちらを向いている麻衣のアナルに、いきり立ったペニスを挿入しようとした。
だらしなく半開きになっているアナルは、カンタンに押し込めそうな感じだ。だけど、麻衣は体をよじってそれを避け、
『ダメだよw そこは拓ちゃん専用なんだからね#9825;』
と、イタズラっぽく言った。
そして、
『まだ飲んじゃダメだよぉ〜』
と言いながら、アリーさんにまたキスをした。そして、お尻を拓先輩に向ける。
先輩は、もう我慢できないという感じで、慌ただしく麻衣のアナルにペニスを突き立てた。
『んンッ#9825;』
アリーさんとキスをしたまま、くぐもったあえぎ声を漏らす麻衣。精子を取り合うキスを見せつけられて、僕は気持ち悪いと思うと同時に、先輩が羨ましいとも思っていた。

そして何よりも、麻衣のアナルに入れる事を許されている先輩……羨ましくて涙が出そうだ。僕は、麻衣の僕への愛を少しも疑っていない。先輩の事を忘れられずにいて、今でも先輩の事を愛しているというのも間違いないと思うが、僕の事を愛しているという気持ちも、それと同じくらい大きいと思っている。

それなのに、先輩には許している事を、僕に許してくれないのはなぜだろう? 嫉妬で狂いそうになりながらも、痛いくらいに勃起している自分に驚く……。

すると、アリーさんが僕にお尻を向けてくれた。そして、フリフリと真っ白で柔らかそうなお尻を振ってくれた。
僕は、地獄で仏のような気持ちで、アリーさんのアナルに生で突き立てた。アリーさんは、セックスが始まる前にワセリンを塗り込んでいるので、すんなりと直腸の中に押し入っていく。

『ン゛ン゛ン゛ン゛っっ!!』
麻衣とキスしながら、大きくうめくアリーさん。

もう4人が同じ空間でセックスをするのにも、すっかりと慣れてしまっていた感じだったが、アリーさんと麻衣がキスをするなんていうのは初めてだったので、いつもに増して興奮してしまった。

夫婦でパートナーを交換して、それぞれが違う相手とアナルセックスをする。そして妻同士がアナルを突かれながら、精液を奪い合うようにキスをしている光景。
先輩と再会する前には、想像もしていなかった世界だ。

僕は、この異常すぎる状況にもう限界だった。
「あぁっ! イクよっ! 出るッ!!」
そう叫ぶように言うと、
『Yesっっ!! カミンッ!! I’mカミン!! インサイッミィーーッ!!』
アリーさんが、歯を食いしばるような顔で叫んだ。そしてアリーさんの直腸の中深くに射精しようとしたら、麻衣が動いてアリーさんを押しのけた。そして、アリーさんの直腸に生で入っていた僕のペニスを、躊躇なくその可愛い口にくわえた。

麻衣の口中にたっぷりと射精しながら、僕は涙が出そうなほど嬉しかった。麻衣が、僕にまだ執着してくれている。そう思うと、嬉しくて仕方ない。

『一人占めはダメ!』
アリーさんが、流ちょうな日本語で言いながら麻衣にキスをした。そして今度は、僕の精液を奪い合うようにキスを始めた二人。
それを見て先輩は、
「アリー……麻衣……」
と、うめくように言った。

僕は、イッた虚脱感でへたり込みながら、二人の舌が白い液体と共に絡み合うのを見ていた。

そしてしばらくして、すっかりと僕の精液を飲み干すと、
『お待たせw 拓ちゃん、今度はこっちに#9825;』
麻衣が発情したメスの顔で先輩に言う。
そして、先輩のギンギンに勃起したペニスに、腰を降ろしてく。

麻衣が、先輩の生ペニスを躊躇なく膣内に収めると、
『うぅあっンッ#9825; 当たってるよぉ#9825; 拓ちゃんの、私の気持ち良いところに当たってる#9825; やっぱりコレが良い#9825;』
スケスケのセクシーなランジェリーを身につけたまま、麻衣が生で先輩に繋がり、僕のモノと比べるような事を言う。

だけど、比較されてさげすむような事を言われて、こんなにも興奮してしまう僕は、何か歯車が狂ってしまったのかも知れない。

『麻衣ちゃん、生で平気?』
アリーさんが、嫉妬心をチラチラ見せながら、表面上は心配そうに聞く。アリーさんは、麻衣が妊娠してしまう事が心配なのではないと思う。単に、拓先輩と生で繋がる麻衣に嫉妬しているのだと思う。アリーさんは、自分は奔放な貞操観念しか持っていないくせに、嫉妬深い。アメリカ女性の特徴なのかも知れないが、嫉妬心を隠そうともしない。

『今日はへ〜きな日ですw それに、生の方が気持ち良いから、あ、アッ! 拓ちゃん、激しいよぉっ! んっ! アッ!! あっっ! 気持ち良い? 私のオマンコ、一番!?』
麻衣は、アリーさんを挑発するような事を聞く。
「あぁ、麻衣、気持ち良いよ……凄く……」
先輩は、返答に困りながらもそう言う。僕は、目の前で自分の愛妻が、”生挿入の方が気持ち良い”と言いながら、他の男の上で腰を振る姿を見て、息も出来ないくらいに興奮していた。

『一番? 一番気持ち良い?』
麻衣は、しつこく食い下がる。
「うぅ……麻衣は? 麻衣はどうなの?」
先輩が、逃げるようにそう聞く。
『一番だよぉっ! 拓ちゃんのおチンポ、麻衣の一番気持ち良いところに当たるから! 一番気持ち良いっ!!』
麻衣は、僕がすぐ横にいるのにそう絶叫した。

「お、俺も一番! 麻衣が一番気持ち良いっ!」
先輩がそう言うと、アリーさんが先輩にキスをした。それは、荒々しく犯すようなキスで、
『私でしょ!? 一番は私でしょ!? ほら、気持ち良くなって! 私で気持ち良くなって!!』
アリーさんはキレ気味にそう言うと、キスをしながら先輩の乳首を指で責め始める。そしてそれだけではなく、手を伸ばして先輩のアナルに指を差し込んだ。

「ううっっーー!」
先輩は、キスで口をふさがれながらうめく。

麻衣に騎乗位で腰をガンガン振られ、アリーさんには唇と乳首とアナルを責められている先輩。天国だと思う。
僕もこういう風に責められる事が多いが、本当に気持ち良くておかしくなりそうになる。アリーさんのアナル責めは、本当に的確に気持ち良いところを責めてくる。前立腺の快感は、知るまでは信じていなかった。気持ち良いわけがないと思っていた。それが今は、アリーさんの指が待ち遠しいとさえ思うようになってしまった。

『あぁんっ#9825; 拓ちゃんの固くなったよぉ。お尻に指入れられて、興奮してるの?w』
麻衣が発情した顔で言う。そして、バチンバチンと肉を打つ音を響かせながら、腰を上下にする。

その、愛する嫁の発情しきった顔と、激しい騎乗位に興奮しすぎた僕は、アリーさんの後ろに回り込み、パイパンの美しいアソコに挿入した。ウネウネと、絡みついてくるアリーさんの生ヒダに、腰が抜けそうになる。
でも、単純な膣の締まりは、麻衣の方が強いと思う。小柄ということもあるのか、麻衣のアソコは狭いしキツい。アリーさんは、大柄なのでアソコも緩めなのだと思う。でも、僕の大きなペニスには、ベストマッチに思える。

麻衣とのセックスは、どうしても遠慮が生まれる。見るからにキツキツで、すぐに奥に当たってしまうので、壊れないか? 痛くないか? そう思ってしまう。

アリーさんのアソコは、思いきりガンガン責めても平気な感じなので、正直に言うと、僕はアリーさんとのセックスの方が気持ち良いと思ってしまっている。
夫婦そろって、そんな風に思っている僕ら……パートナーを間違えたのかな? と思う事もある。でも、体の相性はともかく、愛しているのは麻衣だ。麻衣もそうだと信じたい……。

そして、他の男の上で腰を振る麻衣の横で、アリーさんに生挿入をした僕。先輩がすぐ横にいて、背徳感も凄いモノがある。

『アリーさん、生で大丈夫?』
麻衣が聞く。麻衣も、嫉妬しているのが丸わかりで、僕は嬉しくなる。最近の麻衣は、アリーさんの影響をかなり受けていて、嫉妬を隠さなくなったし、愛情表現も豊かになった。

『もちろんw アツシなら、いつでもヘーキw ウゥッ! エニタイム、○○○! インサイッミィーーッ!!』
アリーさんは、英語で何か叫ぶが、半分も聞き取れない。いつでも中に出して良いと言っているのだと思うが、本当に平気なのか心配になる。

「アリー……今はピル飲んでないだろ?」
先輩が心配そうに言う。
『飲んでないよw 一昨日排卵日だから、ヤバい日かもw』
アリーさんは、イタズラっぽく言う。
「あぁ、そんな……」
先輩が、弱気な声でうめく。

『んんぉっ! 拓ちゃんの、もっと大っきくなったw 変態w ンッ! ンホォッ! あぁっ! ああぁあ゛あ゛あ゛っっ!! イクっ! イクっ! あっくん、イッちゃうッ! イッて良いっ?』
先輩の上で、腰を高速で前後にグラインドさせながら、麻衣が僕に許可を求める。麻衣は、アリーさんの影響で、騎乗位が本当に上手くなった。上下に動かすだけではなく、高速でこすりつけるように前後に動かす。
自分の嫁がそんな騎乗位をするなんて、悪夢のようだけど、興奮してしまう。

「い、良いよ、イッても良いよ……」
僕は、絞り出すように言う。
『イクっ!! イクぅぅっ!! 一番気持ち良いチンポでイクッッ!! 拓ちゃん愛してるっ!!』
麻衣はスパートをかけながら、聞くに堪えない事を絶叫した。

『アツシ、カチカチになったよw 麻衣ちゃんがイカされるの見て、興奮してるねw』
アリーさんが、拓先輩の乳首を舐めながら言う。バックで僕に突かれながら、腰を妖しく動かすアリーさん。
拓先輩の耳元で、
『アツシのデカチン、子宮にくっついてるよ#9825; 直接子宮に注いでくれるみたいw アツシの赤ちゃん、産んでもいい?』
先輩の耳たぶを噛みながら、とんでもない事をいうアリーさん。

「あぁ、アリー……そんな……」
泣きそうな感じの先輩。

『ふふw ビクンてなったよw 本当に拓ちゃんは変態だなぁw』
麻衣が、小悪魔のように言う。イッたばかりで、頬を赤く染めて、トロンとした目で言う麻衣。美しいと思った。

【寝取られ】男勝りの嫁は友人夫婦の淫乱ペットだった 【NTR】

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嫁と結婚して10年ほど経ち、子供も小学生になった。
一つ年上の嫁は、サバサバした性格と男勝りな性格もあって、米倉涼子っぽい感じだ。
もっとも、あれほどの美人ではないのだけど、俺には過ぎた嫁だと思っている。

体育系の大学で陸上部だった嫁は、今でも細見に見える体の割に筋肉もあり、けっこう良いスタイルだ。
胸は大学の現役時代は小さめだったが、競技を止めて多少太ったのと、子供を母乳で育てたこともあって、けっこう巨乳になった。
ウエストがくびれてての巨乳なので、かなりセクシーだと思う。

そして、体育系の大学の陸上部だったので、モロに肉食系だ。
肉食系と言うよりは、肉食と言い切っても良いくらいな感じだ。
そして俺は、もろに尻に敷かれている。

涼子(仮名)との出会いは、合コンだった。

嫁は肉食だったのでよくコンパをしていたらしい。
俺は運動が苦手で、映画や読書が好きな今で言うと草食系だったけど、たまたま人数あわせで呼ばれた合コンだった。

なよっとした俺のことを、初めはモロに嫌っている感じだった嫁だが、生まれつきなぜか酒だけは強い俺がガンガン飲むのを気に入ったようで、無理矢理メルアド交換をさせられた。

それからは、半強制的に飲みに誘われて、二人でよく飲んだ。
『もっとシャキッとしろ!』
『女かよ!』
こんな事を良く言われながらも、けっこう二人で過ごすことが多くなった。
『たまには運動しろよな!』
などと言いながら、ボーリングやスケートなどに誘われたり、アレ?コレってデート?と思うような感じになってきた。

短髪で日に焼けすぎな嫁と、病的に見えるくらい色が白い俺が並んでいると、オセロみたいだった。

あるとき二人で飲んでいるときに、思い切り肩をバンと叩かれながら
『そんなだから、いつまで経っても彼女出来ないんだよ!』
などと笑われながら、けっこう遅い時間になっていた。

俺は、本気半分、冗談半分で
「もう遅いし、俺の部屋で飲む?」
と言ってみた。
『あ? あぁ、、うん、、 そうするか、、』
いつもの男勝りな顔が消えて、一瞬少女みたいな顔になった。
だけどそれも一瞬で、
『酒は? 何がある?』
などと言って、家にあるカクテルの缶のヤツとかを言うと
『なんだそりゃ。女みたいなの飲むなよ。』
と、笑われた。

コンビニで酒を買って俺の部屋に行き、
『へぇ、、綺麗にしてるんだ。私の部屋も掃除してくれよ。』
などと笑いながら言われた。
そして飲み始めて、楽しく話していたが、ふと嫁の言う女みたいなカクテルの缶の酒を開けて、それを嫁に渡しながら
「たまにはこう言うのもどう?意外と美味いよ。」
と言ってみた。
『そんなナヨッとした女みたいなヤツ、甘いだけだろ?』
と、いつもの感じだった。
「涼子さんも、可愛い女の子じゃないですか。似合いますよ。」
と言ってみた。
『ば、馬鹿なこと! 調子狂うだろ!?』
と、顔を赤くして言う嫁。俺はこの時に、涼子のことを好きになったと思う。

そのまま抱きしめてキスをした。
驚いた顔になった嫁だが、俺が舌を差し込むと強烈に舌を絡ませてきた。
俺が始めたキスだったはずが、いつの間にか嫁が男みたいに俺の頭を両手で持ちながら、舌でガンガンかき混ぜていた、、、

『なんだよ、、 男らしいとこあるんじゃねーかよ、、』
ボソッと言う嫁。妙に照れた顔になっている。
「涼子さん、いま彼氏居ないんですよね?俺と付き合って下さい!」
ストレートに言った。
『わ、私はもう付き合ってるつもりだったけど?』
この言い方が、いまでも思い出せるくらい可愛かった。

思わず嫁を抱きしめてキスをして、
「涼子さん、可愛い。」
そう言った。嫁は照れた感じで
『りょ、涼子で良いよ、、、』
なんて言ってきた、、、

そしてこの日のうちに結ばれて、本格的に付き合い始めた。
そして嫁が先に卒業して、スポーツメーカーに就職して、俺も1年遅れて卒業して、商社に就職した。

結婚して子供も出来て、家も買った。
相変わらず男っぽい嫁で、俺はメチャメチャ尻に敷かれているが、幸せそのものだった。
嫁はいまは今は専業主婦だが、適度に運動もしているので、35歳には見えないくらい若々しい。

今日は子供が寝た後に、嫁の後輩の真奈美ちゃんと、俺の後輩のタカと4人で麻雀をやっていた。
ちょくちょく4人で集まって、低いレートで遊んでいる。どんなに負けが込んでも、せいぜい1万程度しか動かないレートなので、ホントに遊びといった感じだ。
真奈実ちゃんは、33歳で子供も二人居る。真奈実ちゃんの旦那は、嫁と同期だ。投擲をやっていた人なので、室伏みたいなリアルゴリラといった感じの人だ。
真奈実ちゃんは、体育会系には見えないロリ美少女といった見た目なので、旦那さんとは美女と野獣みたいな感じだ。旦那さんは麻雀が出来ないのでこの集まりには来ないが、たまに嫁と真奈実ちゃんと4人で飲んだりする。見た目と違って、優しい人だ。

俺の後輩のタカは、29歳の独身で、雰囲気イケメンというヤツだ。だけど、ナヨッとしている感じなので、嫁にも真奈実ちゃんにもいじられている感じだ。

いつも楽しく飲みながら打っているのだけど、最近ちょっと感じが変わってきた。

真奈実ちゃんの旦那と、嫁の間に何かあったんじゃないですか?みたいなことをタカが聞いたのがきっかけだった。

『別にないよ。くだらないこと聞いてないで、早く切りな。』
と、とりつく島もない嫁。
だけど、真奈実ちゃんがニヤニヤしている。
「アレ?やっぱあったんじゃないっすか?」
それを見てタカが調子に乗って聞く。
『うるさいなぁ。真奈美も、笑ってんじゃないよ!』

確かに、真奈実ちゃんと真奈実ちゃんの旦那と嫁と俺の四人で飲んでいるときに、嫁とゴリさん(真奈実ちゃんの旦那のあだ名)が親密だと思ったことは沢山あった。だけど、男と女と言うよりは、男同士の友人といった感じだったので、変な風に疑ったことはなかった。
だけど、ムキになる嫁が怪しくて、俺もおもわず聞いた。

『別に、昔の事なんてどうでも良いいだろ?』
と、暗に認めるような発言をした。
俺は、嫁の過去のことは教えてもらっていない。元彼のことは聞いてもはぐらかされてきたし、俺も強くは聞けなかった。
俺としたときに、処女じゃなかったのだけは間違いないし、コンパしまくっていたようなので、それなりに経験人数は多いだろうなくらいに思っていた。

だけど、ここまできたら聞きたくなり、しつこく聞くと
『じゃあ、あんたが勝ったら教えてやるよ。』
と言われた。麻雀は俺が一番下手で、嫁がぶっちぎりに強い。真奈実ちゃんも可愛い顔に似合わず相当強く、かなり落ちてタカ、そして俺が一番下という感じだ。

それから、俺のがんばりが始まった。色々と本を読んだりネットで勉強したが、なかなか上手く行かない。
タカを抱き込もうと思ったが、嫁に読まれていて、タカにも勝ったらご褒美あげると言ってアメをぶら下げた。

するとタカも必死で打つようになり、もともと才能もあったのか、たまに勝ったりするようになった。

ただ、ご褒美と言っても、嫁がタカの肩を揉んだり、体育会系仕込みのマッサージをしたりする程度だったが、タカも増長してきた。

今日もタカが勝ち、
「じゃあ、今日はここにチュッてして!」
と、頬にキスを要求した。
『調子に乗って、、、  まぁいいや、、』
そう言うと、タカの頬に唇をつけた。
だが、チュッと短くではなく、思い切り吸い始めた。
最初は喜んでいたタカだが、
「痛い痛い!もう、良いですって!いたたた!」
と、大騒ぎをした。

それでもしつこく吸い続けて、嫁が口を離したときには、頬に目立つキスマークがついていた、、、
それを見て笑う真奈実ちゃん。
俺も笑いながら
「明日、絆創膏貼ってけよ。」
などと言った。
そんな感じで楽しく過ごしていたが、本当に俺はなかなか勝てない。
嫁の過去が知りたいと言うだけで頑張っているけど、本当に、嫁と真奈実ちゃんは強い、、、

今日も真剣に打っていたが、結局最後に俺がタカに振り込んでしまった、、
逆転でトップになったタカ。

『あんたが振り込むなよ。私がどうなっても良いの?』
と、嫁ににらまれる。

「へへ、、じゃあ今日は、背中洗って下さい!」
『はぁ?一緒に風呂入れって?殺すよ。』
嫁が半ギレで言う。
「イ、イヤ、水着で良いんで、、、」
しどろもどろになりながらも、言葉を引っ込めないタカ。
意外と男らしいのかもしれない、、、

「せんぱい、勝負は勝負ですよ。それぐらい、いいんじゃないですか?」
真奈実ちゃんがニヤニヤしながら言う。
『うぅ、、 わかったよ、、、 チッ、、』
舌打ちをしながら、二階に上がる嫁。

「俺、殺されますか?」
怯えた感じのタカ。
「いやいや、お前って、意外と根性あるよな。」
俺が褒める。
「いいの? 先輩にそんなことさせて?」
けしかけといて真奈実ちゃんが俺にそんな事を言う。
意外と小悪魔系なのかも知れない、、

「まぁ、勝負だし、、、仕方ないんじゃん?」
俺が少し動揺しながら答えるのと同時に、嫁が二階から降りてきた。

嫁は、夏に着ていたビキニの水着を身につけて降りてきた。
やっぱり、嫁はハンパなくスタイルがいい。
くびれたウエスト、微妙に腹筋も見えている感じだ。
そして、細く見える体の割に大きな胸、、、
細いだけじゃなく、筋肉の筋も見え隠れする長い足。

リビングで、一人だけ水着姿というのは違和感が凄い。
それに、場が妙にエロい空気になる、、、

「うわっ!スゲぇ体、、 考えてみたら、俺水着ないんで、またにします、、、」
タカが、嫁の体を見てひるんだように言う。
『はぁ?全裸になれよ。恥ずかしがってんなよ!』
と言って、タカの耳をつかんでひっぱっていく。
「イタタタッ!」
情けない声を上げながら引っ張られるタカ、、

そして、風呂に消える二人、、、

真奈実ちゃんと二人きりになり、ちょっとドキドキした。
嫁とはまったくタイプが違う彼女は、可愛らしくて女らしい。
「行っちゃったね。先輩、相変わらず良い体、、、 羨ましいなぁ、、」
「イヤ、真奈実ちゃんだって、良いスタイルだよ。」
嫁よりは丸いフォルムだが、太っているわけでもなく、良いスタイルだと思う。

「おっぱいも小さいし、、 良いなぁ、、先輩のおっぱい、、、」
こんなことを言われて、ドキッとした。
「別に、小さくないと思うよ。」
おっぱいの話になって、照れる俺。

すると、急に俺の手をつかんで自分の胸に押し当てる。
「ね?小さいでしょ?」
そして、そんな事を言う真奈実ちゃん。
慌てて手を引っ込めながら、
「イ、イヤ、、、ちょうど良いくらいじゃない?」
などと、フォローになってないことを言った。
確かに小ぶりだったが、おっぱいを揉んでしまって、ドキドキが止まらない、、、

「ねぇねぇ、ちょっと、、、様子見に行かない?」
小悪魔の顔で真奈実ちゃんが言う。
一瞬、押し倒してしまおうかと思ったが、真奈実ちゃんの旦那が浮かぶ。
あのリアルゴリラを相手に、間男なんてとんでもない、、、
そう思って冷静になった俺は、
「いこういこう!」
と言って、こっそりと風呂に向かった。

真奈実ちゃんは33歳のはずだが、本当にこういうときは無邪気というか、可愛らしい。
男勝りの嫁と接していると、真奈実ちゃんみたいな子にちょっと惹かれる気持ちも起きてしまう、、

そんな事を思いながら、脱衣場に忍び込むと嫁の声が聞こえる。
『だから!隠すなって!別に見やしねーし、、』
「イヤイヤ、背中だけでいいっすから!」
『洗わないけど、見せろよ。』
「なんすか、それ?」
『チェック。』
嫁が笑いながら言っている。

なんか、体育会の嫌な先輩そのものだ、、、
だけど、今風呂の中には全裸のタカと、水着姿の嫁がいる、、、
嫁のことだから、万が一にも変なことにはならないだろうが、それでも胸がざわついた。

『ほぉ、、けっこう使い込んだモノをお持ちで、、』
からかうように言う嫁。
「そ、そんなことないっす!」
『ていうか、なんでおっ立ててるんだよ!』
「そりゃ、涼子さんがセクシーだから、、、」
『先輩の嫁を、そんな目で見てるんだ、、 見損なったよ。』
言ってることはキツいが、嫁はからかうような楽しそうな感じでしゃべっている。
「すいません、、」
『まぁイイや、、 洗ってやるから。』
「ちょっ! ダメですって! そこは自分で!!」
『うっさいわ! 耳痛いだろ!?』
「あぁ、、すいません、、」

『ほら、、じっとしろ、、  へぇ、、意外と、、、これは、、、』
驚くような、感心するような口調で言う嫁。
タカのチンポを洗っているのだろうか?

「先輩、やりすぎ。」
ニヤニヤしながら真奈実ちゃんが言う。

『ほら、終わった、、 後は自分でやりな。』
そう言って、嫁が出てくる気配がしたので、慌ててリビングに戻った、、、

濡れた水着姿で戻ってくる嫁、、、
かなりセクシーだ、、、
『終わったよ! あぁ、疲れた、、 今日はもうお開きにするか!』
嫁のこの言葉で、お開きになった。
タカは風呂から出てくると
「涼子さん、ありがとうございました!」
と、元気いっぱいで礼を言って帰って行った、、、

「じゃあ、俺も風呂入ってくるよ。」
嫁に向かってそう言ったら、水着姿の嫁が俺を押し倒した。
そして、荒い息づかいのままキスをしてきて、口の中をぐるんぐるん舌でかき混ぜられた、、
嫁は、こういった感じで発情すると、止まらなくなる。

俺にキスをしながら、俺の部屋着をむしり取っていく。
ボタンが二つ三つはじけ飛んだが、かまわずに嫁は強引に脱がしていく。

あっという間に俺を全裸に剥くと、嫁は俺のチンポにゴムを付けて、ビキニの下を少しズラして挿入した。
『く、あぁ、、、 んっ! あ、アァッ! アアッ! アァッ!! ンあっ!!』
リビングでセックスになるのはよくあるが、嫁が水着姿というのは初めてだ。
なんか、いつもと違った感じでやたら興奮する。
嫁もいつもより興奮しているのが伝わってくる。

「どうしたの?タカの裸見て興奮した?」
『べ、別に! ただ、したくなっただけだって!』
嫁が動揺するのは珍しい。しかも、妙に照れている感じで、可愛いと思った。

「可愛いよ。」
素直に思ったことを言った。
『うるさいよ!』

そう言うと、嫁はいつものように俺の足を広げさせて、嫁が正常位で俺を責めているような格好になる。
足を広げて抱えられて、まるで俺が女みたいな感じになる。
そして、嫁がチンポを入れているような感じで腰を振り始める。
最近はAVでも逆正常位とか、ちんぐり騎乗位とか言うジャンルがあって、女が腰をガンガン振るやり方も増えているようだ。

こう書くと、俺が情けないみたいに思われると思うけど、やってみればわかるが、メチャメチャ気持ち良い。
何よりも、自分が腰を振らなくて良いので、メチャメチャ楽だ。

そしてわずかにだが、自分がメスになった気持ちも起きる気がする。
ショートカットで、キリッとした顔の嫁なので、余計に俺が雌になった錯覚を起こすのかも知れない。

『気持ちよさそうな顔、、 気持ち良いの?』
腰を男前にパンパン振りながら嫁が言う。
「気持ち良い、、 涼子、、キス、、」
俺がキスを求めると、
『可愛い。』
と、ニヤリとしながらキスをしてくれた。

嫁に口の中をグチャグチャにされながら、なおかつ足を大きく広げたまま、パンパンと腰をぶつけられていると、本当にちょっとヤバい気持ちになってくる。
いつもは責めながらキスをする立場なのに、こんなふうに責められながらキスを受けていると、切ないような何とも言えない気持ちになる。

『ほら、、、ほらほら、可愛い顔、、 声出してみたら?』
そう言って腰を振り続ける嫁も、顔がかなりとろけている。

それにしても、無尽蔵とも思える体力だ。
俺だったら、もう息切れして動けなくなっているところだ。
嫁は、少しもペースを落とさずに俺を逆正常位で責め続ける。

「涼子、、ダメ、、イク、、」
『イッちゃうんだ。ホラホラ、イッちゃうって言ってごらん!』
嫁が、ますますサディスティックに言いながら、腰をより早く振り始める。

「イ、イッちゃう!イクっ!イクっ!!」
言われるままに、女のように叫びながらイク俺、、、

イッている最中に、嫁がキスをしてくる。
これをやられると、本当に幸せを感じる。
たぶん、女もイクときにキスをされると、こんな風に幸せを感じるんだろうなぁと思いながら、最後の一滴まで搾り取ってもらった。

「ゴメン、、また俺だけイッて、、」
申し訳ない気持ちで謝ると
『気にしないでいいから!可愛いイキ顔だったよ。』
そう言って、良い笑顔で笑ってくれた。

だけどここで終わらず、嫁はビキニの下を脱ぐと、そのまま俺に顔面騎乗してくる。
『ほら、さっきまであんたのが入ってたところ、ちゃんと舐めなよ、、』
そう言って、顔面騎乗しながらも、俺が舐めやすいように少し腰を浮かす嫁。
俺は、夢中で嫁のアソコを舐める。
大きく肥大したクリをペロペロと舐めながら、手も伸ばして嫁の乳首も触る。
『そう、、あ、あぁ、、、 もっと、、強く、、あっんっ!! あぁっ!!』
どんどん高まる嫁。

そして、俺が舐め続けると
『あっ! んんっ!! んーーっ!!!』
とうめいて、体を震わせる。
出来れば、俺が普通のセックスでイカせたいのだけど、セックスで俺がイカされた後に、こうやって舐めてイカせるのがほとんどだ、、
「イケた?」
俺が嫁を見上げながら聞くと、
『イッてない。こんなのでイクかよ、、 ほら、今度はあんたが腰振れよ。』
嫁が四つん這いになって、2回戦目を促してくる。
正直、1回でもう無理な感じなのだが、このまま2回戦3回戦と強制的にやらされる、、、

こんな感じで、俺達のセックスは嫁が主導で、嫁が責める立場で、嫁が俺をイカせる感じが多い。
だけど、俺は満足しているし、嫁もそうだと思っていた。

そして麻雀の方は、俺が勝てない事は変わらず、嫁と真奈実ちゃんばかりが勝ち、まれにタカが勝つという感じのままだった。

この前タカが勝ったときは、
「じゃあ、膝枕で耳かきしてもらっていいですか?」
と、タカが言うと
『はい、どーぞ。』
と、すぐに嫁が正座をした。

「いや、、そのスエットじゃなくて、、、生足で、、、」
『あぁ?』
キレ気味で嫁が言うが、
「先輩、勝負、勝負。」
と、真奈実ちゃんが笑って言う。
嫁は、普段家では上下スエットだ。
外に行くときもパンツスタイルがほとんどで、スカート姿は1年くらい見たことがない。

『わかったよ、、仕方ないな、、』
嫁はそう言うと、スルッとスエットの下を脱いだ。
俺もタカも呆気にとられたが、嫁は平然とした顔で正座をして
『ほら、、、乗せろ!』
そう言って、タカの頭を膝の上に載せた。
そして、すぐに耳かきを始める。

タカは嫁に対して後ろ向きなので、下着は見えていないが、生足の感触を充分に楽しんでいるような顔で
「すべすべっすね。綺麗な足、、」
そう言って、嫁の膝のあたりを撫でると
『あんた、耳に突っ込まれてるのに、いい度胸だよ。耳潰すぞ、、』
嫁が低い声で言うと、すぐに手を引っ込めて
「すいません、、、」
と、怯えた感じで謝るタカ、、、

それにしても、凄い光景だ、、、

嫁が下半身下着姿で、他の男を耳かきする、、、
何とも言えず、うずくような、切ないような、不思議な気持ちになる、、、

嫁は、シンプルな下着しか着ない。シンプルというと聞こえがいいが、まったく色気のない下着と言うことだ。
無印良品みたいな感じの、エロさとは縁遠い感じの下着だ。
だけど、それにしてもこの状態はやりすぎだと思う、、、

『ほら、反対側!』
嫁が、片耳の処理を終えてそう言う。
ドキドキしながら成り行きを見ていると、タカが嫁の下着を見ないように気を使い、体をクルッと反転させるのではなく、体ごと水平方向に反転しようとした。
『何やってんだよ、遅い!』
その動きを、モタモタしていると思ったのか、嫁がタカをぐるっと反転させた。

すると、嫁の目の前には嫁のショーツがあり、丸見えになっている状態だ、、、
嫁の下着姿を見られるというのは、妙に焦燥感がある。
俺だけしか見られないはずのモノを、他人に見られるというのは、ショックも大きい、、、

「可愛いパンツですね。」
まったく空気を読まずにタカが言う。
すぐに、
「イタタタッ!!!」
タカが叫ぶ。

『マジ、突っ込んで脳みそかき混ぜようか?』
嫁が低い声で言う、、、
「ごめんなさい、、、」
タカが真剣に謝る、、

このやりとりを、真奈実ちゃんと二人で、顔を見合わせながら笑って見ていたが、心はざわざわしたままだった。

そして耳かきも終わり、お開きになり真奈実ちゃんとタカは帰っていき、嫁と二人になると、俺は嫁に抱きついて押し倒した。

タカに下着姿を見られたことで、嫉妬心に火がついたのかも知れない。
いつもはやらないような行動だが、嫁を荒々しく抱きしめて、ソファに押し倒した。
『どうした? なに興奮してんの?』
嫁が、ちょっと驚いた顔で聞いてきた。
「タカに見られて、、、、涼子も興奮したんだろ!?」
俺はそう叫ぶと、嫁のスエットの中に手を突っ込んだ。
そして、ショーツの中に手を突っ込み、アソコをまさぐると、すぐに指に嫁のあふれそうな蜜が触れた。

『ア、んっ! んんっ!!』
嫁がいつもと違って、妙に可愛らしく声を上げる。
「やっぱり凄い濡れてる、、、 可愛い声まで出して、、、」
慣れないことを言ってちょっと緊張したが、嫁は頬を赤らめて
『そ、そんな事ない、、よ、、 ウゥあぁっ!』
と、いつもの余裕がない感じで、可愛らしかった。
調子に乗って、指を嫁の膣内に入れてかき混ぜるようにすると
『ちょ、ダメっ、、 抜いて、ぇ、、、 あ、ひぃあぁ、、、んんっ!!』
俺の責めで、こんなにも女っぽくあえぐことは今までなかったので、新鮮で、嬉しくて、ついつい調子に乗ってしまう。

「可愛い声出てるよ、、 気持ち良いの?」
少し声が震えながらもそう聞くと
『う、うるさいっ! そんな事、、ア、あぁっ! クッつぁぁ、、』
と、強気なことを言いながら、可愛らしい声も漏らす嫁、、、

俺は、調子に乗ってアソコに入れた指を二本に増やして掻き出すように強く動かした。
『ハ、ヒィ、、 ンッ! ンンッ!! く、あぁ、、 ダメ、、イク、、ンンッ!!』
嫁は、アソコをぐちゃぐちゃにしながら体を震わせた。

「イ、イッたの?」
俺が聞くと、嫁がキレ気味に
『うっさい! 変なこと言ってると、刺すよ。』
と言い、そのまま俺を押し倒して、また逆正常位をされた、、、

徐々にタカのご褒美がエスカレートしていくのも心配だったが、全然俺が勝てないことに疑問を持ち始めていた。
真奈実ちゃんと嫁が組んでいるのはわかるが、タカも実は協力している気がしていた。

そんな疑問を持ちながら、今日も頑張ったがまたタカが勝った。
タカは
「じゃあ、今日は、、、  涼子さん、、て、手でして下さい、、、」
と、とんでもないことを言った。
『いいよ。ほら、脱げよ。』
あっさりと嫁がOKを出した。さすがにパニクって
「ちょ、そんなの、ダメでしょ?」
と止めに入ったが、
『負けるあんたが悪い。』
と、切り捨てられた。
「あーーあ、、 マサ君が弱いから、、 大変だ。」
真奈実ちゃんが笑いながら、俺を責める。

タカは、俺も真奈実ちゃんも居るのに、思い切り良く下半身裸になった。
「わぁ、、大っきい!」
真奈実ちゃんが、嬉しそうな声で言う。

『宝の持ち腐れも良いとこだよ。』
嫁が吐き捨てるように言うと、躊躇なくタカのチンポをガシッとつかんだ。

『あんたって、彼女いないの?』
嫁がタカのチンポを手コキしながら、タカに聞く。

俺は、あまりのことに思考が追いつかない。
嫁が他人のチンポを握っている、、、
俺達の家のリビングで、手コキをしている、、、

「今は、いないです、、、」
手コキをされながら、タカが答える。

「どうして?タカ君って、黙ってればそこそこいい男じゃん。」
真奈美さんがニヤニヤしながら言う。
「イヤ、、、ちょっと気になる人がいるんで、、、」
『いいのかよ。そんな相手がいるのに、こんなことしてて。』
そう言いながらも、手コキを続ける嫁。

「まぁ、それはそれってヤツです。」
『なんだそりゃ。まぁイイや、、、早くイケよ。』
「ごめんなさい、、、 おかずがないんで、、、」
『はぁ? 調子乗るなよ。』
嫁がキレ気味に言う。

「まぁまぁ、、ほら、、おかず。」
真奈実ちゃんが笑いながら、スカートをまくり上げる。
ピンクのフリフリが可愛らしいレースのショーツが姿を現す。
「おぉっ!」
タカが嬉しそうに声を上げて、真奈実ちゃんをガン見する。

『なんだよ。やってやってんのに、失礼な。』
そう言って嫁が手コキを止める。

「ごめんなさい、、、」
タカが謝ると、また嫁が手コキを始める。

「じゃあ、先輩もおかずあげないと。」
真奈実ちゃんがスカートを元に戻しながら言う。

『チッ、、 めんどくさい。』
嫁は舌打ちをすると、いきなりタカのチンポをくわえた、、、
「えっ!えぇ、、?」
タカが驚いて声を上げる。

「うわぁ、、先輩やりすぎ、、」
真奈実ちゃんも思わず声を上げる。

俺は止めることも出来ずに、固まったように見続けてしまった。
嫁が他人のチンポをくわえる姿、、、
衝撃的すぎる姿に酷くショックを受けたが、なぜかおかしいくらいに勃起している俺がいる、、

そもそも、滅多にフェラをしない嫁だ、、、
俺も、フェラなんてしてもらったのは数えるくらいだ。
いつも嫁は前戯もそこそこに、とっとと自分で挿入して、勝手に腰を振り始める。
それが、真奈実ちゃんへの対抗心もあったのか、フェラをしている、、、

『デカいし、、 くわえづらいなぁ。』
嫁は、文句を言いながらも、フェラを続ける。

「すいません、、、あぁ、、でも、、気持ち良いっす、、、」
タカがそう言うと、嫁がさらに頭を早く振る。
「あっ、ヤバいっす、、イキそう、、」

タカが目を閉じてあえぐと、嫁は口を離して手でフィニッシュさせた、、、
タカの立派なチンポから、勢いよく精子が飛び出す、、、

フローリングの床を汚しながら、驚くほどの量が飛び散る、、、
栗の花臭くなった部屋に、タカの荒い息だけが響く、、、

『汚ったねぇなぁ、、 出し過ぎ、、』
手の甲についた白い精液をタカに見せながら言う嫁。

「ごめんなさい、、、」
タカが素直に謝る。

すると、真奈実ちゃんが嫁の手のひらに口をつけて、それをすすり取る。
そして、そのまま嫁の手のひらを舐めながら、嫁の指をフェラするように舐める。
嫁は、何も言わずに真奈実ちゃんの頭を撫でながら、指を舐めさせ続ける。

タカにフェラをしただけでも衝撃的なのに、いきなり始まったレズのようなプレイに、さらに混乱と興奮が大きくなる。

「エロ過ぎる、、、」
タカが、うわごとのようにつぶやく、、、

そして、しばらく舐め続けた後、真奈実ちゃんがいきなりタカの方を向いて
「ごちそうさま。」
と、にっこりと笑いながら言った、、、

真奈実ちゃんの小悪魔の一面を見せられて、もう、ヤバいくらいに勃起してしまった、、、

『何おっ立ててんだよ。』
嫁がいきなり俺に声をかけて、手を引っ張って二階に移動した。
そして、俺を脱がせると、珍しくフェラをしてくれた、、、
『やっぱり、これくらいの方がくわえやすいな。』
嫁がニヤけながら言う。
比べられてショックだったが、嫉妬が興奮に変わる。

『大っきくなってきた。もうイクのか?』
そう言いながら、さらに頭を振る嫁、、、
「涼子、ダメ、イク、、、」
そう言ってイコうとすると、嫁は頭を止める。

『勝手にイクなよ、、 ほら、こっちで、、、』
そう言って、立ちバックの姿勢で俺を誘う嫁。

慌ててゴムを着けて挿入する俺。嫁のアソコは、やたらと濡れていて、入れるとグチョッと音がした、、、

「凄く濡れてる、、、 タカのくわえて、興奮したんでしょ?」
俺は嫁にそう言いながらも、さっきの光景を思い出して嫉妬と怒りとショックが渦を巻く。
そして、興奮がMAXになって、もうイキそうになる、、、
『そ、そんなわけないだろ!? いいから、動けよ!』
嫁が、強がりながら命令する。
だけど、イキそうな俺は、動けない、、、

『いいから動けって!』
嫁はそう言うと、自分で腰を振り始めた。

立ちバックの姿勢で、嫁の方がガンガン腰を振る、、、
もうイキそうで、限界と思ったとき、ドアの隙間に目が見えた。
真奈実ちゃんとタカがのぞいているのがわかった。

俺は、ガンガンと腰を振り続ける嫁の耳元で
「見られてるよ、、 ほら、、ドアのほう見て、、、」
そうささやいた。
嫁は、ドアの方を見る。
すると、ドアが開いて二人が姿を見せる。

「せんぱい。気持ちよさそうですね。」
真奈実ちゃんがニヤニヤしながら言う。
『み、見るなっ! ふざけんなっ!! 出てけっ!!』
嫁が、驚いてそう叫ぶ。
だけど、アソコがキュウと痛いくらい締め付け始める。
嫁は、下だけ裸で上は着衣のままだ。
だけど、全裸ではないにしても、タカに嫁のこんな姿を見られてしまった、、、

嫁は、慌ててチンポを抜こうとしたが、俺が腰をホールドして離さない。
そして、俺が強く腰を振り始めると
『ウあぁ、あっ!! ひぃああっ!!』
と、いつものセックスとは違って追い詰められたようなあえぎ声を出し始める。

「先輩可愛い声。」
「涼子さん、エロい顔してる、、」
二人にそう言われて、さらにアソコをキュッとさせながら
『ダ、メ、、 あ、あっ! ヒィあっ!! 見るな、、 あぁっ! ダメ、、 んんっっ!!!!』
と、腰をガクガクさせてイッた、、、
そのイッた時のガクガクした痙攣に刺激されて、俺も射精した、、、

そこで、ドアがバタンと閉まった、、、

嫁と、もつれるようにベッドに倒れ込み、
「見られて、イッちゃった?」
俺が荒い息のまま言うと、
『ふざけんな、、 すぐに止めろよな! 見られてもいいのかよ、、、』
キレながら、少し弱気な感じもさせながら言う嫁。
「ごめん、、 でも、可愛かったよ。」
『うるさい、、、』
嫁はそう言って、俺に背を向けてしまった、、、

「ホント、ゴメン、、、  でも、涼子、、、愛してる、、、」
そう言って、背中から抱きしめると
俺の手をギュッと握りながら
『ご、ごめん、、、 私も、、、やりすぎた、、、』
不器用に謝る嫁、、、
嫁がフェラをしたという衝撃的な事件はあったが、妙に可愛い嫁が見られて、それはそれでよかったと思えた、、、

次の日会社に行くと、昨日いつの間にか帰っていたタカが申し訳なさそうな顔で謝ってきた。
調子に乗ってすいませんでしたということと、やっぱり嫁と真奈実ちゃんとでグルになっていたことを告白してきた。

なんでそこまでして俺を勝たせたくなかったかまでは聞かなかったようだが、良い思いも出来そうだと思って、協力したようだ。

だけど、昨日フェラまでしてもらい、さすがに俺に悪いと思って告白してきたようだ。

「ホントすいませんでした、、、 なんで、次回は先輩を勝たせますから!」

そして、また週末に集まり、タカが上手く俺に振り込んでくれた、、
「あーーあ、、、勝っちゃったね、、、 せんぱい。」
真奈実ちゃんが、嫁に向かってニコニコしながら言う。

『はぁ、、、 ホント、使えねーヤツ、、』
タカをにらみながら言う嫁、、、

タカは、
「すいません、、、」
萎縮して謝るだけだ、、、

「じゃあ、教えてくれるかな、、、」
俺が、ドキドキしながら聞くと
『ホントに聞きたいの?』
と、嫁が言った。
その顔は、知らない方が幸せなこともあると言っている感じだったが、
「聞きたい、、、」
と、俺は答えた。

すると、嫁は真奈実ちゃんの家に行くと言いだした。
やっぱり、真奈実ちゃんの旦那と関係があったということなんだろうか、、、
それを、真奈実ちゃんの旦那に直接話させるつもりなのだろうか?

パニクっていると、嫁と真奈実ちゃんは早々に支度を済ませて出発をしようとする。

「あの、、俺は?」
タカが聞くと、
『あぁ、お疲れ、帰っていいよ。』
と、嫁が冷たく言った。

「そんなぁ、、」
とか言いながら、結局タカが帰り、真奈実ちゃんの車で出発した、、、

車内では、3人とも無口だったが、真奈実ちゃんだけが妙にニコニコしていた、、

真奈実ちゃんの家に着くと、旦那が出迎えてくれた。
「こんばんは。とうとう勝ったんだ。おめでとう。」
何も説明していないのにこんなことを言う旦那。
真奈実ちゃんの旦那のゴリさんは、あだ名の通りのムキムキリアルゴリラといった感じだが、優しい人だ。
ルックスもブ男と言っていい感じだが、とにかく迫力のある体でオーラがハンパない。

「あ、ありがとう、、 やっぱり、、その、、」
俺が先走ってゴリさんに聞こうとすると、
「じゃあ、寝かしつけててね、、」
真奈実ちゃんがゴリさんに指示をする。

子供達の騒ぐ声がするので、これから寝かしつける感じらしい、、
「了解。じゃあ、ゆっくりとしてってね。」
ゴリさんは俺に優しく微笑みながら言うと、奥に引っ込んでいった、、、

そして、ゴリさんが大騒ぎの子供達を連れて二階に上がると、1階の和室に通された。

「じゃあ、呼びに来るまで待っててね。」
笑顔の真奈実ちゃんに言われて、和室に入って腰掛けた。

嫁は、なぜか緊張気味の顔で俺を見ている。
いつもの男勝りで、勝ち気な顔ではなく、不安げな顔だ、、

そして30分ほど待つと、真奈実ちゃんが一人で降りてきた。
「お待たせ。本当に、後悔しない?」
小悪魔の顔で聞いてきた、、、
それにうなずくと、俺の手を引っ張って二階に上がる。

そして、妙にゴツいドアの前に立ち、カラオケ店の個室のドアみたいなドアノブを開ける。
防音ルームのような感じのドアを開けると、中には大きなピアノがあり、その横にベッドがある。
そして、そのベッドに横たわるのは嫁だ。
さっきまでの上下スエット姿ではなく、フランス人形みたいな格好の嫁が寝ている、、、
ヒラヒラの多く付いたスカートに、これまたレースのヒラヒラがいっぱいのブラウスにカーディガン。

どれもピンク色ベースで、嫁が死んでも着ないようなモノばかりだ、、、

顔にもメイクがしてあり、チークにグロス、アイメイクもまつげも仕上げてあり、今まで見たことがないくらい可愛い嫁だった。

ショートカットの髪の毛には、大きなピンク色のリボンの髪飾りまでしてあり、本当にお人形さんみたいな格好だった、、、

嫁は、こう言う格好をする女を毛嫌いしていたはずだ、、、

「りょ、涼子、、 これ、」
俺が。あまりの驚きにドモリながら言うと、
「黙って見ててね。」
真奈実ちゃんが俺にイタズラっぽい笑みを浮かべて言った。

俺は、あっけに取られながら部屋の隅の椅子に座り、嫁を凝視した。

本当に可愛い格好だ。
女は化けると知っていたが、目の前にいるのが嫁とはとても思えないくらい違う、、、

しかも、普段一番嫌っているような格好をしている、、

真奈実ちゃんが嫁に近づき、
「ふふ、、 涼子の事見て、驚いてるよ。」
嫁のことを呼び捨てにしながら真奈実ちゃんが言う。
『恥ずかしいよぉ、、、 ねぇ、、 変じゃなぁい?』
嫁が、少女のような可愛らしい言い方で真奈実ちゃんに聞く、、、
いつもの、男みたいなしゃべり方ではなく、いわゆるブリッ子みたいな口調だ、、、

「久しぶりだもんね。大丈夫、可愛いよ、、」
真奈実ちゃんがそう言いながら、嫁にキスをした、、、

真奈実ちゃんは、嫁に荒々しくキスをしながら
「涼子、ずっとキスしたかったよ、、」
なんて、男前なことをささやく、、、
『真奈美ぃ、、、 もっと、、キスしてぇ、、』
嫁が可愛らしくおねだりをする、、、

たったこれだけのことで、理解してしまった、、、
真奈実ちゃんが元彼だ、、、
嫁と真奈実ちゃんは、見た目とは真逆で、嫁がネコ、真奈実ちゃんがタチ、そう言う恋人関係だったようだ、、、

見たことがない嫁の可愛らしい格好だけでも興奮しているのに、いつもはロリっぽくて可愛らしい真奈実ちゃんが、男らしく嫁にキスをする姿を見て、興奮がとんでもない領域まで行ってしまう、、、

嫁は、真奈実ちゃんに両腕を回して抱きつきながら、必死で舌を絡めている、、、
嫁の目はいつもの強い感じではなく、少女のようなはかなげな感じで、真っ直ぐに真奈実ちゃんを見つめている、、、

真奈実ちゃんがキスを止めて、口を離す。
すると、嫁が目一杯口を大きく開ける。

そこに、真奈実ちゃんが唾液を垂らしていく。
嫁はそれを口の中に受け入れて、嬉しそうにそれを飲み下していく。

「ふふ。美味しい?」
『ねぇ、、もっと欲しいよぉ、、』
「仕方ないなぁ、、」
真奈実ちゃんは、そう言いながらも嬉しそうに唾液を嫁の口の中にたらしていく、、、

まだ信じられない、、、
嫁が可愛い声で、、、 甘えた感じでおねだりをしている、、、

普段ならば、あり得ないような可愛い格好のまま、真奈実ちゃんの唾液を飲み続ける嫁、、、

何よりも表情が違いすぎる。今、真奈実ちゃんを見つめる嫁は、キツい目ではなくクリクリした小動物の目のようだ、、、

そして、真奈実ちゃんは嫁にキスをしたまま、可愛いフリフリのブラウスのボタンを外していく、、、

すると、見たこともないようなピンクの可愛らしいブラが姿を現した。
嫁のデカイ胸がはち切れそうになっているところを見ると、昔嫁がしていたブラなのかも知れない。
嫁が昔、真奈実ちゃんとこういう関係だったときに着ていた服や下着を、ずっと真奈実ちゃんが持っていたと言うことなのだろうか?

そして、真奈実ちゃんがブラを下に引っ張り下げて、嫁の胸があらわになる。
窮屈そうだった胸がボロンとこぼれ落ちると
「涼子のおっぱい、ホント大っきくなったね。ブラがはち切れそうだったね、、  さて、、どうして欲しいのかな?」
真奈実ちゃんが、小悪魔のような感じで嫁に聞く。

『舐めてぇ、、、 真奈美ぃ、、 涼子の乳首、いっぱい舐めて下さいぃ、、、』
俺は、異常なほど興奮しながらも、一瞬笑いそうになってしまった、、、
嫁が、自分のことを名前で呼びながら、甘い声でおねだりをしている、、、
いつもの強気な嫁に、どっちが本当の涼子なの?と、聞いてみたくなる、、、

「違うでしょ? お願いの仕方、忘れちゃたの?」
真奈美ちゃんが、子供を諭すような言い方をする。

『ごめんなさい、、 涼子の、、興奮してガチガチに固くなったエッチな乳首を、、、真奈美の舌で、気持ち良くして下さいぃ、、、』
嫁が目をウルウルさせながら言う、、、
「よく出来ました。」
良い笑顔でそう言うと、真奈実ちゃんが嫁の乳首を舐め始める、、、

普段俺が見ている二人は、嫁が先輩で、真奈実ちゃんが後輩、、 絶対的な主従関係があるように思っていた、、、
それが完全に逆転している、、、

『アァッ! 真奈美ぃ、、、 気持ち良いよぉ、、 もっと、、あぁ、、 涼子のエッチな乳首を、、、舐めて下さいぃぃ、、、』

「すっごく固くなってる。どうして欲しいの?」
指で乳首を転がしながら聞く真奈実ちゃん。
いつものロリっぽい感じは消えて、お姉さんキャラみたいになっている。
『噛んで、、下さいぃ、、、』
嫁が必死な感じでお願いをする。
俺は、この期に及んでもまだ信じられない。二人が、”なんてね”と、いつ言い出すかと思っているくらいだ、、、
嫁にこんな少女のような、女らしい面が隠されているなんて、とても信じられない。

真奈実ちゃんは嫁がそう言うと、すぐに乳首を噛み始めた。
『グゥゥッ!! ツ、あっっ!!!』
嫁が、痛いという感じで叫ぶ。
真奈実ちゃんは、嫁の乳首が白く変色するくらい強く噛んでいる、、、
そして、指でもう一方の乳首も強く摘まんでいる。
『ヒィンッ!! ぐ、ウゥあっ!! 真奈美ぃっ! 乳首千切れるぅ、あっ!!』
嫁が叫ぶが、さらに強く真奈実ちゃんは噛んで摘まむ、、、

『ヒィあぁぁっ! だ、め、、 うぅぅぅっっ!!! 真奈美ッ!! 真奈美っっっ!!! イクぅぅっっ!!!』
嫁が、乳首だけを責められてイッた、、、

しかも、嫁ははっきりとイクと言ってイッた、、、
プライドが高い嫁は、俺がイッた?と聞いても絶対に認めない。

「もうイッちゃったの?涼子は相変わらず敏感だね。 どうして欲しいのかなぁ?」
真奈実ちゃんが、またイタズラっぽく聞く。

すると嫁は、自分でスカートをまくり上げる。
ピンク色でフリフリのついた可愛いショーツが姿を現すが、嫁はさっさと脱いでしまう。
そして自分でM字開脚になると、両手でアソコを広げた、、、

嫁のアソコは、広げた途端にツゥーと透明の液体が太ももまで伝う、、、
嫁は、自分でアソコを左右に大きく広げて
『真奈美ぃ、、、 恥ずかしいよぉ、、 ねぇ、、舐めて下さいぃ、、、』
嫁が、顔を真っ赤にしておねだりをする。

お人形さんみたいに可愛い嫁が、こんな事をしている。
俺は、興奮で息が止まりそうだった。

すると、真奈実ちゃんが嫁の乳首を思い切り摘まんだ。
さっきよりもかなり強く、本当に千切れそうなくらい強く摘まんでいる。
『ギィッ! ヒィあぁ、、』
嫁が、悲鳴を上げる。
「忘れちゃったの?おねだりの仕方。」
真奈実ちゃんが、無表情で言う。
いつもニコニコしているロリ人妻の真奈実ちゃんは消えていなくなったようだ、、、

『ヒィぐぅ、、 ごめんなさぁいぃ、、、 う、くあぁ、、 涼子のぉ、エッチなグチョグチョオマンコにぃ、、、 真奈美の、、、、 拳下さいぃ、、、』
嫁が、涙をこぼしながらお願いする。
俺は、一瞬聞き違えたのかな?と思った。

【友達】窓からお尻を【セフレ】

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(●高校2年生の時の体験)
「男性に見られることに興奮を覚えることに気づいたのは,高校2年生になったばかりのことでした。
その日,私は日直でしたので,世界史の先生の言いつけで,授業中に使用する資料プリントを教室まで運んでいたのです。
クラス全員の分ですから,両手で抱えるようにしなければ持てません。
職員室を出て,2階にある教室へ行こうと生徒玄関前の階段を登っている時です。
猛烈な春風が,戸を開けていた生徒玄関から入り込み,階段を伝って吹き上げたのです。
足に風が絡みついたと思った瞬間,フワッとスカートがまくれあがりました。
「キャー」
と叫んだものの,両手はプリントを抱えているのでどうすることもできませんでした。」
この時,智子さん(仮名)が声をあげ,慌てるのを見ていた一人のクラスメートがいた。それも彼女が憧れていた男子生徒である。
ただ,彼女がスポーツマンで優等生の彼に一方的に憧れていただけではあったが。
スカートがまくれ上がっている間,智子さんが驚いたように,彼も驚いた。そして,次に恥ずかしさからか,彼は顔を赤くしてうつむいてしまった。
「彼が恥ずかしいように,私も恥ずかしかったのです。
だって,パンティまですっかり見られてしまったからです。あの時は,確か白だったと思います。
でも,それと同時に,何やら不思議な感じがありました。

それは,私にさえ思いがけないものでした。
彼にもっと見てもらいたかったという感情なのです。
もっとじっと見てもらって,私自身,もっと恥ずかしい気持ちになってみたいと思ったのです。」
智子さんにとって,この恥ずかしさは,今まで感じたことのないものだった。
単に恥ずかしいというのではなく,他の感情と複雑に絡みあい,彼女自身にも理解することのできない魅力を持っていた。
それが,智子さんを引きずり込んでいく。
また,彼女の頭の隅では,その魅力に引きずり込まれまいとする考えもあった。
逆に,それが強くなればなるほどに,恥ずかしいめに会いたいという欲求も強くなってくるのだった。
(もう一度,彼にスカートの中を覗かれてみたい,そして恥ずかしい思いをしたい)
智子さんは,いつしかそんな願望を抱くようになった。
しかし,その願望も満たされることなく,智子さんは大学生になった。
そして,二年になった時の初夏である。

(●窓から隣の高校生へ)
「私は,テニスクラブに入っていました。
コートが近くにあったものですから,練習が終わるとテニスウェアのまま,家に帰り,シャワーを浴びるというのが日課でした。
ちょうど,私の隣の部屋がシャワールームなので,それを浴びた後はバスタオルを体に巻いて,自室でぶらぶらするのです。
ところが,テニスの後の火照った身体に,閉め切ったままの部屋は暑すぎてたまりません。それで,窓を開けはなったまま過ごします。
ちょうどいい具合に,私の部屋に向かい合った隣家の部屋は高校生の男の子のものだったため,日昼,居ることはなかったのです。」
智子さんは,いつものように,テニスの後シャワーを浴びて,窓を開けはなったまま,部屋の中にいた。
その日は,いつになく暑かったので,バスタオルを体に巻きつけるのさえ嫌に思えて,パンティ1枚の姿でいた。
音楽をかけ,ジュースを飲みながら,何気なく外を見た時である。
一瞬,隣家の窓に人影が見えたが,フッと消えた。
「私の部屋を隣の高校生が覗いていたのです。
私が見返すと,窓影に隠れ,壁にピタリと寄り添って,視線だけはこちらに向けているのです。
どうやら病気で学校を休んだらしく,パジャマ姿でした。
どうして,私が彼の服装までわかったかと言えば,彼の部屋には大きな鏡がかけてあり,緊張しながら,こちらを覗き見ている彼の姿が映っていたのです。
それに彼は気づかないらしく,じっとこちらを見ているばかりです。」
智子さんは,この時,高校生の姿を見て,忘れていた高校2年生の時の事件を思い出しました。
緊張に身を固くしている姿は,顔を赤くしてうつむいていた,憧れの彼と二重映しになって,智子さんに興奮を覚えさせたのである。
しかし,彼女は,すでにあれから,いくらかの性体験を積んでいた。高校2年の時のようなうぶな反応はなかった。
恥ずかしい姿態を見てもらいたいという欲望とともに,悪戯心がうずいた。
「私はわざわざ,パンティ1枚の裸体をセクシーにくねらせてみたりしたのです。
鏡に映っている彼の姿は,いっそう緊張度を増して,唾液を飲むのさえわかりました。
あー,私の裸を見て興奮している男性がいる。
そんな思いが頭をよぎると,胸の鼓動が次第に速まってくるのでした。」
彼が興奮度をあげていくのに連れ,彼女も次第に興奮しだし,パンティの中に指を入れ,一番感じる部分を刺激し始めた。
すると,とうとう彼は堪えきれなくなってしまったのか,パジャマのズボンとブリーフを脱ぎ捨て,勃起したものを握りしめた。
「私は,この時ほど,見られていることを強く感じたことはありませんでした。
刺激を加える指先よりも,物陰から見ている彼の視線が,まるで,今,彼が握りしめているもののように突き刺してくるのがたまらなかったのです。
私は,彼の視線に囚われたい欲求で,パンティを脱ぎ捨てました。
そして,もっともっと,視線で犯されたい。そんな思いが体中を駆け抜けたのです。
私のアソコから彼の目が入り込み,興奮して火照っている私の体の奥川まで覗いてもらいたい。
赤い肉襞や,お尻の穴,そして内蔵までも彼の前に晒してみたくなったのです。
そんな思いで,彼の部屋に向かって,太腿を拡げ,股間を突き出すようにして,指でアソコを左右に開いたのです。
でも,彼が覗いているのを,私が知ってやっているのを気づかれては,気の弱そうな彼のことですから,もう,覗かなくなってしまうかもしれません。
それで,いかにも,オナニーの延長のように演技する必要もありました。」
智子さんが,股間を晒しながら,鏡に映る彼の姿を見る。
彼は,懸命に自分自身のものを握りしめている。
その姿に彼女はますます興奮を覚え,同時に,体の奥の奥まで晒したい衝動に駆られた。
そして,彼が放出した瞬間,彼女は性交では得られない,快感を味わったのである。
「彼の精液が放出された時,私の股間にも熱いものが飛び散ったような感じでした。
彼の目で,私の肉襞が,肛門が犯され,しだいに赤く熱く燃えだしてきて,彼の放出するのを見た瞬間,見られていた個所が,一気に爆発したような感じだったのです。
その熱い爆風が,腸を駆け登り,胃の中にまで達して,胸をぎゅっと締めつけるような快感があったのです。」
この事件をきっかけにして,智子さんは,彼にこんな形で10回くらい,体の内部を見せつけたのだった。
が,秋になり寒くなり始めると,むやみに窓を開け放つこともできなくなり,仮に,開けはなったとしても,露出狂と思われるのには抵抗があった。
しかし,智子さんから秘部を晒したい欲望が消えたわけではない。
日増しに,募ってくるばかりなのである。
テニスウェアも,以前着ていたスカートよりも短めのものを付けるようになった。
また,テニスで知り合った彼とのセックスの時でも,彼に秘部をじっと見てもらうのであるが,彼はすぐに,
「見るより,した方がいいに決まってる」
と言って,智子さんにかぶさってくる。
そんなセックスでは,彼女は満足できなかった。
彼にそんな思いを告白すると,智子さんを「露出狂」呼ばわりして,つきあうのさえ止めてしまったのである。
(秘部を男性の眼前に晒し,視線で犯されたい)
そんな思いは,とどまるところなく,彼と別れてからますます激しくなってきたのである。
隣家の高校生も,地方の大学に入ってしまったらしく,夏休みもクラブの合宿とやらで家に戻ってくることはない。
期待していた智子さんの楽しみも,かなえられずじまいである。
大学を卒業して,会社員になったものの,自分の露出癖がばれてはと思い,苦しく悶々とした日々を送っているというのである。
「私の苦しい思いを察してもらえないでしょうか。
私自身,見られるということで興奮を覚えること自体,異常なことだとは思っていません。
ただ,他の女性より,その面が強いだけなのです。
編集部の皆様,どうか私の切実な願いをかなえてください。重ね重ねお願いします。」

【寝取られ】凍った時間の中で寝取ってみた 【NTR】

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最近ハマってるセックスの仕方がある。
医学部でそれなりに頑張ってる俺が、ある方法でラリホーを身につけたw 友人カップルの家に遊びに行き、それを使って、彼氏の前で彼女と遊ばせてもらうというやり方だ。

こうやって書くと、凄く酷いことみたいだし、犯罪じゃないのか? と思われると思うけど、実際その通りだw
まぁ、中学の頃からとにかく勉強勉強で、ろくに遊べなかった俺なので、これくらいはご褒美だと思っている。

今でこそ、鼻歌交じりで、眠りの深さまである程度コントロールできるようになったが、最初は正直かなりビビった。

――いつもみたいに、適当に酒を買ってタクミの家に遊びに行った。タクミは高校の時の同級生で、今は違う大学に通っている。医学部の俺に対して、法学部のタクミは、何かと話や考え方が合う。学歴コンプもなく、バカじゃないので話もかみ合う。

ただ、俺がタクミの家によく行くのは、それだけが理由ではない。タクミの彼女のさとみちゃんは、少し厚めの唇がたまらなくセクシーな、清楚系の美少女だ。
タクミは、父親が有名な弁護士事務所グループの代表で、とにかく金持ちだ。母親も実家が昔で言ったら財閥と言われるくらいの規模の金持ちらしく、タクミは一人暮らしのくせに、渋谷のタワーマンションのファミリータイプの大きな部屋に住んでいる。

そのうえ、タクミは顔まで良い。俺のウチも代々開業医の家系で、両親共に医者なので、普通よりはかなり金持ちだと思う。それでも、タクミの家とは比べるのもばからしくなるくらいだ。

そんなふうに全てを手にしているタクミだけど、性格も良いのが不思議だ。普通なら、かなり天狗になるところだと思う。

さとみちゃんは、渋谷や表参道なんかを歩いていると、しょっちゅうスカウトに声をかけられるらしい。たしかに、芸能人でも全然イケるルックスだと思う。でも、さとみちゃんはタクミにぞっこんで、メチャクチャ一途なので、そういったスカウトの名刺も受け取らない。

他の男達のおかずになるのが嫌ということだと思う。確かに、芸能界は当たれば儲かると思う。でも、さとみちゃんはタクミと結婚すればいいだけなので、そもそも儲ける必要もないんだと思う。

俺は、さとみちゃんに会いに行っているようなものだった。俺にも、彼女はいる。でも、さとみちゃんと比べると、やっぱり劣るのは否めない。

タクミの家に上がると、さとみちゃんがプルンとした唇に、濡れているようなグロスをして出迎えてくれた。もう、その唇にむしゃぶりつきたくてしかたないw 

『こんばんは〜。今作ってるから、もうちょっと待っててね』
さとみちゃんは、そう言ってウィンクをした。
「ありがと〜。スゲぇ楽しみw て言うか、今日も可愛いねぇ〜。グロス、変えた?」
『へへw わかる? 可愛い?』
本当はわかってないけど、こう言っておけば、女の子はたいてい上機嫌になるw

「メチャメチャ似合ってるよ。CM依頼来るんじゃない?」
『大げさだよぉ〜』
さとみちゃんは、照れ笑いしながらキッチンに向かった。普通なら、なに真に受けてるんだよ、バカw とか思うところだけど、さとみちゃんの場合は、マジであり得そうだ。

俺は部屋に上がりながら、いつもとは違ってドキドキしていた。ポケットの中には、魔法の薬が入っている。あまりデカい声では言えないが、学校で友人に実験済みだ。
俺は、今日こそ実行に移すつもりだ。
今まで、何回か持ってきてはいたが、実行に移せなかった。
緊張しながらリビングに入ると、
「お、遅かったな! 先に食ってるぞ」
タクミが、デカいダイニングテーブルに座って飯を食っている。本当に、いい生活をしているなと思う。俺も、医学部に通わせてもらいながら、渋谷の2LDKのマンションに住まわせてもらっているので、恵まれてはいると思う。上を見るとキリがないかもしれないが、正直羨ましい。

最近、気がついた。金持ちの家に生まれるのと、貧乏な家に生まれるのでは、人生が思っている以上に大きく違ってくることに。金持ちの家に生まれると、いい塾や家庭教師をつけてもらい、勉強が出来るようになり、医者や弁護士になったり、起業したりするのも比較的簡単だ。

貧乏な家に生まれると、そもそも両親のしつけも教育もいい加減で、結果ろくな人間にならず、ろくな職業につけないというような、悪いループにはまりやすいと思う。
もちろん例外もあると思うが、やっぱり環境は大事だと思う。

と言っても、俺みたいに医学部まで行きながら、犯罪に手を染めようとするバカもいるw

そして、さとみちゃんの手料理を楽しみながら、ワイワイと楽しい時間を過ごした。

「それにしても、ホントさとみちゃん可愛いよな。オマエが羨ましいよ」
俺がタクミをおだてると、
「そうか? オマエの彼女だって、可愛いじゃん」
と答える。
タクミは、本心で言っていると思う。でも、実際に比べると、10人中9人はさとみちゃんの方が可愛いと言うはずだ。

タクミは全てが恵まれているので、人をうらやんだり、妬んだりする心がない。それがコイツの良いところだと思うが、ひがみっぽい奴らには、そこもムカつくんだと思う。実際、タクミのことを嫌いなやつも結構いる。もちろん全部、ひがみ、ねたみ、そねみのたぐいだ。

『タクミ君、純子ちゃんのことそんな目で見てるんだ。へぇ〜、そうなんだ……』
さとみちゃんは、結構嫉妬している。一途な分、タクミがさとみちゃん以外の女の子の話をするだけで、ムッとくるみたいだ。
食事を終えて、ワインなんかを飲みながら楽しくしゃべっていたが、少し空気が悪くなった。

「そんな事ないって! コイツ、俺と二人の時とかさ、さとみちゃんのことのろけっぱなしだよ」
と、軽くフォローを入れた。そんな単純なことで、すぐにニコニコとご機嫌になるさとみちゃん。
『へへw タクミ君、可愛い〜w』
さとみちゃんは、結構酔っ払ってきてる感じだ。

そして、俺はそろそろタイミングだなと思い、二人に魔法をかけたw ワインを注ぐときに、上手いこと仕込んだのだけど、本当に驚くほど簡単に二人は眠りに落ちた。
机に突っ伏して眠るタクミ。それは放置して、同じように寝ているさとみちゃんの近くに移動する。

「風邪引くよ、大丈夫?」
などと声をかけながら、少し肩を揺さぶる。でも、まったく起きる気配がない。頬をつついてみても、少しムニャムニャッとなるだけで、大丈夫そうだ。

俺は、机に突っ伏しているさとみちゃんの顔を横に向けた。やっぱり美人だと思う。寝顔がこんなに美しいって事、あるんだろうか?

俺は、ビクビクしながら、さとみちゃんの頬にキスをしてみた。柔らかい感触に、思わず吸い込みたくなる。
でも、まったく起きる気配がない。

俺は、頬にキスをするだけではなく、舐めてみた。プルンとした張りのある肌を、舌で舐めてみると、気のせいか甘い感じがした。多分、美少女の頬は甘いのだと思うw

俺は、タクミの方も見た。軽くイビキみたいな音もさせていて、完全に熟睡状態のようだ。

俺は、何とも言えない優越感を感じた。今、この空間を支配しているのは俺だという自負と、さとみちゃんになにをしようかという期待で、胸が高ぶる。

俺は、そのプルプルの唇に、指で触れた。艶めくグロスの感じがあるが、触ってもそんなにベタベタしなかった。俺は、夢中でさとみちゃんの唇を指でもてあそんだ。

そして口の中に、指を少し入れてみた。ただ、寝ているので歯が閉じていて、奥までは入れられなかったが、歯ぐきを触ってみた。

そして指を引き抜き、匂いをかいでみた。顔が可愛いと、口臭もないのかな? と思うくらい、無臭だった。それはそれで、少し残念だと思ったが、とりあえず指を舐めたみた。
正直、自分でも引くような行動だったが、さとみちゃんの唾液を舐めたと思うと、急に興奮してきた。そして、俺の罪悪感も吹っ切れた。

俺は、さとみちゃんの唇に唇を重ねた。柔らかくて、本当にとろけそうだった。唇を重ねる俺の目の前には、目を閉じた状態のさとみちゃんがいる。興奮するなという方がムリだと思う。

俺は、寝ているさとみちゃんの口の中に、舌を差し込んだ。歯が邪魔だが、思いきり歯ぐきや唇を舐め倒した。
ふとタクミを見るが、まったく身動きしない。俺は、調子に乗ってそのままキスしまくった。
事前の脳内シミュレーションでは、寝ていてまったくリアクションのない女とキスをしても、面白くも何ともないかもと思っていた。でも、さとみちゃんほどの相手ならば、リアクションがなくても全然ありだった。

ダッチワイフ……今時はラブドールとか言うらしいが、ああいうのを買う人の気持ちがやっとわかった。

だけど、これだけキスをしまくっていると、どうしてもさとみちゃんの舌が気になる。俺は、二人が完璧に寝てることに自信を持ち、大胆な行動を取る。さとみちゃんの、つるっつるの肌の感触を感じながら、アゴを持ち、口を開けさせた。

多少抵抗感はあったが、思い切って力を込めると、口が開いた。
俺は、むしゃぶりつくようにキスをして、舌を差し込んだ。さとみちゃんの舌の感触に、腰が抜けそうなほど気持ち良くなった。

もう、俺は支配者の気分だった。ザ・ワールドの空間で、自由に動けるような気持ちになっていた。
そして、多少コンプレックスを持っていたタクミに、勝ったような気持ちになっていた。お前が結婚を考えているさとみちゃんは、いまは俺のオモチャだよw こんな邪悪な事を思っていた。

そして歯止めがきかなくなった俺は、さとみちゃんの胸を揉み始めた。突っ伏して寝ているので、後ろに回り込み、両手で両胸を揉んだ。意外なくらい大きな胸で、テンションが上がった。当然服の上からだけど、いつもは見るだけで、触れることが出来ないさとみちゃんの胸なので、本当に嬉しい。本当ならば、すぐそこで寝ているタクミしか、触ることが許されない場所のはずだ。

そしてしばらく、胸を揉み、キスをして、さとみちゃんをオモチャにして楽しんでいた。ただ、やっぱり欲望には限りがなく、もっと色々としたくなってしまった。

小柄で、それほど重くなさそうに見えるさとみちゃんを、思い切って抱えて移動させることにした。完全に脱力している人間は、こんなにも重く感じるのか! と、驚きながらも普段の趣味の筋トレで身につけたパワーで頑張った。

ダイニングテーブルから、少し離れたソファのところに移動する。ソファに仰向けで寝かせると、一瞬目が開きそうな感じになった。俺は慌てて逃げようかと思ったが、さとみちゃんは結局すぐにそのまま目を閉じた。

さすがにビビって少し様子を見たが、平気そうだったので、また行動に出た。

それにしても、本当に可愛い……着やせするタイプで、意外と胸が大きいのも初めて知り、もう浮かれまくっていた。

俺は、さとみちゃんのブラウスのボタンに手をかけた。そして、ちょっと緊張で震えながらも、一つ一つ外していく。そして、ブラウスの前をはだけさせると、淡いピンク色の可愛らしいブラが目に飛び込んできた。

俺は、ソファの上ではだけたブラウスから、ブラを丸見えにしているさとみちゃんを、とりあえず写メしたw

そして、いっそブラを外してしまおうかとも思ったが、急に起きたときのことを考えて、ブラのカップ部分を下に押し下げた。

ブラをしたままで、おっぱいが丸見えになったさとみちゃん。俺は、また写メをした。
ブラがおっぱいを下から押し上げるような格好なので、凄く大きく見える。谷間がえげつないくらいになっているw
そして、可愛い顔をしたさとみちゃんなのに、乳輪が凄く大きかった。色こそ薄めで、それほど目立たない感じだが、可愛い顔とのギャップが凄いと思った。
Xtubeとかで見る、白人さんの女優みたいな乳輪だと思った。

俺は一通り写メを取ると、直接胸を触った。服の上から触るのとは、段違いに興奮する。本当に、つきたてのお餅とかみたいだ。さとみちゃんの乳首は、陥没しているのに近い感じだった。めり込んでいるような陥没ではなく、少し引っ込んでいる感じだ。なので、生乳を揉んでいても、乳首に触れる感じがしない。

俺は、夢中で揉み続けた。さとみちゃんの胸は、本当に良い胸で、いつまでも揉んでいたい感じだが、リアクションがないのが残念だ。
タクミは、いつでも自由にこの胸を見られるし、触るのも自由だ。しかも、さとみちゃんのリアクションまでついてくる。きっと、可愛い声で、可愛い顔であえぐんだろうなぁ、と思うと、ムカついてきた。

いったん触るのをやめて、タクミのこともチェックする。相変わらず、軽いイビキを立てて熟睡しているようだ。こんな至近距離で、結婚まで考えている恋人が、他人の手でいいようにオモチャにされているのに、のんきなモノだw

そして俺は、さとみちゃんのスカートに手をかけた。すぐにめくるのもいいが、俺はじっくりと楽しむことにした。
膝丈のスカートを少しずつまくり上げていきながら、超ミニスカート状態にした。真っ白でほどよい太さの太ももが、本当にたまらない。
俺はじっくり楽しむと思ったのも忘れ、太ももに顔を突っ込んだ。柔らかくて、なんかイイ匂いがして、最高に興奮した。俺は、夢中で顔を擦り付け続ける。

彼氏の目の前で、自慢の恋人をいいようにオモチャにする……想像段階では、罪悪感が大きいだろうなと想定していた。でも、今の俺に罪悪感はチリ一つほどもない。寝取りの背徳感と、空間を支配しているような絶対的無敵感に支配されていた。

このあたりまで来ると、俺もかなり大胆になってきた。無造作に足を広げさせ、スカートもまくり上げた。ブラとおそろいの、可愛らしい淡いピンクのショーツが姿を見せる。レースがフリフリヒラヒラしているような、可愛らしいショーツに、思いきり鼻を押し当てた。

そして、ダイソンも驚くくらいの勢いで吸い込んだ。やっぱりなんか良い匂いがする。柔軟剤の匂いか、乳液かなんかの匂いだと思うが、その匂いが、媚薬みたいに俺の性欲を刺激する。

『ン、むにゃ……』
さとみちゃんが、いきなりそんな声を出した。起きたわけじゃないのに、俺は驚きすぎてネコみたいに飛び上がるところだった。

俺は、ドキドキしながら動きを止めて、さとみちゃんを観察する。起きたら終わりだ……今さらビビり始めた。

でも、起きる気配もなく、さっきとは違い、だらしなく口を半開きにして寝息を立てている。

俺は、ヤバかったと思いながらも、そのセクシーに半開きになった口を見ていた。そして、さとみちゃんにまたキスをした。
最初から口が開いているので、思い切り舌を絡めてキスをした。多分、反射行動みたいなモノだと思うが、舌を突っ込んでかき混ぜていると、さとみちゃんの舌がたまに俺の舌に絡みついてくる。多分、反射的に押しのけようとかそんな感じだと思うが、本当にキスをしているみたいでたまらなくなってくる。

俺はたっぷりとキスを楽しむと、少し口を離して、その可愛らしいお口の中めがけて、唾液を垂らしてみた。
寝てるときでも、少量なら飲み込むことはわかっているので、ちょっとずつ流し込んでいく。すると、やっぱりそれを飲み込んでいくさとみちゃん。
タクミもこんな事はしたことがないと思う。アイツは、全てを手にしてきた人生のせいか、欲が少ない。性欲も薄い感じだ。

おそらくタクミともしたことがないことを、俺としたさとみちゃん。もうこれは、俺の彼女になったと言ってもいいんじゃないだろうか? 

【寝取られ】遠距離恋愛している間彼女が喰われる話 4 【NTR】

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「はぁ・・・・。」

ため息をつきながら自分の部屋でアルバイトに行くための準備をする果歩、鏡のまえで身なりを整える。

鏡に映る自分の顔は前より少しだけ痩せて見えた。

この2日間まともな食事を摂れなかったのだ。摂れなかったというより、ごはんが喉を通らなかったというべきか。

あれから2日間、果歩は大学とアルバイトを休んでいた。

友哉の携帯に電話したあの夜は、涙が枯れてしまうほど泣き続けた。

次の日、大学に行く時間になっても、体と心が重く感じてとても行く気にはなれなかった。

知子は心配して電話を掛けてきてくれた、果歩が涙声で『大丈夫だから』とだけ伝えると『大丈夫じゃないでしょ』と言って、その後果歩のアパートまでケーキを買って持ってきてくれた。

その時の知子はとても優しくて、一生懸命果歩を励ましてくれた。

そして土曜日の今日、知子の励ましのおかげで少し元気を取り戻した果歩はトミタスポーツのアルバイトに行く事にしたのだ。

しっかりしなきゃと自分に言い聞かせる果歩、それに、アルバイト先にもこれ以上迷惑をかけられない。

だけど・・・

あれから3日、友哉からは折り返しの電話どころか、メールの返事もない。

『今友哉ちょっとシャワー浴びにいってるからさぁ』

あの時の女性の声、言葉が、思い出したくもないのに頭の中で何回も再生される。

浮気・・・

あの友哉が浮気なんて・・・

そう思うだけで、すぐ眼に涙が溜まってしまう。

グッと目を瞑り、その事を頭から必死に消そうとする果歩。

「もう、バイト行かないと……。」

溢れそうな涙をグッと堪えて、果歩は自宅アパートを出た。

「おぉ!果歩ちゃん!体調大丈夫かぁ?」

トミタスポーツに着いた果歩、スタッフルームの入り口付近で、ここのスタッフで面接の時も同席していた山井に声を掛けられた。

「はい、もう大丈夫です。ご迷惑かけてすみませんでした。」

体調を聞かれたのは、アルバイトを急に休んだ理由を風邪をひいたという事にしておいたためだ。

「そっかぁ、じゃもう普通にバイトの仕事今まで通りできるんだね?」

「はい、大丈夫です、もう完璧に治りましたから。」

「じゃあ、今日はプールの監視員の仕事頼んでいいかな?仕事内容は確かこのまえ富田さんに教えてもらったよね?」

「監視員・・・ですか。」

「うん、まぁほとんど座ってるだけだし、できるよね?」

「は、はい・・・わかりました。」

確かに監視員の仕事は楽すぎるほど楽だ、しかし果歩は気が進まなかった。

「はぁ、またこれ着ないといけないんだぁ・・・。」

更衣室のロッカーの前で、ため息をする果歩。

手に持っているのは、先日も身に着けた果歩の体には少しサイズが小さめの競泳用水着だ。

先日の事を思い出す果歩、自分の身体に向けられる男性会員たちからの視線、そして富田。

富田の身体を見て、淫らな想像をして水着に染みをつくってしまった自分自身のことを思い出す。

しかし、仕事を引き受けた以上、この水着を着ないわけにはいかない。

そう小さな覚悟を決め、果歩は身に着けている衣服を脱いでいった。

・・・やっぱり・・・

室内プールに出てきた果歩は、案の定、複数の男性会員達からの視線感じた。

嫌悪感ではない、しかし、とても恥ずかしかったのだ。

上はTシャツを着ているものの、下半身のハイレグ部分と、水着が小さいために若干食い込んでしまっているお尻の部分、男性会員達の視線は特にそこに集中している。

・・・やっぱこんなの恥ずかしいよぉ・・・

・・・早く監視台に座っちゃお・・・

監視台の椅子に座ってしまえば、下半身を見られることはほとんどない。

果歩は少し小走りぎみで監視台に向かった。

「あれ、果歩ちゃん?」

監視台に向かっていた途中、後ろから名前を呼ばれて果歩は振り返った。

「あ、秋絵先輩?」

そこにいたのは、秋絵だった。しかも秋絵は水着姿、水着は果歩の水着と同様の競泳水着のようだった。

「フフ、果歩ちゃん今日は監視員の係?」

「は、はい。」

果歩は秋絵の水着姿に見とれてしまっていた。

・・・すごい・・・秋絵先輩モデルみたい・・・それに・・・

それに秋絵のプロポーションからは、女の果歩でもドキっとしてしまうような、何か成熟した大人の女性の雰囲気のようなものを感じた。

「果歩ちゃん大丈夫?実は知子ちゃんに食堂で会ったからちょっと聞いちゃったんだけど、果歩ちゃん、友哉君との事で悩んでて休んでるって。」

秋絵は心配そうな表情で果歩を見ながら言った。

「え、知子ちゃんが?・・・はい・・・あの・・・ちょっと・・・」

その事を聞かれ、果歩の顔が少し曇る。

なんだか、こんな場所でも、友哉の事を少しでも思い出すだけで泣きそうになってしまう。

「そっかぁ、私でよかったらいつでも相談のるからね、遠慮なく言ってね。」

「は、はい。ありがとうございます。」

秋絵からそんな風に声を掛けてもらえたのは正直うれしかった。

知子にも励ましてもらったが、自分の中に何か詰まったような思いを、果歩は誰かに吐き出したかったのかもしれない。

尊敬し、憧れている秋絵になら、その詰まったものをすべて曝け出す事ができるような気がした。

そして秋絵なら、そのすべてを受け止めて、いい答えを導きだしてくれる様な気もしたのだ。

「なになに?果歩ちゃん恋の悩みかい?」

「え!?」

突然聞こえた後ろからの男性の声。

いつの間にかすぐ後ろに来ていたその男性の声に聞き覚えのある果歩は少しビックリして後ろに振り向いた。

「な〜んだ、じゃあ果歩ちゃん休んでたのは風邪じゃなかったのかぁ」

その声の主は先日同様、ビキニパンツの水着姿の富田だった。

27

「あ・・・すみません・・・あの・・・」

「ハハッ!いいのいいの!果歩ちゃんくらいの年頃は恋の悩みは多いもんだしねぇ。」

バイトの欠勤の理由が嘘だった事を正直に謝る果歩に対し、富田はそんな事は気にしてないよ、といった感じの反応を見せた。

「そうかぁ、そういえば果歩ちゃん、彼氏と遠距離恋愛中だったもんなぁ。」

「は、はい・・・」

果歩は一瞬富田の方を見たがすぐに目線を外して下に俯いてしまった。

プールからあがったばかりの、水の滴る富田の逞しい肉体を果歩は直視できない。

チラッと富田の身体を見ただけで、先日の自分の自慰行為を思い出してしまう・・・。

あの時、果歩は自分が富田に抱かれているシーンを想像して行為に及んだのだ。

そう、今目の前にいる富田の身体をオカズにしてオナニーをした。

あの夜の事を思い出すと、恥ずかしくて富田とまともに会話できそうにない。

下を向き顔を赤らめている果歩。

富田はそんな果歩の身体を上から下までジロ〜っとイヤらしい細めた目で見つめる。

そして富田は秋絵の方を見ると、なにか目で合図を送った。

秋絵も富田のその合図に小さく頷く。

「ねぇ果歩ちゃん、今日バイト終ったらちょっと飲みにでも行かない?明日は学校もバイトもお休みでしょ?」

「飲みに、ですか・・・?」

「そうそう!こういう時はパァっと楽しくお酒を飲んで、ストレス発散した方がいいわ。ですよね?富田さん。」

秋絵は明るい表情でそう言い、富田のほうを見た。

「ハハッ!そうだよぉ!よし!今日は俺が奢る(おごる)よ!」

明るく振舞う富田と秋絵、果歩は自分を元気付けようとふたりが誘ってくれているのだと感じた。

「でもそんな・・・なんか申し訳ないです。」

しかし果歩は正直そんな気分ではなかった、今日はバイトが終れば自分の部屋でまた一人で泣きたい気分だったのだ。

泣けば少しは気分がスッキリする。

嫌な事を忘れるためのお酒なんて、果歩は今まで経験したことがなかったため、なんだか気が進まなかったし、それで気分が晴れるなんて思えなかった。

「フフ、大丈夫よ、富田さんお金だけはたくさん持ってるから。」

「おいおい!お金だけってなんだよぉ!ハハッまぁ2人を奢るくらいの金は財布にあるけどなぁ。」

秋絵の言葉に対し富田は笑いながらそう言った。

「フフ、ね?果歩ちゃん、富田さんもそう言ってるし、どうかな?」

もうこうなってしまっては断るわけにはいかない。

「ホントに、いいんですか?」

「もちろん!」

富田が景気良くそう答える。

「じゃあ今日はいつもより早めに仕事あがって飲みに行くかぁ!」

「え、でもお仕事は・・・。」

早めにあがると言っても、他のスタッフの方に迷惑が掛かるのではないかと、果歩は心配そうな表情だ。

「いいのいいの!オーナーの特権特権!ハハッ仕事は他の奴に任せればいいから!」

「富田さんホント仕事いいかげんですよねぇ。」

「いいんだよ!じゃあ、果歩ちゃん、いつもより一時間早くあがっていいから、着替えたら、スタッフルームで待ってろよな?」

「はい。」

・・・飲み会かぁ・・・

監視台の椅子に座る果歩、今日もこの仕事は相変わらず退屈だ。

ボ〜っとプールを眺める。

そんな退屈すぎる時間、時計の針の動きが遅く感じる。

そんな時間を過ごすうちに、いつしか水色のプールを眺めていた果歩の視線は、お客さんに泳ぎ方を指導している富田に向いていた。

『果歩ちゃんもずっと俺の身体見てたんだろ?』

ハっとして果歩は慌てて富田を見ていた視線を外した。

先日富田から言われた言葉を思い出したからだ。

どうしてだろう・・・無意識のうちに富田を見つめてしまっていた。

・・・今は友哉の事で頭がいっぱいなはずなのに・・・

恋・・・じゃない・・・

富田に対する果歩の思い。

それが単に性の対象として富田を見てしまっているという事に、自分で果歩はしっかりとした自覚はなくても、心のどこかでわかっていたのかもしれない。

友哉の事で心が疲れきってしまっているというのに・・・

そんな自分の気持ちに、先日の自慰行為の後と同じような罪悪感を感じる果歩。

富田さんは悪い人じゃない、というか富田さんはいい人だもの・・・

でも、富田を見て、変な気持ちになっている自分が、まるで心の中で浮気をしてしまっているようで、自分で自分を許せなかった。

・・・でも・・・友哉は・・・友哉だって・・・

その日、富田と秋絵が提案してくれた飲み会、メンバーは富田と秋絵と果歩、そしてスタッフの中で特に富田と親しい山井の4人だった。

富田は居酒屋の個室を予約していてくれた。

その居酒屋は料理の値段はそこそこするようだったが、味は申し分なく美味しかった。

そんな美味しい料理だから、自然とみんなお酒も進む。

富田 「さぁさぁ!今日は果歩ちゃんを励ます会なんだから、果歩ちゃん、さぁ飲んで飲んで!」

果歩 「あ・・・はい、ありがとうございます。」

秋絵 「富田さんあんまり果歩ちゃんに飲ませすぎちゃダメですよ。」

山井 「まぁまぁ、いいじゃん、俺果歩ちゃんが酔いつぶれるところ見てみたいし。」

果歩 「そ、そんな・・・だめですよ・・・」

富田主催のこの飲み会、果歩にとっては意外と楽しいものになっていた。

富田と山井の話は面白いものだったし、秋絵が少し暴走気味の2人のブレーキ役になってくれている。

暗く落ち込んでいた果歩の心が、少しずつ晴れていくようだった。

友哉の事も、今は思い出すこともない。

果歩も楽しい気分でお酒が進む。これがアルコールの効果なのか、飲めば飲むほど楽しく感じる。

富田のススメもあり、果歩は今まで経験した事が無い程の速いペースでお酒を口にしていた。

コースで出されていた料理もすべて食べ終り、デザートを口にしていた4人。

腕時計を見た富田が口を開いた。

富田 「さて、そろそろ次!二次会行こうか!」

果歩 「え・・・二次会ですか?」

山井 「そうそう、トミタスポーツの飲み会の二次会はいつも富田さんの部屋でって決まってるんスよね?」

富田 「ハハッそうだよ、俺の部屋なら酒もいっぱいあるしなぁ。」

果歩 「富田さんの部屋・・・ですか・・・?」

秋絵 「果歩ちゃん、私も行くから、二次会も富田さんの部屋でどう?」

果歩 「ん〜っと・・・どうしようかな・・・」

秋絵 「明日は休みだし、今日はパァっとやりましょ?ね?」

山井 「そうそう!今日はなんたって果歩ちゃんが主役なんだから。」

確かに明日は休みだし、今はとても楽しい時間を過ごせている。

果歩はもう少しこの時間を味わいたいと感じていた。

果歩 「それじゃ・・・はい・・・いいですか?」

富田 「よ〜し!果歩ちゃんからOK出たし、おい山井!タクシー呼べ!」

山井 「了解しましたぁ!」

威勢がいい男ふたり、その顔はニヤっとなんともイヤらしい表情をしていた。

この後の事を考えると2人は笑いを堪えることができなかったのだ・・・。

28

富田 「まぁ、適当なところに座ってくれよな。酒とつまみ持ってくるわ。」

盛り上がった居酒屋での飲み会の後、二次会として4人が向かったのは富田のマンションの部屋だった。

果歩 「わぁ〜広い部屋ですねぇ!」

富田が住んでいるマンションは、まさに高級マンションと言っていい。

先日果歩が訪れた秋絵のマンション、その部屋も高級感があり広々としていたが、富田のマンションはそこ以上に豪勢で広い部屋だった。

山井 「うらやましいよなぁ。こんな所に住めるなんて。」

果歩 「本当ですね。」

果歩は大きなソファに腰を下ろし、キョロキョロと辺りを見渡している。

部屋が広いだけじゃなく、置いてある家具も高級そうなものばかりだ。

富田 「ハハッ!でもまぁ、これはこれで、掃除とか大変なんだぜ。」

秋絵 「フフ・・・富田さんホントに自分で掃除してます?この前はお手伝いさんに頼んでるって言ってませんでした?」

富田 「ハハッ!まいったなぁ、秋絵ちゃん余計な事言わんでくれよぉ!」

やはりトミタグループの社長の息子であり、トミタスポーツのオーナーでもあるのだから経済的に恵まれているのは当然だった。

こんな遊び呆けているような人間が、このような恵まれた生活を送っていることに苛立ちを感じる人も多いはず。

しかしそんな富田の事を、お人好しの果歩は特に嫉んだりする事はなかった。

むしろ果歩の目には、富田はトミタスポーツのオーナーとして立派に働いているように見えていたため、尊敬のような気持ちさえあった。

最初の居酒屋に続き、二次会も富田が用意してくれたおいしいお酒とつまみ、それに富田と山井の面白いトークで盛り上がっていた。

果歩も辛いことがあった反動なのか、これまで飲んだことがないくらいお酒も進み、頬をピンクに染め、富田と山井の話を聞きながら笑っていた。

・・・やっぱり参加してよかった・・・秋絵先輩も富田さんもこうやって元気づけてくれて・・・やさしいなぁ・・・

果歩は心の中で富田や秋絵に感謝した。

今日は帰っても部屋でひとりで泣くだけだったはずが、今はこんなにも楽しい気分でいられるのだから。

今この時間だけは嫌なことも忘れられる。

4人とも大分お酒を飲み終えて、盛り上がっていた時間から少し落ち着いて、みんなソファに座りゆったりとした時間になった時、富田がふいに口を開いた。

富田 「それにしても、大変だよなぁ果歩ちゃんも、遠距離恋愛ってのは。」

果歩 「え・・・あ・・・はい・・・。」

突然富田にそんな事を言われ、友哉の事を思い出してしまい果歩の顔が少し沈む。

秋絵 「富田さん、そんな事言ったら果歩ちゃん嫌な事思い出しちゃうじゃないですかぁ。」

富田 「あ・・・あはは・・・あ〜ごめんごめん!そんなつもりじゃなかったんだけど。」

富田はばつの悪そうな顔で慌てて謝った。

果歩 「い、いいんです・・・別にそんなお気遣いして頂かなくても・・・。」

秋絵 「フフ・・・あ、そうだぁ果歩ちゃん。彼との事、富田さんと山井さんにも相談してみたら?一応私達より恋愛の経験値はあるだろうし。」

山井 「ハハッ!一応じゃなくて、ありまっせ〜経験値、特に富田さんは。そうっスよね?」

富田 「おうおう!果歩ちゃん、俺達でよかったら相談にのるぜ?恋愛相談なら馴れたもんだからさ。」

果歩 「で、でも・・・そんな・・・」

そんな事を言われても、富田達に言ったところで状況が変わるとは思えなかったし、せっかく楽しい飲み会を暗い雰囲気にしてしまうのではと、果歩は思った。

秋絵 「ねぇ果歩ちゃん、今日は果歩ちゃんを励ます会でもあるんだし、ここで思っていること全部言っちゃえばきっと気分も楽になるわよ、ね?富田さん達がしっかり受け止めてくれるわ。そうですよね?富田さん?」

「そうそう!誰にも言わずに悩みを溜め込んじゃうのはよくないぜ?」

確かにそうかもしれない・・・ここで胸に詰まった苦しい思いを吐き出してしまえば少しは楽になれるかもしれない・・・

アルコールが回っていたせいもあるかもしれないが、果歩は誰かに今の自分の状況を擁護してもらいという気持ちになっていた。

こんなかわいそうな自分を慰めてほしいという弱い心に。

富田 「そうかぁ、彼氏の電話に女がねぇ……。」

山井 「いやぁマジこんな可愛い彼女がいるのに浮気とかありえないっスねぇその彼氏。」

秋絵 「私が知っている限り、友哉君はそんな事するような子には思えないだけどねぇ。すごいマジメな子よね?友哉君って。」

果歩 「はい・・・私もそう思ってたんですけど・・・。」

友哉はそんな人じゃない・・・あの優しくてまじめな友哉がそんな事するはずがなかった・・・

そんな事するはず・・・

しかし、あの電話に出た女性・・・・あの言葉は・・・

『今友哉ちょっとシャワー浴びにいってるから・・・』

山井 「甘い!甘いなぁ〜果歩ちゃんと秋絵ちゃんは、男なんてそんな美しい生き物じゃないんだぜ?」

富田 「ハハッ、まぁなぁ。」

山井の言葉に富田はごもっともといった感じで頷いている。

山井 「どんだけ真面目そうな男でも溜まるもんは溜まるしねぇ。」

果歩 「え・・・たまる・・・?」

富田 「ハハッ果歩ちゃん、果歩ちゃんだって男がある事をしないと溜まってちゃうモノがある事くらい知ってるだろ?」

果歩 「え・・・そ、それは・・・。」

もちろん、果歩もそれが何なのかは理解できたが、恋愛相談のはずが突然の下の話に、果歩は顔を赤らめる事しかできなかった。

29

秋絵 「フフ、2人ともなんで急に下ネタなんですか?これは恋愛相談ですよ?」

言葉に詰まって困っていた果歩を見て、秋絵は男ふたりに言った。

富田 「ハハッ果歩ちゃん、恋愛の話と性の話は深く結びついてるんだよ?」

果歩 「・・・そう・・・なんですか・・・?」

果歩は富田の言っている意味がよくわからなかったのか、首を傾げている。

山井 「まぁさ、果歩ちゃん、男はあれが溜まってムラムラしているところに、セクシーな女とかが近づいてきたら、だいたいヤっちゃう可能性が高いんだよねぇ。」

富田 「残念ながら遠距離とかで彼女に会えない奴なんてとくにね。」

果歩 「そ・・・そんなぁ・・・。」

・・・そうなの?・・・男の人ってみんなそうなの・・・?

アルコールのせいで涙脆く(なみだもろく)なっていたのか、果歩は男ふたりの言葉を聞いて目に涙を浮かべていた。

富田 「まぁ果歩ちゃんさ、果歩ちゃんはまだ若いんだし、何事も経験さ。今回の彼氏の事は残念だったけどさ。」

果歩 「・・・・・・・。」

富田 「女の子はいっぱい恋をしたり、いろんな経験して魅力的な大人の女になっていく訳だし。今回のことも、その一部だと思ったほうがいいよ、な?」

秋絵 「そうよ果歩ちゃん、恋も他のいろんな事もたくさん経験した方がいいわ。いい大人の女性になって、友哉君を見返すくらいにならないと。だから今回の事も、いい経験だと思ったほうがいいわ。」

果歩 「・・・でも・・・私は・・・友哉の事が・・・。」

友哉の事をそう簡単に忘れられることなど、今の果歩にはまだできるはずもなかった。

秋絵 「まだ無理して友哉君の事を忘れようとしなくていいの、時間を掛けてゆっくりでいいのよ、ゆっくり・・・。」

果歩 「・・・ハイ・・・。」

果歩は消え入りそうな小さい声で、悲しそうに返事をした。

山井 「そうそう!浮気してた彼氏の事なんてはやく忘れて、新しい幸せを見つけたほうがいいっしょ!」

新しい幸せと言われてもピンと来なかった。

これは果歩にとって初めての失恋だったからかもしれない。

失恋の後の対処法を何も知らないのだ。

・・・新しい恋人を見つけるって事・・・?

・・・でも今はとてもそんな気分じゃ・・・

富田 「まぁとりあえず今日はさ、果歩ちゃんが早く彼氏の事を忘れる事ができるように俺達が協力するからさ。ささっ飲んで飲んで。」

そう言いながら富田は果歩の隣に座ると、果歩が使っていたグラスに新たにお酒を注いだ。

果歩 「あっ、富田さん、もう私は・・・。」

もう結構飲んだ後だ。

今日の果歩はすでに今までにないくらいアルコールを摂取してしまっていた。

これ以上飲むのは少し怖い気がする・・・

富田 「いいじゃんいいじゃん、たまには、この酒うまいんだぜ?」

果歩 「じゃあ・・・後一杯だけ・・・。」

断れない性格の果歩、これだけ進められたら、あと一杯くらいは飲まない訳にはいかない。

ゴク・・・ゴク・・・

富田 「お〜いいねぇ!いい飲みっぷりだねぇ!」

グラスを口に運び、半分ヤケになった様に一気に入れられたお酒を飲み干す果歩。

もう今夜は・・・今夜だけは、ここにいる先輩達に甘えてもいいかも・・・と果歩は思い始めていた。

・・・はぁ・・・熱い・・・なんだか体が熱くなってきた・・・

どうやら富田がさっき注いだお酒はアルコール度数がかなり高めのお酒だったらしい。

ちょっとだけ覚めかけていたアルコールが再び効き始め、頬がさらにピンクになっていく果歩。

秋絵 「フフ、でもねぇ果歩ちゃん、女の子にはまだ果歩ちゃんが知らないような幸せがいっぱいあるのよ。」

富田とは反対側の果歩の隣に座った秋絵がポ〜っとアルコールが回ってきている果歩に話しかけた。

果歩 「・・・私がまだ知らない幸せ・・・・ですか・・・?」

ボ〜っとする頭で考えてみても秋絵の言っている意味がよくわからなかった果歩。

その時、秋絵は何やら怪しい笑みを浮かべて、果歩に気付かれないようにして山井に目で合図を送った。

山井はその合図を確認すると、ニヤっと笑い口を開いた。

山井 「そういや、彼氏の事は置いておいても、果歩ちゃんは大丈夫なの?」

果歩 「え?・・・大丈夫って何がですか?」

富田 「ハハッ、そうだよなぁ、果歩ちゃんも女の子とはいえ、年頃だもんなぁ。」

富田と山井がニヤニヤと笑みを浮かべているが、果歩はその意図する事が何なのかサッパリわからない。

山井 「果歩ちゃんもさ、彼氏と遠距離ってことは、いろいろと溜まってんじゃないのぉ?」

果歩 「えっ……?」

富田 「ずっとしてないんじゃ、溜まってるんだろ?果歩ちゃんも。」

果歩 「え?え?・・・な、なに言い出すんですか2人とも・・・。」

男ふたりの質問の意味がわかった果歩は、カァっとピンク色だった顔色を赤色に変えて言った。

というか、こんな質問は普通、男性が女性に面と向かって言うことではないと思った。

秋絵 「フフ、ちょっと2人とも質問がストレートすぎますよ。」

困り果てる果歩をフォローするように秋絵が富田と山井に言った。

山井 「ハハッごめんごめん!でもさ、実際問題あるだろ?果歩ちゃんだってムラムラする事。」

果歩 「・・・そ・・・それは・・・。」

正直者で嘘をつけない性格の果歩は、そんな事ありませんとは言えずに言葉に詰まってしまう。

富田 「清純で可愛い果歩ちゃんも人間だもんなぁ、果歩ちゃんがそういう時どうやってムラムラを処理してんのか興味あるわぁ!」

果歩 「と・・・富田さん・・・・。」

あまりに直接的な富田の言葉にもう恥ずかしくてしかたない様子の果歩。

いや恥ずかしいと言うより、もうこれはセクハラのようなものだ。

しかしここで、今まで男ふたりの下ネタから果歩を守ってくれていた秋絵が信じられない言葉を口にする。

秋絵 「フフ、果歩ちゃんは……果歩ちゃんはムラムラしたらバイブオナニーで処理してるんだよねぇ?」

30

果歩 「あっ秋絵先輩!!?」

果歩は自分の耳を疑った。

秋絵が今言った事、あの事は心を許した女の子同士の秘密だったはず。

秘密だったはずというか、常識的に暗黙の了解で秘密のはず。

山井 「うっわ〜マジ!?果歩ちゃんバイブ使ってんの!?」

富田 「ハハッていうか、果歩ちゃんがオナっちゃてるって事実だけでなんかすごいな。」

果歩 「え?あ…あの……。」

もう恥ずかしいどころではない。

それにアルコールで意識ボーっとしているのもあり、思考もうまく回らない。

パニック状態の果歩は富田と山井に何を言われても返す言葉が見つからなかった。

秋絵 「これだけ可愛い果歩ちゃんも人の子だものね、いいのよ果歩ちゃん、それぐらいの事は女の子でもほとんどの子はしてるわ。」

果歩 「秋絵先輩……でも、どうして・・・?」

・・・どうして富田さんと山井さんの前でそんな事・・・

秋絵 「フフ・・・ごめんね、果歩ちゃん。でもね、果歩ちゃんが大人の女性に一歩近づくにはこういう勉強も必要なのよ?」

果歩 「・・・秋絵先輩・・・よく言ってる意味が・・・勉強って・・・?」

秋絵 「だからね、女の子だってエッチな勉強は少しはしないとね。男の子が逃げてっちゃうのよ。」

果歩 「・・・でも・・・私は・・・。」

秋絵 「友哉君がなぜ浮気しちゃったのかはわからないけど、これからのために果歩ちゃんはもう少し知識と経験を増やしておいた方がいいと思うわよ?」

果歩 「そんな事・・・言われても・・・。」

確かに同年代の周りの子と比べれば果歩はそういった事の知識も経験も少なかった。

・・・でも・・・だからって・・・私がそんなだから友哉は他の女の子と?・・・そんな・・・・

秋絵 「幸いここにいるお二人さんは、知識も経験も豊富だしね。」

富田 「よ〜し果歩ちゃん!俺達で良かったらいくらでも協力するぜ?なぁ山井?」

山井 「もちろんっスよ!果歩ちゃんのためなら何でもするって。」

そう言って果歩に詰め寄ってくる男ふたり。

果歩 「えっ!?…ちょ、ちょっと!待ってください!」

果歩は反射的に逃げるようにソファの背もたれの方に身体を引いた。

話が想像もしてなかったあらぬ方向へ進み始めて、果歩の頭の中はさらにパニック状態になっていた。

果歩 「あの…なんか、話が変な方向にいってません?」

秋絵 「フフ、果歩ちゃん、もしかして果歩ちゃんは友哉君と付き合っていてもこういった事は全部受身だったんじゃない?」

果歩 「…それは…。」

そう言われれば、友哉との交わり時はすべて友哉に任せて、友哉の言う通りにしていただけだった。

しかしそれは、果歩は知識も経験もなく、恥ずかしがり屋でもあったため仕方がなかった事かもしれない。

富田 「ハハッなるほどね、果歩ちゃんは彼氏にまったく自分の気持ちを解放していなかったって事だな?それじゃ彼氏さんがちょっと気の毒だなぁ。」

果歩 「…解放って言われても…。」

なんだかこれでは果歩が性に疎いせいで友哉が浮気したんだと言われているようだ。

山井 「男ってのは相手に気持ちよくなってもらってなんぼだからなぁ・・・果歩ちゃんが気持ちを解放してくれなかったら・・・彼氏の気持ちも盛り上がらないよなぁ。」

果歩 「そんな事言われても・・・。」

確かに友哉の前で果歩はそんなに乱れた姿を見せた事はない。

秋絵にもらったバイブレーターでのオナニー。
あの時のような興奮は友哉との性交で感じた事はない。

・・・でも、それって私が悪いの・・・?

友哉にまかせっきりだったから・・・?

秋絵 「フフ、果歩ちゃんは友哉君にフェラチオもしてあげた事ないんだよね?」

果歩 「・・・ハイ・・・。」

フェラチオ、男性器を口に含んだり舌で刺激したりする行為。

果歩は知識としては知っていても実際に友哉にしてあげた事はなかった。

それは友哉から頼まれたこともなかったし、もちろん恥ずかしがりやの果歩から積極的に行為に及ぶことなどあるはずがなかった。

しかし、果歩の本心では、フェラチオに興味がないわけではなかった。

それどころか先日、果歩は男根の形を模ったバイブレーターをまるでフェラチオをするように口に含んで舐めていたのだから。

山井 「え〜マジ?果歩ちゃん彼氏にフェラしてあげたことないの!?あ〜そりゃ彼氏かわいそうだわぁ!」

富田 「今時フェラチオしないカップルなんて珍しいよなぁ?」

果歩 「そ、そうなんですか・・・。」

なんだかさっきから果歩は自分ばかり責められているようで、今にも泣きそうであった。

しかしその一方で、富田達が言うとおり、性に消極的な自分に友哉は不満を抱いていたのかもしれない、と思うようになっていた。

秋絵 「フフ、果歩ちゃん、じゃあ果歩ちゃんのこれからの恋愛生活のためにも、ちょっとここで練習してみない?」

果歩 「練習・・・ですか・・・?」

秋絵 「そう、フェラチオの練習をね。」

【寝取られ】先輩が自分の嫁さんを抱いてくれとお願いしてきた5 【NTR】

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会社の一番信頼できる先輩に頼まれて、奧さんのミクさんと深い関係になった。寝取られ性癖の先輩の要求はエスカレートしていき、それに応えて俺も、ミクさんに対してあらゆる事をしてしまうようになっていった。

人妻のミクさんに、夫の先輩ですらしたことがないことをするのは、甘美な果実のように俺の心を捕らえて放さなかった。

そんな中、日頃のお礼と言いながら先輩が俺に手渡してきたUSBメモリの中には、地獄と天国が入っていた。

俺の嫁の恭子。スポーツドリンクのCMで、人魚になった芸能人みたいなルックスの恭子は、俺の自慢の宝物だと思っていた。
それが、俺がミクさんにしたのと同じようなことを、そっくり先輩にされていた……死ぬほどのショックを受けながら、興奮する自分を隠せなかった。

そして今俺は、駅前の個室ビデオのブースで、先輩に渡された動画を見ていた。

動画を再生すると、画面はピンクと黒で染まった。ピンクは恭子で、セクシーなランジェリー姿だった。そして黒は、ムキムキのバキバキの黒人の裸体だった。
その黒人は、ムキムキなのに鈍重な感じはなく、クロヒョウみたいな雰囲気だった。そして自分自身の馬鹿げたサイズの黒棒を握り、ニヤニヤした顔で恭子を見つめている。
恭子は、日頃俺を喜ばせるために着ているようなランジェリーを身にまとい、黒人のチンポに自分の腕を近づける。

そして、自分の前腕と黒人のチンポを並べるようにすると、
『凄いよ、これ#9825; 私の腕くらいある! ダメ、もう我慢できないよぉ#9825;』
と、甘えた声で言った。

そしてすぐに黒人の前にひざまずき、その大きなモノを手で握った。
『ホント凄く大っきいよw 私の顔くらいあるでしょ?』
そう言って、その黒い棒を自分の顔と並べるようにする。小顔の恭子なので、本当に黒棒と同じサイズのように思える。

黒人はその様子を、”ハッハッァw”みたいな、外国人特有の陽気な笑い方をしながら見ていたが、すぐに自分のモノを手で持つと、恭子の頬にピタピタとソフト黒棒ビンタを繰り返す。

そんな屈辱的な事をされても、恭子は嫌がるどころかどんどん顔がうっとりとしていく。
そして、ガマンしきれないようにその黒棒を両手で握ると、竿の側面を舐め始めた。
「オオゥ」
黒人が短くうめく。
『信じれない……カチカチだよ。黒人さんなのに、なんでこんなに固いの?』
恭子はそう言いながら、ペロペロと舐め続ける。
「俺、クォーターだからw 日本語の方が得意だぜw」
と、黒人は流ちょうな日本語で言う。
『だから固いんだ#9825; ケニーのより凄いかも#9825;』

「ケニーって?」
カメラを撮影している先輩が聞く。

『サトシくんと付き合う前に付き合ってた人だよ』
ペロペロと、黒棒を舐めながら答える恭子。
「例の黒人さん?」
『そうだよw 付き合ってたと言っても、半年くらいだけどね』
恭子が答える。でも、先輩と会話をしながらも、黒棒に夢中になっているのがわかる。

「それって、サトシ知ってるの?」
『言えないよぉ……だって、そんな女イヤでしょ?』

そんな会話をする二人に、クォーターの黒人が割って入る。
「そりゃそうだw 日本人の男なら、彼女の元カレが黒人とか言ったら、100パー引くわなw」
『でしょ? 普通そうだよね?』
恭子が黒人に同意を求める。
そして、このタイミングで自己紹介をする黒人。名前はケビンと言うらしい。しかし、やたらと日本語が上手だ。目を閉じると、柄の悪い日本人がしゃべっているみたいだ。日本生まれの日本育ちとか、そんな感じなのかもしれない。

「そりゃ、こんなのでヒィヒィ言わされてたら、勝ち目ねーしなw」
ケビンはそう言うと、自分の黒棒を握り、恭子の口の中にねじこんでいく。

恭子は唇に押しつけられる黒棒に、嬉しそうな顔になったと思うと、すぐに大きく口を開けた。
それは、無理矢理押し込まれていくような感じで、見るからに棒と穴のサイズがあっていない感じだったが、それでもなんとか恭子の口の中に収まった。
「ハハw 凄いね、ちゃんとくわえられたなw」
ケビンが喜ぶ。確かにこのサイズだと、日本人の女の子ではムリな子が多いかもしれない。

それにしても、強烈な光景だった。俺は、自分のモノのサイズに自信を持っていた。恭子も、俺以上のサイズとの経験なんて絶対にないと思っていた。俺に……俺のチンポに夢中だと思っていた。
そんな、天狗の鼻をへし折られるような光景に、言葉も出ない。

キチキチに口の中に収まっている黒い棒。見るからに無理無理収まっている感じだ。でも恭子は、それでも頭を動かし始める。こんな窮屈そうなフェラは見たことがない。
恭子が目一杯口の中に入れても、半分以上は外に出て余った状態になっている。

「うぅ#12316;w 良いね、気持ち良い#12316;よw」
陽気にうめくケビン。日本語が上手で、ほぼ日本人みたいな感じでも、やはり黒人特有の陽気さが消えることはないようだ。

そして、そのまま恭子は頭を振り続ける。時折口から黒棒を吐き出して、睾丸を口に含んだり、睾丸の裏を丁寧に舐め回したりする。
恭子は普段の俺とのセックスで、かなり色々なことをしてくれる。コスプレしたり、喉奥までくわえたりしてくれる。でも、こんな風に睾丸を舐めてもらったことはない。自分がしてもらったことがないことを、嫁が他人にしている姿。先輩が、それに凄く興奮する理由が理解できてしまった。

俺は、悔しいとか嫉妬の気持ち以上に、間違いなく興奮していた。俺の知らない嫁の顔を見せつけられて、猛烈に興奮していた。
俺の前では、俺に一途な顔しか見せない恭子が、こんなにも他人のチンポに顔をとろけさせている姿……一瞬、ミクさんの顔が浮かんだ。ミクさんが、俺のチンポに夢中になり、俺に愛してると言いながら、膣深く中出しを受ける姿。それを見て、先輩は狂喜していた。俺は心の中で、そんな先輩を羨ましいと思っていたのかもしれない。

グチョ、ズチョ、クチョ、などと言う、水っぽい音を響かせながら、恭子がフェラを続ける。
本当に、恭子は夢中という感じだ。そして右手でケビンの乳首を触り、左手で睾丸をまさぐる。
「オォゥw イクよ、恭子さ#12316;ん、出るよっw」
イク寸前まで陽気なケビンに、こんな状況なのに笑いが出てしまう。

すると恭子は口から黒棒を吐き出し、手で猛烈にしごき始める。指が回りきっていないような感じなのに、凄い勢いでしごき続けると、ケビンがうめきながら射精した。

真っ黒な極太から、真っ白な精液がものすごい量飛び散る。恭子の顔に突き刺さるようにぶつかり、髪やまぶたや鼻、首筋までも白く染めていく。それにしても、驚くような量だ。

そして、顔を白く染めてもまだ出続ける精液を、途中から口を開けて口で受け始めた恭子。
「すっげぇ出たw」
ケビンが気持ちよさそうに言う。本当に、声だけ聞いていると、日本人の若者にしか思えない。

恭子は、顔中ドロドロにされて、口の中にもいっぱい精液を注ぎ込まれているのに、本当に見ていられないほど、とろけて熱っぽい目になっている。

「凄い顔になってるよw」
先輩がカメラで撮影をしながら、恭子に声をかける。

『へへw 溺れるかと思ったw でも、こんなの久しぶり#9825; かけられて、イッちゃったよぉ……』
「あれ? 飲んでくれたの!?」
ケビンが、嬉しそうな声で言う。
『だって、日本人と違って、すっごく雄臭いからw 臭いだけでもイッちゃうよw』
恭子が、答えになっていない答えを言う。
それでもケビンはテンション上がりまくりで、
「うれし#12316;! 大好きっ!」
と、陽気に言いながら、恭子にキスをしようとした。すると、恭子が口の前に手のひらを差し込んでガードする。

「なんで? ダメなの?」
『キスはダメ#12316;w』
「オォゥ……」
こんなやりとりをする二人。

「何でだよw ザーメン飲んどいて、キスはダメとかw」
先輩が可笑しそうに言う。

『だって、ここはサトシくん専用だもん#9825;』
恭子が、顔中ケビンの精液まみれのまま、そんな事を言う。でも、この状況だからかもしれないが、凄く嬉しかった。
俺への気持ちはちゃんとあるんだなと思うと、少しだけど安心できた。

「じゃあ、どうする? 恭子ちゃん、どうして欲しい?」
ケビンが恭子に話しかけると、恭子はケビンのごつい手を掴み、その節くれ立った指を舐め始めた。
ガタイがデカいので、指もゴツく、まるで小さなチンポみたいに見える。それを、丁寧にフェラするように舐めながら、
『これでイカせて#9825;』
と、恭子がおねだりをした。ケビンは嬉しそうにOKというと、指を恭子の口の中に突っ込んで舌をいじり回したり、顔中に付着したままの精液を指でぬぐっては恭子の口の中に運んだりしている。

さっきの黒棒フェラも強烈な光景だったが、これはエロさでは上に思える。真っ黒な指に絡みつく白い精液。それを口に運ばれて、嫌がるでもなく嬉しそうに飲み込んでいく恭子。

『ダメぇ……それ入れてぇ#9825; もうイッちゃいそうだよぉ#9825;』
恭子は、泣きそうなほどとろけた顔で言う。するとすぐに、ケビンのゴツい指が恭子のアソコに押し当てられた。1本だけでも太いと思う指なのに、それを2本束ねて押し込むケビン。グチョグチョに濡れた恭子のアソコは、あっけないくらい簡単に、無抵抗に指を受け入れた。
『ンッ!おおぉっ! オォんっ! 気持ちいいぃっ! あ、あぁっ! イクぅっ! イッちゃうぅっ!!』
恭子は、あっけなくイッてしまったようだ。でも、ケビンは突っ込んだ指をガシガシと動かし続ける。
『ンほぉっんっ! それぇ、だめぇっ! アッ#9825; アァッンッ#9825; そう! うぅァッ! そこぉっ! もっとしてっ!! イクぅっ! イックッ!』
恭子は、その雑な指の愛撫だけで、立て続けにイッてしまっているようで、体がガクガクと痙攣するように震えっぱなしだ。

先輩は、近づいたり引いたり、上手に撮影を続ける。画がアップになると、恭子のアソコにゴツい指が2本が突っ込まれ、かなり高速で抜き差しされているのがよくわかる。
色白の恭子の肌と、真っ黒の指のコントラストが妙になまめかしく、魅入られたようになってしまう。

そして、そのまま2度、3度とイキ続ける恭子。もう限界が来たのか、恭子がガシッと言う感じでケビンの黒棒を掴み、
『もうダメっ! 入れてっ! ファックミー!』
と、泣きそうな声で叫んだ。つい英語でおねだりをしてしまうのは、元カレの影響なのかと思うと、心がざわついてくる。
するとケビンは、ベッドの上に寝転んだ。
「入れたきゃ入れなよw」
少しバカにするような口調でそう言うと、自分で黒棒を前後にブラブラ揺らし始めた。それは、すっかりと回復して怖いくらいにそそり立っている。
洋物エロビデオの男優みたいに、柔らかそうな感じは一切なく、日本男児のそれのように固そうだ。

恭子は嬉しそうに立ち上がると、中途半端にズラされていたショーツを脱ぎ去る。透けたブラ一枚だけになった恭子は、全裸よりもエロい感じがした。

そして躊躇もなにもなく、ケビンの黒棒の上にまたがるように立った。先輩は恭子に、挿入もキスもしていないと言っていた。俺に対する気づかいと言うことだが、今それも崩れようとしている。

自分の愛する嫁が、よりによって黒人の生チンポにまたがろうとしている姿……普通ならば一生見ることのない光景だと思う。
でも逆に言えば、そんなレアで貴重な光景を目の当たりに出来るとも言えるのかもしれない。
そして俺は、それを強く望んでしまっている……。

ただ、俺の中にいる冷静なもう一人の俺は、避妊のことが気になる。そして、今さらだけど性病のことも気になる。精液を飲んでしまっていては、すでに性病もクソもないのだけど、やっぱり相手が黒人ということもあり、偏見かもしれないが気になってしまう。

だけど、やっぱり避妊のことが一番気になる。俺と恭子は、必ずコンドームを着けてセックスをしていた。まだまだ二人の時間を楽しみたいと思っているので、子作りはまだ先だと思っていたからだ。

それなのに、俺ですらまだ数回しか体験していない恭子の生膣を、どこの馬の骨ともわからない黒人に奪われてしまうと思うと、嫉妬や焦燥感で体が震えそうだ。

恭子は、どんどん腰を降ろしていく。そして、そそり立つ黒棒を手に掴むと、自分のアソコに導いていく。
もうダメだと思った瞬間、先輩の声が響く。
「アレ? コンドームは?」
先輩の声に、一瞬、恭子が固まる。
俺は、ホッとしていた。恭子も興奮で我を忘れていただけだと思う。

だけど恭子は、
『いいの#9825;』
と、一言言うと、そのまま腰を降ろしてしまった。
あの馬鹿げたサイズの黒棒が、一瞬で恭子の膣中に消えると、
『グゥふぅっ! おぉオおぉっ!! 奥、来たぁ来たあっ#9825; 凄い、これ、ヤバいぃっ! 太くてぇ、ガチガチだよぉっ#9825; 赤ちゃんの部屋、壊れちゃうぅ#9825;』
騎乗位で繋がりながら、気持ちよさそうに、顔をトロトロに溶けさせながら言う恭子。

「凄いねw 奥まで入っちゃうんだw どんだけ拡張してんだよw」
ケビンがあきれたように言う。
『だってぇ、いつもこれでしてるからw』
そう言って、ケビンに自分の拳を見せる恭子。
「マジかw 見せろよ!」
『だめぇ#12316;。ケビンがイったら、見せてあげる#9825;』
「OK。じゃあ、よいしょっと」
そう言って、ケビンがつながったまま、恭子を抱えるようにして正常位に移行する。

意味がわからない。拳を見せた恭子。何かの暗号というか、ハンドサインなんだろうか? 黒人が好むスラング的な、意味があるサインなんだろうか?

それにしても、ケビンの力強さと、チンポの長さが際立つ動きだった。俺が同じ事をしようにも、あんな風に軽々と恭子を持ち上げることは出来ないと思うし、そもそも俺のチンポでは抜けてしまうと思う。18cm程度で巨根だと天狗になっていた自分が、死ぬほど恥ずかしい……。
相手がF1ドライバーと知らずに、ドライビングテクニックの話をしてしまったようなものだ……。

そして正常位になる恭子とケビン。ケビンを見つめる恭子の目が、期待にキラキラ輝いている。恭子のこんな顔は初めて見る。
赤信号で止まっている小学生が、信号が代わったら思いきりダッシュしてやる! と、待ち構えているときのような、キラキラした目だ。

そしてケビンは、恭子の足首を掴み、思いきり開脚させるようにする。本当に、あられもない姿だ。
そしてケビンは、そのまま腰を動かし始めた。漆黒の筋肉がなまめかしくうごめき、杭でも打つように恭子を責める。
『ア゛ア゛ア゛ァおぉっ!! ダメっ! だめぇぇぇーーーっっ! 壊れうぅっ! ヒィグゥッ! おぉっ!! お゛お゛お゛ぉっ! オマンゴごわれるぅぅぅっっ!! んひぃっ!! ンヒィん#9825; ウウゥウウアッ!! オフゥ#9825; ふぅ#9825; んぎぃぃぃっ!!』

【寝取られ】なまりのある彼女と、俺の親友の秘密レッスン3 【NTR】

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興奮すると、いまだになまりが出てしまう俺の可愛い彼女玲奈。同棲もしているし、将来結婚することは確定だと思っていた。

故郷の岩手から東京に出て3年経っても、都会に染まることなく純朴なままの玲奈。ファッションにも無頓着で、天然でお人好しな玲奈。そんな全てが愛おしいと思っていた。

それが、俺の親友の祐介と秘密のレッスンをしている事を知ってしまった……。

ーーそして俺は、親戚の葬儀を終えて東京に帰ってきた。空港に着くと、本当に玲奈が出迎えてくれた。さすがに大きな旗を持ってはいなかったが、俺の顔を見ると、凄く嬉しそうに笑いながら駆け寄ってくれた。

その笑顔に、一瞬嫌なことを忘れたが、どうしてもあの動画のことが頭から離れてくれない。
『仁志君、お帰りー! 寂しかったよー。でも、お疲れ様。大変だったね!』
玲奈がそう言いながら、腕を組んでくる。本当に寂しかったというのが伝わってくる感じだ。
迎えに来てくれたことのお礼を言い、腕を組んでくる玲奈と一緒に帰路についた。電車の中でも甘えてくる玲奈に、少し気恥ずかしくなるが、幸せだと思った。

でも、それ以上に祐介とのことが気になってしまう。玲奈は祐介が帰った後、オナニーをした。そしてイク時に、祐介の名前を叫んだ……。
部屋に戻ると、俺は狂ったように玲奈を求めた。嫉妬でおかしくなったように、荒々しく玲奈を抱きしめた。
『仁志君、会いたかったよ……愛してる』
そう言って、キスをしてくる玲奈。積極的に絡んでくる玲奈の舌に、玲奈も興奮しているのがわかる。

玲奈は玄関だというのに、ズボンの上からチンポをまさぐってくる。
『仁志君、今してあげる』
玲奈は恥ずかしそうにそう言い、頬を赤くしながらも俺のズボンを脱がせ始める。
「え? ここで? シャワー浴びてベッド行こうよ!」
俺がそんな風に言っても、
『だめぇー。今すぐ浮気チェックしなきゃw』
と、イタズラっぽく笑う。
「そんなの、するわけないじゃん!」
俺は慌てて否定するが、同時に玲奈の方こそどうなんだよ……と、少しムッときた。確かに、玲奈は浮気と思っていないのかもしれないが、あんなのは浮気だ。俺のための練習だと言われても、そんなのは納得できるはずもない。

『自分でもしてない?』
玲奈は、相変わらず恥ずかしそうに言う。
「え? ゴ、ゴメン……」
『ほら! 右手さんと浮気したんだ! ダメだよ! 仁志君は、全部私とだよ。自分でするのも禁止ー。私がいつでもしてあげる!』

そんな事を言いながら、本当に玄関でフェラを始めてくれた。玲奈は、本当に上手くなった。祐介のレッスンのおかげだと思うと複雑だが、玲奈の絡みついてくる舌、バキュームされる快感に腰が砕けそうだ。

そして、玲奈がいきなり服を脱ぎ始めた。恥ずかしそうに顔を赤くしているが、
『仁志君に、喜んでもらおうと思って……』
と言うと、下着だけになった。

それは、動画で見た下着だった。黒のレースの大人びたセクシーなブラとショーツに、ガーターベルトにストッキング……動画で見たときももちろん興奮したが、やはり生で見るのは全然衝撃が違った。

純朴そのものの玲奈がこんな下着を身につけているのは、ギャップが物凄いモノがある。清楚な見た目の玲奈が、服の下にこんなエロい下着を身につけているなんて、誰も想像しないと思う。

玲奈が、こんな下着を身につけて空港まで迎えに来てくれたのだと思うと、今さらドキドキしてくる。

この下着も祐介が選んだのだと思うけど、良いセンスだと思ってしまった。

『へ、変かな?』
玲奈が顔を真っ赤にしてモジモジ言う。その仕草も、身につけている下着とはギャップがある。

「いや、凄くエロいよ。ありがとう、マジで嬉しいよ!」
俺がそう言うと、玲奈はモジモジと不安そうだった顔が一瞬で消えて、良い笑顔になった。そしてそのまま、またフェラを始めてくれた。

ただでさえ、さっきのフェラで結構イキそうなくらいになっていたのに、こんな下着で視覚的にも責められて、一気に限界が迫ってきてしまう。

玲奈はひざまずいて口でしながら、俺の目を見つめてくる。ぱっちりした目がキラキラ輝いていて、吸い込まれそうになる。
そして玲奈は、俺のシャツの中に手を差し込み、乳首まで触り始めた。動画で、祐介に教わっていたヤツだ。
乳首まで責められたことで、もうイク寸前になってきた。

すると玲奈が口からチンポを吐き出し、手で亀頭周りを責めてきた。自分の唾液で濡れた亀頭を、手のひらで包み込むように責める玲奈。

そして俺のチンポに向かって、だらぁっと唾液を垂らしていく……その唾液が亀頭周りに付着すると、それを手のひらで伸ばすようにして亀頭責めをする。
もう、おかしくなりそうなくらい気持ち良かった。剥き出しの亀頭が刺激される快感。そして、エロい下着による視覚的な興奮。もう、限界だった。

「ダメだ、イクっ! 玲奈、出るっ!」
そう叫んだ瞬間、玲奈が口に含んでくれた。腰が抜けそうな快感を感じながら、玲奈のお口の中にぶちまけた。

玲奈は、すぐにゴクンと飲み込んでくれて、
『やっぱりちょっと薄いよw もう、浮気しちゃダメだからね!』
と、笑顔で言ってきた。

俺は、この笑顔の裏で、玲奈が祐介とキスをしていると思うと泣きそうだった。

そして、一緒にご飯を食べて、仲良く一緒にお風呂に入った。
恥ずかしがりで、一緒にお風呂に入ることなどなかった玲奈が、最近は一緒にお風呂に入ってくれるようになった。これも、祐介とのレッスンの影響で、羞恥心が少なくなったからだと思う。

全てに祐介の影がちらつく気がして、嫉妬が抑えられなくなる。
「ねぇ、祐介は遊びに来なかったの?」
『うん。来てないよ』
ノータイムで、ウソをつく玲奈。玲奈に対する認識が揺れ始める。平気でウソをつける子だとは思っていなかった。女性というのは、男と違ってウソが上手いのかな? と思う。玲奈は、まったく平然としている。

「こういう時は、呼んだ方が良いんじゃない? 一人だと物騒だし、変な事件多いじゃん?」
『えぇー、ヤダよぉ……二人きりなんて、緊張しちゃうし……』
「緊張なんてするの? あぁっ! 意識してるんだ!」
大げさに言ってみた。

『意識なんてしてないよ! でも、恥ずかしいし……』
「祐介のこと、嫌いなの?」
『そんな事ないよ!』
「じゃあ、好きなんだ」
『え? それは、友達としてなら好きだけど……』
「じゃあ、別に良いじゃんw 一人きりにするのは心配だからさ、今度こういうことがあったら、一緒に飯くらい食べなよ」
『へへw 心配してくれてありがとうね。でも、今度は一緒に行っちゃう! 隠れてついてくからね!』
と、無邪気な笑顔で言ってくれた。

隠し事はされたが、玲奈の俺への気持ちにウソはないと思った。

そして、疲れからかいつの間にか寝てしまった。すると、少し荒い息づかいに目が覚めた。
そっと目を開けると、玲奈がベッドを出て、壁際のソファの上でオナニーをしているのが見えた。

暗闇の中、スマホの充電ランプや、DVDレコーダーのデジタル時計の明かりにうっすらと浮かび上がる玲奈は、パジャマのズボンを膝まで降ろしていた。そして、アソコにあのディルドを入れて抜き差ししていた。

小さな音だが、クチョ、クチョという湿った音が響き、
『ン……ア……ァ、ア……んっ、ア……』
と、玲奈の小さなあえぎ声も響いてくる。

俺が寝ている横で、オナニーをする玲奈。本当に、エッチな女の子になってしまったと思う。でも、全然イヤではない。こんなにも清純な玲奈が、実はオナニーをするくらいエッチ……それは、たまらないくらいの興奮を呼ぶ。

俺は、寝たふりをしながら玲奈のオナニーを見続けた。
玲奈のディルドを抜き差しするスピードが速くなっていき、声も少し大きくなっていく。

『ン、あ、あっ! ダメぇ……イ、イッちゃうぅ……』
玲奈は、無意識なのか声が漏れる。そして、そのままさらに動きが速くなり、
『イクっ! んんッ! 祐介君っ!』
と言いながらガクガクッと震えた……。

俺は、冷水をかぶせられたような気持ちになった……玲奈は動画の時と同じで、祐介の名前を叫びながらイッてしまった……。

『バカだ……ホント、バカ……』
玲奈は自己嫌悪に陥ったような感じでつぶやくと、寝室をそっと出て行った。

洗面の方で、水の音がする。多分、ディルドを洗っているような感じなのだと思う。

そして、しばらくして戻ってきた玲奈は、俺の横に潜り込み抱きついてきた。俺のことをギュッと抱きしめながら、
『ゴメン……もう、やめる……』
と、小声でささやいた。

俺はそのまま寝たふりをしていたが、玲奈はオナニーでスッキリしたからか、すぐに寝息を立て始めた。

次の日の朝、玲奈はいつも通りだった。俺は、玲奈のオナニーのことを妙に意識してしまって、何となくぎこちなかったが、なんとか普通に接した。
『ねぇ、愛してる?』
向かい合って食事をしながら、玲奈が急に聞いてくる。俺は、照れながらも愛してると答えると、ニカッと笑いながら、
『知ってるw 私も愛してる!』
と、おどけて言った。玲奈は、エッチ以外の部分も変わった。より明るくなったし、軽口を叩くような感じになった。祐介とのレッスンの影響なのだと思う。

今の感じの玲奈も好きだけど、他の男の影響でそんな風に変わったのが、やっぱり悔しいと思ってしまう。

すると玲奈が、
『ねぇ、今日は学校休んで、一日中ずっとラブラブしようよー』
と、甘えてくる。
一瞬気持ちが揺れたが、祐介に会って話したいという気持ちもあったし、今日のゼミは休むと後が大変になるのがわかっていたので、ダメだと言った。

むくれる玲奈も可愛いなと思いながら、一緒に大学に向かった。

大学に着くと、後ろから声をかけられた。振り返ると祐介が笑って立っていた。
「よう、帰ったんだ。お土産は?w」
と、いつもの感じで祐介が楽しそうに話しかけてくる。
「ねーよw」
俺もいつもの感じで言うが、内心はドキドキしていた。あの動画の時、電話の向こうにコイツはいた。それだけじゃなく、俺と会話をする玲奈の生乳を揉んだ……。

『あ、祐介くん、今度仁志がいないときは、ボディーガードしてって仁志が言ってるから、よろしくね』
玲奈は、平気な顔でそんな事を言う。

「なんだそりゃw 俺はアルソックじゃねーしw」
祐介も、動揺もなくそう切り返す。

何となく、怖くなってきた。結婚を考えている彼女と、一番の親友。それが、何食わぬ顔で俺を裏切っている……悪い夢みたいだ。

だけど、表面上何も変わらない楽しい時間が流れていく。
そして、いつものように俺の家で遊ぶことになった。

いつものように家でゲームなんかをして遊び、玲奈が夕食を作る流れになる。そして、本当に美味しそうにバクバク食べる祐介。
『美味しい? いっぱい食べてね』
玲奈は、笑顔で祐介に言う。なんか、玲奈が祐介に微笑みかけているのを見るだけで、物凄く嫉妬心がかき立てられる。今までは、そんな気持ちになったことはなかった。
ある意味で、玲奈の気持ちが俺だけに注がれているという自信があったから、祐介のことが眼中になかったのだと思う。
でも、それは違った。キスまでした2人は、多少なりともお互いに気持ちがあると思う。

「ありがとう! マジでめちゃ美味いしw ホント、仁志が羨ましいよ。オマエ、感謝してるか?」
と、バクバク食べながら俺に聞いてくる祐介。
もちろんだと答えると、玲奈が嬉しそうに言った。
『ホント? 感謝してくれてるの? 嬉しいなあ』
玲奈は、本当に一途でいい子だと思う。その一途さが暴走して、変なことになっているが、最終的には俺を裏切ることはないと思う。

そしてその後は、少しアルコールを入れながら、今度ボーリング行こうとか、遊園地に行こうとかそんな話で盛り上がった。
「でも、お前も彼女作んないと、乗り物一人で乗ることになるぞw」
俺がからかうと、
「玲奈ちゃんと乗るから良いよw」
と、言い返された。以前ならただの冗談に思えたが、今の状況だと妙にリアルに想像してしまう。

『えぇー、イヤだよw 仁志君としか乗らないからねw』
玲奈は、そんな事を言ってくれた。正直ホッとした。

「だったら、玲奈が紹介してあげたら? いい子いるでしょ?」
『うーん、そうだねぇ。祐介くんなんて紹介したら、後で恨まれちゃうからダメだねw』

「何でだよw」
『だって、祐介くん実はゲイでしょw』
「バレたw ホントは玲奈ちゃんじゃなくて、仁志狙いなんだよねw」
と、こんな感じで凄く盛り上がる。楽しい時間だと思うが、あの動画を見てしまっている俺は、正直微妙な気持ちになる。

そのせいかもしれないが、今日は飲み過ぎた。気がつくと机に突っ伏して寝ていた。

すぐに起き上がろうとして、嫌な気配に動きが止まる。俺は、寝たふりしたまま二人の会話に耳をそばだてた。

『なんで彼女作らないの? 相手なんていくらでもいるでしょ?』
「別に、玲奈ちゃん狙ってるわけじゃないけど、いつも玲奈ちゃんと一緒にいるからさ、比べちゃうんだよね。なかなか玲奈ちゃん以上はいないよ」
『な、なに言ってんの! いくらでもいるでしょ? 私みたいな田舎者より、綺麗な人いっぱいいるじゃん!』
「中身がねw 玲奈ちゃんみたいに心が綺麗な子はホント少ないよ」
『そんな事ないよ……私だって、仁志に言えない事しちゃったし……』
「それは、俺が罠にはめただけだからw」
『ホントだよ! 酷い友達だよね!』

「嫌い?」
『……嫌いじゃないよ』
「おっ! それは、俺のこと好きってことで良いのかな?」
『と、友達としてだよ!』
「友達とキスするの?」
『そ、それは……外国ならするんじゃない?』
「岩手って外国なんだw」
『そうだよ! だって、言葉も違うじゃん!』
「ぷはw 確かにw」
『あぁー! 馬鹿にした! なしてバカにすると?』
「馬鹿にしてないってw そう言うところ、マジ可愛いよ。好きだよ」
『てほばっかり言って……』
「??」

『祐介くん、なして私とキスしたん?』
玲奈も、相当酔っているようだ。方言なのかなまりなのかわからないが、言葉がいつも以上にわかりづらい。イントネーションが独特すぎる。

「好きだから。キスしたいって思ったから。玲奈ちゃんは? イヤだった?」
『……イヤならしないよ……』
しばらく言葉がなくなる。嫌な無音状態が続く。

「玲奈ちゃんさ、今キスしたいって思った? 俺もなんだけど……」
『ダメだよ……ダメ……』
そして音がまた消える。でも、さっきと違って衣擦れの音なんかがする。どうなってるのか見たくて仕方ない。テーブルを挟んだすぐ向こうで、二人がなにをしているのかわからず、もどかしくて死にそうだ……。

『ダメって言ったのに……』
「ゴメン……でも、拒否らなかったねw」
『……うん……』
「もう一回良い?」
『……ダメ……』

そしてまた音が消え、衣擦れの音だけになる。

『ダメって言ったのに……』
「玲奈ちゃん、俺、マジで玲奈ちゃんのこと#8212;#8212;」
『ダメだよ、言っちゃダメ……私は、仁志と結婚するの。子供3人産んで、ずっと仲良く暮らすの……家族5人で公園行って、おにぎり食べるの。だから、言わないで……』

長い沈黙の後、
「わかった。俺も、玲奈ちゃんほどの子はムリだと思うけど、頑張って彼女作るよ……」
『それも、ダメ……』
「え? ダメって?」
『彼女作るのもダメ』
「なんで? え? 俺と付き合ってくれるの?」
『それも出来ないけど、祐介くんに彼女が出来るのはイヤ……』
「なんだよ、それw ワガママじゃない?w」
『ワガママだよ! ダメかな?』
「それって、俺のことも好きってことだよね?」
『……うん……』
「わかった! じゃあ、彼女作らない。玲奈ちゃんが彼女だと思うよ」
『じぇ! そんなのダメだよ、私は仁志の彼女だし、フィアンセだもん!』
「えぇー! 俺の立場ないじゃん!」
『うぅ……わかった。じゃあ、練習はさせてあげる……』
「練習って?」
『いつもしてるヤツだよ……』
「マジ!? じゃあ、今いい?」
『ダメだって! 仁志いるじゃん!』
「じゃあ、寝室行こうよ」
『ダメだよぉ……』

俺は、絶望で死にそうだった。玲奈のダメだよと言う口調は、全然ダメという口調ではなかった……。

「ほらほら、行くよw」
祐介の楽しそうな声と、席を立つ足音が響く。

そして、寝室のドアが閉る音がした。俺は、そっと体を起こしてドアにところに移動しようかどうか迷った。
そして、そんなことを考える俺は、二人を止める気がないことに気がつき驚いた。

普通ならば、二人を止めてキレるのがデフォだと思う。でも、俺の頭にその選択肢が浮かばなかった。
今の俺の頭の中には、いかに二人にバレずに、様子をうかがうかという事しかなかった。

迷いに迷ったあげく、そっとドアのところに移動した。足音がしないか、フローリングが鳴らないか……自分が忍者になったような気持ちになる。”くせになってるんだよね、足音消して歩くの”なんて言うことがない俺なので、本当にわずかな距離を苦労して歩いた。

ドアに耳をくっつけると、地獄が待っていた
『ンッ! んンッ! ダメっ! そ、そんな所舐めちゃダメぇっ!』
「声デカいって! 起きるぞw」
『んんーっ! ンッ! ンハッ! はぁんっ!』
「ダメじゃん、玲奈もちゃんとしてよ」
『ム、ムリだよぉ……力抜けちゃう……あ、あっ! ダメっ! それ、気持ちいいぃっ!』
「だから、起きるってw」
『ダメ、やめちゃダメぇ……声、我慢するからぁ!』

俺は、本当に絶望で腰が抜けそうだった。今までのレッスンは、玲奈が責められることはなかった。イレギュラーで胸を揉まれたときは、玲奈はマジギレして祐介を追い返していた。
それが今、どうなっているのかはわからないが、舐められて感じている様子だ。

今すぐドアを開けて、怒鳴り込むべきタイミングだと思う。でも、俺は勃起していた。それも、血管が破れそうなほど……。
玲奈はまだ入れられてはいない感じだが、時間の問題に思える。でも、正直それを見たいと思う俺もいる。

『んんっー! んンッ! んあぁっ!!』
玲奈が一際強くうめくと、急に音が消えた。
俺は、大慌てでテーブルに戻った。続きが気になるが、ドアがいつ開くかもわからず、寝たふりを再開した。

しばらくするとドアが開き、戻ってくる気配がした。

「大丈夫、さっきと同じだよ」
『良かった……もうダメだよ! さっきみたいにするのは! 声出ちゃうもん!』
「だって、練習はOKなんでしょ?」
『私が練習するのはって事だよ! 祐介くんは練習必要ないでしょ?』
「そんなのズルイじゃん」
『女はズルいんだよw』
「はいはいw じゃあ、そろそろ帰ろっかな?」
『……てないでしょ?』
「え? なんて言った?」

『そ、その……祐介くん、イッてないでしょ?』
「あぁ、そうだね」
『イカせてあげる……』
「いいよ、さっきので充分。玲奈ちゃんのイキ顔見られたから、全然満足だよw」
『イ、イッてるわけないじゃん! 好きな人とじゃなきゃ、イクわけないもん!』
「え? 俺のことも好きなんでしょ?」
『友達としてだよ!』

「ははw そういうことにしとくよw じゃあ、仁志によろしくねw」
『ダメ……ちゃんとイカせるから……』
「いや、本当に良いよ。悪いし……」
『ダメ……浮気防止だから……』
「なんだそりゃw て言うか、浮気防止って、付き合ってないのに?」
『いいの! もう、ゴチャゴチャ言わないの! そんなんじゃ、女の子に嫌われるよ? ほら、ズボン降ろして!』

勢いで押し切る玲奈。こんな玲奈は初めて見た。

『やっぱり、大いいね……』
「さっきも見ただろ?」
『さっきは、余裕なかったから……』
「イキすぎて?w」
『うん……ち、違うっ! イッてない! バカッ!』
「ははw」

『これ、入るの? 女の子、痛がらない?』
「だって、赤ちゃんも産むんだぜw よゆーだってw」
『そっか、そうだよね……』
「試してみたい?」
『うん……ち、違うっ! バカッ! 変な事言わないでよ!!』
「スゲぇノリツッコミw じゃあ、入れる練習もしようよw」
『ミリミリ! そんなの浮気でしょ!?』
「これは浮気じゃないの?w」
『浮気じゃないよっ!』
「変なのw」

確かに、玲奈の浮気と浮気じゃないのとの境がよくわからない。

『ンッ! ん! んん、ンッ!』
玲奈のくぐもった声というか、うめきが響く。完全に、フェラチオをしている感じだ。俺が同じ空間にいるのに、こんな事をしてしまう玲奈。
純朴で、清楚で、一途な玲奈……俺は、玲奈の一面しか知らなかったのかもしれない。さっき、寝室の中でもおそらくフェラしてしまった感じだったが、今は間違いなくしていると思う。

とうとうしてしまった。ディルドを使っての疑似フェラではなく、おそらく生チンポをくわえていると思う。胸が掻きむしられそうなのに、興奮して勃起が収まらない俺がいるのは何でだろう?

「あぁ、ヤバい、上手すぎる……」
祐介の気持ちよさそうな声が響く。コイツも、俺のすぐ横でこんなことをするなんて、いかれているとしか思えない。

でも、きっとこのシチュエーションのスリルに、取り憑かれてしまっているのだと思う。

『本当に気持ち良い? 上手く出来てるかなぁ?』
「マジでスゲぇよ。仁志もめちゃ喜んでるでしょ?」
『そうだといいけど……ンッ! ンッ! んんー』
「そう、乳首も触って……」
『ん、んっ! んんー』
「ヤバい、出そう……」
『い、いいよっ! イって! そのままイッて! んンッ! んんーー!』
「イクっ!」
『んんっっーーっっ!!』
俺は、もう限界で薄目を開けた。すると、仁王立ちで目を閉じている祐介と、その股間のあたりに玲奈の頭が見えた。
玲奈はそこから頭を動かすと、祐介のまだギンギンのチンポが見えた。それは、動画で見るよりもデカく、禍々しく見えた。ボスキャラのようなオーラを漂わせるそれは、湯気が出そうな感じだった。

「あぁ、ごめん、ティッシュ持ってくる」
そう言って、バタバタ動きがあった。俺は、そっと目を閉じて寝たふりを再開した。

『すっごくいっぱいだね! それに、こんなに熱いんだね。なんか、仁志のと全然違う感じ』
「どっちのが美味しかった?」
『仁志のに決まってるw それに、祐介のはちょっとしか飲んでないから、わかんないよw』
「ちょっとは飲んだんだw」
『だって、勢いよすぎだもんw』
「なんか、嬉しいよ。うがいしてきたら?」
『いいよ、祐介のなら……でも、キスしちゃおっかなぁw』
そして、祐介が無言で動いた気配がして、微妙な水音がした。

『イ、イヤじゃないの? 自分のなんて、気持ち悪いんじゃないの!?』
驚く玲奈。多分、祐介がキスをしたのだと思う。
「玲奈ちゃんの口の中に入ったヤツなら、嫌なわけないじゃん」
『そっか……ねぇ、本当に私のこと好きなの?』
「当たり前じゃん!」
『友達の彼女だから、燃えてるだけでしょ?』
「そんな事ないよ。俺はマジで玲奈ちゃんが理想の女性だよ」
『こんな風に浮気するのに?』
「え? 浮気じゃないんでしょ? 練習じゃんw」
『……私、好きになっちゃったもん……浮気だよ……こんなの、ダメなのに……』
「玲奈……」

そして、またあの水音がする……愛を確認し合ってからするキス……それは、俺にしか許されない物だったはずだ……。

「ん? どこ行くの?」
『……ベッド……』
「え? あ、うん……」
そして、二人が移動する気配……寝室のドアが閉る音がする……。

玲奈が祐介を寝室に誘った? 信じられない。俺はもう我慢できず、椅子から床にわざと転がり落ちた。

すると、すぐに玲奈が飛び出てきた。
『ど、どうしたの? 大丈夫!?』
玲奈は、心配そうに俺をのぞき込む。俺は、寝ぼけた振りをしながら、
「アレ? 俺、寝てたの?」
と、芝居をした。
『ビックリしたぁ。痛いところなぁい? 椅子から落ちちゃったんだねw』
「そっかw 大丈夫、かな? とくに痛いとこないよ。祐介は?」
『もうとっくに帰ったよ。仁志君、飲み過ぎだよぉw』
祐介は、多分そっと気配を殺して帰って行ったのだと思う。それにしてもヤバかった……完全に、やられてしまうところだった……。

『お水持ってくるね!』
そう言ってキッチンに向かう玲奈のパジャマのズボンは、裏表だった。もう、本当にセックスする寸前だったみたいだ。

俺はホッと胸をなで下ろしながらも、なぜ止めてしまったんだろうと、後悔も始まっていた。


【寝取られ】好きな子が幼馴染のヤリチンに喰われた話 【NTR】

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7月の朝、正幸は自宅のマンションから夏服の制服姿で自転車で高校に向かっていた。

信号待ちで止まり、正幸は自転車のカゴに入っている鞄から携帯電話を取り出しメールを確認した。

[昨日寝ちゃってたぁ、ごめんね]

正幸はその文を見て、顔に笑みを浮かべながら返信のメールを打った。

[いいよいいよ!じゃあ学校で!]

正幸は1年生の時から同じクラスの神谷綾香に恋をしていた、その期間は長く、もう一年以上の片思いだ。昨日は夜遅くまで綾香とメールをしていた。

学校に着いた正幸は教室に向かう途中の廊下で教室に向かって歩いている綾香の後姿を見つけた。

(あ!綾香ちゃんだ!どうしよう…おはようって言おうかな…)

「…お!…おはよう!」

正幸は顔を赤くしながら緊張気味に言った。

「おはよう…」

綾香はそれに小さい声で答えた。

教室に一緒に向かう二人、しかし挨拶してからの会話は無く、二人とも黙ったまま教室に着き、それぞれの席に着いた。

(はぁ…また全然話せなかった…なんであんな話せないんだろう…)

正幸はメールは一年前から綾香としていて、メールのなかでは会話はできるのに、学校で実物の綾香を前にすると異常に緊張して話せなくなってしまうのだ。

正幸は女の子と付き合ったことは無く、これだけ人を好きになったのも初めてだった。

一方綾香もおとなしい性格で、男と話すことはほとんど無く、付き合ったり、男と遊びに行ったりしたことはなっかったため、控えめな綾香から正幸に話しかけることはなかった。

綾香は身体は小柄で、肌の色は白く、黒い髪は肩まで伸ばしている。顔はまだ幼さが残る童顔で、そして高く小さな声が可愛らしい女の子だった。

そんな綾香の容姿は少しロリコンの正幸のタイプにピッタリで、何より正幸は綾香の優しくて控えめな性格が大好きだった。

席に座っている綾香の小さな背中を正幸は少し離れた後ろの席からじ〜っと見つめていた。

(はぁ…綾香ちゃんかわいいなぁ)

生地の薄い夏の制服を着ている綾香の背中にはピンク色の線がうっすら見えていた。

(今日はピンクのブラジャーか…昨日は水色だったなぁ)

ついつい好きな綾香でエッチな想像をしてしまう正幸。

(胸は小さめだろうなぁ…はぁ…こんなこと想像してたら嫌われちゃうなぁ)

童貞の正幸は、綾香の身体に興味津々だった。好きな綾香でそんな想像はしちゃいけないと思いながらついついしてしまう。

(アソコのヘアはどんな形だろう?…乳首やアソコの中はきっときれいなピンクだろうあきなぁ)

当然正幸はオナニーをする時も綾香をオカズに使ってしまっている。

「正幸ぃ!な〜に綾香の方じ〜っと見てるのぉ?」

急に声をかけて来たのは同じクラスで友人の秋江だ。

「べ、別に……」

「フフっもう!そんなに好きかぁ!綾香の事が」

「ちょっ……止めてくれよ秋絵、声大きいわ。」

秋江は正幸と綾香の共通の仲の良い友人で、正幸にとっては恋の相談相手だ、秋江は綾香に一途な正幸に綾香と付き合ってほしくて正幸を応援していた。

「ねぇ正幸、それより夏休みの花火大会、私と綾香と正幸の三人で行こうよ!綾香もいいよって言ってたし!」

「え!?ほんと?綾香ちゃんも?行くよ!あ〜ありがとう!やっぱ頼りになるな秋江は」

正幸は目をキラキラさせて笑顔で喜んだ。

「じゃあ途中で二人きりにしてあげるからね!せっかくのチャンスだし告白しちゃいなよ!」

「こ、告白!?」

「もう!一年以上好きなんでしょ?早く告白しないと誰かに取られちゃうよ!正幸は顔は結構かっこいいんだから自信持ちなさいよ!」

「そ、そう?じゃあ告ろうかなぁ、でもフラれたらどうしよう…」

「はぁ、その弱きな顔止めなよ。綾香は守ってくれるような男の人がタイプなんだよ、正幸もしっかりしなさい!」

「守ってくれるような男かぁ……」

「だから花火大会までに少しは男を磨いときなよ!あと綾香おとなしいんだから会話も頑張りなよ!」

秋江は正幸に言うと綾香の席の方に駆け寄って行った。

「綾香ぁ!正幸も花火大会来るってぇ!ねぇねぇ、私たち浴衣着てこうよぉ」

正幸は秋江と楽しそうに話している綾香を後ろから見ていた。

正幸は綾香の背中を見るのが好きだ。

か弱そうな小さい背中、肩幅も狭い、もし付き合えたなら後ろから抱きしめたいと思っていた。

椅子に座っている綾香は太ももから膝までをピッタリくっつけて、膝からしたは左右に少し広げ内股になっている、いかにも女の子らしい座り方だ。

綾香のスカートは他の女子よりも少しだけ長い。

高校生になってからは周りの女子がスカートが短くなった事でパンチラをちょくちょく見かける事もあったが、綾香はパンツが見えてしまうという失敗をしなかった、正幸はそんな綾香のお上品なところも好きなのだ。

しかし、だからこそ綾香のパンツが見てみたい、あの小さなお尻も見てみたい…。

正幸の中では、綾香を好きという気持ちが大きくなるにつれて、性への欲望、綾香を隅々まで見たいという欲望も大きくなっていた。

授業を終え、自宅マンションに帰ってきた正幸は自分の部屋のベッドに倒れ天井を見つめていた。

(花火大会かぁ、綾香ちゃんの浴衣姿かわいいだろうなぁ……告白かぁ…もし恋人になれたら楽しいだろうなぁ……あ、そ、そしたら俺が綾香ちゃんの初めてを…)

卑猥な想像になっていく正幸の頭の中。自然と手をズボンの中に入れて硬くなった肉棒を握り締める。

(綾香ちゃん…あぁ…)

そして正幸は浴衣がはだけた綾香の姿を想像しながら肉棒をしごき始めた。

「ぁっ……ぁっ……ん…」

するとふと、正幸の部屋の壁の向こうから女の人のような声が聞こえ始めた。

――ん?なんだこの声、英雄の部屋から聞こえてくるのか?――

正幸が家族で住んでいるマンションの隣には稲垣家が住んでいる。正幸の家族と稲垣家は昔から仲が良かった。

家族構成も同じで父母に息子一人、稲垣家には正幸と同じ年で、保育園から小中高と正幸と同じ学校に通っている稲垣秀雄がいた。

二人は小学校の時までは仲が良くよく遊んでいたが、中学、高校生になってからは会話することも遊ぶこともなかなかなくなっていた。

というもの、小学生の時はそうでもなかったが、中学、高校にあがって二人の間には差ができてしまったのだ。

中学高校とサッカー部のエースでモテモテの秀雄に対して、正幸はモテないし、スポーツも勉強も平凡だ。よく両親には隣の秀雄と比べられて「秀雄君を見習いなさい」と口うるさく言われていたから、秀雄に対して正幸は劣等感も持っていた。

「ぁ…アン…アッ…」

ギシッ…ギシッ…ギシ…

正幸は隣から聞こえてくる喘ぎ声とベッドのきしむ音に思わず聞き入ってしまっていた。

マンション造りは正幸と秀雄の部屋は壁一枚で隣同士だった。古くて安いマンションだから壁がやたらと薄く、隣の部屋の音が聞こえてきてしまうのだ。

「あんま声出すなよ、親にバレちまうからよ。」

グチュグチュグチュグチュ

二人が繋がっていて、出し入れをしている場面を想像できてしまうようないやらいしい音までもが聞こえてきていた。

秀雄はモテるからか、付き合う女をよく変えるという噂を正幸は学校で聞いたことがあった。秀雄は確か今は学年で一番美人と噂の橋川美咲と付き合っているはずだが……。

――今秀雄とやってるのはあの橋川美咲さんなのか?――

そんな事を考えながら正幸はスボンとパンツを膝まで下ろし肉棒を擦った。

「ぁ…ぁ…ぁあ!秀…の大きい…あっあっ」

「俺のデカいの入れたら、もう他のやつのは全部小さく感じるんじゃないか?ん…そろそろ…イクぞ美咲」

「アンっ!あ!ぁっ!イク!」

最後にギシィ!っと大きくベッドが鳴り二人とも果てたようだ、それと同時に正幸もティッシュに精液を吐き出した。

――やっぱり橋川さんだったんだ…それにしても橋川さんすごい感じてたなぁ、やっぱり秀雄はSEXに慣れてるのかな――

次の日、正幸は学校トイレで立ち小便をしている時に偶然にも秀雄と隣になった。

ジョロロロ…

正幸は昨日の事を思い出し秀雄の股間をついつい覗き込んでしまった。

(で、デカい!…いったい勃起したらどんだけ大きくなるんだ…これが橋川さんを突いてたのか…)

秀雄の肉棒は外国人の様に長すぎたりはしないが勃起すれば16か17センチくらいになるだろう、それにすごいのは太さだった。陰茎も太いが亀頭はそれよりも太く、カリ部はエラを張っている。
そして色は正幸のモノとは違って赤黒くグロテスクだった。

ペニスはペニスでも人によってこんなに違うなんて……

「正幸…どこ見てんだ?」

秀雄の股間を凝視してしまってた正幸はハッとして顔をあげた。

「ハハッ!デカチンだろ?男はみんな見ると羨ましがるよ、昨日も…あ!もしかして正幸の部屋まで聞こえてたか?壁薄いもんなぁ、うちのマンション。」

正幸は動揺して顔を赤くした。まさかそれを聞いてオナニーしてました、なんて言えない。

「ハハっ!そうかぁ、まぁ壁が薄いのはしょうがないよな!まぁオナるのに自由に使ってくれよ!」

「い、いや俺は…」

否定しようとした正幸だが図星だったのでなんとも言えなかった。

「昨日のはちなみにあの橋川美咲だぞ…」

秀雄は正幸のこっそり話をするように小さな声で言った。

「や、やっぱりそうだったんだ…」

正幸はうっかり声を盗み聞きしてた事を決定付ける言葉を発してしまった。

「ハハッ!やっぱ聞いてたのかぁ!すごかったろ?アイツ俺のでイッてたからなぁ!」

正幸はその話を聞いて勃起しそうになったペニスを慌ててトランクスにしまった。

秀雄も極太の肉棒をボクサータイプのパンツにしまった。

「なんだか正幸と話すのも久しぶりだなぁ」

「そ、そうだね…」

「あっ、そういえば正幸って神谷綾香と同じクラスだよな?」

「え?そ、そうだけど…」

「神谷って彼氏いるのか?」

「え!?い、いないと思うけど何で?」

「いやな、この前の図書委員の当番で一緒になってよ、知らなかったぜ、同じ学年にあんな可愛いい子がいたなんてさ!」

正幸は一気に不安になった。

(まさか秀雄は次は綾香ちゃんを狙ってるのか!?)

「そうかぁ!男いないのかぁ!教えてくれてありがとなっ!」

秀雄は正幸の肩をポンっとたたいてトイレを出ていった。

正幸が教室に戻ると綾香の席の所にいる秋江に呼ばれた。

「正幸ぃ!ちょっとこっち来てぇ!」

「う、うん!」

正幸は綾香の席の近くまで来た。

(あぁ〜綾香ちゃんの近くはいつもいい匂いするなぁ)

綾香は女の子らしい甘くて、そしてなんだかやさしい 香りがいつもしていた。

「じゃあ7月28日の5時に駅に集合でいい?」

「あ、うん、いいよ!」

「正幸、当日は電車たぶん満員でギュウギュウだからさ、痴漢とかいるかもしんないから、あんた綾香のボディガードね!綾香のそばを離れないでよ!」

「わ、わかったよ、任せといて。」

「正幸君、よろしくね」

綾香はニッコリと正幸に笑顔を向けて可愛い声で言った。

「う、うん!綾香ちゃんは俺がまもるよ!」

正幸は顔赤くしながら言った。

「私も痴漢に会いそうになったら守ってよね!」

「秋江は俺より強いから平気だろ?この前の腕相撲で俺に勝ったし」

「な、なにそれ!正幸が弱すぎるだけでしょ!」

「うふふ」

正幸と秋江の言い合いで綾香が笑う。

正幸はそんな綾香がたまらなく愛しく思えた。

(綾香ちゃんの笑顔かわいいなぁ。よし!花火大会の日は告白するぞ!秀雄に取られたくないよ!俺の彼女になってもらいたい!)

夏休みに入り、そして花火大会当日…駅についた正幸は綾香と秋江を捜していた。

「お〜い!正幸!こっちこっち!」

秋江の大きい呼び声で振り向くと浴衣姿の綾香と秋江がいた、駆け寄ってく正幸。

「どう?私たちの浴衣、似合うでしょ?」

「あ、綾香ちゃんすごい似合ってるよ、かわいいし」

正幸がそう言うと、綾香は嬉しそうにしていた。

「ありがとう、正幸君」

浴衣姿の綾香はいつもよりも何杯も可愛く見え、正幸はその姿にうっとりしていた。

「もう!正幸!私は!?」

綾香の方ばかりに夢中になっている正幸に、不機嫌そうな秋江。

「あ、あぁ、似合ってる似合ってる」

「もう!私の扱い適当すぎ!…あっ時間だ!早く電車に乗ろう!」

予想通り電車は満員だった、三人いっしょに入ったが人に押され秋江は一人離れてしまい、正幸と綾香は窓際に押されてきた。

綾香は窓の方を向きそのすぐ後ろに正幸が同じ方向を向き立っていた。

「やっぱすごい人だね」

「うん、すごいね」

電車が動きだした。

正幸はすぐ後ろで綾香から漂う甘い匂いを感じていた。

(はぁ〜いい匂い)

ふと、正幸が視線を落とすとそこには綾香のうなじが見えていた。

(あ〜きれいなうなじだ…もし付き合えたらここにキスしてみたいなぁ…)

うなじから首元、そして背中まで見えそうな浴衣の奥をじっくり見る正幸。

ガタンっ!

電車がカーブで揺れた。

「きゃっ」

人に押され綾香は正幸にもたれる格好で強く押されたまま動けなくなった。

(あ〜すごい綾香ちゃんのおしりが押さえ付けれてる…あぁすごいやわらかいなぁ、形まではっきりわかるよ…)

綾香の小さくて丸いお尻は割れ目の部分が丁度正幸の太ももにきていて、軽くフィットしてしまっていた。

正幸は綾香の背中にあっているペニスが勃起してしまうのを必死に抑えていた。

当然綾香は身体が密着しただけで自分が正幸にそんな刺激を与えてしまっているとは夢にも思っていない。

そして電車の中はこの季節にしてこの人混み、異常な暑さになっていた。

綾香はうっすら汗をかき、胸元の浴衣をパタパタやっていた。

その動きを見て正幸は上から前の方を覗き込むように綾香の胸元を見た。

綾香の浴衣の隙間から小振りな胸の膨らみと白のブラジャーがチラチラ見え隠れしていた。

(あ〜小さめだけどやわらかそう…それに肌白いなぁ)

電車が目的の駅に着き、正幸と綾香はやっと窮屈な場所から開放された。

電車を出ると、はぐれてしまっていた秋江ともすぐに合流できた。

川沿いを歩いて花火の見えるポイントまで行き、そこに正幸が持ってきたビニールシートを敷いてそこに三人で座って花火を見た。

ドーン!ドーン!

花火が上がるのを見て綾香は目をキラキラさせていた。

「正幸君!今の見てた?花火ハート型だったよ!」

「あ、う、うん、ほんとだね」

綾香はきれいな花火に小さい子供の様にはしゃいでいた。

――やばい、可愛すぎるよ綾香ちゃん――

花火大会も終盤にかかっていたが、綾香の門限があったため、少し早めに電車に乗って帰る事にした。

「行きと比べたらすごい空いてるね、少し早く帰るほうが正解ね」

秋江の言うとおり帰りの電車は空いていた、行きと同じようなことを期待していた正幸は少しがっかりした。

「花火きれいだったね、正幸君。あ!ここからも少し見えるよ!ほら!あれ!」

「うん、きれいだね」

「綾香ったら子供みたいにはしゃいでるわね」

「だって花火好きなんだもん」

そして電車はやがて正幸達の地元の駅に着いた。

「じゃあ私こっちだから!正幸はぁ綾香を家まで送ってあげてね!綾香一人じゃ危ないから!」

駅を出ると秋江は正幸と綾香に意味深げにそう言った。

「秋江ちゃんは一人で大丈夫なの?」

心配そうに綾香が言った。

「大丈夫大丈夫!じゃあまたね!バイバイ!」

秋江は正幸に小さな声で「告白、頑張ってよ」と言うとササッといなくなってしまった。

残された二人はしばし沈黙していたが正幸が口を開いた。

「じゃあ行こうか、綾香ちゃん」

「うん…」

急に二人きりになって気まずくなってしまったのか会話がなかった。

(あ〜早くしないと…綾香ちゃんの家についちゃう…)

「あ…あのさぁ、きょ、今日は楽しかったね!」

「うん…」

「今日さぁ、花火見ながらキスとかしてるカップルいたよね!」

正幸は顔を赤くしてそっぽを向きながら言った。

「…うん…羨ましいよね…」

正幸は綾香の意外な言葉に驚き、少し考えた。(綾香ちゃんも彼氏欲しいってことなのかな…)

二人の足が止まった、もう綾香の家の前まで来てしまったのだ。

そしてそこで正幸は覚悟を決めた。

「あ、じゃあ…お、俺が彼氏に…」

「え?」

「ていうか、綾香ちゃん……一年前くらいから好きでした!付き合ってください!!」

二人とも顔が真っ赤になった。

そして、少し沈黙してから綾香は口を開いてこう言った。

「………ごめんなさい……正幸君は…ずっと友達でいたいかな…」

「え……」

正幸は自分の胸のハートがボロボロと崩れていくのが分かった。

「そ、そっか…ハハッ!ごめん!急にこんな事言って。」

「ううん、私こそごめんね。」

「あ、そ、そうだ!綾香ちゃんは好きな人とかいるの?」

正幸は咄嗟に綾香にそう聞いた。

すると綾香はさらに顔を赤くしてこう話し始めた。

「実は私も…秋江ちゃんにも言ってないんだけど、一年くらい前から好きな人がいるの…」

「え!?そ、そうだったんだ」

綾香の言葉に動揺する正幸。

「でも、その人私の事なんとも思ってないだろうけどね。」

「そ、そんな、綾香ちゃんならきっと上手くいくよ!」

「そうかなぁ……」

「。」

「う、うん、ごめん正幸君、私……」

「ハハッ、気にしないで。俺はこれからは綾香ちゃんの恋を応援するからさ。」

「正幸君……ありがとう」

「うん、じゃあ……そろそろ俺帰るよ。」

「うん、今日はありがとね正幸君、本当に楽しかった。」

「俺もだよ。じゃあまたね。」

「うん、またね。」

正幸は綾香に手を振ると急いで自分の家の方へ走りだした。

このままここに居たら綾香の前で泣いてしまいそうだったのだ。

自分の部屋に着いた正幸は男泣きした。

8月に入り、海や山、旅行に行く人、遊びまくるやつ、部活に打ち込む人、勉強に打ち込む人、失恋で落ち込み引きこもる人…

正幸は綾香にフラれたことがかなりのショックだったのか夏休み中ずっと部屋に引きこもっていた。

(あ〜綾香ちゃん…)

秋江から慰めの電話はあったがそれ以外は人と話してなかった。

(あ〜綾香ちゃんのお尻柔らかかったなぁ)

正幸は毎日ようにあの日触れた綾香の体を思い出しオナニーに没頭していた。

そしてそんなオナニー三昧の夏休みは終わり二学期が始まった。

教室で久しぶりに見る綾香の姿…1ヵ月間で毎日平均3回はオナニーのオカズにしてきた女の子が視界にいる…正幸は綾香をじっと見ながら興奮していた。

(今日は黒のブラかぁ、なんだかセクシーだなぁ)

正幸の頭の中は性欲だけで埋まっていた。

綾香とは同じクラスだから失恋した相手を毎日のように見なければいけない。

その痛みを癒すためには性欲を発散させるしかなかったのだ。

「正幸、ちょっといい?」

正幸は突然声をかけてきた秋江に呼ばれ教室の隅っこまで連れてこられた。

「ねぇ正幸、綾香のこと聞いた?」

小さな声で秋江は聞いた

「え?なんのこと?」

秋江は正幸の耳元で小さな声で

「綾香…サッカー部の稲垣君と付き合ってるって」

正幸は言葉を失った。

「知らなかったんだ、ごめん正幸、でもいずれ知ることだと思って…正幸もあんまり引きずるとよくないしさ…正幸?大丈夫?」

そ、そんな……綾香ちゃんが秀雄と……

綾香ちゃん…一年好きだった人って秀雄だったのか?でも秀雄は遊び人だ、なんでそんなヤツを綾香ちゃんは…

「おぅ!正幸!」

休憩時間、正幸がトイレで用を足していると、偶然やってきたその秀雄が声を掛けてきた。

「正幸なんか前より白くなったか?」

そう言う秀雄は部活焼けか、以前より黒くなっていた。

「そ、そうかな…」

秀雄は太くて赤黒い肉棒をとり出して、黄色い液体を白い便器にかける。

ジョロロロ…!!

「俺さ!1ヵ月前から正幸と同じクラスの神谷綾香と付き合ってるんだぜ!」

「へ、へぇ……」

(やっぱり現実なのか…あぁ)

「実は綾香の方から告られちまってよぉ!綾香は前から俺に惚れてたらしいわ!」

「そ、そうなんだ…」

(なんで!なんで綾香ちゃん…)

「それでさ正幸、いい情報やるよ。今日昼から自分の部屋にいろよ」

秀雄はニヤニヤしながら正幸にそう言った。

「え?なんで?」

「いやさ、先週綾香の処女頂いたんだけどさ、さすがにあの小さなオマ○コには俺のはデカすぎたみたいでよ、亀頭だけ入れたとこで処女膜が破れて痛がって泣いちゃってさ、最後までできなかったんだよ」

(そ、そんな…綾香ちゃんの処女が……)

「だから今日の昼から俺んちに綾香呼んであるんだよ、今日は親もいないから今度こそ綾香とセックスやりまくろうと思ってよ!」

(綾香ちゃんが…セックス…)

「でさ、聞きたいだろ?綾香の喘ぎ声。」

「綾香ちゃんの喘ぎ声……」

「隣に住んでるお前だけに特別だぞ。」

授業はあと一時間で終わる…正幸は席に座って先生の話を聞いている綾香の後ろ姿を見ていた。

――あの綾香ちゃんが、もうすでに秀雄に股を開いていたなんて……――

想像できなかった。

しかし綾香の後ろ姿は今ままで変わらぬ清純な雰囲気を醸し出している。

だから綾香が秀雄とセックスをするという現実を、正幸は受けれ入れられずにいた。

正幸は花火大会の日の帰りに、好きな人がいると言う綾香に自分が言った言葉を思い出した。

綾香ちゃんも頑張って、自信持って

俺はこれからは綾香ちゃんの恋を応援するからさ

どうやら綾香はその後、正幸がオナニー明け暮れてる間に、正幸に言われた通りに頑張って秀雄に告白してしまったらしい。

正幸の頭の中ではいろんな気持ちが交錯していた。悲しみ、嫉妬、虚しさ、後悔…しかしそれらよりも勝っていた気持ちは…

(綾香ちゃんのエッチな声聞きたい…欲望を吐き出したい…)

自宅マンションの自分の部屋に急いで帰った正幸は押し入れを開けた。

「確かここって……」

正幸は思い出したのだ。

小学生の頃、秀雄とかくれんぼをした時の事である。

秀雄は自分の部屋に隠れに行った。その後正幸は秀雄の部屋に捜しに行ったが秀雄をどれだけ捜しても見つからなかった…
正幸は諦めて自分の部屋に戻ると、驚いた事に秀雄は正幸の部屋にいた。

その時に秀雄は教えてくれたのだ。

正幸は押し入れの中で、秀雄の部屋の押し入れとの間にある取り外せてしまえる板の壁をバコっと外した。

「このマンション欠陥だらけだな…」

正幸と秀雄の部屋の押し入れは繋がっていて、ただ木の板でしきっているだけだったのだ。

正幸は秀雄の部屋の押し入れの襖を中から少し開けた。

秀雄の部屋はムンっとした男っぽい匂いがしていて、下にはエロ本やエロDVDが散らかっていた。

机の上にはバイブやローター数種類の大人のおもちゃが置いてあるのが見える。

部屋の壁際には大きなスプリングベッドが置いてあった。

正幸は部屋着のハーフパンツとタンクトップに着替え、ティッシュや下に敷く座布団を用意しながら時を待った。

ガチャ…ガチャガチャ

玄関のドアが開く音がした。

「はい!どうぞ!遠慮なくあがれよ」

「うん、お邪魔しま〜す」

(綾香ちゃんの声だ…)

「むぎ茶飲むか?」

「うん、ありがと」

(ほんとに…ほんとに綾香ちゃんと秀雄は付き合ってるんだ…)

「そこ俺の部屋だから入って適当に座っとけよ、散らかってるけどな!」

「うん」

ガチャ…

「わぁ、ほんとに散らかってる…」

(綾香ちゃんだ!)

押し入れの隙間から見ている正幸の視界に制服姿の綾香が入ってきた。

綾香はエロ本だらけの部屋で顔を赤くしてキョロキョロしていた。

綾香はアダルトDVDのケースを拾いあげパッケージの裏を興味深そうに見ていた。

(あんな清純そうな綾香ちゃんエッチに興味あるのかな…)

「AV見たいのか?」

秀雄が麦茶をもって部屋へ入ってきた。

綾香は顔を赤くしてあわててケースを置いた。

「今からいっしょに見ようぜ!ベッドに座れよ。ごめんな、暑いだろ?クーラー壊れてんだ」

二人ともベッドに座った、ベッドがギシィっと鳴る。

「先週悪かったな、痛かったろ?」

「…ずっと目つむってたし、あの日の事あんまり覚えてないの…それに…秀雄君なら…私…いいよ、秀雄
君がしたいこと…」

綾香は下を向きながら、恥ずかしそうに言った。

「へへっ!綾香かわいいなぁ!」

そう言って秀雄はDVDのスイッチを押した。

「ま、これ見て勉強しろな!」

画面の中ではもう絡みが始まっていた。綾香はそれを恥ずかしそうにしながらも、食い入るように見ている。

「綾香AV初めて見るのか?」

「う、うん…恥ずかしい…」

秀雄は綾香の背中にまわり綾香の身体の後ろに座った。

画面の中では綾香とそう歳が変わらなそうな女の子が自ら太いバイブを挿して喘いでいた。

(あぁ綾香ちゃんがぁ…綾香ちゃんがぁ…やられちゃう)

正幸はトランクスに手を入れ、棒をいじり始めた。

秀雄は綾香の後ろから手を前にのばし、制服の上から綾香の小振りな胸を揉みだした。

「アっ!秀雄君?」

「いいからそのまま画面見てろ!」

「あ〜胸小さいけどやわらけぇ」

秀雄は胸を揉むのをいったんやめて、綾香のブラウスのボタンを外し始めた。

綾香の手は秀雄の腕を掴んでいる、しかし抵抗はしていない。

秀雄はボタンをすべて外すとゆっくりブラウスを脱がしていく。

(綾香ちゃんの素肌きれいだぁ!)

綾香は上は黒のブラジャーだけになった。

「綾香の肌白いしやわらけぇし、スベスベだな」

秀雄はそう言い、綾香の首や肩、耳などいろんな所を長い舌で舐めだした。

そして同時に綾香のスカートを少しめくってピタッと閉じてる太ももを手でさすりだした。

「綾香太腿もスベスベで柔らかいな」

ブラジャーの上から再び胸を揉みだす秀雄。

(あ〜俺も触りたい、綾香ちゃんを舐めたい!)

「俺綾香のパンツ見てぇよ、綾香スカート脱いでくれよ」

「…うん…」

綾香は胸を揉まれながらも自分で腰を浮かせ、スカートを脱いだ。

ブラジャーとお揃いの黒のパンツだった。

綾香は恥ずかしがり両手でパンツの股間の部分を隠した。

「綾香、ブラジャー外すぞ」

綾香は黙って頷く。

秀雄がブラジャーを取ると、綾香の小振りな胸とすでに立っているピンクの可愛らしい乳首がでてきた。

(あ〜綾香ちゃんのオッパイかわいい)

秀雄は胸を強めに揉み始めた、綾香の胸は柔らかいので形が激しく変わった。秀雄は乳首も同時摘んで攻めた。

「ア…ん……ん……」

「綾香の乳首すっげぇコリコリだぜ、気持ちいいのか?」

綾香は小さく頷いた。

「綾香、乳首気持ちいいって言ってみろよ」

綾香はいつもの高くて可愛らしい声で

「ん…乳首気持ちいい…ん…」

(あぁ綾香ちゃんの乳首すごい立ってる…綾香ちゃんが感じてる…)

正幸は押し入れの中でタンクトップも脱ぎ、全裸になり、自分の乳首をいじって立たせた。

秀雄は股間を隠してる綾香の手を退かした。

「綾香、膝立てて股を思いっきり広げてみろよ」

綾香は膝を立て股を少し広げた。

「もっと開けって」

秀雄は綾香の太ももを持ってグッと大きく広げた。

「きゃっ!恥ずかしいよぉ…」

秀雄はさらに綾香を仰向けに寝転ばせ、綾香の手で膝の裏を持たせ、M字に開脚させた。

「恥ずかしい…秀雄君こんな格好恥ずかしいよぅ」

「いいからこのまま膝持ってろよ」

綾香の股間はパンツのおマ○コの部分がぷっくり盛り上がり縦にワレメの筋ができていた。

――綾香ちゃんあんな格好して…あれが綾香ちゃんのオマ○コの形か――

秀雄はその縦筋に指を少し食い込ませ、擦ったり、オマ○コのぷっくりした肉を揉んだりしていた。

「あ〜綾香のオマ○コぷっくりしてやわらけぇ!ん?ちょっとパンツ湿ってきたぞ」

綾香のパンツには縦筋の染みができていた。

秀雄はパンツを掴み、手前に引っ張った。

パンツがオマ○コの割れ目に食い込み、オマ○コの両サイドの肉ははみ出している。

「綾香、パンツがオマ○コにすっげぇ食い込んでるぞ!」

秀雄はゴシゴシとパンツを引っ張った。パンツは食い込んだ状態で綾香のオマ○コの割れ目を擦った。

「恥ずかしい…あっ、はぁ」

パンツは綾香から溢れだした愛液が染み込んで色が濃くなっていった。

「綾香だいぶ濡れてきたなぁ、パンツがビショビショだぞ」

秀雄はそう言うとパンツを力いっぱい引っ張った。

パンツはこれ以上ないくらい伸びてお尻の割れ目とオマ○コの割れ目に思いっきり食い込んでパンツは
前も後ろもTバックのようになった。

「ああ……ダメだよ秀雄君。」

「じゃあパンツ脱ぐか?俺が脱がしてやるよ。」

そしてパンツを脱がされ、ついに全裸になってしまった綾香。

(あ、あ〜凄い……綾香ちゃんの裸だ……夢にまで見た綾香ちゃんの裸だ……)

正幸は肉棒をしごきながら綾香の裸を見て口から涎を垂らしていた。

秀雄は手で綾香の陰毛をサワサワさわった。

「綾香って見た目は幼いけどマン毛はちゃんと生えてるんだなぁ」

(綾香ちゃんのヘア…触りたい!)

正幸は自分の陰毛を触った。

「綾香のはちょっとカールしてるんだなぁ」

「いや、秀雄君…」

そして秀雄は綾香のオマ○コに手を添えて割れ目を左右に広げた。

綾香の性器はピンク色で愛液でテカテカ光っていた。秀雄は綾香の股間に顔を埋めてアソコを指で開きながら、長い舌で舐めたり吸ったりしはじめた。

チュパチュパチュパチュパ
ジュルジュル!

「綾香の汁うめぇよ」

「あ…ん…秀雄君…んぁ」

秀雄は綾香の股間から顔を離し、今度は性器の中に指を1本入れた。

そしてゆっくり抜き差しを始めた。

クチャ…クチャ…

「綾香のオマ○コが俺の指締め付けるぞ」

「あ…ハァ…ンハァ…」

(綾香ちゃん気持ちよさそう…)

秀雄は指を2本に増やし、愛液を掻き出すように膣壁を擦った。

「綾香の愛液どんどん溢れてくるぞ!」

秀雄はもう片方の手で、クリ○リスを擦った。

「んっ!ん…ん!んぅ!」

「ほら!今日親も誰もいないから思いっきり喘いでいいんだぞ!」

秀雄は指のスピードを速くして激しく愛撫していく。

「んっ!んっ!んっ!んぁあっ!アッアッアッアッ!ぁあ!んぁ!あぁん!んぁああ!秀雄くぅん!あぁ!」

(綾香ちゃんあんな声出して…あぁすごい!)

普段はおとなしく、小さくて高い声でしか話さない綾香が高く大きい声で喘ぎだした。

グチュグチュグチュ!

「あ〜綾香すげぇいやらしい!俺の事が好きなら俺に綾香が思いっきりイクとこ見せてくれよ!イク時イクって言えよ!」

グチュグチュグチュ!!!

綾香の溢れる愛液は可愛いお尻をつたってベッドに染みを作った。

「あぁ!あぁ!んぁ!秀!雄く!ん!んぁ!イッちゃう!んぁあ!イク〜っ!んぁああ!!」

綾香は自分の膝を抱えてた手を放し、身体を大きく仰け反らせた。

(お、俺も!綾香ちゃん!)

正幸は用意していたティッシュに射精した。

「たっぷりイッたなぁ!綾香ぁ!」

秀雄はそう言って綾香の性器から指をヌポっと音をたてて抜いた。綾香の愛液は秀雄の指から糸を引いていた。

「ハァハァ…ん…ハァハァ」

綾香は初めての絶頂の余韻で身体をビクンビクンと震わせていた。

秀雄はそんな綾香を見て、着ているものを全て脱いだ。

秀雄の筋肉質な身体は黒く焼けていて、腹筋はボコボコに割れていた。

その中心に天を向いて完全に勃起した巨大な肉棒があった。

(勃起するとあんなデカいのかぁ!綾香ちゃんの腕くらいあるぞ)

秀雄は綾香の上半身を起こし、綾香の小さな肩に手をまわして自分に引き付けた。

「綾香、俺の身体どうだ?」

秀雄はそう言って綾香の手をとって自分の腹筋を触らせた。

「…すごい…筋肉…」

綾香はさっきの喘いでいた時の声とは違う、高く小さな声で言った。

「俺のチ○ボもすごいだろ?綾香、握ってみろよ」

綾香の白くて小さな手が秀雄の赤黒くて大きな肉棒を握る。

秀雄の肉棒は綾香の指が回らないほど太かった。

「これが今から綾香のオマ○コに入るんだぞ」

(あぁ!綾香ちゃんSEXしちゃうのか…あんな入るのか?)

秀雄は綾香の足の間に入り綾香の足を持って大きく広げた。

「この前は痛かっただろうけど、今日は俺のチ○ボの虜にしてやるよ!」

そして肉棒の先を綾香の膣口にあてがって、愛液を亀頭に塗し付けた。

「綾香、入れるぞ」

「…いいよ…秀雄君なら…」

秀雄はゆっくり腰を動かし、挿入し始めた。

グチュウ……

大きな亀頭が綾香の膣口を広げて入っていく。

「あぁ…」

亀頭を咥え込んだ膣に秀雄をゆっくりジリジリと竿の部分も入れていく。

(は、入っていってる!すごい!)

「すっげぇ!綾香の小さなオマ○コが俺のチ○ボ飲み込んでいくぞ!」

「…入ってきちゃう…」

そして肉棒は根元まで入ってしまった。

「綾香、根元まで入ったぞ、ほら!触ってみろよ」

秀雄は綾香の手を持って二人の結合部分を触らせた。

「…すごい…入っちゃった…」

秀雄はゆっくり、そして長いストロークで腰を動かし始めた。

グチュ…グチュ…

「ハァ…ん…」

亀頭の大きくエラの張ったカリの部分が膣壁を擦りながら綾香の溢れてくる愛液を掻き出す。

「綾香のオマ○コ超ヌルヌルで締まるぜ!」

秀雄は少しずつ腰の動きを速くしていく。

グチュグチュグチュグチュ!

「ん…ん…んぁ!あっ!あっ!あぁ!アンっ!あぁ!」

綾香が喘ぎ始めて、秀雄は腰をさらに速く、激しくピストンさせていく。

「あぁ!綾香のオマ○コ超いい!」

グチャグチャグチャグチャ!!!

ギシッギシッギシ!!

「んはぁ!あっ!あっ!んぁあああ!!あぃ!あっ!アン!」

二人の結合部のいやらしい音とベッドの軋む音と綾香の喘ぎ声が合唱し、そのリズムはどんどん速くなっていく。

(あの綾香ちゃんがセックスしてる…あぁ)

正幸も再び自身の肉棒をしごき始める。

「あっ!あっ!んぁあ!秀雄君!ぁあ!イッちゃいそう!あぁ!」

「俺もそろそろ出すぞ!綾香、さっき見てたAVみたいに口に出していいか!?」

「いっ!あぁ!いいよ!んあっ!アンっ!」

グチャグチャグチャ!!!

「あっ!ひぃ!んぁ!イッ!イッちゃう!あぁ!イクっ!!んあっ!!」

綾香の身体が大きく反った。

膣が肉棒をギュウっと締め付ける。

「あ゛〜出る!」

秀雄はジュルン!と、肉棒を抜くと綾香の顔を股いで綾香の開いてる口の中を狙って射精した。

ビュルルル〜!!ビュウ!ビュウ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!

秀雄の2週間ぶりの射精。精液は秀雄自身が驚くほど超大量で、濃度が濃く、ドロドロだった。

約1分間射精し続け、どんどん出てくる超大量の精液は、綾香の口の中に溜まっていき、綾香の口に入
る用量を超えて溢れてこぼれていく。

射精が終わると綾香は口に限界いっぱいまで入った精液をこれ以上こぼれないように口を閉じ、手で口を押さえながら味的には決して不味いはずの精液をゴクン、ゴクンと飲んでいく。

(綾香ちゃん、精子飲んでる、信じられない、あぁああ!)

正幸は自分の手に射精しそれを舐めた。

「すげぇ!綾香あんなドロドロのザーメン飲んじまってんのか!?しかも超大量だし!」

綾香はすべて飲み終えると「だって…秀雄君のだから…」

「ハハっ!そんなに俺のこと好きか!じゃあ次は俺にケツ向けて四つん這いになれよ」

「う…うん…」

綾香はベッドの上で秀雄に言わるままに白くて丸くて柔らかそうなお尻を秀雄に向け四つん這いになった。

「もっと足開いてケツこっちに突き出せよ」

綾香は恥ずかしそうに足を開いてお尻を突き出した。「もっと開いて突き出せよ!」

秀雄の声で綾香は思い切ってさらに大胆に足を開いて突き出した。

「じゃあ自分の両手で俺によく見えるようにケツ広げてみろよ」

綾香は秀雄のあまりに恥ずかしい要求に戸惑った様子を見せていた。

しかしそれでも綾香は……

「……秀雄君なら…秀雄君だから…私の…私の全部…見ていいよ…」

綾香はそう言うと両手をお尻にもっていき、顔はベッドに付けた。そして突き出した柔らかそうなお尻を掴み、グイッと開かした。

「綾香すげぇやらしいよ!全部丸見えだぞ!」

「ハァ…恥ずかしい…」

「綾香のマン汁でケツの穴まで濡れてるぞ」

秀雄はそう言うと指を一本綾香の肛門に入れていった。

「あぁ!そんなところ!」

秀雄は指を曲げたり抜き刺ししたりした。

「い…いや…ハァ」

(綾香ちゃんアナル!綾香ちゃんもあそこから毎日ウンコだしてるのか…)

「ん?綾香のアナルいじってんのにオマ○コから汁が溢れてきてるぞ!」

綾香の性器からは愛液が溢れ、糸を引きながらベッドにボタボタ落ちていっていた。

「綾香ぁ、オマ○コがヒクヒクしてるぞ、ほしいのか?」

秀雄の問いに綾香は恥ずかしそうに小さく頷いた。

「じゃあ、オマ○コに極太チ○ボ入れてくださいって言えよ!」

「わ、私のオマ○コに…秀雄君の…ご、極太チ○ボ入れてください…」

秀雄はその言葉を聞いてバックから一気に肉棒を突き入れた。

「んぁああ!」

秀雄は最初から高速ピストンで突きまくった。

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!

綾香の柔らかいお尻は秀雄の腰に叩かれるたびにプルンプルン形を変えながら音を鳴らした。

「あっ!んぁ!ああぁ!あっあぁっ!」

綾香は顔をベッドに付いて喘いだ。

「綾香、気持ちいいだろ?綾香の濃いマン汁がどんどん出てくるぞ。」

そう言って秀雄はさらに激しく綾香を突き上げた。

「あっ!あっ!んっ!き、気持ちいっ!いい!んぁあ!すごいっ!あぁ!」

「またザーメン飲ませてやるよ!飲みたいだろ?」

「あっ!んんっ!アッあっ!飲みたい…んっ!秀雄君の全部飲みたい!」

それを聞いて秀雄はラストスパートをかける。

パンッパンッパンッパンッ!!!

「あぁ!んっ!んっ!んぁ!イクっ!アンっ!イッちゃう!いくぅ!んぁああ!」

「うっ!」

秀雄は肉棒を抜き、綾香を秀雄の方に向かせ、開いている綾香の口の中に大量射精した。

ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!

綾香はそれをまた飲んだ。ゴクンゴクンゴクン…

「美味しそうに飲むなぁ!よし!綾香、次は騎上位な!」

絶倫の秀雄はすぐに三回戦目を要求した。

それを聞いた綾香は

「秀雄君…その前に…おトイレ…貸してくれないかな?」

「ん?小の方か?」

綾香は恥ずかしそうに小さく頷いた。

「ちょっと待ってろよ!」

そう言って秀雄が持ってきたのは洗面器だった。

「これに出せよ」

「え?そんな…」

動揺している綾香に秀雄は

「さっき綾香の全部見せるって言っただろ?綾香のショウベンしてるとこ見せてくれよ」

「秀雄君…」

綾香はゆっくり洗面器を股いでしゃがんだ。

しかし尿を出そうとしても、秀雄に見られてる緊張でなかなか出てこない。

すると秀雄は

「あ〜なんか俺も小便したくなっちまった!」

そう言って綾香の口に肉棒の先をあてた。

「綾香、俺のシッコ飲んでくれよ、俺のこと好きなんだろ?ザーメンもあんなにいっぱい飲んでたしよ」

綾香は最初は驚いたが、秀雄の言葉を聞いて、目を閉じて口を開けた。

秀雄は亀頭だけを綾香の口にグイっと入れた。

「出すぞ」

秀雄は尿道から勢いよく尿を出した。

綾香は口の中に次から次へと出てくる尿をゴクゴクと必死で飲んだ。

すると綾香も

チョロ…チョロチョロ…ジョロジョロジョロ…!!

と、洗面器に放尿し始めた。

(綾香ちゃん…そんなに秀雄を好きなのか…飲みたい!俺も綾香ちゃんのオシッコ飲みたい!)

秀雄の尿を飲みながら自分も放尿する綾香…口の端から飲みきれない黄色い液体が流れでていた。

秀雄は出し終えると綾香の口から肉棒を離して、ベッドに仰向けになって寝転がった。

綾香はお茶で口を洗い、ティッシュでアソコを拭いた。

「綾香、こっち来いよ!もう一発やろうぜ」

秀雄は自分の腰を綾香にまたがらせた。

「ほら、俺のチ○ボ自分で入れてみろよ」

綾香は秀雄の太い肉棒を握って亀頭を自分の割れ目にあてた。

綾香の腰はプルプル震えていた。亀頭の部分が少しずつ入っていく。

「…あ…太い…はあ…」

綾香は亀頭を飲みこむと一気に体重をかけて腰を落とした。

ジュブブブッ!

「あぁ!秀雄くぅん!」

「ほら、自分で腰振ってみろよ。」

綾香はぎこちない動きで腰を動かした。

「あ…んっ…はぁ!はぁ!んっ!」

「もっと速く動けよ!」

綾香はその言葉を聞いて、腰を大きく浮かせ肉棒が抜ける寸前で腰を落とし、その動きを繰り返した。そしてそのスピードを上げていく。

「あっ!あっ!んんっ!あぁ!大き…いっ!あぁ!」

「綾香、いいぞ!すっげぇいやらしい!」

正幸は普段の姿とはかけ離れた綾香を見て、棒をしごきまくった。

大好きな男のために一生懸命に飛び跳ねるように動く綾香。

顔はピンクに染めて体中汗だくになっている、小振りで柔らかな胸は綾香の動きに合わせてプルンプル
ンと上下に揺れ、その頂点にある乳首はビンビンに立っていた。

「あっ!はぁ!はぁ!んっ!ハァハァ!いっ!イキっ!そう!あぁ!イク!いくっ!んん!アンっ!」

綾香は腰をビクビク震わせ、秀雄の体に倒れこんだ。「ハァ…ハァ…ん…ハァハァ」

絶頂の余韻に浸っている綾香。

「おいおい俺はまだイッてないぞ!」

秀雄は体を起こし、正上位に変えて、綾香の足を肩にかついで、猛烈なスピードで綾香を突きだした。

「あぁ!はぁあ!あぁ!あ!イイっ!んぁ!ハァ!ン!」

秀雄も汗だくになって腰を振る。

グチャグチャグチャグチャ!!!

「んぁあ!あぁ!また!またイッちゃう!!あぁ!んぁあああ!」

身体を大きく反らし絶頂に達する綾香。

「もうダメぇ秀雄君!あンッ!」

しかしそれに構わず秀雄は綾香を突き続ける。

グチャグチャグチャグチャ!!!

「ふぁあああ!あぁ!おかしくなっちゃうぅ!あ!あっあっ!んぁああ!」

「あ〜ヤベェ超いい!綾香!次は中出ししていいか!?」

「あっあっ!いいよ!んぁあ!秀雄くぅん!あぁ!んぁ!」

秀雄はラストスパートをかける。

「あ゛〜いく!いくぞ!うっ!」

「あっ!アンっ!…んぁあああ!」

二人が達し、綾香の子宮に三度目とは思えない秀雄の大量の精液が放たれた。

「ハァハァ…秀雄君…好き…ハァ…」

繋がったまま抱き合う二人…熱気のこもった部屋には綾香の甘い体臭と尿とザーメンのにおいが入り交じっていた。

しばらくして秀雄は肉棒を抜いて立ち上がった。

「汗だくだなぁ!一緒に風呂入ろうぜ」

綾香も立ち上がろうとしたがフラついてまた座りこんでしまった。

「おい、大丈夫かぁ?」

「…秀雄君…すごくて…」

「ハハッ!綾香何回もイッてたからなぁ!」

秀雄はそう言うと綾香を抱き上げて部屋を出て風呂場へ向かった。

一方、押し入れの中で全裸で汗だくになりながら、精子が出なくなるまでオナニーをした正幸は、押し入れを開け、誰もいなくなった秀雄の部屋に入った。

ベッドには汗や綾香の愛液でいっぱい染みができていた。

そして正幸は洗面器に入った綾香の黄色い尿を見つけると、洗面器を持ってゴクゴク綾香の尿を飲み始めた。

そして風呂場の方から再び聞こえ始める綾香の喘ぎ声……

尿を飲み終えた正幸は、その声を聞きながら押し入れへ入り、自分の部屋へ戻っていった。

【友達】イノセンス【セフレ】

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ねね・・・おねえちゃん・・・こっちこっち・・・
二人の子供に両手を引っ張られ、背中を一人に押されるような格好で美紗子は旅館の旧館にある宴会場の奥の布団部屋へ連れてこられた・・・・ひなびた温泉旅館だか昔はそこそこ団体客で賑わっていたんだろう・・・旧館は新館が出来て以来殆ど使うことがなく大きな団体客が来ない限り誰も出入りすることがない・・・まさに子供の探検にはうってつけの場所だった。
美沙子と夫は友人夫婦と温泉旅館を訪れていた。夫二名は朝から釣りに出かけ、友人の妻も釣りに同行したが妻美沙子は急ぎの仕事をもってきていてそれを片付けたいということで別行動を取った。夕方バーベキューで合流するつもりだったが思ったより早く仕事が片付いたので散歩にでたところで子供達に出会った。
渡り廊下を通って、迷路のような廊下を抜け、突き当たりの階段を上がると三階が大宴会場で、その奥に道具類をしまってある倉庫兼布団部屋があった。きっと継ぎ足し、継ぎ足しを重ねた増改築の結果迷路のような構造になったものだろうと思った。
布団部屋の扉を開くと・・・明るいところから暗い部屋に入ったので暫くは何も見えなかった・・・
ねね、あれ、みて・・・・・
薄暗い部屋の奥の壁のところに何か人の形をした大きな影があった。
部屋の暗さに目がなれてくるとそれが戦国武将の鎧兜であることがわかった。よく出来たレプリカなのか、本物の骨董なのかはわからなかったが黒く鈍い光を放つ威圧感のある鎧兜だった・・・
「あれ、夜中に動くんだって・・・・」
一人の少年が恐々と言った。
「うそよ、そんなことあるわけないわよ・・・」と美紗子。
美紗子も内心は怖のだが子供の手前強気を演じている・・・
「でも、確かに何か怖い感じよね・・・・」
「怖いよう~」と言いながら
美紗子の両手を握っていた二人が美紗子に擦り寄りぴったり体をくっつけて来た。

それが合図だった・・・
少年の一人が予め大きな木箱の下に角材を噛まして持ち上げておいたその角材を蹴って外し・・・箱が大きな音を立てた
「ガタッ!」
その音を合図に「ワっ~・・・」と一人が正面から美紗子に抱きついてきた。その勢いに押され美紗子は後ずりながら部屋の後ろの壁まで押されてしまった。
右手に一人、左手に一人、背後に一人、そして正面から一人・・・ちょうど押しくらまんじゅうのような状態で美紗子は4人に囲まれたまま壁に押し付けられた格好だった。ガタッという音に驚いた一瞬の出来事だったので直ぐにはわからなかったが美紗子は完全に身動きを封じられた格好になっていた。
一瞬間があって何か変な感じがよぎった・・・
あれ?何か変?腰のあたりに不自然な動きに感づいた時には既に遅く美紗子のスカートがストンと床に落ちた。
正面から抱きついてきた少年が美紗子の背中に手を廻しスカートのホックを外した上にファースナーを下ろしていたのだ。両側と正面から3人の少年に壁に押し付けられていたので美紗子は最初はそれに気づかなかった。
「やった~」と言いながら正面と両横の少年が美紗子から逃げるように離れ、その時ようやく美紗子は何が起こったかを理解した。自分の足元に自分が穿いていた筈のスカートが落ちていることに気づいたのだ。「こら~」と言いながら、美紗子の頭の中には子供の頃の「スカートめくり」の印象がなつかしいという感覚とともにフラッシュバックしていた。「全くも~」とつぶやきながら・・・、けど昔のスカートめくりよりかなり大胆且つ巧妙ね・・・」そんなことを思った矢先、美紗子の背後に一人残っていた少年が美紗子の背中をトンと前に押した・・・・美紗子はいきなりのことにバランスを崩し前のめりになって二歩、三歩前に踏み出しそして止まった。ワン、ツー、スリー・・・端から見ていたらホックを外すところから、これらは流れるような完全に計画された一連の連続した動作であることがわかっただろう・・「こら!何するの・・・」と言いながら美紗子が後ろを振り返った時、美紗子は自分のスカートが切り株のような状態で元いたところに落ちていることに気づいた・・・・
背中を押されて前のめりに踏み出した時、足元に脱げていたスカートをその場に残して前に踏み出した・・・つまりスカートから押し出されてしまった訳だ。「まったく!」と言おうとした瞬間、美紗子を前に押し出しだした少年が美紗子のスカートを拾い上げ、部屋の出口に向かって駆け出した・・・他の子供達も口々に「わー」とハシャギながらその少年の後を追い掛けて布団部屋から走り去ったので美紗子は布団部屋の中に一人取り残されてしまった・・・
布団部屋の戸口から大宴会場を覗いた時大宴会場の真ん中に美紗子のスカートがあり、子供達の姿はどこにも見えなかった・・・大宴会場は50メートルはあるように見えた・・・スカートまでの距離は25メートル位だろう・・・・日の明るさに照らされて美紗子は我に返った・・・やだ・・下半身ショーツ一枚じゃない・・・・これじゃ、取りにいけない・・・・もちろん、大宴会場には誰もいないから誰に見られている訳ではないから、思い切って取りにいけばいいわけだが、、ブラウスの下にショーツ一枚というなんともアンバランスな格好が自分自身落ち着かない・・・・・けど、あの子達・・・どこ行ったのかしら・・・・
「ちょっと、き、君達・・・出てきて早くスカートを返しなさい・・・これじゃ、ここから出れないじゃないの・・・・」
「そんなこと言ってないでそっちから取りに来ればいいじゃない・・・」襖の向こう側から子供達の声がした・・・・
「取りにおいでよ~」
「いいじゃん、誰も見てないんだし・・」
「そのままの格好で帰る訳にはいかないでしょ~」
「お願い・返して・・・ね。お願いだから・・・」頼みこんだり、「早く返さないと、ただじゃ、すまないんだからね・・・」と脅してみたり・・
・・「いい子だから・・・ね・・・早く~」まさに、おだてたり、すかしたり・・そんなやり取りが数分間続いた。
じゃ、しょうがないから、もって行ってあげるよ・・・・少年達がスカーとを拾い上げ宴会場の真ん中から布団部屋のほうにゆっくり近づき始めた。
あと数メートルのところで美紗子はスカートに向けてダッシュを試みたが、少年達はさっと身を返して逃げた。美紗子より子供達のほうが足が早く捕まえることができなかった・・・美紗子は直ぐに布団部屋に駆け戻った・・・鬼が追うと子供達が逃げる・・・ちょうど「だるまさん転んだ」をやっているような光景に写っただろう・・・
二度目は、一度目よりもっと近くまで少年達は近づいてきた・・・けど、やっぱり捕まえることは出来なかった。
三度目も・・・・・少年達はスカートを上に向かって投げたり、そっぽを向いたりして意図的に隙を作って見せたりしながら美紗子を挑発したが、やはり美紗子は子供達を捕まえることができなかった。
いたずらの度はちょっと過ぎてるけど・・・本とに子供ね・・・挑発の仕方にいやみがない、ひねた子達だったらもっともっとねちっこい、嫌味っぽいこと言ってたりするけどこの子達の言動には嫌味がないぶん・・・・純真なのね・・・・美紗子はなんとなくそんなことを感じ初めていた。
四度目も・・・・・三度目の時より子供達が近づいてきた・・・美紗子もスタートのタイミングを遅らせて彼らをより近くにひきつけた・・・「えい!」さっきよりかなり近いところまで追いつくことができたが、結局子供達は寸前で逃げ切って・・・美紗子もまた布団部屋に引き返した。
五度目になると子供達も美紗子にハンデを与えるかのように、畳の上にねっころがったり、余裕を見せた。美紗子もギリギリまで彼らを引き寄せた「エイ!」・・・「ヤッタ!」今度は手が届くと美紗子は思った・・・少年も後ろ走りで逃げたので先よりもスピードが遅く、美紗子はじょじょに距離をつめ、ついにスカートを持った少年に追いついて捕まえることができた。
「捕まえたわ!」リーダー格の少年が美紗子のスカートを持った手を自分の背後に廻した状態のまま美紗子に正面から抱きつかれる格好で捕まった・・・・少年はもはや逃げる動きを見せなかった。・・・少年は美紗子の耳元で「捕まったのは・・・ぼくじゃないと思うんですけど・・・」。その時美紗子はその時まんまと宴会場の中央までおびき出されたことに気づいた・・・いや、それどころじゃない・・・・
「この状態だと・・逃げるべきなのはそっちだと思うんだけどな・・・・」
美紗子が気配を感じて振り返ると手を伸ばせば届くくらいの距離で少年達に囲まれていた。
「えっ?・・・うそっ?」
その瞬間美紗子の身体がふわっと宙に浮いた・・・柔道の投げ技のような技だった・・・美紗子は畳の上に軽る~く投げられ・・・そのまま両手、両足を押さえられて身動きができない状態にされていた。「もっとも・・逃げられればの話しですけどね・・・・」
「え、う、うそ、そ、そんな・・・」と言おうとした瞬間口にタオルが詰め込まれ声が出せなくなった。
大きな声出されると困りますから・・・ちょっと我慢してくださいね・・・
美紗子も抵抗を試みたが無駄だった。「奥さんには見えないと思いますけど・・・すごくセクシーですよ・・・ショーツ一枚の下半身が。」
・・・「うぐっ(いや!)」「少年の言葉は美紗子に美紗子の現状を思い出させた」・・・「もっともこれからその一枚にもさよならしてもらいますけどね・・・・」
二人の少年がさっきの布団部屋から布団を宴会場の中央に引っ張ってくるのが見えた。美紗子はその時自分が大きな間違えを犯していたことに初めて気が付いた・・・最初から全部罠だったんだ・・・と。あどけない仕草、言動・・・全てが計算されたものだった・・・単なる子供の「いたずら」だと思っていたことが、あどけない「スカートめくり」の延長程度のことだと思っていたことが・・・・確実に「性」を目的としたものだったったことに。
いくら小学生といえども相手は男だ。普通の主婦が全力になっても勝てるかどうかは判らない・・・ましてや相手は8人。美紗子は絶望を感じた・・・・犯されるんだ・・・小学生に・・・美紗子の脳裏を直感的な何かが過ぎった。
「よーし、布団の上に乗せよう・・・」「両手、両足を押さえとけよ・・・・肩と腰も押さえておけよ。・・・人間、頭と肩と腰を抑えたら身動きとれないんだからな・・・」事実美紗子は全く動けなかった・・・・
「やっぱり、ブラウスからだよな・・・」「ま、そりゃ、そうでしょ・・礼儀みたいなものですよ」・・・・ブラウスのボタンがひとつ、ひとつ外され・・・少年達は生唾を飲み込んだ・・・ボタンが全部外された時「前、あけたままにしておこう・・・あとで一気に剥ぎ取ればいいんだから・・・」「まだまだ抵抗するだろうから、肩ちゃんと押さえておけよ・・」
「ブラのホック外したいやつ?!」・・・「背中に手廻して・・・外してみろよ・・・・」・・・初めて外すブラにてこづったがようやく背中のホックがはずれ・・・ブラが胸の上で浮き、胸が露らになる・・・「おおっ~」一同が歓声をあげる・・・・綺麗なもんだな~・・・やわらかいぜ・・・・とブラを外した少年が胸の感触を楽しんでいる・・・・・
「そろそろいいだろ・・・」「いよいよメインイベントだぜ・・・・」「うぐ(いや!)」まずは生身の女性のあそこをじっくり拝見しよう・・・・「パンティ脱がすやつ?!」「はい!、おれおれ」と一人の少年がその役を買って出た。「ゆっくり脱がせよ・・・」少年はパンティのゴム部分に手を掛け・・・ゆっくりと引き下ろし始めた・・・美紗子は抵抗しようと試みたが・・・無駄だった。ヘアが露出した時・・・「おおっ~」と声があがった・・・パンティは太ももを過ぎ・・・膝の部分でテンションがなくなったパンティは小さくなって・・・脛をすべり落ちるかのように脱がされていった・・・
「よし、足開け・・・」「うぐ・・うぐ(いや、だめ!)」・・・そんな美紗子の抵抗にも容赦なく脚が開かれていく・・・
30度くらい開いたところで・・・・「よし・・・ストップ!・・・そんなもんでいいだろう・・」「上も全部脱がしちゃえ!」
さすがに、この格好で・・・・もう抵抗しても・・・・殆ど意味がない・・・あきらめにも似た感覚に支配され、美紗子は殆ど抵抗することなく全裸にされた・・・・
ひなびた温泉宿の大宴会場の真ん中で赤い布団の上に美沙子の白い裸体が日の光に晒されて時間が止まったような光景だった・・
「おおっ~」「いい、いい~」「やっぱり、本物はいいよな~」
「よーし、まずは・・観察から!」「うう・・(ひっ)」(そ、そんな恥ずかしい・・・・まっ昼間から・・・全裸にされて観察されるわけ?)・・・「両手、両肩しっかり固定しておけよ~、両足をもっと開いて・・・・それから膝を曲げて顔の近くまでもっていけ・・・・」完璧なご開帳ポーズだ。・・・・・「おおっ~」「すげ~」「昨日ビデオで見たのとおんなじだな・・・・」「でも、やっぱ綺麗なもんじゃないな~」(死ぬほど恥ずかしい・・・・)「おお~本当だぜ・・・」
「よし、じゃそろそろ行くとするか?」リーダー格の少年が言った。
美紗子は体を強張らせた・・・
少年達の輪の中で美紗子は仰向けに寝かされている・・・両手首、肩、両足は押さえつけられて全く身動きが取れない。
リーダー格の少年の指が乳首を這った瞬間美紗子の体がビックとなった・・・
別の少年がわき腹に指をツンと突き立て、美紗子は「うっ・・」と声を上げた・・・
もっと脚を開かそう・・・・
誰ともなくゴクっと生唾を飲み込んだ・・・・
さあ・・・いくぞ・・・
「こちょこちょこちょこちょ・・・・!!」

【童貞】里子さん!ぼ、僕…僕もだめ!出ちゃう 【処女】

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ホテルに連れ込んだ14才の少年の姿を里子は見つめていた。
(可愛いわね…)
華奢な体つき、細い手足、そして一見少女と見まごうほどの中性的な顔立ちと白く若い肌。いますぐ抱きしめてしまいたくなるほどだ。里子はうっとりとした表情で少年を凝視していた。少年のほうは前屈みのままうつ向き、顔を真っ赤にして固まったままだ。
前屈みといういう事は早くも勃起しているということなのだろう。
(こんなおばさんの体でも、こ、興奮しちゃうの?)
里子は戸惑いと恥じらい、そしてほんのわずかだが女としての悦びを感じていた。14才の少年が37才の人妻の自分に欲情しているのを感じると、女としてのプライドを充分刺激された。
里子にとって目の前の少年が性的なものにいかにも不慣れな立ち振舞いは充分に微笑ましく、里子が笑みを浮かべさせるに充分であった。
少年はいまだに固まったままうつむいている。今は少年を落ち着かせ、そしてコミュニケーションをとることが先決であった。里子は少し考え、話し始めた。
「タクミ君、サッカーとか、野球とか、興味ある…?」

里子は世間話をはじめた。とりあえず、この世代の少年なら乗ってくる可能性が高いと思われるスポーツの話題からはじめた。
目の前の少年はスポーツに興味があるらしく、里子の振った話題に少しずつ乗ってきた。中でもサッカーと野球の日本代表の話題ではある程度盛り上がることが出来た。やがて話はお互いの趣味や私生活にまで及び、二人の間にあった何かが取り払われていった。
そして少年の顔が徐々に明るくなっていき里子のほうを見るようになってきた事に里子はホッとした。

里子は少年がようやく和んできたのを見てホッとした。

さらに会話を続けているうちに、少年の緊張が少し和らいだのか、視線が里子の顔だけではなく、豊満な胸の膨らみや量感あふれる太ももへと移動するようになったが、里子は気がついていない振りをした。
里子は自分の体を少年の視線がチラチラと這うのに任せていた。
(ふふ、可愛いわね)
里子は少年と会話しながら心の中で笑顔を浮かべた。少年は自分がどこを見ていたか悟られぬよう、視線を泳がせ誤魔化していた。愛らしいことこの上なかった。
里子は、いかに幼い少年であっても性的興味のこもった視線で見つめられては羞恥をおぼえてしまう。
(も、もしかしてこの子…)
独身時代、高校時代に初体験を終えて以降、様々な男たちと交わってきた。
結婚してからも仕事ばかりで家庭を省みず、かまってくれない夫に不満を募らせ、ついには知り合いから教えてもらった出会い系サイトで知り合った数人の男性と割り切った関係を続けてきた。
そんな里子にとって今の少年の様子、とりわけ里子の体にせわしなく視線を送る様は全く女慣れしていない男の、女体に対する異常な興味を示しているようで今まで会ってきた性の経験がある男達とは明らかに違う。
もちろん思春期を迎えたばかりの少年特有の興味というのもあるのだろう。
里子ある事を考え、思いきって少年にたずねてみた。「タクミくん」
「はい…」
少年はハッとして里子を見つめた。

「タクミ君は…その…」

なかなか言葉に出来ない。しかし里子は勇気を振り絞って聞いた。
「セ、セックスしたこと…あるの?」
恥かしげに小さく首を振った。
(やっぱり…)
里子は無垢な未経験の少年であるということをはっきりと認識し、間髪入れず里子は質問を浴びせる。
「そ、そう…じゃあ、女の子と、キスをしたことは?」
少年はまた、小さく首を振った。おそらく自分の未熟さが恥かしいのであろう。
(こんな…可愛らしい子なのに、キスもまだなの?)
里子はそういう少年相手に性の相手をしなくてはならないのだと思うと体が震えた。大人の女の余裕など消えかかっていた。
「…好きな子とかはいないの?」
少し考え、少年は首を振った。
「そ、そう…」
「いいの?はじめてがこんなおばさんで嫌じゃない?」
そう言うと、少年が必死な形相で口を開いた。
「そ、そんな事、ないです!会った時すごいきれいな人だなって、思いました…会ってよかったなって…だから…」
「だから?なぁに?」
「あの…その…」
少年は言葉に詰まってまたうつむいてしまった。顔を赤らめている。
「大丈夫よ、思ってる事ちゃんと言ってみて」
「……だから、僕…里子さんとしたいんです。」
少年は素直な気持ちを告白した。はっきりとした口調だった。
ストレートな物言いに里子はドキリとしたが少年の真摯な想いを感じ、里子の心臓は高鳴った。
「ありがとう、嬉しいわ…すごく」
「ほんと?」
そう言うと少年は顔を上げた。
「本当よ…タクミ君みたいな子に、気に入ってもらえるなんておばさんも、まだまだ捨てたものじゃないわね」
半ば本心であった。
少年の想いに、応えてあげたい。里子はそう思った。こをな愛らしい少年が自分を選んでくれたということが、里子の中にほんのわずかだが積極的な気持ちが芽生えさせていた。
(教えてあげたい…)
少し気が楽になった。里子は覚悟を決めた。
「タクミ君…」
少年の目を見据えながら言った。
「は、はい」
少年がどきまぎしながら返事をした。
「いっしょに…シャワーを浴びましょう」
そういわれた途端、少年の体が、ビクンと震え、しばらくしてから少年は軽くうなずいた。

二人で脱衣所までくると、里子は少年の目の前で衣服を脱いだ。こんもりと盛り上がった茂みや乳房を隠す気はなかった。里子は自分を褒めてくれた少年に応えるため、あえて少年に自らの大きな乳房を晒したのだ。
しかしいくら覚悟を決めたといっても、はるかに年下の少年に抱かれるという禁忌はなかなか拭えない。
(いまさら何をためらってるの?)
里子は自分を鼓舞した。
少年のほうを見ると、少年はトランクス一枚になって前屈みになって真っ赤な顔を脱衣所の床に向けていた。
なぜ前屈みかは、里子にはわかっていた。
そして照れがあるのか、なかなか里子のほうを直視しようとしなかった。
ただし、やはり年頃の少年らしい好奇心には負けてしまうのか、ちらりちらりと視線を上げて、里子の乳房を盗み見ていた。
そして、乳房が視線に入るとまたうつむいてしまうのだ。
その行動が、里子にばれていないと思っているらしい。そんな少年の行動を見て、里子は少し緊張がほぐれるのを感じた。
(初めてだもんね、仕方ないわいよね)
里子はクスッと笑うと、手を伸ばして少年が身につけているトランクスに手をかけた。リードしなくてはと思った。
「ぬ、脱がしてあげる…」
その瞬間、少年がビクッと震えて里子のほうを見る。そして今度はまともに里子の大きな乳房を目にし、今度はゆでダコのように顔を紅潮させる。少年の体がいっそう前屈みになった。
しかし、もう少年は視線をそらそうとはしなかった。いや、視線をそらせないのだ。里子の乳房にはそれだけの魅力があった。
乳房だけではない、里子は自分の魅力に今ひとつ気がついていないがその豊満な肉体は、二回り近く年の違う、少年ですら虜にしてしまうほどの魅了と迫力があった。
90センチをゆうに超える乳房は年齢相応にやや重力に負けてはいるが、自らの存在を誇示せんとばかりに重たげな乳肉をたわわに実らせ前方に突き出ていた。
89センチの豊満な尻は弛みなく大きく張りつめ、乳房に負けず存在感を示していた。染みもないその真っ白な背中とあいまって少年を誘っているようである。
童貞の少年ですら気づかない雄としての本能を刺激されるほどであった。ほどよく脂肪ののった腰まわりから肉感的な太腿も、男をそそらせるには充分すぎるほどであり、熟れた女の色気を醸し出していた。

そのセクシーさは溜息が出るほどで、少年の童貞喪失相手としては過ぎるほどの女体であった。
里子がトランクスを脱がそうとすると少年は抗った。無理もない、勃起は露骨な欲望のあらわれである。初対面の女性に勃起したぺニスを見られるのが恥ずかしいのだろう。
その事がわかる里子は自分より背が低い少年に対し、少し前屈みになって少年の耳にそっと口を近づけた。
少年は、里子の美貌が自分の顔のすぐ近くにきたことと、里子の豊かな乳房が自らの胸に触れんばかりのところまできたことにドキリとして体を硬直させた。
里子は少年にそっと耳打ちした。
「大丈夫…恥ずかしがることないわ…お、男の子は、みんなそうなのよ…」
経験豊富な大人の女らしく訳知り顔で言う。童貞の少年をどうリードすればいいか一瞬悩んだが自分が恥ずかしがっていては話にならないとばかりに振舞うのであった。
しかし少年は、まだ躊躇していた。
里子は、そんな少年の欲望を愛しく思った。彼の戸惑いや苦悩は新鮮で、思わず抱きしめたくなるほどであった。
里子の顔はうつむいている少年の正面に移動した。
「心配しないで…大丈夫よ…男の人が、興奮してお、おちんちんが、硬くなっちゃうのは…正常な事なの。」
少年が顔をあげる。
「私の裸を見て、こ、興奮してくれたって事だし…嬉しいわ」
少年が顔をあげ里子を見つめてきた。熱いまなざしだった。
「ほ、ほんとよ。だから…ね」
ようやく少年は体の力を抜いた。それを見計らい、里子は少年の体からトランクスをぬがせた。

それを見計らい里子は少年の体からトランクスをぬがせると、勃起したぺニスがおどりだすようにして現れた。
「あぁっ」
少女のような声をあげ、少年はすぐにいきり立っている股間のモノを手で覆い隠してしまった。
とたんに里子は少年の裸身に釘付けになってしまった。それほど少年の体は美しかった。
まだ男になりきっていない華奢な細い体、白い若々しい肌。里子は、無意識のうちに自分の中年の体と比べてしまい逃げ出したくなってしまった。だがもう後戻りはできない…
「さぁ、隠さないで…おばさんにみ、みせて…ね?」
すると少年はゆっくりと股間を隠した手を下ろした。
(す…すごい、もうこんなになって)
華奢でか細く中性的な体つきからは想像できぬほどに隆々とそそり立っていた。まだ女を知らない真っ白なぺニスが早くも引力に逆らうかのごとく、90度以上、いや120度近く反り返って勃起していたのである。
半分皮を被ったぺニスは、苦しげにビクッビクッと震え張りつめたピンク色の先端からは透明な先走りの液が漏れ出ている。
それはまるで、膨張に苦しみ流す涙のようであった。
(はぁぁ…元気ね……)
里子は軽い興奮をおぼえた。
少年はまだ体を前屈みにしてなんとか隠そうとしているようだが、少年の男としての反応は、正面にいる里子にははっきりと見てとれた。
少年の反応は可愛いものであった。里子は、初めて性体験を迎えるぺニスをまじまじと見つめた。
しかしそんな状態になってしまったのは、自分が原因なのだ。
(すごいわ…こんな私みたいなおばさんを見て、こうなってしまったの?)
里子は、女の喜びを感じていた。二回り近くも年の離れた少年に、欲望を抱かせることができた我が身を誇らしく思いえていた。
「元気ね。素敵よ…」
少年のぺニスを見ながらそう言った。半ば本心、半ば少年をリラックスさせる為であった。少年は恥ずかしげに身をよじった。
「わたしを見て、そうなったのよね…」
「は…はい…」
少年はうなずいた。その素直な仕草が里子には微笑ましく思えた。
そして、23才年下の男の子が37才にもなる中年の主婦の裸をみて興奮し、最大限にぺニスを勃起させてくれている……
里子はなんともいえない優越感を覚えた。

里子は勃起を見せてくれた少年に応えるように、少年の手をとった。また彼の体がビクリと震えた。

「もっと…こっちにきて」
里子は少年をすっと引き寄せると、その細い体を軽く抱きしめた。そうすると、乳房が里子より身長が低い少年の目の前にきた。
もう、少年はその乳房から目をそらすことができなかった。その時、少年の耳に、里子の声が聞こえた。
「…よかったら、おばさんの…お、おっぱい、触って…」
里子は少年の首に手を回しながら震える声で言った。その言葉に、少年はつぶらな瞳を見開いて里子を見上げた。
「…好きなだけ、触って…いいのよ」
たどたどしくそう言った瞬間、少年が里子の乳房に手を伸ばしてきた。
「あっ、はぁぁぁ」
両手で豊満な乳房を掴まれた里子は思わず声をあげてしまった。
少年は二つの柔肉を最初は遠慮がちにやわやわと、次第にずっしりとした量感を確かめるようにしっかりと揉みしだいていく。
「あぁぁぁ…タクミくん…」
さらに少年の乳房を揉む手は激しくなり、下から上にしぼるようにしたり、左右から寄せ上げるように揉んだり、里子の胸を夢中でなぶっている。
「あ、あ、あぁぁ…あ、はぅっ、ん」
里子の口から喘ぎが漏れだしていた。
テクニックなどないどちらかというと乱暴な愛撫だったが、ただ欲望のまま掴んでいるという感じが若さにあふれていてそれだけで里子を充分感じさせた。
「あ、んんっ、あっ、あ、うぅぅ…ど、どう?おばさんの…おっぱい」
「すごい…柔らかいです」
初めて触る乳房の感触に少年は率直に答えた。
里子はその素直さがたまらなく可愛いく微笑ましく思えた。
「タ、タクミくん…」
里子が呼びかけると少年は乳房を揉む手をやめ、顔をあげ里子を見つめてくる。「乳首…す、吸ってみて」
もう揉まれているだけでは我慢できなかった。少年が大きく目を見開いた。
「さぁ、す、好きなだけ、吸って…いいのよ」
そう言った瞬間、少年が里子の乳首に吸いついた。
「あんっ!あ、あ!あぁぁぁっ…」
里子の口から、大きな喘ぎ声が漏れた。

それは少年がいきなり吸いついてきた事の驚きと、隠し切れない官能の高まりがこもった声であった。
(こ、こんなことって)
ただ赤ん坊のように、ひたすら乳首に吸いついているだけであったが、少年の唇が与えてくる刺激はたまらなかった。
むしゃぶりつく、といった表現が一番近いかもしれない。口全体で、ほお張るようにぐりぐり顔を押しつけながらがむしゃらに乳首に吸っていた。
そんな原始的な愛撫で、思わず声をあげてしまったのだ。
「うっん、ん、あん!はぁ、はぁ、はぁ…あ、ああっ!あぁぁぁ!」
少年は、向き合った里子を抱きすくめるような体勢になって、立ったままその乳房に吸いついていた。
里子は、自分よりも頭一つ小さい少年に抱きすくめられ乳房を貪られ、里子は、溢れでる快楽の声が止まらなくなっていた。
「ふ、んっんんっ、あぁっ…あっ!あぁ」
愛撫とはいえない愛撫が里子を今まで感じたことがないほどの快楽を味わわせていたのだ。
「あ、ん、ん、あっんっ!うぅぅん!」
里子は、溢れでる快楽の声が止まらなくなっていた。里子はいつの間にか少年の頭を乳房でうずめんとばかりにかき抱き、歓びの声をあげていた。
その事が少年をさらに興奮させてしまったのか、愛撫が激しさを増す。少年は目の前の屹立している乳首を交互に吸いながら両手で乳房を揉みはじめた。
「はぁぁぁぁ、うぅぅん、あぅぅ」
小さな両手で乳房をわしずかみ、強い力でぎゅうぎゅうと揉みこみながら乳首むしゃぶりついていく。
「うぅっ、くっ…うっ、あ、ああぁぁぁぁっ」
片手ではおさまりきらない巨大な乳肉をしっかりと握りしめるように揉みたてられる。
(そ、そんなに強く、だめぇぇっ!)
里子は少し痛みを感じたがその痛みさえ快感に変わるほどの快楽のあまりに叫びそうになった。
欲望丸出しの少年の愛撫に、30半ばを過ぎた自分がのたうちまわらんばかりに喘いでいるのだ。
里子は大きな乳房から与えらる強烈な刺激に腰をゆらめかせながら、太ももを震わせながもかろうじて立っている…そんな状態だった。

乳房への愛撫だけで10分ほどの時間が過ぎた。その間、少年は無我夢中で乳房に貪りついていた。
しかし、そろそろ一区切りつけなくてはならない。
少年はいつまでもこうしていたいのかもしれないが、里子のほうがもう限界だったのだ。少年に乳房を吸われているだけで達してしまいそうになってきたのだ。いくらなんでもそれは大人の女としてあまりにも無様すぎる。
「ね、ねぇ、タクミ君…」
そう言いながら少年の体をそっと押しのける。
もっと吸っていたい。離れていく乳首をそんなふうにもの欲しげに眺めていたが、すぐに恥ずかしげな表情を浮かべた。
大きくて、あったかくて、柔らかい人妻の乳房。そんな魅力あふれる豊かな乳房に夢中になって飛びついた自分に気恥ずかしさを感じたのだろう。里子は少年のそんな表情の変化がたまらないほど愛しく感じた。
「そ、そろそろバスルームに…行きましょうね。」
里子は子供をあやすように言う。
「あ、はい」
少年はうなずいた。
ホテルのバスルームは広かった。
その無駄に広い洗い場に、マットとがあるのを見つけ里子は目のやり場に困った。
「いらっしゃい…体洗ってあげるから…」
そう言ってキョトンと立ち尽くしている少年を手招きする。
そう言うとシャワーのコックを開き湯温を調整し、自分の体にかける。
少年がトコトコと里子の正面にやってきた。
「さぁ、座って…」
そう言って近くにあった風呂場の椅子を手元に引き寄せると、少年はおとなしくその椅子に座った。
里子は座っている少年ちらりと見やった。
(ほ、本当に、女の子みたい…)
里子は目の前の少年の可愛らしさに改めてうっとりとしながらじっとしている少年の体にお湯をかけ、里子はボディソープを手にとった。
里子は、チラリと体洗い用のスポンジに目をやったが、それに手を伸ばそうとはしなかった。
(ちょっとびっくりしちゃうかしら)
里子は自らの意思でそうしてあげようと決めたのだ。

「そのまま、座っててね…」
そう言うと、なんと里子は泡のついた手で、そのまま少年の体を洗い出したのだ。
「あ、あぁぁっ!そんな…」
スポンジで洗われるものとばかり思っていた少年は、驚きと快楽の声を放った。思った通りの反応に里子はクスリと笑うと、まず少年の首筋をほっそりとした手で洗った。手のひらが徐々に少年の右腕、左腕へと移動していく。
向かい合った姿勢で洗っているため、少年の目には、里子の乳房や黒い茂みが目に入っているはずだが、里子は気にしないよう努めた。しかし少年の射抜くような熱い視線をどうしても感じてしまう。
(ああ…み、見られてるわ…)
里子は剥き出しの乳房や黒く茂った股間に少年の欲情を感じた。
少年の熱い視線は里子の裸身を指し貫いていた。
里子は少年の好奇心いっぱいの目線に身悶えしそうになるのを懸命に堪え、さらに脇から二の腕、肘、お腹へと泡だらけの手が移動する。
「あっ…」
少年が小さく喘ぎかすかに身悶えた。
里子はかすかな喘ぎを耳にしながらさらに太ももから脛、足の指の間へと洗いあげる。
「あぁ…あ」
少年が声を出し身をすくめる。
「くすぐったい?」
少年は答える余裕をなくしていた。丹念に洗う人妻の奉仕に少年はすでに蕩けるような表情を浮かべていた。
こうして股間で怒張しているものを除いて全て洗い終えた里子はシャワーで少年の体を一度流すと生唾を飲み込んだ。
(い、いよいよだわ)
里子の硬くなった表情に気づき、不安そうな表情を浮かべる少年を安心させるために微笑むと、里子は再びボディソープを手に取った。
「じ、じゃあ今度は立ってくれる…?」
「は、はい」
里子に言われて少年は立ち上がった。
(あぁ、すごい立ってる…)
少年のへそを叩かんばりに反り返ったぺニスが目の前にとびこんできて、里子は胸の高鳴りを抑える事ができなかった。
少年のぺニスはまだ直接的な刺激を与えていないにもかかわらず、いまだ萎えず年上の人妻への欲情をアピールしている。
少年の体がややよじれているのは剥き出しの欲望をそ知られて恥らっているのであろう。
自分の体の中心で屹立しているものをいまだ恥らっている様子が、少年の初々しさを物語っていた。

里子はそんな少年にもう一度微笑むと、手に乗せているボディソープを擦り合わせ泡立てていった。
「続けていいかしら?」
「は、はい…」
シャイな少年であったが、しかし母親ほどの年齢の女に体を洗ってもらうのを拒みはしなかった。むしろ恥じらいながらもこれから起こる快楽に期待してしいるようである。
(男の子、だものね…)
里子はそう心の中で呟いた。まだ触れてもいないのにビクビクと震えながら、先端から先走りの液を流している。
(本当に、わたしに興奮してくれているのね…)
その苦しげなこわばりの様子に、里子は胸が締め付けられる思いであった。
里子は少年の正面にひざまずいていたので少年の勃起が目と鼻の先の位置にあった。
欲情を示す少年のぺニスに惧れと微笑ましさを同時に感じながら、里子はわざとその剛直には手を触れず、いきなり少年の尻へと手を伸ばした。
「あ、あああっ!」
思わぬ刺激に少年は声をあげた。無理もなかった。いよいよぺニスに触れてくると思ってた目の前の人妻の指が、予想を反して今まで誰にも触られたことのない尻のすぼまりを優しく洗い始めたのだから。

「ああっ!そ、そこは自分で洗いますっ!!ううぅっ!」
少年は逃れようと身をよじったが動けなかった。里子の左手がしっかりと少年の腰をおさえていたからである。
「うっ!ん、あぁぁぁ、あっ」
里子は手を止めず、左手で軽く少年の尻たぶを割り開くと右手の中指をそっとその間に潜り込ませ、すぼまりを刺激していく。
「あぁぁっ、あぁ、くっ」
少年の体がくねる。
「うぅぅぅ、ん、あ!あぁぁ、あ、あ」
女のような喘ぎ声が浴室に響き、なんともいえない感覚に少年はあられもない声をあげ身悶えしていた。

(女の子みたいな声だして…気持ちいいの?)
里子の指がすぼまりを擦るたびに少年のぺニスがビクン、ビクンと跳ねあがる。
(はぁぁ、オチンチンが、あんなに)
里子はもっとじらすつもりだったが、声を出してよがる少年と躍動するぺニスを見てしまってはもう抑えが効かなかった。
片手で少年の秘部を刺激しながら片手を猛り狂っている分身に滑らせペニスに指を這わせる。
「はぁぁっ!うっ」
ペニスに軽く触れただけで少年は小さく声をあげ、ペニスがビクビクッと跳ねた。
「気持ち…いい?」
「うぅ…は…はい」
泡まみれの手でぺニスを包みこみ、手のひらで優しく撫でさする。
「あぁっ!あ…んんっ」
初めて他人にぺニスを触られる感覚は強烈で里子の手が触れる度に膝がくずれそうになる。
(もっとよくしてあげる)
里子は指で輪を作り亀頭を包む皮をくるりと剥いた。ピンク色をした亀頭が顔を出す。里子の手が剥き出しの亀頭を包みしごくように洗う。
「あぁぁぁっ!めくっちゃだめっ、うぁっ、あ、さ、里子さんっ!あぁぁ」
「こ、ここも…ちゃんと洗わないと…」
さらに里子はぺニスを軽く握りなおすと、全体を撫で慈しむように上下にスライドさせていく。
「あぁっ、あ、あ!うぅっ」
少年が身悶えし腰を引こうとした。里子の指からぺニスが滑り、抜けそうになる。
「あっ、タクミくん、動いたら…」
逃がさなかった。里子の左手が尻をおさえつけ、右手がぺニスをしっかりと捉えた。
「うわぁ、うぅぅぅっ」
少年がまた喘いだ。
(…すごい固い…)
ぺニスは手を弾き返しそうなくらい固かった。ピンク色の先端は湯に濡れたままつややかに輝いていた。
里子は柔らかく握りこんだ手を動かした。
「あ、あっだ、だめっ」
「我慢しなくていいの…」
「だ、だって…」
もう限界だった。
(あぁ、出ちゃうのね…もう射精しちゃうの?)
里子は気配を感じた。少年の射精が見たかった。
「ほら…」
ぺニスを握った手に少しだけ力をこめゆっくりと前後に動かした。
「あっあっあっ、出ちゃう…うっ、あ、ひゃあぁ!あぁぁぁっ」
(く、くるわっ…)
少年がまるで少女のような悲鳴をあげ、ぐぅんと腰をせりだしたかと思うとピンクの先端から大量で熱い粘液を膝まずいている里子の顔に向かって一気に噴きだした。

ドビュッ!ドビュッ、ドビュッ、ビュッビュッビュッビュッ!
「きゃっ!あぁっ!」
すごい勢いで噴き出す精液を端正な顔に浴びていく。
ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!
「う、うぅぅぅっ」
少年が呻き腰を落としかけたが射精はおさまるどころか次から次へと飛び出し、里子の顔を激しく打ち据えた。
(すごい…まだ出てる)
里子は射ちだされる精液に顔をドロドロにされながら少年の怒涛のような射精に圧倒されていた。

たっぷりと里子の顔に精を吹きつけたぺニスが次第に角度を失い、顔の下の熟れた乳房に最後の精を放つとようやく長い噴出をとめた。
「はぁっはぁっはぁっ、はぁぁぁぁ」
少年は深い吐息をはくと、へなへなと崩れ膝をついてへたりこんでしまった。
里子はしばらくしてから顔にぶちまけられた大量の精液を指で拭ってみて改めて驚いた。
(はぁぁ、こんなに、たくさん…)
噴出の勢いがありすぎた為に、精液はの端正な顔を外れて髪にまで飛んでいた。
(こんなとこまで飛ばしちゃって)
里子は顔や乳房にたっぷりとこびりついた精を軽く荒い流し、少年に目をやるとまだへたりこんでいた。
「大丈夫?」
「はい…でも、里子さんの顔、汚しちゃって…ごめんなさい…」
少年は申し訳なさそうに里子に詫びた。
「いいのよ、気にしないで…いっぱい出たね。気持ちよかった?」
里子は小さく微笑みながら聞いた。
「はい…体が、とけちゃいそうで」
恥ずかしそうに告白する少年を里子はうっとりと淫靡な表情で見つめてしまっていた。
「さ、里子さん」
「あ…え?」
声をかけられハッと我にかえった。
「な、なぁに?」
「あ、あのぅ、えっと…」
少年が消え入りそうな声でもじもじしている。里子は、なにが言いたいかわかっていた。
少年のぺニスが、先程から既に勃起していることにだ。
(あぁ、すごい…若いからなのね)
里子は息を呑んだ。あれだけ大量の精を噴出したにもかかわらず、最初の射精からわずか一分ほどで少年のぺニスはまだ一滴も漏らしていないかのようにそそり立っていた。
(おばさんの私にこんなに興奮してくれるなんて…)
里子は改めて少年を愛しく思った。
「タ、タクミ君…」
「は、はい」
少年は声をかけられ顔をあげた。
「こっちにいらっしゃい…」
里子は満面の笑みを浮かべ、優しく手まねきする。
少年は、ものも言わずにじり寄り、たわわに実って熟れきった里子の胸へと吸いよせられていった。

「あぁ、タクミくぅん」
抱きしめると、少年が里子の背中に腕をまわし大きな胸の谷間に顔を埋めてくる。
「むぅ、ふ、うぅ、里子さぁん…」
甘えるように里子の名をよびながら、まるでつきたての餅のようなしっとりとした柔らかさに少年は夢中になって、頬ずりをしながらその豊かな乳肉に顔をうずめていった。
「あ…ん、んん、」
頬ずりされる度に里子は声を漏らした。子供のように大きな乳房に甘えてくる少年が愛らしくてたまらなかった。
(あぁぁ、タクミくぅん)
抱きしめる手に思わず力が入ると顔が半分乳房に沈み込んでしまい、少年は窒息しそうになりながらも顔を左右に振りたてどこまでも柔らかな肉の感触を味わう。
「んはっ…はぁぁぁ、あぁ…」
里子は悶えながらお返しとばかりに必死で乳房に顔を埋めてくる少年の股間に手を滑りこませ、勃起しているぺニスに触れた。
指先でやわやわと剥き出しにされた亀頭を揉みこむ。
「うぅ…むぅ、ん、んあっ」
少年が顔を乳房に埋めたままくぐもった声で呻いた。
「感じちゃう?…ん?」
聞きながらも亀頭を愛撫する手をやめない。
「んはっ…あっ!、あぁ…」
少年が顔をあげてのけ反った。頬が赤く染まっている。
「はぁ、はぁ…里子さん…うぅぅっ」
トロンとした目で里子を見つめ、無言のままやめてくれと訴えてくる。
(ほんと、可愛い…)
見つめられただけで里子の下半身がかぁっと熱を帯び、その中心にある男を迎えいれる為の肉壷が、じわりと潤んでくるのを感じるのであった。
里子はぺニスを愛撫する手をとめた。
「タクミくん…」
「……は、はい」
少年はハッとした顔で返事をした。
「立ってみて」
「はい…」
少年が恥ずかしそうに立ち上がるとへそに届きそうな勢いで最大限に反りかえったぺニスがまた里子の目と鼻の先にあらわれた。
(げ、元気ね……)
ピンクの亀頭がテラテラと輝き隆々とそそり立っている。
「お口でしてあげる…」
「口で、ですか?」
「そうよ…」
そういうと同時に少年のぺニスを両手で優しく包み込んでいった。
「あっ!」
再びぺニスを握られた少年の体が震える。ぺニスがピクッと跳ねる。
(あぁ、熱い…)
瑞々しい躍動感とぺニスの熱を感じながら、先端に唇を寄せて行く。
「だ、だめ……、ですっ」
里子は少年の声にかまわずピンクの先端に唇をあてがった。

「うわ……うっ!」
フェラチオなど未経験の少年にとって、自分のペニスに女性の唇が触れるなど、まるで思いもよらないことだった。
熟れた女の唇はそんな少年の心をさらに掻き乱すように先端を愛おしげに這い続ける。
「あ……!あっ、あぅ…」
手にした勃起の先端にチュッ、チュッとキスを繰り返し、ぬめった舌先で鈴口の辺りを柔らかく刺激してくる。
「あぁっ!あっ、んあぁっ」
柔らかな舌と唇で張りつめた亀頭を刺激する熟れ妻の技巧の前に、少年は成す術なく声をあげ悶えた。
「気持ちいい?」
少年はせわしなくうなずいた。不意に舌が亀頭の裏すじに滑り、うねうねチロチロと舌が這いずりまわる。
「うわぁぁ… 里子さん…くぅぅぅ… 」
まだ舌だけの愛撫なのに、敏感な部分を舌でなぶられ少年は早くも射精の危機を迎えていた。
里子は上目使いでチラッと少年を見上げる。目を閉じ、歯を食いしばる少年の姿があった。
(まだよ、まだ…)
心の中で少年に言いきかせる。射精が近い事を察したのだ。里子は再びぺニスに目をやると、唇を大きく開いて一気に少年のこわばりを頬張った。
「あっ!あ、うぅっ、う」
少年はいきなりぺニスを飲みこまれた衝撃に叫ぶような声をあげた。暖かい粘膜の感触に包まれたそれはビクビクと痙攣し同時に体が震えた。
口の中で舌を蠢かせ、鈴口の辺りを柔らかく刺激してくる。かと思えば、舌が亀頭のまわりをグルグルとねぶり口をすぼめて亀頭を吸引してくる。
「あっ、あ、あ、あ、うっ!ぁぁぁぁ、そ、そんな…里子さん…うわぁぁ」
人妻の手慣れたフェラチオを前にして少年はあられもない声をあげ、身をくねらせた。童貞の少年にはこれがもう限界だった。
「あっ…あ!あ、あ、さ、里子さん…もうだめ、出ちゃう…あっあぁ!離れてくださいっ!」
身悶えし逃れようとする少年を、里子は少年の腰から下を抱きしめていた。離さなかった。

(いいの…このまま出していいのよ)
里子は上目遣いでちらりと少年を見やり、目で合図すると唇をキュっと窄め強い力で吸い付きながら鼻を鳴らして顔を激しく前後に振りたてた。
ング、ン、ン、ンフ、ンッンッ、ン、ンッ、
「あぁ!あ、あっ里子さんっ!出るっ!出ちゃう!あぁぁぁ…うぅぅ…」
ドビュッ!ビュッビュッビュッビュルッ…
二度目の射精がはじまった。里子の口のなかでぺニスが暴れまわりながらすごい勢いで精が噴き出す。
(んんっ、んぐぅ、ん、んっ!す、すごい)
「うわっ、く、う、うぅぅぅ…」
喉奥に叩きつけるかのような激しい噴出…二回目とは思えないほどの夥しい量の精液が何度も何度もあふれでてあっという間に里子の口を満たていった。
ようやく射精を終えおさまりかけたぺニスを口からゆっくり抜くと、少年は呻き深い息を吐いた。
(二度目なのに…こんなに出ちゃうのね)
里子は改めて少年の精力に驚かされつつ、うっとりとした表情でぺニスから吐き出されたものを口の中から手のひらへ垂れ流し、見つめていた。
「ご、ごめんなさい」
少し間をおいて、少年がまたあやまってきた。
「あやまらなくていいのよ…大丈夫。気にしないで…」
里子は少年を安心させる為、精一杯の笑顔で応えた。
「気持ちよかった?」
「はい…すごく」
「ふふ、よかった。」
また頬を赤らめて答える少年に里子はなんとも微笑ましく思い母性を揺さぶられた。家庭や夫、全てのしがらみを忘れようと思った。
「タクミくん」
「はい…」
「一人でお湯に浸かっててくれるかしら」
「な、なんでですか?」
少年の表情が突然寂しげなものに変わった。
「体を…洗いたいの…」

「はい…わかりました」
今度は納得した表情に変わり少年の顔に明るさがもどる。
これから少年を迎えいれんとする里子はまだ体を洗っていなかった。きれいな体で迎え入れたかった。里子は湯温を確認すると湯に入るよう促した。
少年が湯に入るのを確認しいざ洗おうと思ったものの、少年の視線を感じながら洗うのは恥ずかしかった。
「む、向こうを向いていて…」
「え?」
「恥ずかしい…から」
「あ、は、はい…」
里子がそう言うと少年は素直に向こう、つまり里子のいる洗い場と反対側を向いた。
里子は少年が背中を向けているのを確かめると体全体を、最後に女の園を丁寧に洗いシャワーで泡を流した。
そして大きく深呼吸すると、少年に声をかけた。

「お、おまたせ…もう、いいわ…」
そう言った途端、待ち焦がれていたように少年は振り向いた。
(そんなにわたしの身体が欲しいの…?)
里子はその性急な振り向き方にドキリとした。
少年がバスタブから這い出ると、剥き出しになった少年の股間の中央に位置するものがすっかり回復し、変わらぬ猛々しさを保っているのが目に入った。
(に、二度も出したのに……)
里子は少年の底知れぬ性欲に驚嘆したが微笑ましくも思った。
「じゃあベッドに行きましょう…」
「はい」
里子は少年の手を取り脱衣場へむかった。
里子は先に体を拭き脱衣場を出てベッド上がり、横たわろうとしたところへすぐに少年がベッドルームにやってきた。
里子は少年に向かって足を崩して横座りになり、声をかけた。
「タクミくん…いらっしゃい…」
「は、はい…」
少年がベッドの端へやってくると歩みを止めた。
(さ…里子さん…)
熟れきった女体の前面が視界に飛び込んでくる。
横座りになっている美しい色白の人妻は丸い大きな尻から熟れた腰のラインを浮きだたせ、ムチムチした太腿をさらに強調させていた。
そして上半身には少年が一番お気に入りの白く豊満な乳房が少年を艶かしく挑発する。
「タクミくん…」
「は…はい、な、何ですか…?」
「おいで…」
里子は少年を迎えいれようと両腕を差し出し胸の前で広げた。
少年は、ものも言わずベッドに上がり、里子の豊満な肉体に抱きついていった。しなだれかかるように里子に抱きつき、いきなり乳首に吸い付いていく。
「あ、あぁっ!んん…」
里子は声をあげながら少年を抱きとめ、二人はもつれながら崩れるようにベッドに倒れこんでいった。
「あっ…ん…タクミくん…」
少年は横たわった里子の適度に肉付きのいい体を横抱きにしながら、夢中になって乳房に吸い付いていた。
「うぅ…あ、あふっ…あ、ん、あぁぁ!」
乳首を口いっぱいに頬張り、強烈な勢いで吸い上げる。
「はぁぁぁ…ん、ん、あぁ」
里子は少年の首を胸に抱えこみ、首を反らせた。
少年の小さな手が乳房を捉え、その手はしぼるようにして乳房をつかみ、揉みしだく。
「んっ!…はぁぁぁぁ…」
微かな痛みを伴った甘いうずきが全身に広がり里子は身をよじった。

「里子さんのおっぱい…すごい」
手の平におさまりきらない豊かな乳房を両手でしっかりと揉みしだく。
「うぅぅぅん…あぁ…ぁ」
里子の手が少年の髪をせわしなく撫でつける。
左右の乳肉を下からすくい上げるように持つと両乳首に交互に吸いついてくる。
「あんっ、あ!…んぁっ…」
里子は乳房から与えらる甘味な感覚に腰を浮かせ、身をくねらせて喘いでいた。
「わ、私のおっぱい、そんなに気にいったの?」
「うん、柔らかくておっきくて…」
少年は乳房を揉みながら、興奮の入り交じった声で言った。
必死になって乳房に若い欲望をぶつけてくる少年に向かって里子は愛しさ感じていた。
「そう…嬉しい…あんっ!ああぁぁっ、タ、タクミくん!そんなにしたらぁっ…いっ、あぁっ!だめぇっ!」
止めどなくわき出る情欲が少年をさらに大胆にする。白い豊満な乳房を鷲掴み、激しくつかんできたのだ。
「ああぁぁぁ、タ、タクミくん!あああぁぁっ……」
里子の叫ぶような喘ぎ声がベッドルームに響きわたった。
揉んでいる指の間から乳肉がはみ出るほどに白い豊乳がたっぷりと、手のなかでグニュリと揉みひしゃげる。
「んんっ!あっ、んっ、ひあ、あ…あぁっ」
成熟した女の乳房の持つ、まろやかなやわらかさと圧倒的なボリュームで指に絡み付いてきた。
少年は夢中になって白い双乳を揉みしぼり、激しくこねまわす。
「あ!く、ひゃあんっ!あぁぁっ…!あぁぁぁぁ…」
里子はリードする立場も忘れ、あられもない声で喘ぎ豊満な肢体をくねらせていた。二人の足がもつれ絡みあい、少年の勃起した熱いぺニスが里子の腰を這った。
「はぁっ、はぁぁぁ…タ、タクミくん、あぁぁ…タクミくん…」
ひとしきり少年に乳房を好きさせると、その頭をやさしく乳房から引き離した。
「はぁ、はぁ、さ、里子さん…」
少年は、里子の乳首から唾液の糸を引いた唇を半開きにして、苦しげな息をついていた。頬をほんのりと赤らめ目が軽く血走っている。少女と見粉う少年の中に女を求める雄を感じた。
里子は少年の顔を両手で優しくはさむと艶っぽい声で問いかけた。
「ねえ…タクミ君…?」
「…はい…」
「も、もし、よかったら…おばさんと…キス…して、ほしいの…」
37才の中年の人妻が、まだ中学生の子供に、キスを求めたのである。里子は心を許した少年の唇が欲しかったのだ。
「はい…」
少年は返事をし、はにかみながらうなずいた。
里子はたまらなく嬉しかった。
しかし、「はい」と答えたものの、少年がおどおどとした視線を唇に向けているだけなのを見て、里子はハッとした。
(キス、したことないんだものね…)
子供に口づけを求めた里子も動揺していたが、それ以上に少年も動揺していた。里子は少年の顔をはさんでいた手を離し、首にまわした。
「こうするのよ…」
ネッキングした少年を優しく抱き寄せると、顔をずらせてそのやや厚めの唇を半開きにすると、少年がゆっくり唇を近づけてきた。
里子は軽く唇を突き出すとチュゥッと少年の唇に口づけした。
「…どう?」
「なんか…」
「なんか?なぁに?」
笑みを浮かべながら里子がたずねる。
「ドキドキしてきました」
「ふふ…可愛い…」
「もう一度しましょ?」
「はい」
(…驚いちゃうかしら…)
もう里子の自制心は消えかかっていた。
里子はおもむろに少年の首にまわした手に軽く力をこめると、少年の頭を気持ち強めにひきよせた。
「ん、ふ……んん」
再び少年の唇に吸いつくと、ぬめった舌を尖らせると閉じた唇をこじ開け舌を侵入させた。
「んんっ!ん」
少年は何をされているのかわからず短く呻くと、歯を食いしばってしまった。
里子は慌てず少年の歯茎に舌を這わせ、そっと粘膜を刺激する。
「はぅ…む、んっん」
すると少年の歯が口腔を這う里子の舌が送り込む感覚に力を失ったのか、舌が少年の口の中をを刺激しだすと、力が抜けてきたのか口を少しずつ開いていく。
その隙を逃さず里子はそっと舌を潜り込ませた。少年は抵抗しなかった。
「はぁ…んふ…ん、ん」
里子は隙間からソッと舌を侵入させると、少年の舌をそっと絡ませた。
「ふ…むぅ、ん、んんん…」
少年は初めて体験する大人のキスに驚いていた。だがすぐにその幼い舌を人妻のとろけるような熱い舌を迎え入れ、絡ませて応じてきた。
「はぁぁ…ん、ん、んん、うぅぅん…」
二人は夢中で舌を吸いあい、濃厚なキスを交わしていった。

「んんっ、ん、はぁ…むぅ、ん」
里子は少年と舌を絡ませ、自らの乳房を押しつけ、乳首で少年の肌を刺激している。里子の大きな乳房が二人の間でつぶれた。
「んんっ…んふ、うぅ」
「あぁタクミくん…」
さらに足を絡めあい、絶妙な力加減で滑らかで柔らかな太ももを少年のに擦りつけ勃起したぺニスを刺激する。里子なりの精一杯のテクニックであった。
「んっ、んん…はぁぁ、さ、里子さん…あ、んぐ、ん!」
「あぁ、タクミくん…こんなに大きくして…」
少年のぺニスは、すでに二度放出を果たしたにも関わらず、信じられないほどの硬度を保ったまま里子の太ももにすりついていた。
「あ、はぁっ…うぅぅん…タクミくん…んん」
少年も無意識のうちに里子のすることを真似て、太ももの間に膝を滑りこませて股間を刺激してきた。
「あぁ、上手よ…タクミくん…はぁぁぁ」
里子の腰がわななき甘味な感覚が全身をさざ波のように伝わった。
「あ、さ、里子さん…僕、もう」
「……出ちゃいそう?」
「はい…」
少年が限界に近づいてきていた。手が太ももを抑えぺニスから離そうとする。体が小刻みに震えていた。
「んんっ、ん、はぁ…むぅ、ん」
里子は少年と舌を絡ませ、自らの乳房を押しつけ、乳首で少年の肌を刺激している。里子の大きな乳房が二人の間でつぶれた。
「んんっ…んふ、うぅ」
「あぁタクミくん…」
さらに足を絡めあい、絶妙な力加減で滑らかで柔らかな太ももを少年のに擦りつけ勃起したぺニスを刺激する。里子なりの精一杯のテクニックであった。
「んっ、んん…はぁぁ、さ、里子さん…あ、んぐ、ん!」
「あぁ、タクミくん…こんなに大きくして…」
少年のぺニスは、すでに二度放出を果たしたにも関わらず、信じられないほどの硬度を保ったまま里子の太ももにすりついていた。
「あ、はぁっ…うぅぅん…タクミくん…んん」
少年も無意識のうちに里子のすることを真似て、太ももの間に膝を滑りこませて股間を刺激してきた。
「あぁ、上手よ…タクミくん…はぁぁぁ」
里子の腰がわななき甘味な感覚が全身をさざ波のように伝わった。
「あ、さ、里子さん…僕、もう」
「……出ちゃいそう?」
「はい…」
少年が限界に近づいてきていた。手が太ももを抑えぺニスから離そうとする。体が小刻みに震えていた。

.
.
「さ、里子さん…」
「タクミくん…」
里子が少年の名を呼んだ瞬間、里子の乳房に顔をうずめ頬擦りしながら里子にむしゃぶりついてきた。
「里子さん…里子さん!」
「あんっ!あ!ぁぁっ…」
夢中になって身体の上で身を揉む少年の情熱に圧倒されそうになり、里子は慌てて声をかけた。
「タ、タクミくん…そ、そんなに…慌てないで…ね、逃げたりしないから…ね?」
そう言いながら少しでも少年をなだめようとそっと抱きしめ頭を撫でつける。
すると少年も少し落ち着いたのか、荒い息を吐きながら動きを止めた。
じっと里子の熟れた裸身を見つめたままじっとしているのは、何をしていいのかわからないのだろう。
(リ、リードしてあげなきゃ…)
里子はゴクリと生唾を飲み込むと泣きそうな顔の少年に声をかけた。
「わたしは、もう…大丈夫だから、好きにしていいのよ…」
自分で言うとおり、里子の身体はもう準備ができていた。少年に乳房を愛撫され、口づけをしただけで里子の女の部分は潤みきっていた。
「里子さんっ!」
少年はそう叫ぶと、本能の赴くままに里子の足を割り開きその間に体を潜り込ませた。
「あ、あぁっ!」
里子はたまらずのけぞって喘いだ。年端もいかない少年に体を求められ貪られる背徳感は、いざその時を実感するとひとしおであった。
しかし里子はそれでもその量感的な太ももで少年の細い腰に絡ませながら、そっと目的の場所へと誘ってやった。
「あっ、違うの、そ、そこじゃなくて、上なのよ…あ、行きすぎたわ、もうすこし少し下に…あ!そ、そう、そこよっ」
里子は陰唇をなぞるように動く少年のぺニスを感じながら、懸命に少年をリードした。
「あぁぁ…あ、里子さん…」
「タクミくん落ち着いて、そこを…押してみて…腰をつき出すの、わかる?」
痛いほど勃起したぺニスが今まさにその欲望を迸らせる矛先を見つけたのだ。

「あ、あぁ、ああぁぁっ」
とうとう、頬で人妻の豊満な乳房を押しつぶしながら腰を突き出してきた。
「うぅ、うぅぅ、あぁっ!里子さん!」
その瞬間、里子の肉壷に少年の勃起がズブリと突き刺さった。
「んあっ!あぁぁぁ!タ、クミくぅぅん!」
里子は少年に応じるべく叫んでいた。
「うぁ、里子さん、あぁぁ…」
「はぁぁぁ…タクミくん、ゆ、ゆっくりで…いいから、う、動いてみて」
「あ、う、動いたら…で…出ちゃうっ!あぁぁぁぁぁっ!!」
「あっタクミくん!」
「うぅ、うぅぅぅ…」
ドビュッビュッビュッビュル!ビュッ!ビュッ!
少年が悲鳴をあげたかと思うと、里子の性器の最奥に大量の粘液が噴き上げるのを感じていた。少年は、一突き腰をせり出した途端、動けないまま射精してしまったのだ。
(あ、あぁぁっ)
里子は思ったより早い少年の射精に限界まで盛り上がった熟れきった女体は置き去りにされた形となってしまった。
しかし、仕方ないと思った。少年にとって今日は初体験なのだ。だが里子の予想より遥かに早く達してしまっていた。
(…い、入れたと同時に、イっちゃったのね…)
里子は笑みを浮かべていた。
(可愛い……)
里子にとってみれば、達するどころか快感を得ることなく終わってしまったのだが、不満は感じなかった。初体験の少年らしい早さが、かえって微笑ましかった。
今も肉壷に感じているぺニスの脈動と、三度目の射精とは思えないほどの大量のほとばしりは十分里子の心を癒していた。
少年は乳房に顔を埋め、息を荒げながら射精した。里子は小さな体を包み込むように抱きしめていた。

(あぁ…いっぱい…出てる…はぁぁぁ)
今も肉壷に感じているぺニスの脈動と、三度目の射精とは思えないほどの大量のほとばしりは十分里子の心を癒していた。
「あ、あぁぁ…」
少年は乳房に顔をうずめたまま呻いていた。
乳房に少年の息を感じそのくすぐったさに母性本能を刺激された。
「…うぅぅん…タクミくん…」
優しくつぶやく声にたまらなくなった少年はキュッと里子の体を抱きしめた。
「…里子さん…」
「なぁに?どうしたの?」
「…ごめんなさい…すぐ、終わっちゃった…」
初めてなら無理もない。里子も予想はしていたのだ。不安そうな少年に優しく答えた。
「ううん、気にしないで…素敵だったわよ…」
そう言いながら少年の背に回していた腕を解くと両手を乳房に持っていきすくいあげると、まるで赤ん坊に与えるように少年の口に乳首を含ませた。
「…吸って…」
少年はためらいもなく突き出された乳首をくわえ、交互にチュウチュウと吸いはじめた。
「ん、あ、あぁぁ…ん、いい子ね…」
里子は乳房に押しつけながら、右手で少年の頭を撫でた。少年の顔が豊満な乳房で埋まった。
少年に乳を与えながら、優しく問いかけた。
「どうだった?」
「すごく…き、気持ちよかった…」
少年の素直な意見が心地よく耳に響いた。
「そ、そんなに、私の身体、気持ちよかった?」
「うん…温かくて…」
「そう…よかった…」
少年の素直な告白に里子は胸をときめかせてた。少年の口調は甘えるような口調に変わっていたが、里子にはそれすら心地よかった。

少年があっという間に射精してしまい、里子の女体でくすぶり続けているものは用意に消え去りそうもなかったが、里子の心は自らを求める少年に抱かれたことで十分悦んでいたのだ。
「僕も…嬉しいよ。」
そう言いながらさらにギュッと抱きしめ柔らかな乳房に顔を沈めて甘えてくる少年に、里子は確かに女としての歓びを感じたのだった。
あっという間に終わってしまったものの、精神的には満ち足りたセックスであった。里子は少年の髪を慈しむように撫であげていた。
「あぁぁ…タクミくん…はぁぁぁ」
「うぅ…里子さん」
まだ完全には萎えていない半立ち状態の肉茎がときおりピクピクと痙攣し膣壁を軽くノックする。里子はその度に腰を小さくせりだした。
少年は肉壷にすっぽりとぺニスをおさめたまま、乳房に顔をうずめ頬擦りをしながら、ときおり乳首を吸っていた。
里子は少年の頭と背中やプリプリした小さなお尻を撫でまわしながら、しばらく抱きあっていたが突然、ある変化がおきた。
「ん、あ、あぁぁっ…!」
たまらず声をあげていた。何故なら、射精を終え萎えかけていた少年のぺニスが力を取り戻しはじめたからだ。
「タ、タクミくんっ!」
里子は思わず少年の名を叫んでいた。
「あ、あぁ、僕…また…」
「すごい、すごいわタクミくん!あぁぁぁ…」
「里子さん、き、気持ちいいよぉ」
「動いて!動いてタクミくんっ!」
「あっ、あ、あ、あ、うぅぅっ…」
里子は肉壷の中で一気に膨れ上がったぺニスに膣壁を圧迫され、たまらず身をくねらせ、少年に腰の律動を促す。
少年はすぐに四度目にしてなお余裕のない腰の動きで、がむしゃらに勃起を打ちつけてきたのだった。

「はぅ、んっ!あ、あ、あぁぁぁっ!ん、ん、んっ!だめよタクミくん…そんな、激しくぅ!あぁぁぁっ、だめぇぇっ!」
「あぁぁぁぁ!気持ちいいよぉぉぉ!あ、あ、あ!」
膣内の少年のぺニスはあれだけ射精したのにも関わらず、若さ特有の反りかえりを保っていて膣壁をえぐるように暴れまわりやみくもに突きまくる。
「あぅんっ!、あっ、あっ、あっ、あっ!あぁぁぁっ!タクミくん私もよ、私も気持ちぃぃぃ!」
その一定ではないのリズムは動きの予測がつかなくて体がよじれる程の思わぬ快感を豊満な人妻にもたらしていた。
少年が子宮まで届けとばかりに奥まで猛烈な勢いでぺニスを打ちつける。里子の柔らかな粘膜を精一杯味わっていた。里子の太ももが少年の腰にからみつき、脳天まで突き抜けていくような強烈な快楽を受けとめる。
「あぁぁぁ、タクミくん!ひゃぁぁぁぁっ」
「うぅぅ!駄目、出ちゃうよ!また出ちゃう!あぁぁぁっ」
さすがに四度目という事もあり、多少は長持ちしたものの、これがもう限界だった。
「あ、あ、んっ!ん、あぁっ、タクミくん出していいのよ!我慢しないで!あぁぁぁぁっ!」
「うわあぁぁぁ、うぅぅ…」
「あぁぁぁぁっ、タクミくん!」
歓びの叫び声とともに里子の体が思いきりのけ反る。腰がゆらめき、両手が少年の背中をつかむ。
そして少年の腰がぐぅんとせり出し、最後のひと突きを与えると四度目とは思えないほどの大量の精液を噴き出した。
夥しい量の精液が、ぺニスから次から次へと溢れ出て肉壷を満たしていった。
「はぁ、はぁ、はぁぁ…
タクミ…くん…」
里子の顔はすっかり上気し荒い息を吐きながら少年の名を呼んでいた。少年も四度目でさすがに疲れたのか、崩れるように里子の乳房に顔を落とし、息を荒げながらぐったりとしてしまったのだった。
(どうしてこんなに…いっぱい出るの?)
里子は激しい迸りを受けた膣内を通じて、心が癒されていくのを感じていた。
(あぁ、タクミくんの…温かいわ…)
里子は長い射精をようやく終えた少年のぺニスが徐々に力を失い、里子の膣内からするりと抜けていくのを感じると同時に膣内から大量の精液が漏れだしていくのがわかった。
里子は優しく少年を受けとめ抱きしめた。二人の心と体は溶け合い、一つになっていた。
「はぁぁ…素敵だったわ…タクミくん…」
「僕も…気持ちよかった…」
四度目にして驚くほど大量の精を放出するとさすがに疲れてしまったのか、しばらくすると寝息をたてて里子にしがみついたまま眠ってしまっていた。
里子の乳房を枕にして眠る少年の寝顔はまさに天使であった。いつしか里子も少年を優しく抱きしめたまま、眠りの世界に引き込まれていった。
二人が眠っていたのは10分にも満たない時間であったろう。
「ん、あ……ごめんなさい少し寝てしまって…」
「いいのよ…私も寝ちゃってたみたい」
「里子さん…」
「なぁに?タクミく…んあぁん、んっ!んんん」
ほぼ同時に目覚めた里子と少年は、すぐにまた互いに体を絡め合い、キスを交わしていた。
「ん、んぐ!ん、ん」
「んんっ、はぁ、む、ん」
「ん!はぁぁ…さ、里子さん…僕、また…」
「あぁぁ、んっ、いいのよタクミくん、きて。好きなだけしていいのよ」
少年はすぐに力を取り戻し里子の体を求めてきたので、里子も喜んでそれに応じた。少年は今度も正常位で挑んできた。
里子の美しい顔を眺め母性あふれる大きな乳房に吸いつきながら里子の肉壷を味わえる体位がお気に入りなのだ。
「んんっ、あぁっあぁぁっ、タクミくん…あぁ!気持ちいぃっ!」
「里子さん!僕も、僕も気持ちいいよぉ」
里子の喘ぎが再び大きくなっていくなか、少年は大好きな乳房をしがみつくように掴んで揉みしだき、キスの雨を降らせながら、懸命に腰を使っていた。
少年にのしかかられた里子がぺニスに突かれながら髪をかきあげると、そのセクシーな仕草に少年は歓喜し、里子も少年が与えてくる甘味な律動に自ら腰をゆらめかせ、ゆすりたてていった。

「あっ、あ、あ、さ、里子さん!あぁっ!うぅぅぅ」
うねうねと蠢き締め付けてくる膣壁に感化された少年の腰の動きが早くなっていく。
「あぁぁぁ…いいわ、タクミくん!ん!あ、あぁぁっ、もっと、もっと突いて!…もっとしてっ!あ、あ、あ、あぁ!あぁぁぁぁ!」
背を仰け反らせ、髪を振り乱しより貪欲に快楽を求め、己の体内で律動する肉棒を締めるように包み込む。里子は現実的な意識が薄れる中、性器から得る快感に全身を支配され、牝と化していった。
「あっあぁぁん!あっ、あっ…あっあぁっ、あっ!タ、タクミくんっ…あぁぁっ…おっぱい、おっぱい触ってぇぇ…」
すぐに少年の両手が形良く豊かに実った里子の乳房を鷲づかみにして揉みしごき、広げた指を食いこませながら乳首ごときつく握りしめてくる。
「あぁぁぁぁ!タ、タクミくん!それ気持ちいいぃっ!あんっ!あぁぁぁっ、ん、ん、ん…」
「あぁ!うぅぅぅ…里子さぁん!あ、あ、あぁぁ…」
「あぁぁぁっ!タクミくぅん!おっぱい吸ってぇぇ!」
里子に促され、少年が乳首にむしゃぶりついた。ものすごい力で乳房を掴み、揉みしだきながら夢中で乳首に吸いついてくる。
「あぁぁっ、タクミくん、気持ちいいっ!乳首かんじるぅぅっ、んっ…あっ!あうっあぁっあっ…あひっ…あっあっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
乳房を激しく揉みこまれ、こわばりを刺し貫かれるたびに、沸きたつ愛液がねっとりと快感を伝え、里子を高みへと誘う。
「あ、あ、あぁぁっ!私もうだめっ、んんっ!ん、ん、」
少年が乳房にしがみつき、凄まじい速さで腰を打ち付け始めた。
「あぁぁぁっ!い…やぁぁぁぁっ、あっ、あっ、あっ、こわれちゃう!あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁ…」

「里子さん!ぼ、僕…僕もだめ!出ちゃう、出ちゃうよっ!」
「あ、あ、あ、あ、あっ、タクミくん、私もっ!私もいくっ、いっちゃう!いくぅぅぅぅっ!、あ、あっ!あぁぁぁぁぁっ、いぃぃっ、あぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」
内ももと下腹部が痙攣し体と腰をガクガクさせながら里子の背が弓なりに反り返って小さなアーチを形作りながら里子は昇りつめていった。
少年もほぼ同時に、里子の体にしがみ付きガクガクと腰を震わせながら五度目の精を放ったのだった。

【ゲイ】セフレの若妻にアナルの快感を仕込まれた3 【ホモ】

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女とのセックスに飽きて、アナニーを始めた俺。セフレの人妻にアナルを責めてもらって、完全にメスの快感を知ってしまった……。

セフレの加奈子とは、相変わらず責めたり責められたりの関係を続けている。幼稚園の子供と、旦那がいる加奈子。家族をとても大切にしているくせに、俺の巨根に狂いまくっている姿を見ると、女って怖いと思ってしまう。

俺は、加奈子を寝取る快感と、男の娘として加奈子に犯される快感に目覚めてしまって以来、性欲がヤバいことになっていた。エロ動画やテキスト系のサイトを見ては、毎日抜くのが日課になってしまった。加奈子や他のセフレともほぼ毎日セックスしているので、本当に猿みたいだ。

加奈子を責めるときは、体験談系のサイトの”NTR使える寝取られサイト”で読んだプレイを試し、俺が責めてもらうときには”エッチな体験談や萌えた体験談ブログ”に書いてあった男の娘モノのような感じで、言葉責めもしてもらいながらアナルをガン突きしてもらったりしている。

今日も、昼間に加奈子の家に宅急便のフリをして上がり込み、バックで生ハメしていた。
いつものように夫婦の寝室で、結婚式の時の写真の前で生でハメていると、
『パパぁ! ごめんなさいぃっ! カズ君のチンポ生で入れてるよぉ! ンヒィッ! ンアッ! アッ! アッ! パパのじゃ、届かないとこにあたるぅッ!』
加奈子は、その幼く見える顔を歪めて、あえぎ続けている。昼間の自宅で、他の男とセックスをしながら、こんな大きな声出して平気かな? と、いつも心配になるw
「ほら、旦那のとどっちが好きなんだ」
『カズ君! このおチンポが好きぃっ! これじゃなきゃイケないぃっ! あっ! あぁん! イクっ! パパ、イッちゃうぅっ! み、見ないでッ! イッちゃうッ! 浮気チンポでイクっ!!』
加奈子は泣きそうな声で叫びながら、結婚式の時の写真を伏せようとする。タキシードを着た旦那の横で、ウエディングドレス姿の加奈子が笑っている。童顔で、真面目そうと言うか清純そうな加奈子が、優しげな微笑みを浮かべる写真は、とても良い写真だと思う。でも、俺は写真を伏せようとする加奈子の手を掴み、さらに突き上げる。

『んンおぉっ! チンポイグぅっ!! パパぁっ! イクっ! パパより気持ちいいチンポでイグぅっ!! ごめんなさいぃっっ!』
「ほら、イクぞw どこに欲しい?」
『中にっ!! 子宮にぃッ! 注いでっ!! ンおおぉお゛お゛お゛お゛ぉっ!!  イ゛イ゛イ゛ィィぐぅっ!!』
そう言って、ガクガクッと震えながらイク加奈子。俺はチンポを抜くと、自分でしごいてフィニッシュし、結婚式の写真に思いきりぶっかけてみたw

『ダ、ダメぇ……そんな……あぁ、パパ、ごめんなさいぃ……』
思い出の大切な写真を汚されて、加奈子はヤバいくらいにビクビクと体を震わせる。猛烈に興奮している感じだ。
「なに興奮してるんだよw ド変態w」
『だ、だってぇ……パパが汚されちゃったよぉ……』
加奈子は、興奮で声が震えている。
「ほら、綺麗にしないとw」
俺がそう言うと、慌てて写真にたっぷりと付着した精液を舐め取り始めた。

写真立てに入った写真なので、ガラスや木の枠に精液がついているだけだ。写真に直接つくと、拭いても取れなくなる。そこまでは、俺も鬼になれない。

「まだ飲むなよ。ほら、指輪貸してみな」
俺はそう言うと、加奈子の指から結婚指輪を外す。そして、鏡台の上に置いてある、小物とかを入れる小さな皿を手に取り、それを加奈子に渡した。

不思議そうに俺を見る加奈子。俺は、皿の上に指輪を置いた。
「そこに吐き出せよw」
俺がそう言うと、加奈子は目を見開いて驚いた。でも、すぐにその目がトロンととろけるのがわかったw

そして、口の中のモノを皿に垂らし始める加奈子。加奈子は垂らしながら、わざわざ指輪に当たるように位置を調整する。
あっという間に真っ白に染まる指輪。

「あーあw ドロドロじゃんw」
『あぁ、パパ、ごめんなさいぃ……汚されちゃったよぉ……』
加奈子は、うわずった声で旦那への謝罪を口にする。でも、謝りながら、自分のクリを指でまさぐっている。
「なんだそれw オナりながらゴメンなさいとかw」
『だってぇ……ねぇ、もう入れてぇ~』
「旦那に謝ってたのに、もうかよw」
『謝ったから、もうOKだよ! ほらほらぁ、こんなになってるよw』
そう言って、自分でアソコをクパァとする加奈子。旦那は本当に、良い嫁をもらったモノだと思う

「もういいよw スッキリしたから帰るわw」
『フ~ンw いいのかな? これはいらないのかなぁ?w』
加奈子はニヤニヤしながら、ペニスバンドを取り出した。もう、それを見ただけで、俺はメスのスイッチが入ってしまう。

『あれれw 顔がとろけてきたw』
こうなると、入れて欲しくてたまらなかったはずの加奈子も、サディスティックモードに切り替わるようで、入れてくれと言わなくなる。

こんな感じで、責めて責められる関係が続いているが、俺はどうしても本物を試したくなっていた。
ペニスバンドではない、血の通った肉棒で、メスとして責められたい……そんな願望が抑えられなくなっていた。

そして、色々なサイトを見て廻り、ホモではないが相互アナニーをしようというSNSにたどり着いた。
そこで巡り会ったのは、まだ2年生のいおりくんだった。

1ヶ月近いメッセのやりとりを経て、やっと会うことになった。いおりくんは、内容が内容なだけにとても慎重だった。でも、俺が自分の経験を話すと、次第に信用してくれたらしい。何よりも、俺の写真が良かったみたいだ。

こういったSNSだと、ガチホモの人からの連絡も多く、送られてくる写真もけっこうキツ目のヤツばかりだったそうだ。自分で言うのもどうかと思うが、俺はかなりイケメンだと思う。そこに安心してもらったみたいだ。
俺の方の条件は、相手がイケメン(女顔の)であれば良いと言うだけだったので、いおりくんの若さとかはまったく気にならなかった。

俺が写真を送った後、いおりくんが送ってきた写真は、一瞬女? と思うくらいの女顔のイケメンだった。
ホモの人とかだと、こんな美少女みたいな若い男の子が相手なら、狂ったようになるのかもしれない。

俺は、メスとして本物に責められたいという気持ちはあるが、相手が男では無理だと思っていた。女顔のいおりくんが相手なら、加奈子に責めてもらうような感覚でいけると思った。

そして、待ち合わせの日になった。出会い系とかでのアポ取りよりも、はるかに緊張した。こんなにドキドキしたのは久しぶりだなと思いながら待っていると、
『カズさんですか?』
と、後ろから声をかけられた。振り返ると、いおりくんがいた。写真で見るよりも、きゃしゃでより女の子っぽかった。と言うより、見た目は完全に女の子だった。
いおりくんは、普通にスカートとブラウスという女の子の姿で、顔にも薄くメイクをしている感じだった。

髪の毛こそ短めだが、アレンジが上手いのか、ベリーショートの女の子に見える。

「あ、初めまして、いおり……くんかな?」
『はい……あの、いおりでイイです……』
いおりくんは、頬をほんのり赤くしながら、伏し目がちに言う。

これはヤバいと思った。これなら普通にナンパとかされるだろうし、俺も街中で見かけたら声をかけてると思う。

「いや、可愛いね! 驚いたよ」
『そんな事ないです!』
両手を前に突き出すようにしてブンブン振りながら、照れるように否定するいおりくん。その仕草も可愛いと思ってしまった。

と言うか、本当に女なんじゃないのか? と、疑ってしまうほどだった。

「じゃあ、ここじゃアレだから、行こうか?」
『あ、はい……カズさんも、すっごくイケメンですね……』
「知ってるw て言うか、そんななりなら、普通のラブホでイイか」
『え? 僕、男ってバレちゃいませんか?』
少し怯えたように聞くいおりくん。身長は170cmないくらいで、体はぺらぺらに見える。

「バレないと思うよ。今、見渡せる範囲でいおりより可愛い女の子、いないじゃんw」
俺がそう言うと、本当に耳まで真っ赤にしながら、思いきり否定した。正直、俺はかなりいおりくんに心奪われていた。アナルに突っ込んでもらいたいという気持ちで、こんな事を企画したのに、いおりくんを抱いてみたいと思う俺がいた。ホモとかではなく、いおりくんを女として抱いてみたい……そんな気持ちだ。

そして、二人で普通のラブホテルに入った。いおりくんは、ラブホテル自体に入るのも初めてということで、ガチガチに緊張していた。
そして、フロントのパネルで部屋を選び、エレベータに乗る。
『バ、バレてないですかね?』
いおりくんは、やたらと心配する。別に男同士だとしても、多分何も言われないはずだ。
「全然平気だって。こうやって近くで見ると、ますます可愛いな」
思った通りのことを言っただけだが、いおりくんはまた激しく照れていた。

そして部屋に入ると、
『へぇ……こんな感じなんですね。カズさんはよく来るんですか?』
「たまにね。たいてい女の部屋行っちゃうけど」
『モテそうですもんねw』
「いやいや、いおりもかなりモテるんじゃない?」
『全然です! 僕、暗いし、コミュ障だし』
「へぇ……じゃあさ、俺と友達になろうよ。アナニー友達にw」
『ふふw ハイ! よろしくです!』
この時の、いおりくんの笑顔に、俺はやられたのかもしれない。

「じゃあさ、どうする? 俺は中綺麗にしてきたけど、いおりは?」
『ま、まだです……ゴメンなさい……お風呂でして来ます……』
「どうやってやってる?」
『エッ? そ、その……プラのシリンジ使ってます』
「大きさは?」
『200ccのヤツです』
「それじゃ、時間かかるだろ? シャワ浣とかしないの」
『え? しゃわかん?』
「あ、知らないんだ。教えようか?」
『エッ? 出すの、見せるって事ですか?』
「いやいや、そんな趣味はないよw まぁいいや、ちょっとおいで」
そう言って、いおりくんを浴室に連れて行き、シャワーヘッドを外してやるシャワ浣を教えた。

「じゃあ、待ってるよ」
俺はそう言うと、ベッドに寝転がった。この後、どうやって相互アナニーをしようかと考えていた。やっぱり、自分がアナニーをするのを見せるのは、ちょっと抵抗がある。まずは、いおりくんにやらせようと思った。

そして、待ってるうちに少しウトウトしてしまったが、人の気配にハッと起きると、すぐ近くにいおりくんがいた。
いおりくんは、さっきよりも女の子になっていた。しっかりしたメイクをして、髪も肩まで伸びていた。もちろんウィッグだと思うが、あまりにもナチュラルで似合っていた。

そして、ピンク色のキャミソールというか、前でヒモでとじるような、前開きのセクシーなランジェリーを身にまとっている。
スケスケで、乳首まで見えているが、当然まな板状態でぺったんこだ。
下は、ピンク色のホットパンツっぽいショーツを身につけている。さすがに、女の子が穿くようなショーツでは、はみ出てしまうからだと思う。俺も最近、加奈子に女装をさせられた。女物のランジェリーを身につけ、メイクもされて、俺は身も心もメスになった。
なので、いおりくんの気持ちはよくわかった。女装してアナニーした方が、絶対に気持ち良い。

いおりくんは、首にはリボンのチョーカーをしていて、2次元を超越したくらい可愛らしい男の娘だった。

『おかしい……ですよね? いつもこの格好でしてるから……見苦しかったら、着替えますね……』
いおりくんは、本気で言っているみたいだった。自分の完成度がわかっていないのに驚く。コレが見苦しかったら、見苦しくない男の娘なんて、大島薫くらいになってしまう。

ここで気がついた。いおりくんは大島薫にそっくりだ。アナニーネタ探しで、色々なニューハーフモノ、男の娘モノを見た。その中で、橘芹那と大島薫は凄くキタ。女の子そのもののルックスに、俺のに迫るほどの巨根。メチャメチャにアナルを犯して欲しいと思ってしまった……。

今目の前には、その2人よりも若くて可愛い、いおりくんがいる。興奮で押し倒したくなる。

「全然見苦しくないよ。俺も同じ事してるし、平気だよ」
『え? カズさんも女装してるんですか?』
「あぁ、バリバリね」
『今日は持ってきてないんですか?』
「あぁ、自分では持ってないから。セフレの人妻にメイクとか下着借りてるよw」
『えぇっ!? セフレの人と、女装プレイとかするんですか?』
「そうだよ。ペニスバンド着けてもらって、ガンガン突いてもらうよ」
隠しても仕方ないので、正直に言う。
『凄い……いいなぁ……』
いおりくんはボソッと言う。それにしても、見とれてしまうくらいの可愛い女の子姿だ。正直、ちょっとジェラシーを感じる。俺も、自分の女装にはちょっと自信がある。でも、いおりくんには勝てないと思う。

「じゃあさ、いつもみたいにやってみてよ」
『……はい……じゃあ、見てて下さい……』
そう言うと、いおりはベッドに上がり、ペタンと女の子座りをする。そして、持ってきたポーチからローションボトルと、ディルドを取り出した。
いおりくんが取り出したディルドを見て、少し驚いた。何となく、いおりくんは小さなオモチャで遊んでいると思っていたが、結構デカかった。
俺のほどではないが、日本人基準で考えるとすごく大きいという感じで、なかなか迫力があった。

「けっこうデカいの使ってるんだね!」
『え? そうなんですか? 自分のと同じくらいの選んだんで……』
キョトンとした顔で言ういおりくん。この言葉で、俺もうずき出してしまった。そのディルドと同じサイズ? 俺は、嬉しくなってしまった。女っぽい見た目しか期待していなかったいおりくんが、まさかの巨根? 多分俺は、メスの顔になっていたと思う。

「そっか、いつもやるみたいにやってみてよ」
『は、はい……見てて下さい……』
いおりは、うわずった声で、ほんのり頬を赤くしながら言う。コレだけ見ていると、本当にウブな女の子という感じだ。ショーツも、そんな巨根が収まっているとは思えないくらい盛り上がりもない感じで、ホントは女なんじゃないのか? と思ってしまう。

いおりくんは、そのディルドを両手で持つと、自分の顔のところに持っていく。そして舌を出したと思うと、チロチロと舐め始めた。
スケスケのキャミに、ぺったんこの胸。そして、ホットパンツっぽいショーツ。その股間部分が、どんどん盛り上がっていく。いおりくんは、ディルドを舐めることでスイッチが入っていったようだ。

そして、トロンとした顔でディルドをくわえる。女でも、ここまでとろけた顔でフェラする子を見たことがない。

大きく口を開け、ディルドをズポズポ出し入れするいおりくん。そして、どんどん膨らむショーツ。結局いおりくんのチンポは、ホットパンツっぽいショーツにもかかわらず、先っぽが飛びだした。

あれ? 俺のよりデカいんじゃね? と思いながら、フル勃起する俺。もう我慢できなくなった。俺は疑似フェラを続けるいおりくんに近づき、はみ出たチンポを握ってみた。
『あぁっ! ダメぇ……触っちゃダメ……ン……』
いおりは、ダメと言いながらも、とろけた顔のまま俺を見つめる。初めて触る他人の勃起チンポは、変な感じだった。自分のとはまったく違う感じがする。固いけど、柔らかいという不思議な感じだ。そして、妙に熱く感じる。
俺は、ガマン汁があふれているいおりくんの亀頭を、そのガマン汁でヌルヌルにして責めてみた。
『ンッ! く、あっ! それ、凄いぃ……あ、あっ!』
いおりくんは、もう可愛い声を漏らす。しゃべっているときは、男としては高めかもしれないが、やっぱり女の子と比べると低い声だった。でも、あえぎ始めたいおりくんは、女の子の声質だった。多分、意識してはいないけど、自然と女っぽい声を出してしまうのだと思う。俺も同じだからわかるw

俺は、あえぎ続けるいおりくんのチンポから手を離した。 
「ごめんね、相互アナニーだったよね? つい触っちゃったよw」
『そんな! 謝らないで下さい! 全然イヤじゃなかったです。その……カズさんさえよければ、あの……女の子にするみたいに……ううん……女の子として扱って欲しいです……』
顔を真っ赤にして切れ切れに言う。

「え? 俺は全然かまわないよ。じゃあ、そこに寝てごらん」
俺は、予想外に思い通りに事が進み、ちょっとテンションが上がってきた。いおりくんに、その大きなチンポをアナルに入れてもらいたい気持ちもあるが、今はオスの本能が強い感じだ。

ディルドを横に置き、ベッドに寝転がるいおりくん。頬を赤く染めて、上目づかいで俺を見つめている。俺は、いおりくんの横に寝転がり、腕枕をしながら頭を撫でてみた。
ウィッグの人工的な手触りがするが、まるっきり女の子にしているような気持ちになる。

『カズさん、すっごくドキドキします……なんか、す、好きになっちゃいそうです……』
「あれ? いおりは心も女の子なの?」
『ち、違います! 女装してるときだけです! いつもは女の子が好きです!』
「フ~ンw いおりは、彼女いるの?」
『いないです』
「童貞?」
『……』
黙ってうなずくいおりくん。

「童貞捨てるより先に、処女捨ててもいいの?」
『えっ? 最後まで、するんですか?』
「あ、嫌ならいいよ。途中までで全然OK」
『イヤじゃないです……』
そう言って、俺の胸に頬を乗せてくるいおりくん。なんか、俺の中でまた新しい何かが目覚めそうだった。

俺は頭を撫でていた手で、いおりくんの乳首を触る。スケスケのキャミの上から、丸見えの乳首を触ると、コリコリに固くなっていた。
『んンッ! ン、ア……』
「乳首感じるの?」
『は、はいぃ……凄く感じちゃいます……』
「ねぇ、女の子のしゃべり方した方がもっと気持ち良くなるよ。経験談だけどw」
『は、はい……いおりの乳首……もっと触ってぇ……』
恥ずかしそうに女の子っぽいしゃべり方をするいおりくん。これはますますヤバいと思った。
俺は多分、余裕で100人以上の女とセックスをしている。アナルに目覚めてからは、加奈子がぶっちぎりに一番のセフレだった。でも、いおりはそれを越えると直感した。加奈子より若く、加奈子より可愛く、加奈子にはない巨根がある。そして何よりも、クソ淫乱な加奈子と違い、いおりには恥じらいがある。

俺は、指で弾くように、つまむように乳首を責める。
『あっ! あぁっ! ンあっ! 気持ちイイぃ! カズさん、気持ち良いよぉっ! もっとしてぇ……』
潤んだ目で俺を見ながら言ういおりくん。首のリボンのチョーカーがメチャクチャ可愛い。

俺は急に思いだして、カバンからピンクのガーターリングを取り出した。ガーターリングは、俺の好みでよくセフレに着けさせていたけど、今では俺が着ける立場になってしまったw

「これ着けてごらん」
『うわぁ! すっごく可愛いです!』
そう言って、嬉しそうに太ももに装着するいおりくん。
ズキュンと胸を撃ち抜かれたように感じた。見た目は完全に清純少女。ぺったんこの胸に、スケスケのキャミ。それに、首のチョーカーと、太もものガーターリング。
男の本能を直撃するエロい姿だ。そしてとどめに、ショーツからはみ出す巨根……。
2次元は実現可能! そう思うほど、完璧な男の娘だ。

『可愛いですか?』
少しうつむきながら、上目づかいに言ういおりくん。俺は、思わずキスをしてしまった。相手は男……そんな事はまったく考えず、女にするようにキスをした。いおりくんは、固まったような感じで驚いていたが、俺のキスに力が抜けていくのがわかる。
俺は経験が豊富なので、それなりにキスも上手いと思う。自分のテクニックの全てを、いおりくんにぶつけてみた。

すると、ぎこちなくいおりくんの舌が絡みついてきた。俺はそのぎこちなさに、興奮がヤバいことになって行く。

長い時間キスをしたまま抱きしめていたが、そのまま押し倒してみた。キスをしながらベッドに倒れ込む二人。やっぱり難しくて、唇が離れてしまう。すると、離れた瞬間、いおりくんが大慌てで唇を重ねてきた。

【友達】す・・す・・好きなんです・・・4【セフレ】

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 ベットの上で、二人。
 大ちゃんと、私。
 並んで、腰掛ています。
…キスの余韻で、あんまりチカラの入らない私は、大ちゃんの肩に、頭をのせています。
大ちゃんは、そんな私の左肩を、抱いてくれています。
「・・・・・・」
    つん…、つんつん…。
「あっ…」
「…硬い…」
「…まぁ…ね。好きなコとキスしたら、こう、なるよ。」
 好きなコ…
 好きなコ。
 私…の、事、だよね?
 大ちゃん、照れてる。
こういう顔も、持っている、いつも、いぢわるな、大ちゃん。

 いつも、素敵なのに。
 いぢわるなのに。
 …可愛い。
「ふふふ…。」
    つん…、つつ、、、。
「苦しくない…?ズボン…。」
「まぁ…ね。開けてもらおうかな、ジッパー。」
    つつ…、つつつつ、、、、、。
「・・・・・。」
 目と、目があって…。
「・・・・・。」
 はぁ…。大ちゃん。
その目、大好き。
格好いいよ、大ちゃん。
どんなに見てても、全然たりないよ…。
いつも、いつも、思ってたんだよ。
また、逢えて、嬉しいって…。
…だいちゃん…。
「・・・・・・。」
 あれ?
 息って、どうやって、してたっけ?
息苦しい…。
「・・・・・・。」
 …ジッパーは、まだ、駄目…。
今日は、私が…。
いいでしょう?
「駄目だよ。」
って、いぢわるな大ちゃんは、言いそう…
…だけど。
「ねぇ、させて…?」
って、お願いする。
「…したいの?」
「・・・・・・うん・・・・・・・。」
ほら。いぢわる…。
「…いいよ。」
お許しが、出ました…。
もう。いぢわる。
「よいしょっ…と。」
「お、重い…?」
「大丈夫だよ…っ。」
「おぉっ…、大胆だな…っ。」
私は、大ちゃんのヒザの上に、向かい合って、座りました。
「恥ずかしい?」
「・・・うん・・・。」
「恥ずかしがらないで、ちゃんと、やらなきゃ駄目だよ。」
「・・・・・うん・・・・・。」
 耳元で、囁かれる…。
あぁ…。また、くらっと来る…。
 …あれぇ?…なんで…?
「私にさせて。」って、言ったのに、
私から、座ったのに…、
…どうして、・・・どうして、私の方が、…変に、なってるの・・・?
 変だよ・・・、変、だよね…、変、だよ…。
 大ちゃんの、肩に、また、頭を、のせる…。
駄目だなぁ…。
もう、全然、平常心を、保てないよ…。
 そんな事を、考えながら、そのまま、大ちゃんの、首筋を、見る。
ノド仏、も、みる。
オトコ…だ。
 大ちゃんって、セクシーでも、あるんです。
 グッと来ちゃった女のコも、多いだろうな…。
ぼんやりきてる頭で、考える・・・。
「ん…?どうしたの…?何かするんじゃ、なかったの?」
 いぢわる…。・・・いぢわるぅ・・・。
「ん…?」
 大ちゃんが、顔を私に、向ける。
 ちゅ、、、。
あ、音が、鳴っちゃった。
…私が、どんな顔をしてるかなんて、見ちゃ駄目…。
抵抗の・・・キス・・・。
 さっき、あんなに、した…のに…、
     もっと。
 こんなにも・・・したいよ・・・。
舌を、大ちゃんの、唇に、這わす。
下唇をゆっくり、なぞって・・・。
   かぷ。
   ちゅ、、、。
 あ、また、音が…。
 ・・・あ・・・。
大ちゃんの舌と、また、出会う…。
 んぅ・・・・。
気持ちいいよ・・・、
・・・だいちゃん・・・。
 ・・・大ちゃんも、感じて、くれてる・・・?
続き、また、書きますね。

【寝取られ】奥手の嫁と友人夫婦で、少しだけ刺激的な経験をした15 【NTR】

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奥手で恥ずかしがりだった嫁のユキ。仲良くなったケイスケさん夫妻との刺激的な体験を経て、すっかりと淫乱な女性になりました。

ケイスケさんと、ケイスケさんの奧さんのマコさん、そして僕とユキ。4人で同室でするスワップや、複数プレイは麻薬的なほどの快感を僕にもたらしてくれました。

そして、ユキとマコさんは、ほぼ同時に妊娠しました。ケイスケさんは先天的障害で、精液の中に精子が極端に少なく、通常の性交で妊娠できる可能性は、10%もないと医者に言われています。

そして、僕はユキとマコさんに、ケイスケさんもユキとマコに、何度となく中出しをしているので、僕とケイスケさんのどっちの種かは確証がありません。
ただ、確率から行くと、両方とも僕の種だと思います。マコさんもユキも、そしてケイスケさんですら、僕の種で2人が妊娠したと思っているようです。

ただ、僕だけは違います。ユキが妊娠したのは、ケイスケさんの精子と、ユキの卵子が結びついてそうなった……そう思っています。そうであって欲しいと思っています……。
自分の愛する妻が他人に妊娠させられる……それを望む僕は、狂っているのかもしれません。

妊娠すると、さすがに乱れたセックスの日々は終わりました。40歳間際だったマコさんは、本当に子作りを焦っていました。そんな中出来た赤ちゃんだったので、その喜びようは凄いモノがありました。ケイスケさんもそれは同じで、4人で集まっても、性的な事はなくなり、産まれてくる赤ちゃんの話ばかりになりました。

ある意味、普通の関係に戻ったわけですが、僕は寂しさを感じていました。僕はマコさんに対して、はっきりと恋心を持っていましたし、ケイスケさんに抱かれるユキを見て、手も触れずにイクほどの興奮を覚えていました。
それが急になくなったのは、やっぱり寂しいです。

そんな寂しさも感じながら、日々が流れ、安定期に入りました。
『浩くん、あのね……マコさんとずっと話してたんだけど、私、明日からケイスケの家に行くからね。うちにはマコさんが来るからね』
もう、誰が見ても妊娠してるとわかるくらい膨らんできたお腹をさすりながら、ユキが言いました。
「えっ? それって、一日だけって事?」
『違うよ。出産間際までだよ』
少しの迷いもなく、決定事項の通知みたいに言うユキ。

僕は、あまりのことに言葉もなくなります。でも、妊娠しているユキが、他の男と夫婦生活をする……それは、考えただけで震えるほど興奮します。

僕がわかったと告げると、ユキはニッコリと嬉しそうに笑いました。すると、インターフォンが鳴りました。出てみると、宅急便でした。
結構大きめの段ボールが4箱届き、不思議に思っていると、
『マコさんの荷物だよw 私のも、もう送ってあるからw』
と、ニコニコと言います。僕の許可なんか関係なく、すでに決定事項として動いていたみたいです……。

『浩くん、しばらく会えなくなるから、今日はエッチしようね#9825;』
「え? いいの?」
妊娠以来、さすがに怖くてセックスはしていませんでした。たまにユキが手でしてくれたりはありましたが、つわりとかもあり、口でしてもらうことはありませんでした。

安定期に入ると、つわりとか不快感が嘘のようになくなったみたいです。

そして夜になり、シャワーを浴びて先にベッドに寝ていると、妊婦とは思えないようなセクシーな下着を身にまとったユキが入ってきました。
スケスケのビスチェと、マイクロミニみたいなスカートの付いたショーツ。
妊娠で大きくなった胸が、丸見えになっています。そして、大きくなったお腹も丸見えです。
妊婦の神聖な感じと、エロい下着の娼婦みたいな感じが混じり合い、尋常じゃないくらいのエロさをかもし出しています。

『なんか、久しぶりだからドキドキするねw』
ユキがそんな事を言いながら、ベッドに潜り込みます。その姿を見て興奮状態の僕は、すぐにユキにキスをしました。
唇が触れるだけのキスは、毎日のようにしていました。でも、舌を絡める濃厚なキスは、もしかしたら妊娠する前以来かもしれません。

『浩くん、愛してる』
キスをしながら、そんな事を言ってくれるユキ。もう、愛おしくてたまりません。
僕も愛してると言うと、
『ごめんね、明日から他の人の奧さんになっちゃうけど、忘れないでね……』
と、少し潤んだ目で言われました。でも、その言葉でバカみたいに興奮する僕がいます……。

『あれれw なんでこんなになっちゃったの? ふふw 変なの~』
ユキが、僕のはち切れそうに勃起したペニスを、指でつつきながら言います。
恥ずかしさで、顔を赤くしながら何も言えない僕に、
『半年以上もケイスケの奧さんになるから、アソコの形変わっちゃうねw 浩くんのじゃ、ますます感じなくなるかもねw』
こんな風に言葉で責めるユキ。あの奥手で恥ずかしがりだったユキが、痴女のように僕を責めます。

僕は、もう我慢出来ずにユキにむしゃぶりつきます。荒々しくビスチェをまくり上げると、妊娠で大きく張った感じになった胸にむしゃぶりつきました。乳輪も乳首も、すっかりと黒ずんできたユキ。可愛らしい顔に似合わないグロなそれが、余計に僕を興奮させます。

『アン#9825; 浩くん、気持ちイイぃ……乳首、もっと舐めてぇ#9825;』
ユキは、すっかりととろけた顔でおねだりします。ユキも久しぶりのエッチなので、興奮が高まっているのだと思いました。
乳首を舐めて、指でも責めると、
『あっ! ッあっ! ンふぅ……あぁっ! 気持ち良いよぉっ。浩くん、愛してる#9825;』
と、可愛らしくあえぎます。妊婦とするエッチは、不思議な感じでした。もうすでにお腹の中には生命が宿っていて、子作りする必要はない状態です。それなのに、セックスをする矛盾。本当に人間は、楽しみのために生殖行為をするのだなと思いました。

必死で責める僕ですが、ユキは感じながらも、終始余裕がある感じです。僕の頭の中では、ユキがケイスケさんとのキスでイッた場面が浮かんでいます。キスだけでイッてしまったユキ……僕ではとても無理だと思います。

嫉妬と敗北感を感じながら、僕はユキのアソコを舐め始めました。ショーツを脱がすと、ユキのアソコはもう濡れていました。ショーツを脱がして、マイクロミニっぽい布だけになった下半身。中途半端に下腹部が隠れるのが、余計にエロい感じです。丸見えよりも、少しでも布があった方がエロく見えるのは、なぜなんでしょうか?

そんな事を思いながら、ユキのアソコを舐め始めます。すでに大きくなっているクリトリスを舐めると、
『ンふぅ……あ、あっ! 気持ちイイぃ! 皮剥いてぇ……直接舐めてぇ#9825;』
と、はしたない注文をつけてきます。
僕は言われるままに、クリの皮を指で剥きながら、直接肉の芽を舐め始めました。
『あぁっ! んンッ! ふ、うぅ……そう、そこぉっ! もっとぉっ!!  噛んでぇっ!』
ユキは、そんな注文をつけてきます。軽く噛んだりされるのは、ケイスケさんとのエッチの時にされたことです。

僕は、痛くしないように軽く噛むと、
『んンあぁっ!! もっとぉッ! もっと強くぅ! ンヒィあぁっ!』
と、ユキはあえぎます。おっかなびっくりで、もっと強く噛むと、
『ンひぃっんっ! イクっ! イクっぅっ! 浩くん、イッちゃうぅっ! あぁぁっー!』
と、大きくあえいで果てました。

『ふふw イッちゃった#9825; ねぇ、私もするね』
ユキはそう言うと、僕のペニスをくわえてきました。
『大っきいいね#9825; こんなに大きかったっけ? すごいね#9825;』
そんな風に言いながら、パクッとくわえてきました。くわえると同時に、舌が複雑に動き、同時にバキュームもしてきます。
久々でしたが、ユキのテクは衰えていませんでした。もともとユキは、フェラが下手どころか、したことがありませんでした。
それが今では、ケイスケさんに仕込まれて、職人みたいなテクニックです。

自分の嫁が、他人の手によってフェラ名人にされる……最悪なことなのに、最高に興奮する僕がいます。

あっという間にイキそうになり、それをごまかすように、さらにユキのアソコを舐めようとしました。
ユキを誘導して、69の格好になります。こんな恥ずかしい格好を、ユキは恥ずかしがりもせずに出来るようになりました。
ケイスケさん夫妻に見られながらセックスをするうちに、羞恥心が薄くなったのだと思います。

僕はユキのアソコを舐めようとして、固まりました。さっきは見えませんでしたが、69の格好になると、ユキのお尻から何か金属製のリングが出ているのに気がつきました。

「こ、これ……なに?」
僕は、嫌な予感しかしませんでした。
『ふふw 引っ張ってみて#9825;』
ユキは、いたずらっ子みたいな言い方をします。
僕はそのリングに指をかけると、引っ張りました。思いの外抵抗感が強く、かなり力を込めて引くと、黒い台座みたいなものが見えてきました。

ユキのアナルが広がり、黒い台座みたいなものが姿を見せ、引っ張るたびに台座の見える範囲が大きくなります。
『んぁっ、んンッ!』
ユキは、痛そうというよりは、気持ちよさそうな声をあげます。僕がけして入れることを許されない穴。ユキのアナルは、ケイスケさん専用と宣言されています。

さらに力を入れると、イキなり黒い塊が飛び出てきました。それは、根元が細く、先に行くに従って膨らんでいる形状で、栓みたいな感じでした。実際、あとで知りましたが、それはアナルプラグというもので、栓そのものでした。

『ンあぁっ! ヒィ、あぁ……』
スポンとアナルプラグが抜けて、ユキはガクガクッとしました。強い快感を感じたようです。

アナルプラグが抜けると、ユキのお尻の穴は広がったままです。そして、強い栗の花の匂いと共に、白い液体が流れ出てきました。
69の格好でそんな事になったので、僕の胸に白い液体がこぼれて液だまりになります。

「な……これ……ケイスケさんとしたの?」
僕は、まさかと思いながらも、その可能性しか思いつきませんでした。

『そうだよ#9825; しばらく会えなくなるから、浩くんにサプライズプレゼントしようと思ってw』
と、ユキは笑いながら言います。僕は、その笑顔と同時に、射精していました。
『キャッ! もう~w 浩くんはホントに変態さんだなぁw』
ユキは、笑いながらそんな事を言います。

僕は、裏切られたと思いました。妊娠以来、セックスはしていませんでした。当然、ケイスケさんとユキがしているはずがないと思っていました。疑ってもいませんでした。

「い、いつから? ケイスケさんとはいつからしてるの?」
僕は混乱とショックで、震える声で聞きました。
『えっと、妊娠して1ヶ月くらいかな? あっ、でも、お尻でしかしてないからね! 安定期に入るまでは、危ないもんね』
ユキは、そんな事を言います。僕は、怖くなりました。まったく気がつきませんでした。4人で食事をしていても、エッチな話題にすらなりませんでした。

こんな風に、僕に隠し事をしていたユキ。とても現実とは信じられません。

「マコさんは? 知ってるの?」
『もちろん、内緒だよ。浩くんは、マコさんとしてなかったの?』
「当たり前じゃん!」
『へぇ、そうなんだ。どうして?』
「どうしてって、ユキを裏切ったり出来るわけないじゃん!」
『裏切る? どうして?』
「だって、ナイショで会うなんて……」
『父親と会うのに、許可がいるの?』
ユキは小悪魔というか、悪魔のようなことを言います。

「そんな! だって、俺の子だよ!」
『本当に? そう思う?』
意味ありげに言うユキ。ユキのその言い方に、僕は急速に自信がなくなっていきます……。

「そんなこと……」
『浩くんは、どっちが良いの?』
「……」
『やっぱりw 浩くんが望むから、ケイスケので受精したんだよ#9825;』
「そんなこと……」
出来るの? と、聞けない僕。

『私にはわかるよ。母親だもん。ケイスケので受精したって、わかる』
ユキは、本気で言っているように思えます。僕は、何も言えませんでした……。

そして、結局そこでセックスは終わりました。これからしばらく会えなくなる前の、最後の機会だったのに、挿入する事もなく終わってしまいました。

そのあとは、シャワーを浴びて一緒に寝ました。2人でベッドに入ると、ユキは抱きつきながら、
『ヒロ君……しばらくの間、ケイスケの奧さんになるけど、忘れちゃダメだからね』
泣きそうになりながら言うユキ。変な感じでした。ユキが始めたことで、僕は意見すら出していません。
「悲しいなら、やめなよ」
僕は、ごく当たり前のことを言いました。

『ダメだよ。だって、生まれたら、またしばらく会えなくなると思うし……』
「そんなにしてまで、一緒に暮らしたいの?」
『うん#9825; だって、こんなチャンス、もうないかもしれないから』
「……帰ってくるよね?」
『どうかな? わかんないって言った方が嬉しいんでしょ?』
「……うん」
『正直だねw 変態なヒロ君も大好きだよ#9825;』
そう言って、頬にキスをしてくれました。

そして、しばらくすると寝息が聞こえ始めます。マコさんと久しぶりにセックスできるのは、僕も当然嬉しいです。でも、半年もユキがケイスケさんの奧さんになるのは、さすがにプレイの域を超えている気がします。

でも、半年後にユキが帰ってきて、すっかりとケイスケさん色に染められているのを想像すると、胸が痛いくらいドキドキします。
そんな事を考えながら、気がつくと僕も寝ていました。

朝になると、ユキが朝食を用意して待っていました。
『おはよ~。今朝はちょっと気合い入れてみたよ』
にこやかに笑いながら言うユキ。確かに、結構なボリュームの朝食がテーブルに並べられていました。
「凄いね! 美味しそう! いただきます」
僕は、そう言うと食べ始めました。休日の朝は、朝食を摂らないこともあります。でも、今日は食べながら、胸がいっぱいになってきます。
これっきり、二度と会えなくなるわけでもないのに、僕は泣きそうになりながら食べました。

僕のその様子に気がついたユキは、やっぱり目が真っ赤になっています。
『いっぱい食べてね』
声がかすれている気がします。

そして、何となくしんみりした空気のまま、朝食は終わりました。

そして、ユキは部屋を出て行きました。
『浩くん、元気でね。行ってきます』
ユキは出ていく間際、悲しそうに言いました。でも、お別れのキスもありませんでした。
ユキが出ていくと、僕は涙を流してしまいました……。

でも、感傷に浸る間もなく、マコさんがやって来ました。
マコさんは、ドアを開けて入ってくると同時に、僕に抱きついてキスをしました。
ユキと同じ時期に妊娠しましたが、年齢の違いもあるのか、ユキよりお腹が大きく思えました。小さかった胸もかなり大きくなっていましたし、全体的にふくよかになったきがします。

そんなマコさんが、僕の口の中に舌を突っ込み、凄い勢いでかき混ぜます。
そしてそのまま僕を壁に押しつけるようにすると、僕のペニスをまさぐります。
『凄いね#9825; もうカチカチじゃんw』
マコさんは、挨拶もすっ飛ばしてこんな事をします。ユキとケイスケさんみたいに、こっそりと会ってセックスをしていたわけではないので、相当欲求不満がたまっているようです。

僕とキスをしながら、スカートをまくり上げ、ショーツを膝まで降ろすと、壁に手をつき立ちバックの姿勢を取ります。
ユキがいなくなり、感傷的になっていましたが、そんな気持ちも吹っ飛びました。
『パパ、早く赤ちゃんに、こんにちはって言ってあげて#9825;』
マコさんは、とろけきったような顔で言います。僕は、ファスナーを降ろすと、そのまま生で挿入しました。ググッと肉をかき分けながら、マコさんの膣中に僕のペニスが消えました。妊娠前、マコさんのアソコは、ユキの拳が入るくらいに拡張されていました。
久しぶりということもあるのか、マコさんのアソコはキツキツで痛いほどでした。

『ンおぉぉぉっ! パパぁっ! 凄いぃっ! 大きいよぉっ! あぁっ! コレ、ずっと欲しかった! ンあっ! あっ! あぁっ#9825;』
マコさんは、本当に気持ちよさそうにあえぎ出します。他人の奧さんと、コレから数ヶ月もの間、夫婦として暮らす。それは、凄く背徳的で、恐ろしく淫靡な感じがしました。

マコさんの膣奥まで入れて、思いきりガンガン突いてみようと思いましたが、先にマコさんが動きました。僕に腰をぶつけるようにして、自分でピストンを始めます。立ちバックで、女性の方が腰を振るのは、何度見てもたまらなくエロいです。

「マコさん、会いたかったです」
僕が、思っていたことを言うと、
『マコって呼んで! パパぁっ! 会いたかった! 愛してるっ! もっとしてっ!』
マコさんが、泣きそうな声で言います。僕は、その大きくなったお腹が心配になりますが、マコさんがガンガン腰をぶつけてくるのにつられるように、腰を振り始めました。

『あっ! あぁっ! 凄いぃっ! パパっ! イッちゃうッ! もっとぉッ! 赤ちゃんの部屋ノックしてぇっ!』
マコさんは、凄いことを口走りながらイキそうになっています。僕も、久しぶりの膣肉の感触に、もう限界でした。

「マコっ! イクっ! イクよっ!」
『イッてぇっ! パパぁっ! 愛してるっ!』
そう言いながら、同時に果てました。
『う、うあぁ……熱いの、わかる……へへw 赤ちゃん、溺れちゃいそうだねw』
マコさんは、幸せそうに言いました。

こうして、マコさんとの夫婦生活が始まりました。当然、最初は違和感ありありでしたが、すぐに慣れました。
そして、マコさんの性欲に、驚かされる日々でした。マコさんは、安定期までの5ヶ月、ずっとセックスしたかったそうです。でも、やっと授かった子に、万が一があってはいけないと、オナニーすら我慢していたそうです。

健気なマコさんに対して、ケイスケさんは内緒でユキとアナルセックスをしていたと思うと、なんか釈然としません。

マコさんは性欲も凄いですが、僕への気持ちがとても強く、嬉しいのと同時に、ちょっと怖いと思うこともありました。

そして、マコさんとの夫婦生活を続けながら、僕の頭の中はいつもユキのことでいっぱいでした。どんな風に日々過ごしているのだろう? どんなエッチをしているのだろう? そんな想像が浮かんでは消えていきます。

ユキは、ケイスケさんにお尻の処女を捧げました。それだけではなく、アナルセックスするために腸内を綺麗にするとき、ケイスケさんに一番恥ずかしい姿まで見られてしまっています。

あの奥手で、超恥ずかしがりだったユキが、人前で排泄姿をさらすなんて、絶対にあり得ないことだと思います。でも、ユキは何度もさらしてしまいました……。

【浮気】続・新妻絶頂 【不倫】

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前編:新妻絶頂

電話が鳴ったのは、一週間分溜った洗濯物を干し終わった時だった。
よく晴れた土曜日である。美佳の銀行も健介の会社も週休二日だったが、健介は仕事が残っているからと言って午前中に出かけてしまっていた。
今日はどうしても家にいて欲しかったのだけれど、そういえば婚約したばかりだった去年の夏も、健介は土日返上で働いていた。
年に一ヶ月のことだから、仕事だけなら我慢しなくてはいけないのだろう。
しかし今日はその上、学生時代の先輩の結婚式の二次会があるとかで、帰りが遅くなるという。
美佳はそれだけでも欠席して早く帰ってきて欲しいと頼んだのだが、健介は例によって柔和な口調で拒んだ。
「そうもいかないよ、なるべく早く帰って来るようにはするけど。ごめんな。」
「でも毎日遅くて疲れてるんだし…。」
「ああ、大丈夫だよ。ずいぶん実家にも帰らせてもらってるし。」
「そんなにここに帰るのが疲れるの?」
「そういうんじゃないよ。仕事は遅いけど、寝る時間はきちんと取ってるから大丈夫、ってこ と。」
「そう…じゃあ、できるだけ早く帰ってね。」

そう言って一応納得した美佳だったが、かなり不満の残る表情をしていたはずだ。健介も少し気になったようだったが、そのまま出かけていった。

電話はその健介からだと思って、美佳は明るく受話器を取った。
「はい、武田でございます。」
無意識に時計を見ると、午後の二時を過ぎていた。
「ふふふ…美佳か。」
健介の声ではない。
「…え…あの…」
一瞬、背筋がぞくっとした。
「どちら様ですか?」
「俺だよ、『ブルージュ』のマスター。」
「あ…」
どうしてここの電話番号がわかったのだろう。
(住所も、名字も知らないはずなのに…。)
電話の向こうにマスターの不敵な笑みがあるのを美佳は思った。

悪夢の中でのことのような喫茶店での出来事から、三日が経っていた。
あの夜、二度の絶頂に達した美佳は動くことができなかった。
ソファーに全裸のままぐったりと横たわっていた美佳に、マスターは、「また今度な。」とまるでもう自分の恋人に対してのように言った。
美佳は気だるそうに頭を少しだけ持ち上げ、小さく首を振った。
「もう、来ません…。」
怒るかもしれないと思ったけれど、マスターはただ笑っていた。

翌朝、目が醒めたとき、美佳はそれが本当に悪夢の中のことであったような錯覚に囚われた。
あまりにも現実から遠すぎる出来事だったために、事実として認識することができなかった。美佳は普段通りに勤め先である銀行に出勤した。
その夜に、健介は帰って来た。
彼は前日の電話でのことを詫び、美佳も素直に謝った。
健介はいつものように美佳に優しくキスをして、抱きしめてくれた。
その日こそすぐに二人は眠りについたが、翌日の夜には健介も比較的早い時間に帰って来てくれ、二人は抱き合い、愛し合った。
そして美佳はあの悪夢のことなど忘れてしまうことができるように思っていた。

がその悪夢の世界へ美佳を引き戻す電話が突然にかかってきた。
美佳の心臓は高鳴った。
「今から店に来ないか。」
マスターはあの時に美佳が言ったことなどまるで忘れてしまっているようだ。
「もう行かないって言ったと思いますけど。」
美佳はできる限り感情を抑えて言ったが、うまく呼吸ができず息苦しい。
「まあ、そんなに冷たくしなさんな。旦那さん、留守なんだろう?」
「ど、どうしてそんなこと…だいたい電話番号だって…。」
一つだけ、思い当たった。
「尾けたんですか?」
声に思いきりの非難を込めた。
「ははは、そんなことはしないさ。狭い町だからね。」
「と、ともかく、行きません。行くわけがないじゃないですか。」
「へえ…。旦那さんにこの前のこと、話してもいいのかい?」
「そんなこと、あの人が信じるわけありません。」
美佳は毅然として答えた。
私達は愛し合い、信頼し合っている、という自信がある。
美佳が必死に否定すれば、健介が町の喫茶店のマスターが言うことなど、信じるわけがない。
そもそも、美佳に媚薬を飲ませて犯したマスターの行為は立派な犯罪である。
マスターだって、健介に知られては困る筈だ。

「ははは、試してみるか?…」
だがマスターはどこまでも余裕がある。
美佳は気押されて黙った。
そして次の瞬間、美佳は衝撃のあまり受話器を取り落としそうになった。
マスターの短い沈黙の後、受話器の向こうから信じられない音が聞こえたのである。
『マスター…お…犯してっ…!』
『…気持ちいい…どうかなっちゃいそう…!』
『私…こんなの初めてっ…!』
それは媚薬を飲まされ、マスターに凌辱された美佳が思わず発した、あられもない喘ぎ声だった。
「最初から最後まで、全部きれいに撮れてたよ、ビデオにね。」
「ビデオ…?」
「あの部屋にはね、カメラが仕掛けてあるんだよ。ちょうどあのソファーが映るようにね。クックックッ…思い出すだろう…ぐしょぐしょに濡らして…」
「やめてっ!やめて下さい…。」
「じゃあ、待ってるから。ちゃんとお粧しして来るんだぞ。」
電話は一方的に切れた。

(…そんな…)
美佳はその場にしばらく呆然と立ちつくしていた。
定かでない記憶を懸命にたどっていく。
あの夜、あのソファーの上でマスターに命じられるままにしたこと…。
服を剥ぎ取られ、後ろ手に縛られ、大きく脚を開かされて…。
(あそこを舐められて…それから…マスターの…)
唇にマスターのグロテスクな性器の感触がよみがえる。
背筋に冷たい悪寒が走り、同時に今、電話で聞いたマスターの言葉の意味がわかった。
わあん、という耳鳴りが襲ってくる。
(…ビデオ?…あんな姿をビデオに撮られてた…ってこと…?)
脚を開いた全裸の姿。
震えていた腰。
マスターの男根をしゃぶった唇。
その男根を迎えるためにきっと光るほどに濡れていたであろう蜜の泉。
そしてマスターを求めて口走った言葉…。
今まで夫にも見せたことのない恥態であった。

というよりも美佳自身が、感じたことのない大きな快感の渦の中で自分を失い、乱れてしまった。
それだけではない。痴漢に触られて感じてしまったことや、家に帰ってから自慰に眈ったことまで、告白させられてしまった。
(た、大変だわ…!)
そんなビデオを健介が観たら…。息が止まりそうだった。
「返してもらわなきゃ…。」
美佳は決心して服を着替え始めた。
だがTシャツを脱ぐとじっとりと汗ばんだ肌が気になって、美佳はバスルームに入った。
シャワーを浴び、髪を洗った。
(落ち着かなきゃ…。)
まだ心臓の鼓動が速く、どきどきする。

美佳は犯されたのだ。
それも媚薬を飲まされ、縛られて辱しめられた。
そして今それをネタに脅迫されている。
店で美佳が来るのを待っているマスターはきっと、あの逞しい体でまた美佳を犯そうと思っているのに違いない。
それが美佳にとって何よりも恐怖だった。

マスターの愛撫は、若い健介の仕方とは、まるで違っていた。
初めて体験した『愛のないセックス』は、美佳にとってあまりにも衝撃的な出来事だった。
健介の前に一人だけ、学生時代につき合っていた恋人と美佳は結ばれている。
だがその恋人もまた学生で、自分が達すればそれでいいというやり方だったし、まだ充分に快感というものがわからなかった美佳には、多少苦痛を伴うものでさえあった。
その後、美佳はデートのたびに求めてくる恋人が疎ましくなって別れている。
そんな美佳が、初めて知った大人の男、そして生まれて初めて本当の女の悦びを教えてくれた男。
それがあのマスターだったのだ。

(もう一度マスターに抱かれたら…)
自分はどうかなってしまうかもしれない。
(なんとか、それだけは…)
でもどうすればいいかわからなかった。
シャワーを浴び、88-58-90の見事なプロポーションを鏡に映しながら美佳は思いを巡らせた。
ビデオを渡して欲しいと必死に頼めばそれで渡してくれるだろうか。
そんな相手ではないと思った。
こんな郊外で喫茶店をしている人が何を考えているかなど、美佳にわかるはずがない。
たとえ返してくれるにしても、マスターはビデオとの交換条件として、きっと美佳の体を要求するのだろう。
美佳はマスターの愛撫を思い出した。
マスターに貫かれた瞬間の悦びを思った。
薬のせいとはいえ、美佳は失神しそうになるくらい感じたのだ。
(やだ…)
美佳の中に、もう一つの思いが広がった。
今、心地良いシャワーに包まれているこの白い裸身に、夫以外の男の手や舌が這い回ったのだ。
あんなことをされるなんてもう二度といやなのに、心のどこかでそれを望んでいる気もする。
淫らな記憶に体の芯がポッ、と熱くなった。
体を洗っていると、まるで身を清めているような気分にもなってくる。
(私…どうしちゃったんだろう…)

バスルームを出て、火照った体をバスタオルに包む。
頬が紅潮し、妖しい胸の高鳴りが抑えられない。
現実の世界から淫夢の中に、美佳は引きずり込まれようとしている。
「ちゃんとお粧しして来るんだぞ。」
電話の最後にマスターが言った言葉が、耳の奥に残っている。
下着を替えようとして、何気なく新しいものを出していた。
ショーツもブラも純白のものを選んだ。
細かい刺繍の入った上下セットのブランド物で、ブラはフロントホック。
ビキニのショーツは極端に布地が薄く、腰の部分は紐のように細い。
ストッキングも新しいものにし、クローゼットの中からは何故か一番セクシーで膝上は20センチ以上もある白いワンピースを出した。
スカートの丈が短かすぎると言って健介が喜ばなかったものである。
健介は美佳が男心をそそるような服、丈が短かったり、胸元が開いていたり、体の線がわかるようなものを着ることをひどく嫌った。
美佳はずいぶんそのことに反感を抱いたりもしたものだったが、最近ではむしろ夫と仲たがいをすることの方が煩わしく、おとなしく言うことを聞くようにしていた。
ベッドの上にそれを広げて、美佳は大きく深呼吸をした。

化粧台の前に座った。瞳を潤ませた自分がいる。
ドライヤーで髪を乾かし、ファンデーションを塗った。
結婚してからは滅多にすることのなかったアイシャドーを薄く引く。
(抱かれに行くみたい…)
マスターの鳶色の瞳に見つめられたい。
口紅を塗りながらもマスターにキスされている情景がフラッシュバックのように脳裏をよぎっていく。
ともするとマスターの爬虫類のような生殖器のイメージが瞼の裏に再生され、顔が熱くなる。
(だめ、いけないわ…!)
美佳は何度も大きくかぶりを振った。
妙な妄想は断ち切らなくてはいけない。
ずるずると言いなりになんかなったら、もっと大変なことになる。
たとえすべてを健介に告白しなくてはいけなくなったとしても、最悪の場合は警察を呼んであの男の企みを潰してしまわなくてはいけない。そう思った。

前開きのワンピースのボタンを止め終えるのと同時に、再び電話が鳴った。
「もしもし…」
「どうした?来ないのか?」
マスターの声だった。別に怒っているようでもない。
「今から行きます…」
それだけ言って受話器を置き、美佳は家を出た。

『ブルージュ』の扉には「本日休業」の札が掛かっていた。
中には電気もついていないようだったし、扉にも窓にもカーテンが閉められていた。
美佳は周りを見回して誰も人がいないのを確かめてから扉に近づいた。
おそるおそる押してみる。
鍵はかかっていなかった。
扉は音もなく内側に開いた。
店の中は冷房が効いて、ひんやりとしていた。そして暗かった。
夏の日差しが溢れる外を歩いてきた美佳には、すぐには何も見えなかった。
「鍵を閉めて。」
奥からマスターの声がする。
美佳はその声を無視した。
店の中は真っ暗というわけではないから、じきに目が慣れてくる。

マスターはカウンターの中にいたが、ゆっくりとした動作でフロアの方に出てきた。
「ハッ…」
カウンターの中から出てきたマスターを見て、美佳は悲鳴を上げそうになった。
マスターは上半身にこそ白っぽいTシャツを着ていたが、下半身には何も着けていない。
剥き出しの股間には、どす黒い男性自身がだらりと垂れ下がっていた。
呼吸が止まりそうになって、美佳はすぐには何も言えなかった。
マスターが近づいてくる。

機先を制されて愕然とする美佳の前まで来ると、マスターは何も言わずに美佳の背中に手を回して抱き寄せた。
「うっ…」
すぐに唇を奪われ舌を絡めてきた。
一瞬の出来事に美佳は何故か逆らうことができなかった。
舌を絡まされると頭の中がじーんと痺れる。
抱きしめる腕に力を入れるマスターとは対象的に美佳の体からは力が失われていく。
「いやっ!」
やっとの思いでマスターの体を押し返したが、腕を掴まれたままだった。
「会いたかったよ。奥さんは本当に美しい」
美佳の抵抗など気にも止めない様子で、マスターは存外優しい声で言った。
「やっぱりこのくらいはお洒落をしている方がいいな。一段ときれいだ…。」
マスターの視線が、美佳の頭から足先までの間を往復した。
美佳はたじろいだ。
美佳の頬に手をやり、その手を少しずつ下げる。
胸に触れる。
「胸だってあるんだし…。」
ワンピースの上から、グッ、と握る。
それから、手は胸からお腹へ降りていく。
「ウエストは細いし…。」
さらに下の方に、手の平がワンピースの上を滑っていく。
「脚もきれいだ。」
太腿に優しく触れる。腰に手を回し、その手でヒップの双丘になぞる。
「なによりお尻が素晴らしい。」
そしてスカートをまくりあげてストッキングの上からアソコを丹念に撫で回す。
「なんだもうここは熱くなってるじゃないか」

マスターは美佳が気押されているのをいいことに美佳の肢体をさんざん撫で回し、それから手を取って店の奥の方へ導いた。
「ここに座って。」
フロアの真ん中にぽつんと椅子だけが置かれている。
美佳は素直にそこに腰をかけた。
マスターは美佳の目の前に立った。
目のやり場に困った。
マスターのそれは早くもTシャツの下から首をもたげ始めていた。
美佳はそれを見ないようにするためにマスターの顔を見上げた。
マスターの鳶色の瞳が美佳を見つめていた。
美佳はその目をじっと見た。

「ビデオを…返して下さい。」
気力を振り絞って、美佳はようやくそう言った。
「ああ、いいよ。そのつもりだった。」
マスターはあっさりと美佳の要求を承諾した。
しかも美佳が拍子抜けするほどに、涼しげな声色だった。
「だけど、ただで返すわけにはいかないな。」
当然のように付け加える口調にさえ、悪びれた様子はない。
「警察を…、呼びます。」
美佳はマスターを睨んだ。
「毅然とした表情もいいな、きれいな顔だ。脅えてる顔も、恥ずかしそうな顔も良かったけど…。」
マスターはとぼけているような、平穏な顔をしている。
(その手には乗らないわ…)
マスターはわざと平然とした表情を装って、自分のペースに美佳を乗せようとしているのに違いない。
脅迫されて、言いなりになる筈の女が、警察を呼ぶとまで言っているのだから動揺していないわけがないのだ。
「また変なことをするのなら、今すぐ帰って警察に電話します。」
「そう…。それは困ったな。で、なんて言うつもりなんだ?」
「あなたに、変な薬を飲まされて、無理矢理…」
「ムリヤリねえ…。まあ、いい。無理矢理どうされたって言うのかな?」
「レ、レイプされた、って言います。」
「なるほど。ビデオが証拠になるわけだ。お巡りさん達もあんな強烈なビデオが見られたら嬉しいだろうな。」
美佳の顔がカーッと熱くなる。
「でもビデオを見ればわかるけど俺は美佳が入れて、って言ったからコイツを突っ込んだんだぜ。憶えてるだろ、腰を揺すっておねだりしたの。」
マスターは自分の分身を指でつまんで、ぶらぶら揺すってみせた。
「そ、それは…あの変な薬を飲まされたから…」
「変な薬ね、警察が来てこの店を調べて、もし薬が出て来なかったらどうする?」
「それは…」
言葉に詰まった美佳の頭に、マスターは手を置いた。
小さな娘に説法でもするように、優しく髪を撫でる。
「まあまあ、落ち着きなよ。いいか、考えてみな。お巡りさんだって男だ。あんなビデオ観たら興奮するし、美佳の乱れようを見て、エッチな奥さんだと思うだろうよ。家帰ってから美佳の体を思い出してシコシコ励む奴だっているだろうし、証拠として押収した物がダビングされて署内で回されるなんて話だってよく聞くだろう。」
「そんなっ!」
美佳は飛び上がった。
マスターが話す間にも、あの時の記憶が頭の中を駆け巡ってしまう。
それがマスターの狙いなのだとわからないこともなかったが、どうしても記憶の方に思考が引きずられてしまう。
「そ、そんなこと…、ありません。」
「ハハハ、美佳みたいな善良な市民ばかりだったら日本は平和だろうな。」
マスターはかがんで、美佳の顔をまっすぐに覗きこんだ。
「あんな姿を他の人に見られるのはいやだろう。証拠のビデオが残るより、あれは持って帰って消してしまった方がいい。あんな物が世の中にあるより、すっきりと忘れてしまったほうがいいんだよ。そうだろう?…俺は何も五百万円持って来いとか、銀行の金をくすねて来いとか、そういうことを言ってるわけじゃない。俺は美佳のことが気に入ってしまったんだ。だから、あともう一度だけ、君を抱きたい。それだけなんだよ。」
とうとう、美佳には反論の材料がなくなった。
心に絶望が広がって、涙も出てこない。

黙りこんだ美佳を見て、マスターは立ち上がった。
美佳の顔に向かって腰を突き出し、欲望の象徴を鼻先に突きつける。
「さあ、舐めて…」
マスターの静かな声。美佳は黙ったまま視線を落とした。
目の前にあるそのグロテスクなものはまるで違う生き物のように、静かに眠りから醒めようとしていた。
「わかりました。そのかわり…きっと返して下さいね…。」
「ああ、返して上げるよ。だから、早く…」
美佳は観念した。
たしかにマスターの言う通りだった。
あんな恥態を他の人に知られるくらいなら、もう一度だけ我慢してこの男の言うことを聞いた方がましだと思った。
ゆっくりと顔を近づけていく。
唇が触れる。
頼りないほどに柔らかい。
生臭さが立ち昇ってくる。
美佳はそれの先端を舌ですくうように舐め、口に含んだ。

「お…う…」
マスターが大きく息を吐いた。
唇と舌でゆっくりと優しく刺激してやると、それは震えながら硬く、大きくなっていく。
その反応は健介のものと変わらない。
「かわいいよ…美佳…」
マスターの息使いがさらに荒くなる。頬にかかってしまう髪を指先で押さえて、美佳の顔を覗き込む。
(いや…見つめないで…)
目をつむっていても、マスターに凝視されているのがはっきりとわかる。
あの鳶色の瞳が、きっと真っすぐに美佳の表情を見つめているのだ。
(ああ…変な気分になっちゃう…)
美佳は洋服を着たままで、ただ相手の欲望に奉仕させられている。
しかもその相手とは三日前に自分を犯し、今は脅迫者に変貌した、本来ならば憎しみを抱くべき男なのである。
だが美佳はその屈辱的行為に不思議な陶酔を覚えてしまっていた。
媚薬を飲んで抱かれた、あの夜の感覚がよみがえっていた。
下着の奥が熱く潤み始める。

「口でイカせてくれたら、それ以上は勘弁してやるぞ。」
征服者の勝ち誇った声音で、マスターが言う。
(え…)
口を犯されるだけで済むならば、それに越したことはないはずなのに、迷う気持ちがあった。
このまま、マスターを射精の高みまで導かずにいたら、組み敷かれ、犯される。
(それはだめ…)
もう一度この体を貫かれたら、美佳はこの男から離れられなくなる。
そう思った。
どうにか、唇と舌とで、マスターに絶頂を迎えさせてやらなくてはいけない。

「舌を使って…もっと吸って…そう…いいぞ…」
マスターが腰を前後に動かし始めた。
喉元までそれの先端が入ってくる。
美佳はむせ返りそうになりながら夢中で舌を使い、男根をしゃぶった。
それは健介のものよりもわずかに短いように思うが、はるかに太く思えた。
「唾を出して、ベトベトにしながら舐めるんだ。」
美佳は口を大きく開き、唇で挟むようにしながら、そして舌を絡ませるように舐めた。
唾液を舌先で塗りつけるようにすると、チュプッ、という卑猥な音が出る。
マスターの肉棒は更に硬さを増す。
(ああ…マスター…)
美佳の舌の動きに、ビクン、と感じてくれる肉茎が愛おしい。
美佳は首を揺すり、唇でその表面をしごくようにした。
全身が熱くなる。
うっすらと目を開ける。
逞しく、浅黒い肌と、ごわごわとした陰毛が、近づき、また遠のく。
マスターの剛直が、深く浅く、美佳の口を犯している。
こんな濃厚な口唇奉仕を、健介にはしたことはない。
健介のものを舐めてあげることがあっても、それは愛の表現であって、猥褻な行為ではない。
(ああ…でも…)
その猥褻行為に美佳は酔っている。
愛撫されたわけでもないのに、ショーツがぐっしょりと濡れてしまっている。
「ん…んうっ…ん…」
鼻にかかるような甘い吐息を漏らしていた。
マスターの息使いも荒い。
この勃起が引き抜かれ、乱暴に押し倒され、裸に剥かれ、そして貫かれるのを、美佳は待っていた。
だが、マスターの怒帳は限界まで張りつめ、まさに爆発の時を迎えようとしている。

「美佳…イクぞっ…」
マスターはさらに息を荒げ、腰の動きを速めた。
「うっ…!」
マスターが低く呻いたの同時に、それは美佳の口の中でびくんっ、と震えた。
ほろ苦く生臭い液体が破裂して、口一杯に広がった。
「美佳、飲むんだ…」
マスターは両手で美佳の頭を自分の股間に押しつけていた。
健介のものでさえ精液を飲んだことなどなかったが、美佳はそれを飲みこんだ。
喉でグクッという音がした。
夫にしたこともない淫らな奉仕行為だった。
口の中いっぱいに広がったマスターの強い雄の匂いに、眩暈を感じた。
それから美佳は、射精の終わった性器を舌で清めさせられた。
異臭に耐えながら舌を伸ばし、マスターの男性器を濡らしている液体を拭うように舐めた。
音を立てるように命じられ、ピチャピチャと淫猥な音が出るようにした。
しばらくしてマスターの呼吸が静まっていった。

「よし…もういい。」
マスターは乾いた声音で言い、美佳から離れた。
傍らの椅子にあった下着とスラックスを履き、グラスに水を注いで美佳に渡した。
美佳はそれに口をつけて喉の奥の粘っこい不快感を流した。
グラスはすぐに空になった。
マスターはグラスを受け取ってカウンターの上に置き、それから美佳の手を握って立たせた。
マスターの手を握ったまま、美佳は先日の小部屋に連れて行かれた。
美佳は素直に従った。
マスターは部屋に入ると明りをつけた。

「はっ…!」
美佳は、部屋の中を見て、驚きのあまり呼吸が止まりそうになった。
美佳がマスターに抱かれたソファーに、一人の若い男が座っていたのである。
二十歳前であろうか。
長めの髪は茶色く、色白でニキビが多い。
細い眼と薄い眉が軽薄そうで、美佳があまり好きではないタイプだ。
痩せた体躯に、不良っぽい派手な柄のYシャツ。
細いジーンズ。
耳にピアスが光っている。
「うちのアルバイト。孝一っていうんだけどな。」
マスターは美佳の狼狽などまるで気にかけてくれない。
「どうも、孝一です。」
男は美佳に向かってぺこりとお辞儀をした。
まだ少年のような高い声だった。
「なんだ、寝てたのか。」
「ええ、ちょっと、ウトウトっと…。」
「この人が昨日話した美佳さんだ。」
美佳はどきりとした。
話したとはいったい何の話をしたんだろう。

「美佳、こいつとしばらく留守番しててくれ。約束の物、取って来るから。」
ビデオを本当に返してもらえるとわかって美佳は、ほっとした。
「一時間くらいで戻って来るから。」
マスターは美佳を孝一の隣に座らせた。
「じゃあ、俺は行くから。頼んだぞ。」
「あ…」
美佳に何も言う時間を与えず、マスターは部屋を出て行った。
事務室のドアが閉められ、次にカチッという乾いた金属音がした。
「この部屋、外から鍵が掛かるんだ。」
黙っていた孝一が突然言った。美佳が顔を向けると孝一はニタニタと薄気味の悪い笑いを浮かべている。

「そんなに固くならなくてもいいよ。」
マスターがいなくなった途端、孝一は急に態度が大きくなった。
「美佳さん、人妻って本当?」
せめてと思い、左手の指輪ははずして来ている。美佳はどう答えていいかわからず、ただ黙ってうなずいた。
「ふーん、奥さんか。歳はいくつ?」
落着きはらっている孝一に美佳は戸惑った。
まだ二十歳になったかならないかという若者とは思えない。
虚勢を張っているのかもしれないが、それにしてもこの横丙な口のきき方や生意気な態度はどうだろう。
「ねえ、歳いくつって訊いてんだけどな。」
「…二十六…。」
「やっぱり大人って感じだよなあ。」

孝一は美佳のワンピースの胸元に視線をやっている。
健介が顔をしかめたワンピースは丈も短いが比較的ぴったりとして体の線がよくわかるデザインになっていた。
今までは特に意識したことがなかったが、こうあからさまに見られるとやはり恥ずかしい。
美佳は今さらながらこの服を着てきたことを後悔した。
「ねえ今さあ、オレがどこまで知ってるのか不安に思ってるでしょ。」
孝一は視線を美佳の太腿のあたりに移しながら訊いた。
事実考えていたことを言われて美佳の胸の鼓動は高鳴った。

「全部知られてたら困るの?」
いたずらっぽい口調が耳に障る。
「…そんなこと…」
「ねえ、マスターとどういう関係?」
孝一の質問に美佳は少しほっとした。
(知っているわけではないんだわ…)
うまくごまかしてしまえれば、それに越したことはない。
「マスターは何て?」
慎重に質問を返す。
「知り合いって言ってたけど…。」
「そうよ、ただの知り合い。」
孝一はしかし薄笑いを消さない。
「でもただの知り合いが呼び出されて来るかなあ。」
「それは…お店がやってると思ったから。」
苦しまぎれの嘘とわかっていながら他に答えようがない。
「なるほど…、まあいいや、そんなこと。ねえ奥さん、マスターと寝たの?」
孝一は見上げるような眼つきで美佳の顔を見た。
「え…?まさか…」
出来の悪い生徒を持った家庭教師のような心境になってくる。

「ふーん。で、寝たこともないのにあんなことしちゃうんだ。」
「えっ…!」
「覗いてたんだよ、今。凄かったなあ、興奮しちゃったよ。」
「そ、それは…」
美佳はあまりのことに口をつぐんだ。
「あはははは」
孝一は声を立てて笑いだした。
孝一の手が後ろから肩に回って抱き寄せられる。
すぐ目の前に孝一の愉快そうな顔が迫った。
「知ってるよ、全部。ビデオ見たんだから…。奥さんがヤラしく悶えてる顔見ながらオナニーだってしたし。」
美佳の肩を掴んだ孝一の手に力がこもり、片手が胸に伸びてくる。

「あっ…」
精神的な衝撃が大きすぎて、美佳に隙があった。
その隙を衝かれた。
唇が奪われた。
すぐにざらっとした細い舌が挿し込まれ、口の中がかき回される。
「いやっ!」
美佳は力を込めて孝一の体を押し返し、顔を背けた。
「マスターにヤラれた時はあんなに感じてたじゃない。」
孝一は美佳の耳に唇をつけて、いやらしく言う。
胸を揉んでいる手が荒っぽい。
(あれは…違うわ。薬を飲まされて…)
思うことが口に出なくなっていた。
耳を舐められ、背筋がゾクッとする。

「さっきだってマスターのオチンチン、おいしそうにしゃぶってただろ?」
熱い息と一緒に耳に吹きかけられる露骨な言葉に、思考が奪われそうになる。
(違うわ…仕方がなかったのよ、脅かされて…)
心の中で、懸命に反論する。
「ほんとはマスターにまたヤッて欲しくて来たんだろ?」
孝一の手がワンピースのボタンを上から二つ外した。
美佳はとっさにその手を抑え、引き離した。
こんな男に、いいようにされるのは我慢ができない。
ドアを破ってでも、逃げようと思った。
孝一に体当りするようにしながら腕に力を込め、孝一の体を押しのける。
マスターほど大柄でない孝一の体は、美佳の不意討ちに遭ってよろめいた。
美佳はドアへ走った。
ノブを握り、引っ張ったが、ドアはびくともしない。
手に力を込め、勢いをつけて、もう一度引っ張る。
しかし、やはりドアは動かなかった。

後ろから肩を掴まれた。
振り返ると、孝一が立っていた。
薄笑いを浮かべている。
逃げ場を探して、部屋の反対側に視線を動かした瞬間、パーンと音がして目に閃光が走った。
「あ…」
頬を張られた、とわかった瞬間に痛みがやってきて、膝がガクッと崩れた。
痛みはさほどでもなかったけれど、脚の力が奪われた。
美佳は床に倒れた。
「逃げちゃだめだよ、美佳さん。」
孝一はかがんで、美佳の上体を抱き起こした。
張り手を見舞ったことなど、気にしてもいない様子だった。
だが抵抗しようとしていた美佳の意志は、その一発の張り手であっけなく奪われた。
心が絶望に支配されていく。

「クックックッ…」
背後から美佳の細い肢体を抱きすくめて、孝一が楽しそうに笑った。
前のはだけたワンピースをかき分けて、孝一の手が入って来る。
指先がブラの布地をくぐって乳房に触れた。
「へっへっ…オレ、奥さんのことよく知ってるんだぜ。」
片手で胸を揉み、指先で乳首をコリコリと刺激しながら、片手でワンピースのボタンを外していく。
「旦那とエッチしてるとこ、よく覗くからね。」
「…えっ…?」
すぐには何を言われたのかわからなかった。
「エッチする時はさ、カーテン締めた方がいいよ。」
(なんてことなの…!)
美佳は愕然とした。健介と抱き合っている時、カーテンが開いていることがある。
それはわかっていたけれど、美佳達の部屋は二階なのだし、部屋の下はキャベツ畑が広がっていて、近くに民家がない。
覗かれる心配なんてないと思っていたのだ。
「オレのうち、奥さんのマンションがよく見えるとこにあるんだ。駅前の大きなマンション。四階だからね。天体望遠鏡で覗くと奥さんの顔なんてアップで見えるよ。ヘヘ…まあ、顔だけじゃないけどさ。」
孝一は、美佳がマスターに犯されて感じてしまったことを知っているばかりではなかった。
あろうことか、美佳と夫とのことまで知っていたのだ。
衝撃で気が遠くなる。
貧血の時のように、目まいがした。

ワンピースが肩から剥ぎ取られる。
あっ、と思ったときには両手首が取られていた。
背中の後ろで交差させられる。
(縛られる…!)
抵抗する隙もなく両手首は背中に押さえつけられた。
「あっ…やっ…!」
すばやい手つきで縛られる。
マスターといい、この孝一といい、こうまで慣れた手さばきで縛ることができるというのは、いったいどういう人達なのだろう。
もがいてみても、手の束縛は解けそうにない。孝一が使ったのはベルトではなく、ロープのようなものだった。
「縛られるの、好きでしょ?奥さんのために用意してきたんだ。」
「い、いや…!」
「旦那にも縛ってもらって、感じてるじゃない、いつも。」
「はっ…」
美佳の心に戦慄が走る。
三ヶ月ほど前だったろうか。
ある夜、本当に何気ない、ふざけ合いのようなことをしていて、健介に手首をタオルで縛られたことがある。
未だ体験したことのなかった、自由を奪われる感覚があり、美佳は震え、感じた。
不思議な思いだった。
健介に抱かれながら、美佳は思わず腰を振っていた。
健介は美佳の乱れように驚いてはいたようだが、やはり美佳が感じるというのは嬉しかったのだろう。
それからときどき、手を縛ったり、目隠しをしたりすることがあった。

「引っ越してきた頃から覗いてるけど、美佳さん、どんどんエッチになってるよねえ…。」
はるかに年下の男の、からかうような口調に、激しい羞恥を感じる。
「部屋の明り灯けたまんまで見せつけられてさ、いつか襲ってやろうと思ってたんだ。でもマスターに先越されちゃって。口惜しかったなあ…」
ブラの上から、乳房が両手で荒々しく揉まれる。
ブラのフロントホックが外され、小さな乳首が露わにされる。
肩紐が肩から引き下ろされて、ブラは縛られた腕の途中に引っかかった。
「今日だってマスターに犯されたくて来たんでしょう?」
豊かな乳房が孝一の手で様々な形に揉みしだかれ、尖った先端が指先でつままれ弄ばれる。
(…違うわ…ビデオを返してもらうために…)
あまりのことに声が出ず、かぶりを振った。

「そんなツラそうな顔しないでさ、楽しもうよ。」
孝一は美佳の体を軽々と抱き上げた。
「あっ、やっ…!」
投げ出されるように、ソファーの上にうつ伏せに押し倒された。
力ずくの行為に、美佳はなすすべがなかった。
腰のところに引っかかっていたワンピースが剥ぎ取られる。
孝一は美佳の足の方を向いて、背中の上にまたがった。
孝一の体重がかかって、一瞬息ができなくなった。
尻と脚とが撫で回される。
馬乗りになった孝一が美佳の尻の二つの山をギュッと握るように揉み、ストッキングの上から尻の谷間に指をくい込ませる。

「ハッ…」
薄い繊維が破かれる音がした。
ストッキングに穴が開いた。
その穴が一気に広げられる。
ビリッ、ビリッ、と孝一がストッキングを破っている。
「いやっ…!」
強く引っ張られて、ときどき脚に痛みを感じる。
だが、じきに美佳の脚を覆っていたそれは跡形もなくむしり取られて、美佳の肌の上に残っているのは、小さなビキニショーツだけになってしまった。
ショーツは、マスターへの奉仕の時に濡れたままになっている。
それを孝一に知られたくない。
太腿の付け根に、孝一の手が戻ってくる。
ぐいぐいと食い込んでくる。
尻の肉が掴まれる。
美佳は歯を食いしばって、若い男の乱暴な愛撫に耐えた。
固く脚を閉じ、敏感な部分に指先が当たるのを防ごうとした。
ショーツに触られるのが、今はとても怖い。

「素直じゃないなあ。エッチなことするの、好きなくせに。」
孝一は美佳の尻から手を離して、体を反転させた。
床に膝をついたまま、美佳の顔を覗き込む。
不敵ににやついている。
「美佳さん、これも好きなんだよね…。」
美佳の目の前に、孝一が取り出して見せたのは黒くて光沢のある、細長い布だった。
鉢巻のようなものだ。
「あっ…」
孝一はそれで美佳の目を覆った。
頭の後ろで固く結んでいる。
「目隠しされると奥さんはいやらしくなるんだ…」
目隠しをされていると相手が何をしているかがわからないし、自分がどう見えているのかもわからなくなってしまう。
視覚が奪われることによって、肌の感覚が鋭敏になるし、見えないことで羞恥が薄れるのか、健介と抱き合っているときに目隠しをされると、たしかに美佳は乱れてしまう。
孝一はそのことを言っているのだ。
美佳は震えていた。
美佳が他人には絶対に知られたくないことを孝一は全て知っている。
それが恐ろしかった。

背中で手を縛っていたロープがほどかれた。
ソファーの上で仰向けにされる。
手首が今度は顔の前で交差するように押さえられた。
再びロープが巻かれる。
「いや…」
手早く縛られた美佳の手首は頭の上に持ち上げられ、縛ったロープのもう一方の端がソファーの脚に結びつけられているようだった。
孝一が立ち上がる気配がした。
目隠しをされているから孝一がどこにいるのかわからない。
脚まで縛られているわけではないから、暴れたりすることが出来ないわけではないのだろうが、見えないということがとても恐ろしい。
さっきの張り手のショックからも、まだ立ち直れていない。

(見ているの…?)
孝一がすぐ脇に立って、美佳の裸体を見下ろしているような気がした。
純白の薄いショーツの上から、うっすらと翳りが透けて見えているはずだ。
(ああ…お願い…見ないで…)
そう思ったとき、顔を両手で押さえつけられた。
いきなり唇が重ねられ、すぐに舌が入ってくる。
美佳の舌に絡んでくる。
男性特有の臭いを強く感じた。
動物的な臭いだった。
唾液が入ってくる。
マスターへの口唇奉仕の後だから舌の感覚は鈍っていたが、目隠しをされたまま顔を押さえつけられてキスをされていると征服されている感覚に襲われる。
美佳のそんな様子を感じ取って満足したのか、孝一は唇を離した。
それからすぐには、孝一は何もしなかった。
美佳はソファーに放り出されたままになっていた。
美佳にはむしろそれが辛い。
何もされずにいると、緊張し、不安になってしまう。

ソファーの横で、孝一が着ているものを脱いでいる気配がしている。
(やめて…来ないで…)
美佳は体を固くした。今の美佳にできることはそれだけしかない。
「オレね、さっき奥さんがマスターにフェラチオしてるのを覗きながら一回出しちゃったんだ。…だからゆっくりヤッてあげられるよ。」
簡単な服装だったからあっという間に裸になれたのだろう。孝一が近くに来ているのがわかる。
「あっ…いや…」
乳首に舌が降りてきた。
美佳の体がピクッと反応する。
孝一の舌が美佳の豊かな胸を犬のようにペロペロと舐める。
熱い吐息がかかる。
乳首を口に含み、舌先で転がす。
ときどき強く吸う。
「乳首、立ってきたよ、美佳さん…」

「は…あ…」
肉体の感覚が鋭くなっている。
性感が刺激され、吐息が漏れてしまう。
孝一は執拗に美佳の白い肌を舐め回した。
胸やお腹、太腿にも、首筋や腋にも、体じゅうにくすぐったいような感触が這い回った。
肌理の細かい素肌が、ねっとりとした孝一の唾液に覆われていく。
(ああ…どうして…)
この前のように媚薬を飲まされたわけでもないのに、美佳の体は憎らしいほど素直に火照っていた。
鼓動が高鳴り、息が荒くなる。
頭の中が痺れて、体の芯に小さな官能の炎が灯もる。
腰が震え、蜜の泉が再び熱く潤み始める。
首から這い上がってきた孝一の唇が、美佳の唇に重ねられた。
乳房が鷲掴みにされ、強く揉まれる。
固く結んでいたはずの唇の合間に、孝一の舌が挿し入れられる。
「んっ…」
いけない、と思っているのに、舌が絡んでしまう。
美佳の両脚がせつなげにうごめく。

「アソコも触って欲しいだろ。」
孝一は露骨な物言いをする。
「いや…」
乳房を弄んだ手が焦らすようにゆっくりとお腹に降りていく。
ショーツの上を指先が滑っていく。
「クックッ、エッチな下着…」
形良く盛り上がった柔丘が、ショーツの上から揉みほぐされる。それからさらに下の方へと進んでいく。
「あ…んんっ!」
美佳の最も敏感な部分に指先が触れた瞬間、美佳の腰がびくん、と大きく弾んだ。
ショーツ越しに柔襞の合わせ目がなぞり上げられる。
「へへ…濡れてるよ、すごく…パンティが湿ってる。」
濡れたショーツが、ぴったりと柔襞に張り付いている。
そこを何本かの指の先でいじられる。
刺激された小さな陰芽が固く隆起して、指が触れると大声を上げてしまいそうなほどの快感がある。
(そ…そんなこと…されたら…)
美佳は必死に声を押し殺した。

孝一の手が太腿を滑って膝の裏側を掴み、持ち上げる。
美佳の脚は膝を立てた格好になった。
そうさせながら孝一は体を起こしたようだ。
美佳の足の方に移動している。
美佳の片足がソファーから床に落ちて、太腿は半開きの格好になった。
「もっと脚を開いて…。」
膝頭の辺りから聞こえてくる孝一の声は興奮しているせいかかすれていた。
美佳は羞恥に耐えながら、少しづつゆっくりと脚を開いていく。
陰部への愛撫が再開される。
孝一は濡れたショーツを美佳の一番敏感な部分に押しつけたり、指先で美佳の入口に食い込ませたりした。
(…見てるんだわ…触りながら…)
「…ああ…」
羞恥心が危険な陶酔に変わっていく。
もうどうなってもよかった。
もっと猥褻にいやらしくいじめられたい。そう思い始めていた。
「美佳さん、濡れてるだろ…。」
孝一は憎らしいほどに美佳の心理を見透かしていた。
閨を覗いていたせいなのかもしれない。
「これも脱がされたい?」
「…いや…ああ…」
いつしか美佳は鼻にかかった甘えるような声を漏らしていた。
「裸にされたいだろ?」
グッ、と指先が食い込んでくる。
美佳にはもう抗う気力がなかった。
小さくうなずく。
「じゃあ、そう言ってみて。」
「え…」
さすがに戸惑いがある。
美佳は息を吸い込んだ。
「…脱がせて…。」
「よし、それじゃあ腰を浮かせて…。」
孝一の言葉に従うと、ショーツが降ろされた。
濡れた女の部分が外気に触れて冷やりとした。
片足が持ち上げられ、ソファーの背もたれの上にかけられる。
床に落ちたもう片方の足もさらに開かれた。
美佳は大きく脚を広げ、一糸まとわぬ全裸を晒した姿にされているのだが、目が見えないと実感が湧いてこない。
「丸見えだよ、奥さん…。グショグショになってる…。」
「…ああ…」
卑猥な言葉が、美佳の妖しい陶酔を煽る。
「奥の方はピンク色だ。濡れて光ってる。」
(見ないで…!)
脚を閉じたいのに、どうしても力が入らない。
こんな格好のまま何もされないのがたまらなく切ない。
「舐めてほしいだろ。」
「い…いや…」
孝一が両方の手の平を美佳の太腿の内側に押し当てた。
そこが押し広げられる。
「美佳さんのアソコ、ヒクヒクしてる…」
「ああ…恥ずかしい…」
「すごくきれいだ。」
「おねがい…見ないで…」
「舐めてやるよ。」
「だめ…ああっ!」
孝一の舌の先端が美佳の濡れた肉蕾に触れた瞬間、美佳はたまらず大きな声を上げた。
体中に激しい快感が走った。
「あっ…ああ…ああっ…」
意識が薄れていく。
美佳は甘い声を漏らし続けた。
孝一はそこを舐め、音を立てて吸った。
美佳が腰を浮かすと、孝一は美佳の中に舌先を埋めた。
「あんっ…!」
体の奥から熱い蜜が溢れていく。
それを孝一が舌ですくい取るようにしゃぶる。

「美佳さん、アナルも感じるんだよね…。」
孝一の舌が美佳のもう一つの穴の方に降りていった。
「あっ…そ…そこは…いやっ!」
美佳はとっさに体を固くする。
孝一は舌の先でそこをチロチロと舐めた。
「フフフ…」
孝一が忍び笑いをしている。
「言っただろ、奥さんのことはよく知ってるって。旦那がしてること、全部見てるんだから…」
夫の健介が、美佳の菊門を舌で愛してくれることがある。
初めはとても恥ずかしくていやだったのだけれど、だんだんにその奇妙な感覚と激しい羞恥に性感が高まるようになった。
それを、この若い男は知っているのだ。
「あああっ!」
美佳は全身を弓なりにのけぞらせた。
腰が震え、せり上がった。

「クク…こんなに感じちゃって…」
声が近づいて来る。
次に何をさせられるのか、美佳にはわかっていた。
唇に熱く硬いものが触れる。
孝一の猛り狂った淫茎だった。
立ち昇っているフェロモンが鼻をつく。
「さ、しゃぶって。」
「ん…」
美佳はためらうことなく、それにしゃぶりついていった。
「いっつもね、奥さんがそうやって旦那のオチンチンしゃぶってんの見ながらオレは自分の奴をしごいてたんだ。でもさ、思ってたんだぜ、いつか奥さんにこいつをしゃぶらせてやる ってね。」
「ああ…言わないで…」
健介のものを唇で愛しているときのことが脳裏をかすめる。
孝一の男根を舐めながら、どうしてもその形状を健介やマスターのものと比べてしまう。
孝一のそれは美佳の知らない異様な形状をしていた。
竿の部分は細いのに、先の方が大きく張り出しているのだ。
「うう…美佳さん…すごいよ…」
孝一は呻きながら、美佳の陰部を愛撫する手を休めなかった。
乳房も揉みしだかれていた。
「あ…ん…う…」
美佳は舐めながら甘い吐息を漏らし続けていた。
孝一の異様に張り出した先端部を咥えこんだ。
断差になっている部分を舌で舐める。
刺激されたそれはときどきビクッと跳ねるように反応する。
「んう…ん…」
今にも爆発しそうなほどに硬く張りつめた孝一の肉塊のゴツゴツとした表面が、美佳の舌先に触れ、その感触が疼きとなって下腹部に伝わっていく。
淫裂の奥から熱い蜜が溢れてくるのがわかる。

「んんっ…!」
蜜壷に指が入ってきた。
浮いた腰がブルブルと震えた。
秘宮の内側の粘膜が刺激され、全身に突き通るような快感が襲ってくる。
指の細さがもどかしい。
(ああ…私…)
美佳の口を犯しているこの奇怪な肉棒を挿し込まれたい。
マスターと孝一の、強いフェロモンを嗅がされ、美佳の秘裂はもう充分すぎるほどに潤んでいる。
クチュクチュと音を立てて孝一の指がせわしく抽送を繰り返し、快感と、物足りなさとが同時に増幅される。
「たまらなくなってきたろ…」
孝一の声に、美佳は屹立を口に含んだままうなずいた。
孝一は美佳の口から男根を引き抜くと、美佳の上にのしかかった。
蜜泉の入口に、砲身が突きつけられる。
「…どうしてほしい?」
孝一はそこで、動きを止めた。
(ああ…そんな…)
この期に及んで、孝一は、まだ美佳を焦らすつもりなのだ。
「…あ…ん…お…おねがい…」
美佳の下肢が妖しくうねる。
「いじわる…あ…しないで…あんっ…」
孝一の剛直の先端が、美佳の肉蕾をこすり上げる。
「言いなよ、美佳さん。どうしてほしい?」
「ああ…い…れて…」
「もう一度。」
「ああ…恥ずかしい…」
「ずっとこうしてるか?」
「いや…ああっ…ねえ…」
「じゃあ、言って。」
「あうっ…い…入れてっ…!」
「ククッ…」
孝一は笑い声を漏らして美佳の両足を抱えると、腰を突き出した。
「んあっ…!」
濡れそぼった膣肉は、たやすく孝一の剛直を受け入れた。
孝一がしゃにむに腰を振り立てる。
深く貫かれる悦楽に美佳は、肢体を反らせて身震いした。
「あっ…あ…あんっ…」
孝一の若い性欲に責められ突き上げられるたびに、美佳は甘く泣くような声を上げた。
孝一の動きに合わせるように、腰が動いてしまう。
その腰が掴まれ、さらに深い部分に剛棒の先端が当たる。
猛々しく張りだした部分に、美佳の中の粘膜が擦られている。
豊かな双乳が揺れる。
「あああっ…だ…だめ…」
頭の中が白くなり、何度も意識が遠のきそうになる。

「美佳さん、気持ちいい?」
「あ…ん…気持ち…いいっ…!」
夢中で叫んでしまう。
愛からかけ離れた淫らな行為に、目が眩むほどの快感があるのだ。
厳しい母親に育てられてきた美佳の道徳感や倫理感は、もろくも吹き飛ばされてしまっている。
「また、させてくれる?」
「え…そ…それは…ああっ…」
いくらなんでも、そんなことはできない。
美佳は人の妻なのだ。わずかに残った理性で、美佳は首を振った。
「こんなに感じるのに?」
孝一は息使いこそ荒かったが、むしろ楽しげな声だ。
「ああっ…おねがい…それ…だけは…許して…」
美佳はすすり泣くように喘ぎながら、哀願した。
美佳を突き上げる孝一の動きが、さらに力強くなった。
美佳の秘孔深くにある敏感な部分が、孝一の雁首に抉られる。
「ああんっ…」
美佳は我を忘れて声を上げた。
「ねえ、美佳さん、いいでしょ?またヤラせてくれるよね?」
孝一はしつこく訊ねる。
絶頂の寸前まで昇っている美佳にはまさに拷問だった。
肉欲に負けてしまう自分が口惜しいけれど、理性の限界が近づいている。
(お願い…イカせて…)
美佳はあろうことか、高く上げた両脚を孝一の腰に巻きつけた。
孝一が律動を止めたのはその瞬間だった。
「あんっ…」
媚びるような甘えた声を漏らして、美佳は身悶えた。
「またヤラせるって、約束してくれたらイカせてやるよ。」
不良っぽい、ふざけているような口調で、孝一が言う。
「ああ…わかったわ…約束する…だから…」
「だめだよ、ちゃんと『またヤラせる』って言わなきゃ。」
「ま…また…させて…あげる…ああ…約束…するわ…」
「何をさせてくれるの?」
もう、何もかもわからなくなっていた。
(健ちゃん…ごめんなさい…でも…)
美佳は目隠しをされた闇の中で、湧き上がる官能の渦に抗がうことができなくなった。
「ああっ…ま…また…セッ…クス…させて…あげる…」
「へへへっ…よし…」
その美佳の言葉を待っていたかのように、孝一の律動が再開される。
「ん…ああっ…!」
美佳の細い裸身が反り返る。
もどかしさから解き放たれた淫欲が、体じゅうを駆け巡った。
決して口にしてはいけない言葉を言ってしまったことで背徳への呵責が新しい悦楽となり、最も深いところまで貫かれた肢体の中心部で燃えさかっている。
「ああっ…だめ…もう…わ…私…」
一気に絶頂の高みへと押し上げられる。
男の動きが激しさを増す。
目隠しをされた瞼の闇の中に、眩しい閃光が差し込み、体が浮き上がる。
無重力の世界に投げ出されるような不安に、全身が緊張する。
太腿が激しく痙攣し、膝も足首もまっすぐに伸びる。
「あっ…あ…あっ…イッ…ク…!」
呼吸が止まり、聴覚が失われる。
全ての筋肉が限界まで張りつめ、それから急速に脱力へと向かう。
その美佳の白い躰を、孝一の両腕が力強く抱きしめる。
五つほども歳下の男に抱きしめられ、しかし美佳は包まれる安堵感を感じてしまっていた。

「いくよっ」と男が叫ぶ。
その真意を理解した美佳が「中はだめっ」と叫び返す。
今日は安全日ではない。
しかし、美佳の恐怖を無視して男は動きを止めた。
美佳の深奥部で男性自身が律動し、熱い男の液が注ぎ込まれているのが分る。
恐ろしく長い時間のように感じた。
すぐに男から離れなければいけないと思うのだが身体が動かない。

「あ…あん…」
孝一が、またゆっくりと動き出す。
美佳は陰夢の世界に呼び戻される。
「舌を出して…」
孝一が、妙に大人びた優しげな声音で命じる。
(ああ…怖いわ…)
これ以上の快楽、そしてこれ以上の恥辱を知ることがとても恐ろしい。
だが、美佳は孝一に言われた通り、小さく舌を出した。
キスをされる。愛おしむような口づけだった。
舌先が吸われる。
その舌に絡むように、ざらっとした舌が入ってくる。

(えっ…?)
違和感があった。
美佳の朦朧とした意識の中に、大きな不安が広がった。
視覚を奪っていた黒い布が外された。
「あっ!」
部屋の中の明るさに目が慣れた瞬間に、美佳は悲鳴にも似た声を上げた。
すぐ目の前に、マスターの顔があったのである。
「マ、マスター!」
部屋を出ていったはずのマスターの手には、ビデオカメラが握られていた。
「ふっふっ…そんなに気持ちいいか、美佳…。」
マスターがビデオカメラを構える。
美佳は息を呑んだ。
「全部、撮らせてもらったよ。孝一にはまたセックスさせてやるんだって?」
「ああっ…ひ…ひどい…」
美佳はイヤイヤをするように激しく首を振った。
「さんざん感じてたくせに、それはないだろ?」
にたつきながら、マスターはレンズを美佳の下肢の方に向ける。
孝一の剛棒が、美佳の媚肉を抜き差ししている。
「いやっ…撮らないで…」
孝一が離れる。
だらしなく開かれた両脚の付け根にカメラが近付く。
脚を閉じようと思っても身体に力が入らない。
美佳の秘口から若い男の精液が流れ出す。
目まいがした。
気が遠くなる。
固く目をつぶった。
あまりの衝撃に、美佳の精神は耐えることができなかった。
「う…ん…」
美佳はそのまま、深い闇の中に落ちていった。


【教師】家庭教師の女子大生が恋をした生徒は鬼畜青年だった2 【先生】

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前回↓

11

千佳はその後順調に家庭教師のアルバイトを続けていた。

このアルバイトを紹介してくれた友人の尚子の話通り、富田家が康介の家庭教師に払ってくれる給料は大学生のアルバイトとしてはかなり高額。
それに見合った成果を出すべく、千佳は康介のスキルアップのために一生懸命頑張った。

康介も要領が良いというか、きっと元々勉強はできるのだろう、千佳が教えた事をスムーズに吸収していってくれた。

そしてそんな教師と生徒、千佳と康介の関係も良好だった。

今ではまるで親しい友人同士のように会話をする2人。

その中で相変わらず康介は千佳に対して卑猥な質問や言葉を掛けたりしていたのだが、最初の頃はその度に恥ずかしそうに顔を赤くしていた千佳も、最近はそれにも段々と慣れてきていた。

大体が「今日何色の下着付けてるの?」などの割かしソフトな質問だったのだが、毎回康介が勉強に取り掛かるという条件と引き換えに千佳はその質問に正直に答えていた。

もちろん千佳は女性であるのだから、年下の高校生とはいえ、男性にこんな事を教えるのは恥ずかしい事には変わりはない。
それに普通の女性はそんなセクハラ紛いの事を聞かれてたら、その男性に対して嫌悪感を抱くものだ。

しかし千佳がその事に関して、康介に嫌悪感を抱く事は一度もなかった。

それどころか毎回、「え〜またそういう質問?」と笑顔で言っている千佳は、康介からそのように聞かれる事を楽しんでいるようにも見えた。

軽い火遊びみたいなものだった。

康介は高校生の子供だが、千佳もまだ大学生だ。

それに性的な事に関しては経験が少ない千佳にとって、この康介との少し卑猥なやり取りは、ある意味刺激的でもあった。

SEXの経験が無いわけでないが、それでもすぐに別れてしまった前の恋人と数回程度。

まだ未知である性の世界に、千佳もそれなりに好奇心を持っていたのだ。

興奮と言う程のものではないにしろ、康介からエッチな事を言われて気持ちを高ぶらせてしまっている自分は確かにいた。

でもなぜだろう。

康介に対してだけ、こんなに開放的な気持ちになれるのは。

今までの千佳だったら考えられない。

普通に男性と会話するだけでも緊張していたのに。それは付き合っていた恋人でさえもそうだった。

自分の心を解放できずに、結局別れてしまった。

その経験がある種のトラウマになっていた千佳は、男性に対して臆病なっていたのだ。

でも康介に対してだけは違った。

こんなにも男性に対して笑顔を向けられるのは千佳にとって初めての事だ。

それはもちろん就職活動の面接の時にしていた作り笑顔でもなければ、女友達といる時に見せる笑顔とも違うもの。

心の底からの笑顔、千佳はそれを康介に見せていたのだ。

康介 「……ん?何?俺の顔に何か付いてる?」

千佳 「……えっ?」

横でいつものように問題集を解いていた康介にそう言われて、千佳はハッとして我に返った。

自分でも気付かない内に、真剣に勉強に取り組む康介の横顔を、千佳はじっと見つめてしまっていたのだ。

それを康介に気付かれてしまった千佳は、思わず顔を赤くしてしまう。

千佳 「な、なんでもないよ。あ、もう問題終わった?」

康介 「終わったよ。なんか俺、今までの人生で一番真面目に勉強してるかもなぁ……こんなの俺じゃねぇな。」

千佳 「フフッそれは良い事じゃん。……でもホント康介君って飲み込み早いよね。これなら志望大学、もっとレベル高いところに変えても良いと思うけど。」

康介 「そんなの面倒くせぇよ。あ、でもさ、千佳先生と同じ大学なら行けそうじゃね?」

千佳 「うん、うちの大学受けても康介君なら充分可能性あると思うよ。」

康介 「……あ、でも合格したところで俺が入学する頃には千佳先生はもう大学には居ないかぁ。それじゃ意味ないなぁ。千佳先生来年にはもう就職なんでしょ?」

千佳 「ぇ?……う、うん……そうだよ。」

そう、千佳は今大学四年目。来年からはもう社会人であり、今年が学生生活最後の年なのだ。

つまり、康介の家庭教師をするのも、あと数ヶ月だけだという事。

本当は康介が高校3年生になって、本格的な受験生になってもこうやって勉強をいっしょにやりたい。

でも現実的にはそれは無理だ。恐らく千佳がいなくなったら富田家は別の家庭教師を康介に付けるのだろう。

そう考えると、千佳は少し寂しい気持ちになった。

最近はこの離れの部屋で、康介と2人きりで居る事が当たり前かのように過ごしていた。

そんなはずはないのだが、なぜかそう思い込んでいた。

しかしその時間も永遠には続かないのだと気付いた瞬間、千佳の胸はきつく締め付けられるであった。

12

康介 「そういえばもうすぐテストなんだよなぁ。」

答え合わせの作業をする千佳の横で、椅子の背にもたれながら康介はそう言った。

窓の外はもう暗い。千佳の答え合わせが済めばこれで今日は終わりだ。

千佳 「テスト?大丈夫だよ、今の康介君ならしっかり結果出せると思うし、順位も上位に入れると思うよ。」

康介 「100位以内には入れる?」

千佳 「うん、それくらいは間違いなくいけるんじゃないかな。」

康介が自分から成績の話をしだすなんて珍しい事だと千佳はこの時思っていた。

今まで成績の事など全く気にしていない様子だった康介が、こうやってテストの順位の事を考え始めているというのは千佳が家庭教師についてからの進歩なのかもしれない。
それは真剣に勉強を教えてきた千佳にとっては嬉しい事だ。

が、しかし、康介がテストの順位の事を千佳に聞いてきた本当の狙いはそんな事ではなかった。

康介 「じゃあさ、もし俺が100位以内に入ったらさ、千佳先生何かご褒美くれる?」

千佳 「え、ご褒美?」

康介 「そ、ご褒美。」

千佳 「……康介君、もしかしてまたエッチな事を私に要求しようとしてるんじゃないでしょうね?」

康介 「当たり前じゃん。俺のやる気が出るようなご褒美なんだから。」

康介のご褒美要求は毎度の事だから千佳ももうある程度慣れている。

しかし今回の要求は、今までのそれとは違っていた。

千佳 「はぁ……また康介君の思い通りに事が進んじゃうような……でもさ、なんかそれで私が得する事ってないよね?」

康介 「こういう場合、生徒のやる気を最大限発揮させるのが家庭教師の役目でしょ?」

千佳 「ん〜それはそうだけど……じゃあ一応聞くけど、何をすればいいの?そのご褒美って。」

千佳にそう聞かれた康介は嬉しそうに口を開く。

康介 「へへ……ご褒美はさ、100位以内に入ったらさ、先生のオッパイ触らせてよ。」

千佳 「え……?」

康介 「先生のEカップのオッパイだよ。この前触らせてくれなかっただろ?だから今回は俺が頑張ったらご褒美に触らせてよ。」

千佳はやはりそういう事なのかと思いながらも、今まで卑猥な事を聞いてくるだけだった康介の要求が、今回は身体に触るという直接的な事だったので少し驚いていた。

千佳 「……そんな事……」

康介 「ちょっとだよ。ちょっと触るだけだって。」

千佳 「ちょっとって言われても……」

そう口では言いながらも、千佳の表情は困ってしまっているというような雰囲気ではなかった。

胸を触らせてくれなんて要求は思いもよらぬ事ではあったけれど、自分の胸を康介に魅力的だと思って貰えているというのは、なんだか悪い気はしなかったのだ。

だがもちろん胸を触られるなんて千佳にとっては恥ずかしい事には変わりはない。

なるべくならそんな恥ずかしい事はされたくない。

康介に身体を触られるというのは、痴漢に触れるとかそういうのとは別の意味で、千佳には抵抗感があったのだ。

康介 「頼むよ千佳先生、そしたら俺すげぇテスト頑張るからさ。」

千佳 「……康介君ってホントにエッチだね。」

千佳は少し笑みを浮かべながらそう康介の顔を見ながら言った。

千佳 「……じゃあ、い、いいよ。別にそれでも……」

康介 「えっ!?いいの?マジ?先生のオッパイ触らせてくれるの?」

千佳 「う、うん……ただし、50位以内に入れたらね。100位以内じゃダメだよ。そんなの今の康介君には簡単過ぎるし。」

康介 「50位以内?それちょっと厳しすぎるでしょ、前のテストより100番以上順位上げないとダメじゃん。」

千佳 「厳しいくらいが丁度良いの。私の……その……触らせてあげるんだから。」

それに対して康介はしばらくグダグダ文句を言っていたが、結局千佳から出されたその条件を受け入れた。

確かに康介の学校で50位以内というのは相当にレベルが高いし、千佳が今の康介のレベルを見る限り、かなり厳しい目標ではある。

いや、たぶん50位以内は康介にはまだ無理だろうと千佳は思っていた。

無理だろうと思っていたからこそ、千佳は康介の要求を呑んだのだ。

康介 「よし、じゃあ俺マジで本気出すからさ。」

千佳 「フフッ、頑張ってね。」

今までにない程の意気込みを見せる康介。これなら50位以内は無理でも結構いい所までいくかもしれない。

理由はどうであれ、康介がテストに向けて勉強にやる気を出してくれるなら何よりだと思っていた千佳。

しかしそれから2週間後に康介が受けたテストの結果は、ある意味で千佳の予想を大きく裏切る結果となるのであった。

13

千佳は手に持った小さな紙を見て目を丸くしていた。

そしてその横にいる康介は驚いている千佳の様子を見て誇らしげに笑みを浮かべている。

今日は康介が先日受けたテスト、その結果が出た日なのだ。

康介 「どう?ビックリした?」

千佳 「う、うん……驚いちゃった……凄いね康介君。」

かなり高めに立てていた50位以内という目標。

それは千佳が恐らく無理だろうと思いながら立てた目標だ。

しかし康介のテストの結果はそれを大きく上回る30位だった。

その結果に千佳はただただ驚くばかり。

千佳 「本当に、康介君頑張ったんだね。」

康介 「フッ、まぁ俺がちょっと本気出せばこんなもんだよ。」

そう得意気に言う康介。

千佳も康介の家庭教師として成績アップに少しは貢献できたのだと思うと嬉しい気持ちになった。

千佳 「康介君の事見直しちゃった。これなら次は10位以内も夢じゃないね。」

康介 「え?いいよそんなの別に、今回だけだよ。」

千佳 「そんなのもったいないよ、この調子でいけばもっといい大学目指せるし。ね、また今日から頑張ろっ!よし、じゃあ早速今日も始めよっか!」

そう言って勢い良くソファから立ち上がった千佳は、いつも通りに康介の勉強机に向かおうとした。

しかしそんな千佳を康介がすぐに呼び止める。

康介 「ちょっと待てよ千佳先生、何か忘れてないか。」

そして康介のその声で、動きを止めた千佳はばつの悪そうな表情をしていた。

そう、千佳も忘れてはいなかったのだ、あの事を。

あのテスト前に康介とした約束の事を。

康介 「先生、忘れてないよね?あのご褒美の事。」

千佳 「……う、うん……」

まさかこんな事になるとは思っていなかった。

康介がテストであんなにいい点数を取るなんて。

いや、正直に言えば、もしかしてそういう事もあるかもしれないとは少し思ってはいた。

ご褒美の事も、万が一そういう事があれば仕方ないと覚悟を決めていた。

しかしこうやって実際にその時がやってくると、後悔の念を拭いきれない。

康介 「じゃあさ、ちょっとこっちに来てよ。俺の横に座って。」

千佳 「ぇ……康介君の横……?」

康介 「そうだよ、ここ来て。」

千佳 「でも……あのね、康介君……」

康介 「でもじゃなくて、早く来てよ。」

そう言って、康介は自分が座っているソファを手で軽く叩いた。

千佳 「……う、うん……」

約束した以上千佳もこの状況からは逃れられないと思ったのか、指示通りに康介の横に腰を下ろす。

この時すでに、これから起こることを想像してしまっているのか千佳の顔は真っ赤だった。

嫌じゃない。

触られたいと思っている訳ではないが、康介に身体を触られる事は不思議と嫌ではなかったのだ。

恋人でなくても、康介なら冗談っぽいノリで軽いボディタッチくらいは許せる気がした。

ただ、今は途轍(とてつ)もなく恥ずかしいだけ。

康介 「千佳先生どうしたんだよ、すげぇ顔赤いよ?別に男に胸触られるくらい初めてじゃないだろ?」

千佳 「……あ、あの……康介君、絶対しなきゃダメ?その……やっぱり私……」

康介 「はぁ?何言ってんだよ、約束なんだから当たり前じゃん。俺はそのためにテスト頑張ったんだし。」

千佳 「それは……そうだけど……」

康介に胸を触られるのは、恋人同士でするそれとは根本的に違う。

今横にいる康介は、明らかにスケベ心で千佳の胸の膨らみを見ているのだから。

千佳 「……。」

チラっと康介の手に視線を送る千佳。

男らしい大きい手。でも一方でそのスラッと長い指はとても繊細そうにも見える。

なんというか男性の手でも、康介の手は千佳の目から見て、とてもセクシーだと思えた。

この手がこれから自分の身体に触れてくる。そう考えるだけでなんだか身体が熱くなってくる気がした。

康介 「千佳先生ってホント恥ずかしがり屋なんだな。まぁその方が俺も触り甲斐があるけど。」

千佳 「……もう……エッチなんだから……」

考えてみれば、男の人に身体を触られるのは久しぶりの事。

康介とだって、これだけ長い時間この部屋に2人きりで過ごしてきたけれど、手や身体が触れる場面はなかった。
いや、もちろん2人は恋人ではないのだからそれは当然の事ではあるのだが。

兎に角、誰かに身体を触られるという事に千佳は全く慣れていないのだ。

康介 「じゃあさ、とりあえず俺に背中向けてよ。」

千佳 「え?……背中……向けるの?」

康介 「その方が触りやすいから。ほら、早くそっち向いて。」

千佳 「……うん……」

千佳はそう小さく返事をして、ソファに座ったまま康介に背中を向けるようにして身体の向きを変えた。

康介 「……先生ってさ、小柄だよな。後ろから見ると背中小さいし。」

千佳 「そ、そうかな……」

康介 「小柄なのに巨乳なんてエロイね?」

千佳 「ぅ……もう、変な事言わないでよ……あの、やるならやるで早く済ませて……」

もう顔から火が出そうだった。これ以上この緊張状態が続くのは辛い。

軽く触って、はい終わり!そんな感じでこの罰ゲームのようなご褒美を早く終わらせたいというのが千佳の今の気持ちだ。

康介 「はいはい、じゃあいくよ?」

千佳 「……うん……」

その返事を合図に、後ろから康介の大きな手が千佳の胸の前まで伸びてくる。

千佳はその康介の手を見て、恥ずかしさのあまり思わずグッと目を閉じた。

14

千佳 「……ん……」

千佳の胸の膨らみに、康介の手がそれを包み込むように触れてきた。

康介 「おおー、柔らかけぇ……」

服の上からでも、乳房のその柔らかさは充分に分かる。

康介 「千佳先生ってやっぱり胸でかいんだね。Eカップだっけ?」

千佳 「……あんまり言わないで……そういう事……恥ずかしい……」

耳まで赤くしながら恥ずかしそうにそう言う千佳。

それに対して康介はニヤニヤと笑みを浮かべている。まるで千佳の反応を楽しんでいるかのように。

康介 「千佳先生、すげぇドキドキしてるでしょ?手に伝わってくるよ、速くなってる鼓動が。」

千佳 「ぇ……やだ……」

そして千佳の胸に触れていた康介の手がゆっくりと動き始める。

それはもう軽いタッチというような生ぬるいものではない。

どちらかと言えば、胸を揉まれているという表現のが合っている。

千佳 「ん……あの……ちょっと康介君……もういいでしょ?ちょっと触るだけって言ったじゃん……ん……。」

康介 「先生のオッパイすげぇいいよ。だからもうちょっと楽しませてよ。」

千佳 「……もう……ン……」

その柔らかな感触を味わうように動く康介の手は、徐々にその動きを大胆にしていく。

優し過ぎず、強過ぎない。

痛くないけど、激しい。

こんなに他人に胸を激しく揉まれるのは、千佳にとって初めての事だった。

千佳 「ぅ……ぁ……ン……ン……」

康介 「あれ、千佳先生なんかエロい声出しちゃってるけど、それわざと出してるの?」

千佳 「ぇ……違…う……よ……ン……」

康介 「へぇ〜、じゃあ結構敏感なんだね。」

千佳は今、康介の手馴れたような手の動きと、自分の体内に熱いものが拡がっていく初めての感覚に戸惑っていた。

康介に揉まれている胸が熱い。そしてなんだかその熱が下腹部の方に移動してくるような感じがする。

……胸を触られているだけなのに……何なの……

胸は前の恋人にも触れた事はあるが、こんな感覚には陥らなかったはず。

康介 「千佳先生、気持ちイイ?」

千佳 「ン……ぁ……ン……」

千佳には分からなかった。

今胸から全身に拡がり続けている甘い痺れが、快感なのかどうか。

ただ身体がどうしようもない程熱くて、それと同時にとても恥ずかしくて。

了承の上で受け入れた事だけど、今は頭が混乱していて何を考えれば良いのかさえ分からない。

康介 「段々解(ほぐ)れてきたね。さっきよりも柔らかくなってきてるよ。」

千佳 「ン……ねぇ康介……もう終わりにしよ?」

千佳がそう言うも、康介は千佳から離れようとはしなかった。

後ろからガッチリと掴まれた状態で、千佳も身体を動かす事はできない。

その力強さからこの時千佳は、康介から男を感じていた。

きっとこのまま強引に押さえつけられたら抵抗できない。

もちろん康介がそんな事までやってくるとは、千佳もまさか思っていない。

しかし千佳と康介は、家庭教師と生徒であると同時に、女と男でもあるのだ。

それを今更ながら、千佳は実感していた。

自分はいつも男と、この密室の中で当たり前のように過ごしていたのだと。

康介 「あれ、これ乳首じゃね?ブラがあってもなんか分かるよ。千佳先生、乳首立ってるでしょ?」

そう言って康介は、その部分を服の上から2本の指で軽く摘み上げる。

千佳 「ああッ!」

康介 「やっぱり乳首勃起してるね、コリコリしてるよこれ。ここ弄られると気持ちイイんだ?」

康介はそのまま千佳の乳首と思われる場所を、今度は強めに刺激し始めた。

手の平では千佳の乳房全体を揉み、指で乳首を責める。

それもやはり慣れているような手つきだ。

千佳 「ン……ぁ……ハァ……ねぇ……もうダメ……止めて…康介君……」

千佳は少し呼吸を荒くしながらそう言って、康介の腕を掴んだ。

そして胸を揉み続ける、康介の手を退けようとする。

しかし、康介の太い腕は千佳のか弱い力ではビクともしない。

康介 「だ〜め、もう少し楽しませてもらわないと、俺勉強頑張ったんだからさ。まだまだ足りないよ。」

そう言って千佳の身体をさらに自分の方に密着させるように抱き寄せた康介は、千佳の耳元に口を近づける。

千佳 「ン……ァ……もう……いい加減に……」

康介 「千佳先生っていい匂いするね……」

康介は熱い吐息を千佳の耳に吹きかけるようにしてそう囁く。そして……

千佳 「もう……変な事……アッ……!」

千佳は思わず声を上げた。

不意に首筋に感じたネットリとした感覚。

康介が千佳の首筋を舌で舐め始めたのだ。

15

千佳 「な、何……もう……ンァ……」

康介 「ここも感じやすいんだ、千佳先生。」

千佳の首筋からは女らしい甘い香りがしていた。

康介はそれを舐めとるようにして白い肌に舌を沿わす。

チュパ……ネチャ……

くすぐったいような、でもなんだか身体がゾクゾクする。

少し汗を掻きそうなくらい身体が熱い。

それに千佳の体内では下腹部に集ってきていた熱が、むず痒いような疼きに変わり始めていた。

康介に後ろから抱き締められている事で自由にできない上半身、その下で千佳は太腿を無意識の内に擦り合わせるような仕草をする。

康介 「ハァ……千佳先生……」

康介の熱の篭った低い声が、千佳の耳にジンワリと染みる。

それはまるで呪文のような声だった。

女性の本能に響いてくるような康介の声。

千佳はそれを聞いた瞬間、頭の中がグラグラと揺れるような感覚に陥った。そして同時に胸がギュウっと締め付けられる。

千佳 「ハァ……ン……」

千佳の口からも甘い吐息が漏れる。

もう、理性が途切れる寸前だ。

しかし千佳が康介が作り出すその空間に呑み込まれそうになった時、一瞬カーテンを閉めていた部屋の窓に人影が映った。

ふと人の気配を感じて窓の方に視線を送った千佳はそれに気付く。

……山田さんだ……

富田家に家政婦として雇われている山田という年配の女性は、毎日庭の掃除をしている。

今は偶々康介の部屋の前の庭を掃除していたのだろう。

偶然ではあるが、それが康介が作り出す空間に呑み込まれそうになっていた千佳にブレーキを掛けた。

千佳 「ちょ、ちょっと……康介君……ホントにもうダメ……」

両肩を上げて首筋に吸い付いてくる康介の口から逃れようとする千佳。

今度は今までとは違い本気で康介から離れようとしている。

康介もそれが分かったのか、千佳を抱き締めていた腕の力を抜いた。

康介 「どうしたんだよ先生、いい感じだったのに。」

千佳 「いい感じって……違う……こんなの約束と違うじゃない、もう……」

そう言って腕を退けた千佳は、少し腰をずらして康介から離れる。

しかしドキドキと脈打つ胸の鼓動はまだ速いままだ。

康介 「千佳先生、俺マジで勉強今回頑張ったんだぜ?な?あと5分でいいからさ。」

千佳 「ダメ……あんな事までするなんて聞いてない……」

康介 「あんな事って?首舐めたりした事?あのぐらいサービスしてよ。」

千佳 「ダメだよ……触るだけって言ったじゃん……」

康介 「ダメとか言ってもなぁ、千佳先生も満更でもない感じだったでしょ?俺としてはあのまま……」

千佳 「……あのまま……?」

そう聞き返してきた千佳に、康介はイヤらしい笑みを浮かべながらこう言った。

康介 「へへ、結構いるんだよなぁ俺の周りでも。家庭教師とヤってる奴。」

家庭教師とヤッてる

康介のその言葉を聞いて、千佳は思わず頭の中で自分と康介がそれをしている場面を想像してしまい、また顔を真っ赤にした。

千佳 「く、くだらない事言ってないでもうご褒美は終わったんだから、勉強始めるよっ。」

その話題から逃げるようにソファから立ち上がり、少し乱れてしまった服を整える千佳。

千佳の動揺は康介から見ても明らかであったが、それでも千佳はそんな自分の心を見抜かれないようにと必死に装っていた。

千佳 「ほらっ、もう時間過ぎてるし康介君も早く机についてよ。」

康介 「わかったわかった。急に先生に戻っちゃうんだもんなぁ……まぁいいか。」

少し怒ったような口調で言う千佳に、康介は仕方ないかという感じで机に向った。

それからはいつも通りの時間がこの部屋で過ぎていった。

先程までとはガラッと変わった部屋の空気。

日常に戻った今は、まるであの時間に起こった事が別世界での出来事のように感じる。

康介 「はぁ……なんかテスト終わったばっかりだしやる気でないなぁ。」

千佳 「ダメだよちゃんとやらなきゃ、ほら、ここの問題から。」

またグチグチと文句を言いながら問題を解き始める康介。そしてその様子を見守る千佳。

それは今まで通りの光景だ。

千佳 「……」

しかし千佳の内心は動揺したままだった。

一度康介から男を感じてしまった千佳の女心と身体は、もう康介の事をただの高校生の男の子という風には思えなくなってしまっていたのだ。

【友達】「シンジ君エリカちゃんハルホちゃんミサネェ」【セフレ】

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彼女と再会したのは入学式直後の事でした。
彼女【エリカ】とは幼稚園から小学3年生までは同じクラスだったが、
エリカは彼女の父親の転勤の都合でアメリカに転校していった。
高校は県内で唯一の英語科で、半分近くが帰国子女のクラス。
しかも40人中4人が男というある意味異様と言える配分でした。
本当はエリカと気さくに話をしたかったけど、男は四人しかいないので
女の子の視線には注意する必要があった。 3年間クラス替えがないという事は
人間関係に失敗すると学校を辞める事を意味していたからでした。
俺のスタンスは用事がある時以外には女の子に話しかけない、出来るだけ男子で固まる
というものでした。 それが正解だと気付いたのは夏休み前の事。四人の中の一人に彼女が出来、
最初は良かったがすぐに破局。
以降は女子の大半がそいつを犯罪者扱い…いわゆるイジメをしたからです。
そいつは2学期から登校しなくなりました。
俺もモテない訳でなく、それなりにラブレターを貰ったり告られたりしたが、
そいつと同じ轍を踏むのは嫌だったし…何よりエリカが気になって仕方なかった。

俺の初キスは中学時代に同じ塾に通っていた女の子で、初体験もその女の子が相手だった。
高校に入ってからはセフレのような関係で、週に1回から2回の割合でセックスしていたし、
それは卒業まで続いた。

夏休みの間の事、俺は偶然にもエリカと本屋であった。
「久しぶり」俺はバイク雑誌を片手にエリカに近付いた。
彼女は学校ではどのグループにも属していなかったが、
疎まれているのとは違い大人の落着きがあった。

「何読んでるの?」俺はエリカの持っている本を覗いた。

その本は初級中学生用の漢字の本だった。
「漢字苦手だから。」エリカは笑顔で答えた。
小学3年以来の笑顔のような気がした。

「しょうがないよ、6年近くもアメリカにいたんだし」
「そうよね。でも古典は最低。現代文の文法が怪しいのに体言や用言なんてね」
「俺は最初から諦めてるよ。古典なんてこれから先、必要ないしね。
単位は現文と合わせるから大丈夫だし」

「シンジ君はいいわよ、現代文で点が取れるもの。」
「使えるかどうかわからないけど、中学ん時の問題集をあげようか?まだ処分してないし」
彼女は喜びそのまま問題集を取りに来る事になった。
本屋から俺の家までは自転車で5分、彼女は歩きだったので後ろに乗せた。

「何がいる?」俺は二階から声をかけた。
「国語と社会は欲しいな。」彼女の声は俺に届かない。
同じ質問を繰返す俺。
すると母がエリカを制止したらしく「全部持って降りておいで!」

俺は暫くして段ボールに詰まった参考書や問題集を抱えておりた。
「コレが使ってたやつだからレベルは低いだろうけど、
殆どサラだから全部持っていってくれていいわよ」
俺は紙袋を用意し、教科書を詰め始めた。全部で3袋になったが、袋を自転車のカゴとハンドルに
引掛けてエリカを送っていく事にした。
彼女の家は俺の家から、そう遠くはなかったが少し遠回りをした。
エリカと少しでも一緒にいたかった。

食事を終えると俺はすぐに風呂に入った。
上でも入れるが、遅くまで風呂に入らないと母がうるさかった。
「おやすみ」
時計はまだ9時過ぎだった。俺は二階に上がると階段のドアの鍵を締め、部屋に入った。
10時前にはセフレが来る筈だった。そしてセフレは10時にもう一つの玄関の呼鈴を鳴らした。
俺はセフレを部屋に入れるとキツク抱締めた。

「シンジ…苦しいよ、ねぇシンちゃん…」
俺はセフレの言葉を飲込むかのようにキスをした。
そしてベッドに押倒すとセフレのタンクトップをたくしあげ、乱暴にブラを外した。
「アン、…シンジ。ちょ、どうしたの?変よ…」
俺は乳首にむしゃぶりつくと、あいた手でジーンズを脱がし始めた。
「ダメ、クラブが終わってシャワーを浴びてないから…シャワーに行かして。
ね、シンちゃん…お願い」

俺は無言でセフレのジーンズを脱がし、乱暴にパンティの中に指をすべらせた。
セフレのマンコはぐっしょり濡れていた。
俺は嫌がるセフレを無視して足を開かせ、パンティのクロッチ部分を捲りむしゃぶりついた。

汗の匂いとかすかなアンモニア臭が混じってるが、愛液の匂いは強烈だった。
指を腟にめり込ませかき混ぜりるようにし、舌はクリを執拗に転がした。
「シン…ちゃんヒドい…よ…」セフレは喘ぎと共に呟いた。
俺はセフレの声を無視し…無言でチンポを取出すと無理やりに挿入した。

初めての生だった。セフレも気付いていたと思うが、咎める事はなかった。
ただ、俺の名前を時々呼びながら、セフレは快楽を貪っていた。

セフレを抱いてはいたが、俺の頭の中はエリカで一杯だった。
もちろん、セフレには失礼な話だが俺はエリカに対する気持ちをセフレにブツケルかのように
腰を動かした。 イク瞬間、俺はかろうじて理性を取戻して腹の上に出した。

激しい息遣いだけが交錯する。
暫くの時間が過ぎたあと、セフレが口を開いた。
「今日のシンちゃんは激しいよ。でも…もう少しでイキそうだったよ。」
俺は上の空でセフレの話を聞き、頭の中はエリカで一杯だった。
エリカの事を考えていると俺はまた欲情してきた。

セフレにフェラを促すと、彼女の愛液がテラテラに濡れ光っているチンポをシャブラせた。

その後はゴムを着けて2回セックスをした。

12時近くになり、セフレはよろよろと起きるとシャワーを浴びに行った。

「シンジ、帰るね…」
セフレはそう言うと帰っていった。

セフレが帰った後、激しい罪悪感が俺を襲った。
今でこそセフレなどと言う言葉はあるが、当時はなかったし一応彼女であった筈。
それを一方的にオモチャのように扱ったんだから最低だった。

次の日、インターホン越しに母から起こされた俺は昨夜のままの姿だった。

とりあえずTシャツを着て、短パンを履いた俺は顔を洗って階下に降りた。
朝食を済ませ、居間に行くと一人なのを確認してセフレに電話した。
セフレは昨夜は驚いたが、「たまにはスリルがあるね」って答えた。
電話を切り、上に上がると俺はエリカの事を思い出した。
エリカの事を考えると俺はすぐにチンポを触るように立たせた。
俺はエリカの事をぼんやり考えながら午前中を過ごした。 昼前になり母がインターホン越しに呼ぶので
返事をすると 「鮎川さんがお菓子を持って来てくれたよ、降りておいで」
俺は慌てて着替えて下に降りた。 エリカはリビングでジュースを飲んでいた。

白いワンピースに素足の彼女は楽しそうに話していた。
俺は少しモジモジしながらエリカと向い合うように座った。
「シンジ君、昨日はありがとうね。夏休みの間に追いつかないとダメだから頑張らなきゃ」
それから暫く三人で話をした。エリカは実はアメリカで生まれたから二重国籍だって話には驚いたが、
俺はずっとエリカが気になってた。 暫くして昼時になったので、母が昼飯に誘ったがエリカは遠慮した。
母も無理には勧めず、代わりにナイスな提案をした。「良かったらシンジと勉強してくれない?この子は
ロクに勉強もしないでゴロゴロしているだけだから…上には使ってない部屋があるから落ち着いて勉強出来るわよ。」
エリカは喜んでくれた。
俺は母が昼飯を作っている間にエリカを自転車で送って行く事になった。
「シンジ君が同じクラスで良かった。」
「あぁ、俺もだよ。クラスって何か変な雰囲気だろ?だから鮎川が居てくれてラッキーだよ」

ものの5分で彼女の家についた。
3時に約束をしたが、迎えに行こうかと提案すると
「用事を済ませてから行くから大丈夫よ」との返事だった。

俺は腰からお腹にかけてのエリカの腕の感触が消えないように自転車を漕いで帰宅した。

家に戻ると母の作った焼飯を急いでかきこみ、部屋の掃除を始めた。

そこは元々使ってない部屋だから掃除機をかける程度で充分だった。暇なのでついでに自分の部屋も片付けた。
元々セフレがよく来るから部屋は整理していたので、空気を入替えて掃除機をかけただけだった。

それでも暇なので洗濯とトイレ掃除をする事にした。二階を貰った時点で自由を得た代わりに掃除と自分の服やシーツの洗濯は自分でする約束だった。
洗濯機が脱水をしている頃にエリカは訪ねてきた。

「自分で洗濯するんだ?」
「手伝うよ」
俺は適当に座ってて、と促した。

ベランダから戻るとエリカは真面目に漢字に取組んでいた。
俺は少し残念に思いながらも、真面目に取組んだ。

2時間近く経ち俺が休憩を提案し、エリカが持ってきてくれたアイスをとりに下に降りた。
ちょっとして戻ってくるとエリカは難しい顔をしながら
「夏休みが終わるまでに追いつかないなぁ」と呟いた。
アイスを食べながら俺は
「鮎川さえ良かったら、いつでもおいでよ。俺は暇だし」って提案した。

エリカは喜んで提案を受入れてくれた。
俺達はその後7時過ぎまでお互いな教えながら勉強した。

勉強道具の一部は置いていけばいいと提案し、俺はエリカを送って行った。

帰り道、エリカが
「私も自転車を買おうかな…」と呟いた。
「いつもシンジ君に送って貰うの、悪いし。自転車があればいつでもシンジ君の家に行けるし」

俺は少しだけ勇気を振り絞って
「俺は鮎川を送りたいよ。」って言った。

エリカは暫くだまっていたが、着く頃に
「うん、そうだね」って返事した。
俺はエリカを送り届けるとエリカのお母さんが出てきたので、挨拶をして帰った。
帰宅途中、俺は公園に立ち寄り公衆電話からセフレに電話をかけた。

帰宅すると母が喜んでいた。
「別に見る気はなかったんだけどね、食器を取りに行ったらノートが開いたままだったから。アンタも頑張ったんだね」
俺は夕飯を食べたら風呂に入り

「おやすみ」と言い残して上に上がった。親父はナイターを見ていた。
勉強していた部屋を簡単に片付けてたら、玄関のインターホンが鳴った。

<>19 :LS:2006/01/15(日) 04:41:34 ID:H+BMu+Nr0<>
<>447 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 05:31:35 ID:UztGWbHdO <>
セフレを部屋に上げると俺は切り出した。
「昨日はごめん、どうかしてたよ」
「ううん、いいよ。きっと疲れてたんだよ」

「どっか行く?カラオケでもボーリングでも…」

「いいよ、ここで。今日は私がシンちゃんを襲っちゃおうかなぁ」
そう言うと俺の短パンに手をかけ、優しく股間を撫で始めた。

結局俺はその日はセフレのなすがままに快楽に浸った。
俺は四つん這いにされ背中に舌を這わされながら、チンポを扱かれたり。仁王立ちの姿勢でフェラをされたり…。

ただ頭の中は昨日よりも鮮明にエリカの事が浮かんだ。

セックスが終わり、抱合って眠っていると夜中になった。
「今日は送って行くよ。」

俺はセフレを自宅まで送り届けた。途中で花火がしたいと言うので、コンビニに寄り花火を買い…公園で花火をした。

自宅に届けたら俺はまっすぐに帰らずにエリカの家の前にまで行った。
別に立ち止まる事もなく、漠然と通りすぎた俺は部屋に戻りCDを聴きながら雑誌を読み、いつの間にか眠ってしまった。
次の日、昨日と同じように朝食を食べ、午前中は中学時代の同級生の家に行き、アレコレ雑談をした。
プールに誘われたが、エリカが勉強しに来るので昼過ぎには家に戻った。
そして3時前にエリカはスイカをぶら下げてやってきた。
四時間近くたっぷりと勉強をした俺とエリカはスイカを食べながら好きな音楽の話をした。
俺はデュランデュランが好きだと言い、エリカはフーが好きって言ってた。

エリカは続けて「ジュニアの時にボーイフレンドが好きで、私もつられて好きになったの。」
エリカ程の美人だ。しかもこの前までアメリカに住んでいたんだから、ボーイフレンドの一人ぐらい居て当然だった。

俺は落込んだ。悟られないように落込んだ。昨日も一昨日もガンガンセックスしたのに…落込んだ。
が、すぐに気をとりなおし、俺はテレビの話に話題をすり替えた。とんねるずや宮沢りえがかわいいねって話をしていた気がする。エリカはデビュー当時の松雪泰子を少し優しくしたような感じの女の子だった。
8時前になり、俺はエリカを自宅に送って行った。
「明日は親戚が来るから行けそうにないわ。」
俺は残念だったが、
「それじゃ俺はプールにでも行くよ」って答えた。
「夜に時間が取れたらシンジ君に電話してもいい?」
「もちろん!鮎川が暇な時はいつでも電話してこいよ」
そう話しているとエリカの家についた。

まっすぐに帰らずに俺はレンタルビデオ店に行き、
「フーのCDありますか?」って店員に聴いた。
SUBSTITUTEって曲を聴きながら…和訳の歌詞を見ていたら

涙が出てきた。

次の日

俺は目が覚めるとツレに遊びに行かないか?と誘った。
久しぶりに神戸の街に出た俺達は吉兵衛でかつ丼を食べると元町に向かった。
デニムを物色したりシャツを見たりして、昼からはメリケンパークでスケボーをして過ごした。

夕方までたっぷりグラブの練習をした後、俺達は阪急に乗って芦屋川に戻った。

家に戻ると晩ご飯の用意が出来ていたので、シャワーを浴びてから食卓についた。

食事が終わった頃に知人から電話があり、週末のサンボウル地下で行われるスケボーナイトに誘われた。
「ガスボーイズとトンペイズが出るぞ」

俺は「出たいけど、朝までは…」と曖昧な返事をして電話を切った。
暫くしてまた電話が鳴った。

エリカからだった。

「電話しちゃった。」
それから少しスケボーの話をしていたら…
「今から会わない?」
俺はすぐに用意をして自転車に乗り待ち合わせ場所のモスに向かった。
彼女の方が少し早く着いたらしく、店の前で待っていた。
「こんな時間に大丈夫?」
「シンジ君とモスに行くって言ったから11時迄に帰れば大丈夫」
エリカはモスもいいけど、海を見たいって提案をしたので僕達はモスで飲み物をテイクアウトして、芦屋川沿いに芦屋浜まで下った。

テトラポットのある海辺に着き、俺達はテトラポットに登った。

テトラポットに登る時、初めて手を握った。
そしてエリカは登った後も暫くは手を放さなかった。
そして10時過ぎまでいろんな事を話した。

テトラポットを手を繋いで慎重に降りると自転車に乗り、ゆっくりと彼女の家に戻った。
「もう少し、近くなれたらいいな」

俺は聞こえていたけど、聞こえていない振りをした。
緩やかな坂道を登り、エリカの家に近付くと
「明日は家族で出掛けるの、明後日勉強しに行ってもいい?」
「もちろん。」今度はハッキリと答えた。

彼女を送り届けて俺はまっすぐに家に帰った。
部屋に戻り右手を見ると、まだエリカの掌の感触が残っているような気がした。

次の日は高校の同級生に呼び出された。
前出だが、四人の中の一人が高校を辞めるって事で、なんとか思いとどまるように説得しようとの事だった。
確かに男三人で乗切るのは辛いが、辞めたい気持ちも理解出来た。
そして女子も四人が辞めるらしいって聞いた。
四人とも日本語があやふやで国語もだが、社会も理解出来ないし理科も生物が無理らしくて、卒業も難しいと悲観していたそうだ。
そのうちの二人はアメリカとカナダに戻り、二人はどうするか未定との事だった。

<>29 :LS:2006/01/15(日) 04:48:12 ID:H+BMu+Nr0<>
<>464 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:33:06 ID:UztGWbHdO <>
答えが見つからないまま、とりあえず説得しようとの事でクラスメートの一人が女子に連絡を取った。
俺はダルくなり、何かあったら協力するから…と言い残して家に帰った。
夜になりエリカからの電話がかかってきた時に、一応彼女にも伝えた。
エリカが言うにはその女の子達は日本人学校に通った事はあっても、日本の学校は今が初めてだから馴染めないんじゃないか…
との事だった。
その後はとりとめのない話をして電話を切った。

<>30 :LS:2006/01/15(日) 04:50:05 ID:H+BMu+Nr0<>
<>465 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:34:21 ID:UztGWbHdO <>
次の日からは暫く真面目に勉強をする日が続いた。

そして芦屋の花火大会にエリカと二人で行く事になった。

その頃、セフレとはセフレのクラブが合宿に入ったりで予定が合わずにセックスはしていなかった。
内心ホッとしていたし、気持ちは完全にエリカに傾いていた。

花火大会の当日、俺はスケボーで彼女の家まで迎えに行った。彼女は浴衣姿で出迎えてくれ、俺はボードを庭の隅に置かせて貰った。
花火を見るには海辺と山手の二つのスポットがあったが、海辺の方が賑やかだから海辺に行く事にした。

<>31 :LS:2006/01/15(日) 04:51:27 ID:H+BMu+Nr0<>
<>466 :えっちな21禁さん :2006/01/11(水) 10:35:13 ID:UztGWbHdO <>
浴衣姿の彼女は綺麗で、短パン姿の俺は不釣合いのような気がした。

少しだけ距離をとり、俺達は歩いた。
「竹園のコロッケを食べよう」とのエリカの提案でコロッケ屋の前で並んでいたら、クラスの女子達と遭遇した。
多少はやしたてられたりしたが、俺は満更でもなかった。反面、それ以上の苦痛も覚悟しなきゃならない時が来るような気もした。
エリカはそれを察したのか、幼馴染みで昔からの友達だったとフォローしてくれた。
結局みんなで花火を見る事になり、俺とエリカの物理的な距離は少し離れた。
話題は2学期からの事に集中した。辞める可能性があるのは7人に増えていたのには驚いたが、俺にはあまり関係なかった。
鑑賞地点に着き、俺とエリカは微妙に離れた場所に居た。
そして花火が始まるとエリカはそっと俺のそばにやってきて、俺の小指をそっと握ってきた。
「迷子になろうか?」
俺は一人ごとのように囁くと、エリカは強く指を握った。
二人はそっと木立ちの方に移動した。今は完全に手を繋いでいた。

<>32 :LS:2006/01/15(日) 04:52:43 ID:H+BMu+Nr0<>
<>506 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:30:44 ID:0uNBhTxLO <>
「どこかに行こ」
僕達は木立を離れ、喧騒から逃れるように人気のない砂浜に移動した。
「みんなにどう思われてるかな?」
「どうって?」
「ううん、二人で抜け出してきちゃったし…探してないかな?」
「気にすることなんてないよ」
この時間が永遠に続けばいいのだが、それ以上に不安を感じていた。
俺は自分で心のバランスを崩し始めているのに気付いてはいたけど、時計の針は戻せなかった。
それに対してエリカは時計の針を進めようとしているように思えた。

音のない花火が上がっていた。

<>33 :LS:2006/01/15(日) 04:59:21 ID:H+BMu+Nr0<>
<>507 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:31:46 ID:0uNBhTxLO <>
何とかしなければならないのに、勇気さえ湧かなかった。
いたずらに時間だけが過ぎていき、花火は終わっていた。

「もう少し…そばにいてもいい?」
「うん」
波の音が間を取り持ってくれている…。

僕達の距離は確実に近付いているのに…逃げ出したい気持ちになった。
「そろそろ帰ろうか?それかアルファルファでお茶でもする?」
俺の提案には答えずにエリカはそっと立ち上がった。

「…意気地なし…」エリカが…そう呟いたような気がした。

結局…僕は彼女を送り届けただけだった。

<>34 :LS:2006/01/15(日) 05:01:35 ID:H+BMu+Nr0<>
<>508 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:35:57 ID:0uNBhTxLO <>
部屋に戻った俺はぼんやりとしていた…。
クリスタルウォーターズのジプシーウーマンが流れていた。
ぼんやり聞いていたら「シンジぃ!ハルホちゃんから電話よ!」インターホン越しに母が呼んでいた。
内線を繋いで、電話に出た。
「シンジ、今日どこに居た?○○が花火大会でシンジを見掛けたって!」
俺はどう答えるか迷った。別れるにはいいタイミングだった。
「あぁ、学校の連中と…いたよ」
「…そう。今から行ってもいい?」
断る理由は見つからなかったし、断る術も持ち合わせてなかった…

程なくして彼女はやってきた。
夏にしては空気は重かった…

<>35 :LS:2006/01/15(日) 05:02:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>510 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:47:24 ID:0uNBhTxLO <>
Dee-liteの陽気な音楽が流れるなか、僕は俯いていた。

「元気ないなぁ、失恋でもしたぁ?」ハルホはワザと陽気に振舞い、わさビーフの袋を取出した。
「スケーターズナイトに出るんでしょ?見に行こっかなぁ?」
「…出るかどうかわかんないよ」

沈黙が流れるが、セフレは意に介さなかった。
俺はベッドにくの字に横になり、両手を太股の間に挟んでいた。

「…ふーん、悩んでいるんだ。シンジがそんなカッコしてる時は面倒なんだよね」
「………」

<>36 :LS:2006/01/15(日) 05:02:57 ID:H+BMu+Nr0<>
<>512 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 09:58:09 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホは全てを知っていた。
コンビニの袋にはオロナミンが入っている。
好きな音楽も、空き缶を相手にオーリーの練習をしていたのも、意気地なしなのも…。
吉兵衛のかつ丼や三馬力のラーメンが好きなのも、マイケルJ’sクラブのパイが好きなのも…セディショナリーズの服が好きなのも。
そして僕の気持ちいいトコも…

僕はそんなハルホが好きだったし、そして果てしなく重かった…。

「…キモチヨクしてあげようか?それとも帰った方がいい?」
そう言うとハルホは僕のそばに座りなおした。

<>37 :LS:2006/01/15(日) 05:03:32 ID:H+BMu+Nr0<>
<>517 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:16:43 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホの気持ちは痛い程にわかった…。
「シンジ、ウチの事…嫌ならそう言っていいんだよ…」
「そんなんじゃないよ…」
ハルホはそっと近付いてきて、キスをしてきた…。

………。

「やっぱり…好きだよ。」
「…うん。」
ハルホは優しく僕を抱きしめてくれた。
…僕も、抱きしめた。
ハルホの嗚咽が聞こえる…。背中が小刻みに震えていた。
当時の僕には抱きしめるしか出来なかった。

<>38 :LS:2006/01/15(日) 05:04:20 ID:H+BMu+Nr0<>
<>521 :えっちな21禁さん :2006/01/12(木) 10:36:39 ID:0uNBhTxLO <>
「シンちゃん…キモチヨクしてあげる」

ハルホは身体を起こすと僕のTシャツをまくりあげた。
上半身にキス。それは優しいキスだった…。
そしてハルホはゆっくりと下半身に降りてきた…。
「シンジ…」
ハルホは短パンをズラすと俺の…を取り出した。そして掌で先を優しく包んだ。
………。
脳ミソが溶けていくようで、もう何も考えられなかった。俺はぼんやりと頭を動かすハルホを見ていた…。

<>39 :LS:2006/01/15(日) 05:08:15 ID:H+BMu+Nr0<>
<>522 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:51:05 ID:0uNBhTxLO <>
僕がハルホの中に入っている最中…ハルホが小さな声で…
「お人形さんみたいな女の子だね…」
一瞬、心臓が凍付いたようだった。
「…シンジ、ウン…愛してるヨ…」今までにハルホから「好き」って言葉は何度も聞いていたが、初めて「愛してる」といえ言葉を聞かされた。
何度も何度も反芻するように「愛してる」を繰返すハルホ。無言の僕…

二人の荒い息が呼応しているようだった。
リサスタンスフィールドの切ない音楽が流れていた。

暫くしてハルホがノソノソと起きて、窓を開けた。電気を消す…
「いい風が入ってくるよ…」
俺が芦屋浜の事を聞くのを遮るように鼻歌を歌っていた…

<>40 :LS:2006/01/15(日) 05:09:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>523 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 10:57:33 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホが帰ったあと「お人形さんみたい…」の言葉が俺を支配した。

そして次の日からハルホはエリカの存在など知らないかのように振舞った。もちろんエリカはハルホの存在は知らないし、昼過ぎから夕方まで勉強しに来ていた。
変わった事といえば、俺の部屋で音楽を聴きながら勉強するようになった事だけだった。
エリカの笑顔は相変わらず眩しかった。

<>41 :LS:2006/01/15(日) 05:21:55 ID:H+BMu+Nr0<>
<>524 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:15:04 ID:0uNBhTxLO <>
お盆の間、エリカは家族で帰省し…ハルホは夏合宿に行った。
俺はする事がなく…毎日アメ村や三宮にスケボーをしに行ってた。
そこで知り合いや友達とダラダラ過ごしていた。

知り合いのDJが「明日ハネたら林崎海岸で朝からバーベキューするからシンジもおいでよ」
と誘ってくれた。他の面子は年上ばかりだったけど、みな顔見知りだったし、楽しそうだった。

次の日、僕が海岸に着いたらみんな昼寝していた。起こすのも悪いし…ブラブラする事にした。
突堤をボードでガリガリ滑っていたら…向こうに4、5人の集団がいた。何の気なしに近付くとグループの中に…ハルホがいた。

<>42 :LS:2006/01/15(日) 05:22:56 ID:H+BMu+Nr0<>
<>526 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:51:35 ID:0uNBhTxLO <>
合宿に行ってる筈なのに…。
俺に彼女を咎める資格はなかったが、それでも喩えようのない不安が襲ってきた。
なにげに身を隠し、様子を伺った。女の子の一人は中学の同級生だったが、あとは知らなかった。
男達は雰囲気から大学生ぐらいに見えた。
暫く様子をみたけど、怪しい感じではなかった。
探っているようなのも嫌だったし、それ程離れてる訳でもないので俺は皆が寝ている所に戻った。
「シンちゃんおはよう」みんなはボチボチ起きてきたし、合流組もやってきた。
わいわいとバーベキューの準備をしながら、いろんな話をした。
甲南大学のオネエサン−弟のように可愛がってくれていた−とビールの買出しに車で出掛けた俺はハルホ達のグループの横を通り抜けた。
目線でグループを追っていたのを横目で見たオネエサンは
「かわいい子でもいた?」って聞いてきた。

<>43 :LS:2006/01/15(日) 05:23:43 ID:H+BMu+Nr0<>
<>527 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 11:59:44 ID:0uNBhTxLO <>
「元気ないなぁ、シンちゃん変だよ」スーパーでビールとおつまみを買いながらオネエサンは怪訝な顔をした。
「そんな事ないですよ。こういうの初めてだから…」

車にビールやおつまみを積込みながら「飲酒運転大丈夫ですか?」
「大丈夫、大丈夫。夜には抜けるし。それにクラブから直行だからみんなもお酒入ってるよ」
………。
帰り道にオネエサンはいろんな事を話してくれた。なかでも
「シンちゃんの年なら失敗してもいいんだから、何にでもトライしてみたらいいよ」「怒られたら、謝っちゃえばいいんだし…」

<>44 :LS:2006/01/15(日) 05:24:21 ID:H+BMu+Nr0<>
<>529 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:14:08 ID:0uNBhTxLO <>
オネエサンの話を聞きながら、エリカの声が聞きたいと思った。ハルホと次に会った時にどんな顔をすればいいんだろう…とも思った。
車を突堤に停めると僕はビールの袋を抱えて皆の所に戻った。
クーラーボックスにビールを放り込み、釣具屋で買ってきた氷で冷やした。

ラジカセからダンスホールやダブが流れている。
バーベキューはスローなペースで始まった。
遠くに目線を向けるとハルホのグループが見えたが、−気にしないようにしよう−タバコに火をつけた。

「ビールにタバコ、不良少年だよね」
オネエサンが笑いながら声をかけた。
「みんなビーチが似合いそうな服なのに、限りなく海が似合わないですよね」
クラブ系の服が夏の海に似合わない事に皆が爆笑していた。

<>45 :LS:2006/01/15(日) 05:25:47 ID:H+BMu+Nr0<>
<>530 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:27:51 ID:0uNBhTxLO <>
「おーい、スケーター!ビール」
ビールがなくなったので買出しに行く事になった。近くのコンビニに買いに行くので、ヘロヘロのオネエサンはおいてボードに乗った。
「買い物スケーター!」
後ろから掛け声が聞こえた。
両手にビールの袋を持ち、ボードに乗るとバランスを取るのに苦労した。
暫くして戻ると…何人かは泳ぎに行って、何人かはパラソルの下で寝ていた…。
ビールをクーラーボックスに放り込むと所在がない俺はぼんやりとハルホのグループを眺めていた。

「な〜に?アッチになんかあるの?」
オネエサンがニタニタしながら砂をかけてくる。
「…多分、友達」俺がそう言うと
「じゃ、挨拶に行こうか!ミサネェが保護者として付いて行く!」
俺は慌てて…
「違う、違いますよ。それによく知らないし」俺は大袈裟に反応した事を反省した。

<>46 :LS:2006/01/15(日) 05:26:41 ID:H+BMu+Nr0<>
<>532 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:41:49 ID:0uNBhTxLO <>
夕方になり、バイトに行く人や須磨の海の家に飲みに行く人、帰って寝る人に分かれる事になった。
俺は帰る事にし、電車で帰るつもりだったが、ミサネェが送ってくれる事になったので酔いが冷めるのを待つ事になった。
片付けをしてビーチの掃除を済ませるとオネエサンはトランクにゴミを放り込んだ。
オネエサンは運転席でボーッとしていたので、ウーロン茶でも買ってこようと、近くの自販機に向かった。ウーロン茶とコーラを買うとオネエサンに差し出した。
「シンちゃんは気が利くね。お礼にチューしよっか?(笑)」
「いいから、早く酔いを冷まして下さい(笑)」
車のドアをパタンと閉じると、ボードに乗りながらブラブラ散歩した。視線を向こうに向けるとハルホと男が物陰の方に歩いていくのが見えた…。自販機の方だった。

<>47 :LS:2006/01/15(日) 05:27:28 ID:H+BMu+Nr0<>
<>534 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 12:52:47 ID:0uNBhTxLO <>
気になった俺は気付かれないように…ボードを置いて後をつけた。

曲り角を曲がった所で男がハルホの肩を抱いていた。何か喋っているようだが、波の音で聞こえなかった。
そのうち男がハルホを正面に向けるとハルホを抱きしめた…。
ハルホが振り払うかのようにして身体を離すと男はハルホをもう一度抱き寄せキスをした。
!?………。
その時、後ろから気配を感じた。同時に小声で…
「チューしてるね」ミサネェだった。
「知ってる子?シンちゃん?」
「…えぇ、まぁ…」
「好きな子だったとか?元カノとか?」
「…一応、付き合ってるんです」

しばしの沈黙。

<>48 :LS:2006/01/15(日) 05:28:38 ID:H+BMu+Nr0<>
<>536 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:05:31 ID:0uNBhTxLO <>
ミサネェは身振りで車に戻るように促すと先に僕を行かせ…
「コラー!」
と叫んだ。
慌ててダッシュする俺とミサネェ。車に戻ると荒い息をしながらミサネェが
「今日の所はあの二人は大丈夫!これ以上は何もない!後はシンちゃん次第だ」
車をだすとミサネェはワザと車の窓を全開にし「あー酒臭い!停められたら一発やな。酒臭い少年を乗せて飲酒運転してたら新聞に載るな」笑いながら話かけた。
換気を済ませるとミサネェは「した道で帰るよ」
僕は頷いた。
「長いの?」
「一年ちょいです」
「チューは?」
「一応…」
「好きなの?」
「………」

<>49 :LS:2006/01/15(日) 05:29:23 ID:H+BMu+Nr0<>
<>538 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:15:31 ID:0uNBhTxLO <>
ミサネェはそれ以上聞いてこなかった。かわりに
「芦有に夜景を見に行こう、その前に鈴木商店でアイスモナカを食べよう」
僕は黙って頷いた。
モナカを買い、山手を車が上って行く。
「ユネスコ病院に行く?」
廃墟となった病院で有名な心霊スポットだった。
「いきません!」
また会話が始まった。結局俺とハルホの間に身体の関係がある事も聞き出された。

山の上の展望台は真夏なのに震える程に寒く
「シンちゃん、ホットコーヒー」
俺は自販機に走った。
戻ってくるとミサネェはボンネットに腰掛け、タバコに火をつけていた。

<>50 :LS:2006/01/15(日) 05:30:03 ID:H+BMu+Nr0<>
<>540 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:21:12 ID:0uNBhTxLO <>
すっかり日は落ちていたが、まだ早い時間だから周りに車はほとんどなかった。
俺もタバコに火をつけた。

そしてエリカの存在を話した…。

「なるほどね。だからシンジは衝撃的な場面を目撃しても大丈夫だったんだ…」
「そんなんじゃないで…す。」

「鮎川とは何もないですし、今後も…」
「どうして決め付けるの?」

………。

<>51 :LS:2006/01/15(日) 05:30:44 ID:H+BMu+Nr0<>
<>543 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:29:15 ID:0uNBhTxLO <>
「多分、鮎川と僕はねじれの位置みたいなもんです。決して交わらないような…」
ミサネェは「ふぅー」と溜息をつくと僕を見据えた。
そして…
………。

突然のキス。
どれだけの時間が流れたのだろうか?恐らく一瞬の出来事。
唇を離すと…ミサネェは
「何か変わった?地球がひっくり返った?」
「えっ?」
「キスの一つや二つで人生は何も変わらんのだよ、少年!」
そしてミサネェは僕の肩をポンと叩いた。

<>52 :LS:2006/01/15(日) 05:43:12 ID:H+BMu+Nr0<>
<>546 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 13:43:21 ID:0uNBhTxLO <>
「そして…」
もう一度ミサネェが顔を近付けてきた…。
今度は僕もミサネェに応えた…。
甘いキスを繰返し、ミサネェの舌は僕の唇の中に優しく侵入してきた。ミサネェは肩に手をまわしてギュッと抱きしめてくれた。

「これが大人のキス…」
そっと身体を離すとミサネェは囁くように呟いた。

僕は深呼吸をした…。
ミサネェは笑顔で「少年、その気持ちをエリカちゃんにブツケロ!で、ダメだったらオネエサンが続きを教えてあげるよ!」
…。プッ。
僕もミサネェもほぼ同時に吹き出した。
ミサネェにもう一度コーヒーを買いに行かされた俺は、何だかミサネェに救われたような気持ちだった。

<>56 :LS:2006/01/15(日) 09:25:39 ID:H+BMu+Nr0<>
<>547名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 13:54:01 ID:0uNBhTxLO <>
芦屋駅まで送ってもらった俺はミサネェに礼を言って別れた。

部屋に戻りシャワーを浴びようとTシャツを脱ぐ時…ミサネェのコロンの香りがした。そして、シャツで顔を拭うと口紅が…付いていた。

シャワーを浴びて、階下に降りた俺は残り物の晩ご飯を食べた。

母が「明日は朝からお父さんてお墓参りに行ってきてね」と言い、僕は返事をした。

部屋に戻り洗濯機を回す。

ベッドに横になると…問題は何一つ解決していない事に気付いた。

<>57 :LS:2006/01/15(日) 09:28:07 ID:H+BMu+Nr0<>
<>554名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:16:41 ID:0uNBhTxLO <>
次の日、起きても何も変わってなかった。
電話がなり母からインターホン越しに呼ばれた。
内線を繋いでもらう。DJの竹山さんからだった。
用件は「マヒシャースラマルディニーのオーナーの知り合いの喫茶店でバイトを探してるんだけど。今日から五日間、どう?」
この人は本当の人格者で、礼儀正しい人だった。いつも俺の面倒を見てくれるし、短期のバイトもこうやって紹介してくれていた。
俺はすぐにデニムにボタンダウンのシャツに着替えて、聞いた場所に向かった。
時間は10時から4時か5時まで。短期だから日給で1万円くれる事になった。条件はめちゃくちゃ良かったが、近所への出前が一日に50回はあり、店にいるより外にいる時間の方が長かった。

<>58 :LS:2006/01/15(日) 09:30:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>555名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:18:14 ID:0uNBhTxLO <>
北野坂を上ったり下ったり、上ったり上ったりの繰返しはキツかったが、モヤモヤを飛ばすには最適だったし、五日間で五万は最高の条件だった。
なんだか悪い気がしたので9時前の仕込みからバイトに行き、店の掃除をした。
三日目のバイトが終わった日にエリカは帰省先から帰ってきて、お土産を届けてくれた。
四日目にはエリカがお母さんと買い物ついでにお茶を飲みに来てくれた。
ハルホから電話はあったがあの日からは都合がつかずに会ってなかった。
バイト最終日にオーナーから給料をもらった。6万円入っていて、オーナーに言うと
「店のピンチを救ってくれたし、よく働いてくれたしね」
それからはたまの土、日や平日の夕方にバイトに入れてもらう事になった。

<>59 :LS:2006/01/15(日) 09:32:03 ID:H+BMu+Nr0<>
<>556名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:19:55 ID:0uNBhTxLO <>
バイトがハネて給料を何に使うか考えながら、とりあえず東急ハンズにウィールを買いに行った。
買い物が済み、ボードを持ってスケーター仲間の溜まり場に行き、時間を潰した。
ミサネェや竹山さんがラブダブというレゲェバーに顔を出すらしいので、礼がいいたかった。
夏休みも残り少なかった。

夜になりラブダブに行くとミサネェ達は盛り上がっていた。僕はカウンターでビールを三本買い、竹山さんとミサネェにお礼を言った。
二人とも上機嫌だった。
ミサネェが竹山さんたちに「シンちゃんは私が育ててるのよ〜」と言い
「悪い虫はつかせないからね〜」早くも酔っていた。

<>60 :LS:2006/01/15(日) 09:33:36 ID:H+BMu+Nr0<>
<>557名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:21:03 ID:0uNBhTxLO <>
暫く飲んだ後ミサネェは何処でピアスを開けたのか聞いてきた。
自分で開けたって答えるとミサネェにも開けて欲しいと言われた。
「夏に開けるなら病院で開けた方がいいですよ」そう答えるとミサネェは分かったのか分かってないのか…フラフラとどこかに行ってしまった。
暫く竹山さん達にくっついて飲んでいたが、そろそろ営業らしいので帰る事にした。
店を出て帰ろうとしてたらミサネェが友達?の女の子達と話していた。僕は手招きされ、紹介された。
「年下の彼。シンちゃん。こう見えても、もう大人の関係で〜す」

<>61 :LS:2006/01/15(日) 09:34:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>558名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:22:04 ID:0uNBhTxLO <>
とりあえず挨拶をして「う、嘘です。ミサネェは酔ってるだけですから」俺は言い訳をした。
ミサネェはそんな言葉にかまわず
「な〜に照れてんのよ!しかもシンちゃん、二股かけてんのよ!アッ!私も入れたら3人だ」
3人かどうかはともかく二股は当たっていた。が、他の二人にはあまりにも突飛な発言に信憑性は感じてないらしく、笑っていた。
「シンちゃん、今からラーメンに行くよ!あんたもおいで!天竺園にゴー」
そう言うとガンダーラを歌い出した。
ミサネェの友達は大学の同級生らしかった。

<>62 :LS:2006/01/15(日) 09:39:22 ID:H+BMu+Nr0<>
<>559名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:23:21 ID:0uNBhTxLO <>
中山手の天竺園の前では人が並んでいた。
ここの焼そばは味は最高だったが、椅子に座っていると猫が膝の上に座ってくるし、大川隆法の本が沢山おいてあり、好きになれなかった。
他の二人が並んでくれてるので、ふらつくミサネェは少し離れた所に座らせた。
「ごめんなぁ、嫌な事があってん」
「本当は酔ってないんよ…」
僕は何も聞けなかったし、横に座って頷くしか出来なかった。

「シンちゃん、キスしようか?」そう言うとミサネェは返事も聞かずに首に手を回してキスしてきた。

<>63 :LS:2006/01/15(日) 09:41:31 ID:H+BMu+Nr0<>
<>560名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:27:23 ID:0uNBhTxLO <>
ほんの少しの間だったが、唇を重ねた。
列に並んでいる二人に目をやったが気付いてはいなかった。
「シンちゃん、汗の匂いがする」
「す、すいません!」
「ううん、いい匂い。シンちゃんといると落着くよ…」
身体を離すとミサネェは背伸びをして、立ち上がった。
「もう大丈夫」
二人してそそくさと列に戻った。ほどなくして順番が回ってきて席についた。
注文を済ませるとミサネェの友達が真顔で「口紅付いてるよ」
僕はハッとして唇を拭いた。
二人はエッ!と驚き、一人が僕のシャツの袖を指差した。慌ててシャツを見たら口紅が付いていた。
「あー、さっきもたれかかった時に付いたんだ、シンちゃんごめ〜ん」
ミサネェがわざとらしく言い訳をしたが「シンジ君はなんで唇を押さえたの?」
二人とも………。

<>64 :LS:2006/01/15(日) 09:42:53 ID:H+BMu+Nr0<>
<>562名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:39:38 ID:0uNBhTxLO <>
口止め料として僕が奢る事になりとり唐を追加注文された。
その後はその話題に触れないままに食事を済ませ、支払いをした。ミサネェが半分出すと言ったが、バイト代が入ったばかりだったので俺が全部出した。
3人は竹山さんのクラブに行くと言うので、僕は別れて帰宅する事にした。
家に着き親と雑談していたら電話が鳴った。エリカからだった。
上に行くから、とエリカに伝えて電話を切ると、そそくさと階段を上った。
「忙しいやっちゃのぅ」
親父の声だった。部屋に入るとクーラーをつけ、受話器をあげた。
「鮎川さんのお宅ですか?夜分にすいません…」そこまで言うか言わないうちにエリカの母親が「エリカ〜シンジ君よ」
エリカが走ってくる様子が窺えた…。
「バイトお疲れ様。」
1時間近くバイトでの面白かった話をして、明日は久しぶりに勉強する約束をした。

<>65 :LS:2006/01/15(日) 09:44:06 ID:H+BMu+Nr0<>
<>563名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 15:46:48 ID:0uNBhTxLO <>
電話を切り、ベッドに寝転ぶと頭の整理をした。
ミサネェは冗談で俺をからかっているとして、エリカの気持ちはわからなかった。
俺自身もエリカに気持ちが傾いていた。否、好きって気持ちは絶対に否定出来なかった。それでも一歩目を踏出す勇気はなかった。
ハルホはどうだろう?あの日からやけによそよそしいし、もう一週間以上会ってなかった。
会いたい気持ちはあるし、ハルホの気持ちが知りたかった。それは嫉妬かもしれないし、純粋にハルホの事が好きなのかも…
「面倒だなぁ〜」そう考えているうちに眠ってしまった。

<>66 :LS:2006/01/15(日) 09:45:30 ID:H+BMu+Nr0<>
<>577名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:39:22 ID:0uNBhTxLO <>
朝起きたら雨が降っていた。しっかり寝たせいか、頭はスッキリしていた。シャワーを浴びて階下に降りる。朝ご飯を食べ、二度寝をしにベッドへ。
次に起きたらエリカが来ていた。
「おはよう。おねぼうさん。」
朝立ちを自覚していた俺はすぐに起上がれなかった。
「オロナミン。好きだったよね?シンジ君」エリカが差し出してくれた。
「ありがとう。」治まりを確認すると机に向かった。エリカのノートを見る。かなりの進歩が感じられる、一緒に勉強していない間も頑張っていたようだ。
漢字の読み書きはまだ苦手らしいが、以前より読めるみたいで質問の回数は減った。それはそれで喜ばしいのだが、さびしい事でもあった。

エリカを見ると、雨にあたったせいかブルーのシャツはブラのラインがうっすらと透けていたし、胸元が開いていた。

<>67 :LS:2006/01/15(日) 09:46:39 ID:H+BMu+Nr0<>
<>578名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:42:40 ID:0uNBhTxLO <>
ドキッとしたが、エリカをそんな風に見る自分が嫌だった。エリカはそばにいるし、手を伸ばせばエリカに触れる事も可能だった。
それなのに俺はエリカのそばにいたかった。
それは不思議な感覚だった。飢餓感と形容すべき感覚なのだろうか?とにかくエリカを離したくはなかった。
頭の中はエリカでいっぱいだった…。
「学校。」
「学校、始まるね。シンジ君とこいやって勉強出来る回数も残り少ないね」
「始まっても一緒にいれるよ。家だって近いし休みの日だって勉強出来るよ。」
「それに、鮎川と一緒にいたいし…」
慌てていたのか、最後の一言は失敗だった。一気にブルーになりそうだったが
「そうね。私もよ」エリカがポツンと呟いた。
エリカを見上げると真っ赤な顔をしていた。

<>68 :LS:2006/01/15(日) 09:47:38 ID:H+BMu+Nr0<>
<>580名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:45:48 ID:0uNBhTxLO <>
すぐに何ごともなかったようにノートに向かうエリカ。俺もペンの動きを止める訳にはいかなかった。

今日の分も終わり、エリカと雑談をしていた。彼女の事が知りたい自分がそこにいる—そう気付いた時に、自分の気持ちを伝えたいと思った。しかし、自分には資格がない…
このままじゃエリカもハルホも傷付ける事になる。誰も傷付けたくはなかったし、自分さえ我慢すればよいことだった。
そんな事を考えていると
「明日、晴れてたら遊びに行かない?雨だったらお勉強」
俺は晴れを願った。
「うん、何しようか?どこに行く?」
エリカを自宅に送りながら二人でデートプランを練った。至福の時間だった。

その夜、ハルホがやってきた。何ひとつ以前と変わらない雰囲気でやってきた。

<>69 :LS:2006/01/15(日) 09:48:46 ID:H+BMu+Nr0<>
<>581名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:46:58 ID:0uNBhTxLO <>
ハルホを抱いてしまった。

ハルホは何も言わなかったが、まるで浮気を詫びるかのように俺に尽くしてくれた。

僕も何も聞かなかったし—実際は何も聞けなかった—何ごともなかったかのように振舞った。

ただ確実に…二人の心の間に距離があるのを感じたし、音をたてて瓦解する寸前だった。
「もう一回しよ。」ハルホはそう言うと…愛しそうに口に含んだ。
二回目のセックスの最中、ハルホはハルホで何かを確認をしているかのようだった。

<>70 :LS:2006/01/15(日) 09:50:00 ID:H+BMu+Nr0<>
<>583名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:47:55 ID:0uNBhTxLO <>
好天とあいまって最悪な目覚めだった。
自分がわからなくなりそうだった。
何故だか—ミサネェに気持ちをブツけたい—そう思った瞬間、完全に自己嫌悪に陥った。

「最低だ!最低だ!最低だ!」呟きながらシャワーを浴びる。

なんとか気持ちを切替えなきゃ…そう思いながら、着替えて階下に降りた。

<>71 :LS:2006/01/15(日) 09:51:15 ID:H+BMu+Nr0<>
<>584名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 17:51:50 ID:0uNBhTxLO <>
憂鬱な気持ちは家を出るまでだった…。駅に向かう足取りは次第に軽くなった。
憂鬱な要素がなくなったのではなく、エリカに会える喜びがそうさせたみたいだった。

一人になったら罪悪感までプラスされる…それでもいい、そんな気持ちだった。

約束の10分前についたら、すでにエリカは駅で待っていた。
電車にのり神戸へ…

僕の中にもう一人の僕がいるみたいだった…否、怪物が潜んでいるんだ。そして時々—胸を突破って—飛びだそうとしている。そんな思いもエリカの楽しそうな笑顔がかき消した。

<>72 :LS:2006/01/15(日) 09:52:02 ID:H+BMu+Nr0<>
<>603名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:09:05 ID:0uNBhTxLO <>
三宮の高架下を散策、ピンクのおっちゃんの店からドラゴンパンを覗く。
「刺身パンどう?食べた事ないけど…鯛の刺身のベーグルサンド、帰国子女向けやん」
「ノーサンクス!シンジ君が食べたら考える」
僕達は話しながら、モトコーへ。割れた電球や片方だけしかない靴、構造が複雑なジャケットなんかを見ながら時間を費やした。
エリカは古着のスカートを買い、スカーフを買うかどうか迷ってたから、僕がプレゼントした。
「喉がかわいたねぇ」
僕達がよく溜まる店のマヒシャースラマルディニーに行く事に。

<>73 :LS:2006/01/15(日) 09:52:56 ID:H+BMu+Nr0<>
<>604名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:11:09 ID:0uNBhTxLO <>
店内は砂が敷き詰められていて雰囲気はまるでインド。一番奥の席に向かうと…
手招きする人がいた。
ミサネェだった。
ミサネェはこの前の同級生さんと竹山さんとお茶を飲んでいた。
迂闊だった…ミサネェは時々ここの店員をしていたし、スパイスを買いに山手のインド人の家に行かされた事を思い出した。
ミサネェと竹山さんはニヤニヤしていた。いや、見ていないが絶対にニヤニヤしている筈だった。
この後のデートを引っ掻き回されるのは避けたかった。幸いにもミサネェはアルコールが入ってない。

<>74 :LS:2006/01/15(日) 09:53:33 ID:H+BMu+Nr0<>
<>606名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:33:16 ID:0uNBhTxLO <>
軽く会釈をして通り過ぎようとしたが、それは許される事ではなかった。
「シンジはここに座って。彼女はミサの横。」人格者の竹山さんが悪魔に見えた瞬間だった。
「注文の前に紹介が始まった。」
「えー、こちらが竹山さんです。DJ兼大学生で僕のクラブでの師匠です」
「こちらが鮎川さん、同級生で刺身パンみたいな女の子です」
竹山さんはペコリと頭を下げ、「シンジはスケボーの師匠です」少し持ち上げてくれた。「次はミサネェです。南女の人です」
「シンジがいつもお世話になってます、シンジの姉です」
「そしてミサネェの同級生のメグさん。雑貨屋さんでバイトしてはります」

<>75 :LS:2006/01/15(日) 09:54:10 ID:H+BMu+Nr0<>
<>607名前: シンジ ◆MEx/4CS4Gs 投稿日: 2006/01/12(木) 22:34:10 ID:0uNBhTxLO <>
冷や冷やしながらも僕とエリカは質問責めにあった。意外にもエリカは楽しそうだった。
よく考えるとエリカには友達がいなかった。クラスでは少し浮いた存在だったし、彼女は僕と同様で1人っ子だった。
アイスチャイとラッシーを竹山さんにご馳走になり、昼御飯に誘われたが辞退した。
ミサネェは僕との事を匂わせる素振りさえ見せなかった。
1時間の尋問を受けた僕とエリカは—あやうく告白させられそうなぐらい—ヘロヘロになった。
「かえって疲れたね…ごめん」
「ううん、楽しかったよ」

<>76 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:40:28 ID:v2B+ZKrG0<>
<>609 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 22:36:25 ID:0uNBhTxLO <>
「でも鯛パンって紹介はヒドいよ」
「えっ、鯛パンだっけ?刺身パンじゃなかった?」
「…。」
二人で吉兵衛にかつ丼を食べに行く事にする。6席の屋台のかつ丼屋だったが、行列はすさまじいものだった。
「あっちも吉兵衛だよ…すいてるし…」
「あっちは天丼。おっちゃんが怖いからアカン。この前も行ったら—かつ丼が混んでるから来たんやろ—帰れ!って」
「本当?でもサンドバッグがおいてある…よ」
—15分程並んでから先に席につかせる。その間に缶のお茶を買い、エリカに渡す—

<>77 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:41:02 ID:v2B+ZKrG0<>
<>610 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 22:59:50 ID:0uNBhTxLO <>
エリカのかつ丼が出来ると同時に横が空いたので座る。「毎度!」それだけ言うと大将はだまっててんこにしてくれる。
「男は5分、女の子は7分で食べるのが流儀」
「…熱いし、多いよ」
心配そうに振り向いたエリカに対して僕はニヤついてた。

…ふぅ…。ほぼ同時に食べおえた。
食べ終えて気付いたが、刺身パン→変な店→印度喫茶(輩な人付き)→屋台のかつ丼。実質初めてのデートにしてはパンチが効いていた。
急に不安になるがエリカの表情は満足そうだった。

「おいしかったぁ!でも、もう少しゆっくり食べたかったね。」

<>78 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:41:34 ID:v2B+ZKrG0<>
<>617 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 23:39:53 ID:0uNBhTxLO <>
困った事にネタ切れだった。竹山さんと行く喫茶店はカレーはうまいが店長がホモの田村正和だし、
ミサネェに連れていかれる喫茶店は 紅茶を頼んだらミルクとワッフル、日本茶に和菓子まで付いてくる…商売っ気ゼロの店だった。
16歳の僕にはもう引き出しがなかった。
「居留地の方でもぶらつく?」エリカがナイスアシストをしてくれる。
「鮎川の好きなとこに行こうよ」
「じゃ、案内するね!」そう言うとエリカは僕の手を握った。
エスカレーターを上り、センター街を抜ける。ボビーズやガロに立ち寄りつつ居留地に向かった。

<>79 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:43:03 ID:v2B+ZKrG0<>

<>618 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/12(木) 23:54:31 ID:0uNBhTxLO <>
「ポートピアランドって行った事ある?」居留地の服屋をまわっている時に聞いてきた。
「あるよ、イク?」
「ポートライナーに乗った事ないから、乗ってみたくて…」
ここから駅は近かったし夕方の遊園地って…いい雰囲気のような気がする。…今度は僕が手を引いた…。
ポートライナーに乗っただけでエリカは喜んでいた。
「ドキドキする、前が全開だよ!」それ程の事はない筈なのに、エリカは嬉しそうだった。
「遊園地、男の子と来るの初めてだもん…」小さな遊園地だったけど僕にもエリカにも…遊園地ってだけでよかった。

<>80 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:45:03 ID:CYAOQJCM0<>
<>619 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 00:06:17 ID:1a4Hu9YeO <>
乗り物に乗る時以外はずっと手を繋いでいた。
本当は楽しい筈なのに…時間が経つのが早いことを嘆いた。
「もっと一緒にいたいよ。」僕は正直な気持ちを吐露した。
「うん。」エリカは握っている手にギュッと力を込めた。
僕はその先の言葉が言い出せなかった…。

—場内アナウンスが花火の始まる事を告げる—

「観覧車から見ない?」エリカの提案に僕は頷いた。
ほどよいタイミングで観覧車に乗込んだ。
花火が上がり始めている。
エリカは僕の横に座り、両手で僕の右手を握りしめた…。
「シンジ君の感触を忘れたくないの…。」
僕はなんて返事をすればいいのか、言葉を探した。

<>81 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:45:34 ID:CYAOQJCM0<>
<>623 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:02:29 ID:1a4Hu9YeO <>
観覧車が頂上に差掛かる…僕にもう少しの勇気があればいいのだが、何も言い出せなかったし、何も出来なかった。

「キレイね…」エリカが身体を花火の方へずらした。
神様が後押ししてくれたのか、僕は思い切ってエリカの両肩を抱き、もたれさせた…。

エリカの身体から力が抜けていき、自然な感じに僕にもたれかかる。

そこでいっぱい—僕には充分だったし、エリカが緊張しているのもわかった。
そして無情にも観覧車は一周してしまった。観覧車を降りた僕達は何かを取繕うかのように陽気に話した。

<>82 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:46:08 ID:CYAOQJCM0<>
<>624 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:11:45 ID:1a4Hu9YeO <>
帰りの車中も僕達は饒舌に話した。沈黙が怖い訳ではなく、話が途切れるのが怖かった。
それでも一瞬の静寂が僕達を包みこんだ…。
…切り出せない…
エリカが俯きながら
「ずっと仲良しでいたいね…」
僕は頷いた。言葉を探す…わかってる筈の言葉、ベーシックな言葉が出てこない。
僕は絞り出すように
「うん…。」それだけ言うとエリカの手を握りしめた。
「…本当?」
「うん。」
限界だった…。本当に好きだってわかったのに、言葉に出来なかった。

<>83 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:47:05 ID:CYAOQJCM0<>
<>626 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:27:19 ID:1a4Hu9YeO <>
電車が駅に着き、僕達は電車を降りた…。
駅から彼女の家までの間…何かを言わなきゃならなかった。

僕は最後の曲がり角の所で、勇気を振り絞った…。
「言葉って人間だけが自由に使える筈なのに…本当は不便だよ。」声が震えていた。
エリカの肩も震えていた。
「ご、ごめん。何言ってんだろ、俺…本当、伝えなきゃいけないのに…大切な…言葉…男な…のに」
涙が溢れてきて、最後は声にならなかった…
エリカも泣き出していた。そして…
「うん…。大切な言葉…待ってる」エリカの顔もぐしゃぐしゃだった…。
二人とも緊張の糸が切れたのか、堰を切ったように泣き出してしまった。

<>84 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:47:43 ID:CYAOQJCM0<>
<>627 :シンジ ◆P0R35e8sfU :2006/01/13(金) 01:28:06 ID:CGGiS4zLO <>
するとエリカは何も言わずに黙って僕にキスをした。
僕は思わずエリカを抱き締めた。
ふとエリカの顔を見ると涙が溢れていた。
それから学校が始まり僕とエリカの間には隙間が空いてしまった。
お互いがお互いを避け、もう話すことすらなくなった。
そして事件は卒業式のことだった

<>85 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:48:14 ID:CYAOQJCM0<>
<>634 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:42:01 ID:1a4Hu9YeO <>
「絶対に言うから。…大切な言葉。言えるようになるから。それまで待ってて!」
エリカは大きく頷き
「私もシンジ君に…大切な言葉を言って貰えるように…頑張る!」そう言ってくれた。

そして最後の曲がり角を曲がって彼女を送り届けた。
彼女が部屋に入るのを見届けると、急に脱力感に襲われた。
彼女の家から自分の家までが遠くに感じられた。

<>86 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:48:49 ID:CYAOQJCM0<>
<>636 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 01:53:43 ID:1a4Hu9YeO <>
家に着き、部屋に戻るとベッドに倒れこんだ…。

しばらくするとインターホンが鳴った。ハルホからだった。
内線を繋いでもらい、電話に出た。

「今日は無理、疲れてるから会えないよ。」

電話を切った後、ハルホの誘いを初めて断った事に気がついた。
ハルホの気持ちを傷付けるのは辛かったが、今日の僕には彼女を気遣うだけの余裕はなかった…。

<>87 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:49:36 ID:CYAOQJCM0<>
<>659 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:17:21 ID:1a4Hu9YeO <>
昨夜は疲れ切っていたからか完全に熟睡したせいで、6時前に目覚めた。階下に降りる、昨日は晩ご飯を食べていなかったから腹が減っていた。
母親が朝食を用意してくれるから牛乳を買ってきて欲しいと言う。面倒だったが背に腹は代えられない。洗顔を済ませ、コンビニへ。

公園の前を通りかかったらエリカが犬の散歩をしていた。
「おはよう」エリカの顔がまともに見れなかった。
コンビニに牛乳を買いに行く事を言うと散歩がてらに一緒な行く事に。大切にしたいから課題の話や新学期が近くなった事について話した。

<>88 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:50:39 ID:CYAOQJCM0<>
<>660 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:18:47 ID:1a4Hu9YeO <>
コンビニに着き牛乳とファンタ、オロナミンを買い、エリカにファンタを渡す。
「ありがとう。」
「今日は忙しい?良かったら早目においでよ」
普段の待ち合わせ時間の3時まで待てなかったのは、どうやら一緒だった。
「それじゃあとでね」
「うん、待ってるよ」
公園の前で別れると俺は急いで帰った。食卓につき、エリカが早目に来る事を告げる。
「アラ、そうなの?じゃあお昼は3人で出掛けましょう。お母さんがご馳走するわよ」

朝食が済むと部屋の掃除をし、洗濯機を回してシャワーへ。

<>89 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:51:14 ID:CYAOQJCM0<>
<>661 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:20:26 ID:1a4Hu9YeO <>
約束の時間にエリカはやってきた。母親が昼御飯に誘っている。最初は遠慮していたみたいだが、喜んで受けいれたみたいだった。
「CDを持ってきたよ。」エリカはコレクターズのアルバムを持ってきた。
BGMに流れるコレクターズの音楽は甘い旋律を奏でていた。

♪ゆうべ見た夢の続きを、硝子の瓶に詰込んで。誰もいない地下室に鍵を掛けてコレクションするよ♪

「本当に出来たらいいのに、ね」
「うん。今を大切にしたいね…」
そして僕はフーが好きになったと彼女に話した。

<>90 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:51:49 ID:CYAOQJCM0<>
<>662 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:21:33 ID:1a4Hu9YeO <>
【さらば青春の光】を借りて一緒にみよう。夏休み最後の日は二人で過ごそう…

そう話して課題に戻った。
調子が出てきた頃にインターホンが鳴る。
ペンを置き階下へ。
「エリカちゃんは好き嫌いある?お魚は?」
車を運転しながら会話を楽しむ母とエリカ。母は既に「エリカちゃん」と呼んでいるのに僕はまだ「鮎川」だった。
車は夙川から苦楽園へ…樋ノ池近くの鮨屋【大天】へ。
ここのお寿司は本当に旨い。エリカも目を丸くしてパクついている。母は大将に娘が出来て嬉しいなんて話している。

<>91 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:52:38 ID:CYAOQJCM0<>
<>663 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:29:44 ID:1a4Hu9YeO <>
アンタの息子は意気地なしで、まだ「好き」とさえ言えてないんですよ。それなのにアンタはエリカを勝手に娘にしている…。
母は強し。否、無神経なだけだと思った。だけど俺が越せないハードルをいとも簡単に越している…。
…なぎ倒しているだけなのかも?
そんな事を考えてるうちに食事は終わった。
「私はイカリに行くけど、あんた達はどうする?」ここで放り出されてもかなりの距離があるので、とりあえずイカリスーパーまではお供する事に。
エリカと母は楽しそうに買い物をしている。俺は失礼して車に戻り食後の一服。

<>92 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:53:15 ID:CYAOQJCM0<>
<>665 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 11:39:43 ID:1a4Hu9YeO <>
しばらくして二人は買い物袋を下げて出てきた。

「さて、一緒に戻る?それとも二人でデートしてくる?」
ここまで無神経に接してくれると、かえって清々しくなる。
夙川駅で降ろして貰い、水円でお茶を飲む事に。
「気疲れした?」
「ううん、シンジ君のお母さんは素敵な人よ。楽し過ぎる…」
エリカはイングリッシュスコーンを食べながら笑っていた。
母のおかげで午前中のぎこちなさがなくなっていた。

母に感謝。

<>93 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:53:48 ID:CYAOQJCM0<>
<>668 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:12:44 ID:1a4Hu9YeO <>
お茶を飲みながら、これからどうするかを考える。

「デートを楽しみましょ」…もしかしてエリカは母に毒されてしまったのだろうか?

バスに乗り甲山森林公園へ。バス停までの道のりを手を繋いで歩く。まだぎこちなさはあるが、ここちよいぎこちなさだった。
バスに揺られている間、エリカが少しもたれてくる。僕の心拍数がハネ上がる。

高校生のデートで森林公園は…それでも二人でいる事が大切だった。
エリカの提案で【津曲】でお菓子をお土産にする事にする。
エリカは僕の母へ、僕はエリカの母へ…
甲陽園から電車に乗り、夙川経由で芦屋川へ。
芦屋駅に向かい本屋に寄ってから部屋へ戻る。
お土産を受取った母はエリカと話したそうだったが、とりあえずは課題を優先させた。

<>94 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:54:30 ID:CYAOQJCM0<>
<>669 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:32:06 ID:1a4Hu9YeO <>
「日本語って難しいね…」
エリカは英語の課題を仕上げながら話しかけた。
「うん、難しい…そう…思ったよ」
「シンジ君…」
「…なに?」
「…いつかは名前で…呼んでね」

今すぐにでも【エリカ】って呼びたかったし、許されるなら叫びたかった。しかし今の俺には…それは無理な相談だった。
「うん、俺もそうしたい…」
今の僕に言える精一杯の言葉だった。
BOMB THE BASSの SAY A LITTLE PRAYERからJANET KAYのLOVI’N YOUへ。
音楽が僕たちの心を引寄せてくれる、僕の気持ちを代弁してくれる…そんな気がした。

<>95 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:55:02 ID:CYAOQJCM0<>
<>670 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 12:46:42 ID:1a4Hu9YeO <>
8時前になり僕は自転車でエリカを送っていく。
エリカの母にお土産を、とも思ったが照れ臭いので渡してもらう事にする。
彼女を送り届け、ビデオ屋へ。さらば青春の光がある事を確認し、コンビニへ。オロナミンやお茶を買い、帰宅。
家に戻ると母は電話中だった。会話の内容からエリカのお母さんだとわかった。母の暴走を心配しながら、冷蔵庫へ。
オロナミンを持ち、自分の部屋へ。シャワーを浴びオロナミンを飲んでるとインターホンが鳴った。
今日は親父が遅いし、昼に贅沢したから晩ご飯はエリカをツマミにソーメンだった。
俺は適当に相槌をうちながら…ソーメンをたいらげた。
部屋に上がろうとすると母が
「ハルホちゃんはどうするの?」ダイレクトだった。俺はわかってる、そう身振りで合図し部屋へ戻った。

<>96 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:55:33 ID:CYAOQJCM0<>
<>671 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:00:34 ID:1a4Hu9YeO <>
ハルホの事は嫌いではなかった。むしろ彼女は全てを理解してくれている…受入れようとしてくれている事も知っていた。
ハルホはハルホで完璧だったし、別れたくはなかった。
しかし選択をしなくてはいけなかったし、俺自身…限界だと思った。

受話器を取りミサネェの家の番号を押す。
ミサネェの妹さんが電話に出るが、留守との事。電話があった事だけを伝えてもらい、受話器を置いた。

ぼんやりとフリッパーズギターを聴く。GROOVE TUBEが流れている時に電話が鳴った。ミサネェからだった。
「どうした、少年?」ミサネェは明る問い掛けてくれた。しかし話を切り出せない僕がそこにいた。

<>97 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:56:04 ID:CYAOQJCM0<>
<>675 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:12:55 ID:1a4Hu9YeO <>
「シンちゃんらしくないなぁ…迎えに行くからお茶にイコ!」
「遅いし、迷惑だからいいです…それに…」
「それに?何?」
「ミサネェ…すぐチューするでしょ?」ミサネェは笑いながら、迎えに行くから駅にくるよいにと言い電話を切った。
正直、ミサネェにキスされたら…これ以上の混乱は辛かった。
しかし着替えをし、歯を磨いてボードを持ち
「ボードしてくる」そう言い残して家を出た。
駅に着き簡単なトリックをしているとミサネェの車がやってきた。
ミサネェが車から手招きをし、僕はミサネェの車に乗込んだ。
ミサネェは何もいわずに車を走らせ六甲アイランドへ。
遊園地の辺りに車を止めると
「散歩しよ」
無人の遊園地を歩きながらベンチへ。自販機で買ったジュースを飲みながら…僕が話を切り出すのを待っている。

<>98 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:56:35 ID:CYAOQJCM0<>
<>676 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:29:35 ID:1a4Hu9YeO <>
「こっち座りなよ…」
「座ったらチューするでしょ?」
「…シンちゃん成長したね」
成長ではなく学習だと思った。

話を切り出せないでいるとミサネェは助け船を出してくれた。
「この前のカワイコちゃんが好きなんでしょ?」僕が頷くと…
「だったらシンちゃんが命懸けで彼女を守らなきゃ!」
僕は頷いて、ミサネェの横に座った。
「シンちゃんが何を考えてるのかはわかんないよ、でも私はシンちゃんの味方なんだから」
僕はミサネェの言葉を聞き、自分の闇の部分や汚い部分を話しだした。
ミサネェは黙って全てを聞いていた。潮の匂いが鼻を抜ける…。

<>99 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:57:09 ID:CYAOQJCM0<>
<>679 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:39:36 ID:1a4Hu9YeO <>
話を聞き終えるとミサネェはタバコに火をつけた。

「ハルホちゃんへ全てを話すのはいいけど、エリカちゃんには話したらダメ。これは約束。」
「シンちゃんの正義感はただしいけど、それじゃ自己満足になるだけ。本当は二人とも傷付けて欲しくはないけどね」
僕は黙っていた。適当な言葉が見つからなかった…。
「今度ばかりはシンちゃん。自分の気持ちに嘘をつきなさい。自分を騙すのよ」
ミサネェの言いたい事はわかった。ハルホと別れろって事だった。それは僕にもわかっていた。
「ハルホちゃんはあんたにはぬるま湯なんだよね。気持ちいい。でもエリカちゃんは熱いお風呂。最初は熱くても芯まで暖まるよ」
………。僕の目に涙が溜まってきた。

<>100 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 10:59:15 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>681 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 13:49:49 ID:1a4Hu9YeO <>
「さて、と。問題は解決!次はお姉さんの性欲を満たしてもらおうかな」言い終わるかどうかのタイミングでミサネェはキスしてきた…。

………。

「ちょっと!ミサネェ!」
ミサネェはニッコリ笑うと
「シンちゃん、エリカちゃんと付き合ってもいいけどシンちゃんとのキスはやめないからね」そう言うとミサネェはもう一度キスを求めた。
かすかにタバコの匂いがする…
………。
ミサネェの甘いキスに虫の声と潮の匂いがミックスされる。
僕はミサネェを抱きしめてしまった…。

<>101 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:00:23 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>682 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:00:14 ID:1a4Hu9YeO <>
僕とミサネェは三十分近くも抱きしめ合い、キスをしていた。
「シンちゃんがしっかりしなきゃ、エリカちゃんからシンジを奪うよ」
…この人はどこまで本気で、どこから僕をからかっているのだろう?僕が混乱するのを楽しんでいるみたいだった…。
帰りの車中…僕は今日、一番醜い自分を晒けだした。そしてミサネェは全てを飲込んでくれた…。そう考えると、自分が情けなくなった。
僕は果たしてエリカちゃんの全てを受入れる事が出来るのだろうか?

…そんな事を考えてると車は家の前に着いた。礼を言い車を降りると運転席の窓が開いた。
「忘れ物…」ミサネェはそう言うと頬を差出した。僕は一瞬、周りを見回して彼女の頬にキスをした。

<>102 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:00:57 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>685 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:07:30 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻り、ボードを忘れた事に気付いた。
大会まで日にちはなかった…。
明後日の大会にはミサネェも来るからそれまで予備のボードで練習しよう…。

次の日は朝からメリケンパークでランプの練習をした。この所は練習不足でオーリーの高さが足りなかった。
夕方にエリカが練習を覗きにきた。明日の大会を見に来てくれるらしい。
練習が終わるとエリカが大会ではスケーターズファッションがしたい、との事なので…二人で揃えに行った。

<>103 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:01:33 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>692 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:31:14 ID:1a4Hu9YeO <>
「Tシャツとスニーカーはあげるよ。ショップやメーカーからの支給品が沢山あるから」
彼女の短パン、靴下とキャップを探しにいく。
明日は会場ではステッカーをボードやシャツに貼って滑る、滑る広告塔になるって話をしていると興味深々に聞いていた。
「1位になってね!」
「無理!アースクゥエークの連中がエントリーしてるし…練習不足だし。ポイント取れたらラッキーだよ。」
一応、エリカにはメーカーやスポンサーとの兼合いもある事を説明をしてバンズやヴィジョンのキャップは諦めてもらった。

その後、彼女に部屋に来てもらい、シャツを選んでもらう。5枚チョイスして、次はスニーカー。競技用はピッチリなので彼女がダブダブで履くにはピッタリだった。
彼女の荷物を紙袋に詰め、自転車で彼女を送り届ける。
家に帰り晩ご飯を食べ、母親に6時に起こして貰うように頼む。

<>104 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:02:07 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>696 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:42:28 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻り、荷物を詰める。ミサネェは9時に竹山さん達と来るそうなので、ボードは予備も持って行く事にした。

10時を過ぎた辺りで電話が鳴る。出るとハルホからだった。

とりあえず荷物を隠しシャワーを浴びる。
寝る準備を整えていたらハルホがやってきた。

「久しぶり!」ハルホは人懐っこい笑顔で話しかけてくる。
クラブでレギュラーが取れそうだとか、友達の話なんかを話しだした。ハルホの話に相槌をうったりしながら話を切り出すタイミングを探った。
一瞬の沈黙の後、ハルホがキスを求めてきた…

………。

<>105 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:02:42 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>697 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:49:44 ID:1a4Hu9YeO <>
………。
唇を離すとハルホは悲しそうな顔をした。

「シンジ…誰かとキスした?」
「えっ!?なんで?」
「なんか違う。違うよ…」
それは僕も同じだった。ミサネェとのキスは思い出せてもハルホとのキスは思い出せなかった。
ハルホがそういいながら抱き付いてきた。
………。
ぎこちないキス。しかしそれがハルホの言ういつものキスだった。

「良かった。久しぶりだったから緊張したんだね」
それは逆だった。そしてハルホに別れを切り出せないままセックスが始まった。

<>106 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:03:32 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>699 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 14:58:47 ID:1a4Hu9YeO <>
セックスが始まると…今度は僕が混乱した。
ハルホの反応や仕草が微妙に違う。本当に些細な事だったが、違和感は拭えなかった。
その事を告げる勇気はなかったし、それを理由に別れる事はしたくなかった。
彼女の中に入ると不確かな疑惑は確信に変わった…。
彼女は僕に抱き付きながらもうっすらと涙を流していた…。

別れの予感…僕も感じていたし、ハルホも感じていた筈だった…。

セックスが終わるとハルホはシャワーを浴びに行った。最後まで違和感があった。

ほとんど無言のまま、僕はハルホを送って行った。
部屋に戻るとハルホの残香があった。

<>107 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:04:12 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>717 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:38:25 ID:1a4Hu9YeO <>
電気を消し、窓を開放する…ハルホの匂いが消えていく。
涙が零れる…声はでない。ただ涙だけが零れる。
窓を閉じるように心も閉じてしまいたかった…。
消音のままビデオをつける。スケートボードのビデオが流れる。
ビデオに集中すれば全てを忘れられる…そう願った。
窓の外は秋の気配を漂わせていて虫の声が寂しさを助長する。
エリカに逢いたかった。エリカの声が聞きたかった…エリカを抱きしめたかった。
窓を閉め、ステレオをつける。フリッパーズギターの甘く切ないメロディーや歌詞が僕を落込ませた。

<>108 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:04:42 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>718 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:41:07 ID:1a4Hu9YeO <>
身体は疲れていたし心も疲れていた。しかし神経だけは過敏になっていた。
気を抜くと僕の気持ちはエリカで支配されてしまう。眠りたかったし、眠りが必要だった。

時間の経過とともに神経が麻痺していく。やっと眠れる…そう思ったら朝になっていた。
電車の中で寝よう。気がついたら網干でもいい…そう思いながら用意を始めた。

会場に着く。ランプの設置を手伝い、感触を確かめる。3種目にエントリーしているので、体力を温存させる為、ベンチで寝ることにする。
竹山さん達がやってきて、近くでトリックの練習をしていた
<>109 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:05:16 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>719 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:46:54 ID:1a4Hu9YeO <>
竹山さん達が練習しているのは、なんとなく雰囲気でわかった。
ミサネェがノリノリで寄って来て僕を起こす。
「シンちゃん、みんな興奮してるのにシンちゃんは余裕なんやね。」僕には状況を説明する余裕も体力もなかった。
予選が始まった。僕達予選シード組は午前中は練習かデモだけで本番は午後だった。
予選の終わり頃にスケーターのエリカは恥ずかしそうにやってきた。
ミサネェがさっそくエリカを捕まえてイジっている。僕は竹山さんの予選が終わるのを待っていた。

ミサネェとエリカが弁当を買いに行ってる間、僕は竹山さんに本番で使えそうな簡単なトリックを教えた。

<>110 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:06:17 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>720 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 19:55:03 ID:1a4Hu9YeO <>
昼御飯を終えても本番まで一時間はあった。スポンサーからステッカーを受け取り、アップを始めた。
予備のボードでエリカとミサネェが練習している。怪我したらマズいと竹山さんがメットやプロテクターを渡していた。
竹山さんも必要だろうと思いつつも、僕もベアリングの調整をしてから、遊びに参加。

大会が始まった。竹山さんは予選通過したのだが、順位が低かったので竹山さんが先だった。先ずは竹山さんの応援から始めた。全ての種目で僕の出番は後ろの方だった。

運よく僕は二つの種目で表彰台に立ち、結果、総合優勝出来た。
優勝候補が次々と大技に失敗しての結果だった。

<>111 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:06:52 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>723 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:04:08 ID:1a4Hu9YeO <>
竹山さんも1種目だけ10位に入った。みんなは僕の優勝に大喜びだったけど、優勝して驚いたのは自分だった。
カップを三個と賞金5万円。ボードやシャツを貰う。スポンサーからも賞金を貰った。
上位が大技に失敗した中、ミスが少なかったのが勝因だった。
副賞のボードは使えないので、エリカにプレゼントしシャツはミサネェや竹山さん、竹山さんの後輩に配った。
僕は賞金で焼肉に行こうと提案し、車で三ノ宮の平和へ。
7人でお腹いっぱい焼肉を食べても賞金はかなり残った。こんな時しか恩返しは出来なかったから、みんなの楽しそうな顔が嬉しかった。
そして予備のボードはしっくりこないし、もう大会にでるつもりもなかったので—ボードもやめるつもりだった—酔った勢いでプロを目指すと宣言したミサネェにプレゼントした。

<>112 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:07:32 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>727 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:07:10 ID:1a4Hu9YeO <>
皆と別れて電車に乗るとさすがに疲れが出た。気がついたらエリカの肩にもたれて寝ていた。

駅についてエリカを送るついでにモスに寄ってジュースを飲んだ。
エリカと話していたら同じクラスの女の子達が入ってきた。エリカと僕を見て女の子達はびっくりしていた。
彼女達は近くのテーブルに座り、こっちに興味深々な様子だった。そのうちに一人が大きな声で
「二人は付き合ってんの?」直球勝負だった。
エリカは顔を赤らめ俯いた。僕は意を決して…
「そうだよ」
エリカも小さく頷いた。

<>113 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:08:40 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>728 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:09:16 ID:1a4Hu9YeO <>
本人に告白も済んでいないのに…しかし悲観する間もなく矢継ぎ早に質問責め。
エリカが責められてるのを僕は聞いていた。
その後、新学期からは7人ぐらい抜けそうだと聞き、新学期が始まったらみんなでなんとか説得しようって事になった。
元々エリカには友達がいなかったので、理由はどうであれ女の子達が積極的にエリカに接してくれてるのは嬉しかった。

皆と別れてからの帰り道、エリカは
「恥ずかしかったけど嬉しかった。」
「ごめん、前後した。必ず…」僕は彼女の手を握り締めた。

<>114 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:09:26 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>739 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 20:54:09 ID:1a4Hu9YeO <>
彼女を送り届けてから…意気地のない自分を呪う。
エリカが望んでいるのはたった一言だった。
その一言は僕が最も伝えたい言葉でもあった。そしてその言葉が僕を苦しめていた。

家に帰ると母が浮かれていた。雑誌の取材やプロ契約の話の電話があったらしい。今日大会があった事さえ知らなかったのに。
僕は母に取材も要らないしプロ契約も要らない。もう大会にも出ないと伝えた。
トリックに失敗して悔しがる姿を見て、そこまでの情熱もなかったし、このまま滑るのは自由がなくなる気がした。

母にカップと賞金の残りのお金を渡し
「これでみんなでご飯を食べに行かない?」
「この年でシンジに親孝行して貰えるとは思わなかったわ、良かったわね、お父さん」

<>115 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:10:03 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>742 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/13(金) 21:01:02 ID:1a4Hu9YeO <>
部屋に戻ると疲れがどっと押し寄せてきた。
とりあえずシャワーを浴びる。

髪の毛も乾かさずに裸のままベッドに倒れこむようにして眠ってしまった。

<>116 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:10:56 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>804 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:19:42 ID:2UVAYfnVO <>
「キャッ」

小さな悲鳴とともに目覚めた。荷物を落としたエリカが驚いた表情で立ちすくんでいた。
—なんで鮎川?…何に驚いてるんだろう?…
完全に寝ぼけている僕は夢を見ているんだと思ってた。
「おはよう…」手招きしながら僕はエリカに話しかけた。
エリカは小刻みに首を横に降って
「む…無理」小さく答えた。
僕は眠りに落ちそうなのをこらえて身体を起こそうとした—何時だろ、眠いなぁ—
「無理、無理…」エリカはそういうと慌ててドアを閉めた。
俯せの状態から仰向けになった瞬間………僕の置かれている状況がいわゆるピンチって事に気付いた。

<>117 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:11:35 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>805 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:22:12 ID:2UVAYfnVO <>
最悪な事に何の抵抗もなしに朝立ちしたモノは天井を見上げていた…。
「ぅわっ!」
事態が飲み込めた…昨夜、シャワーを浴びてから服も着ずにそのまま寝たのだった。
「あ、鮎川ごめん!」
慌てて跳び起きた僕はとりあえず短パンとシャツを着た。
「鮎川…もう大丈夫」僕がそういうとドアがそっと開いた。エリカは苦笑いしながらオロナミンやジュースをコンビニの袋に戻した。
「びっくりさせてゴメン」
「シンちゃんのお母さんが起こしてあげて…って」
シンジ君からシンちゃん…エリカは一歩進んでいるのに…僕は「鮎川」で立ち止まったままだった。

<>118 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:12:18 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>807 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:24:28 ID:2UVAYfnVO <>
「もしかして…裸を見られた?」
エリカは顔を赤らめ…コクッと俯いた。
「でも…お尻だけ…」
仰向けでなかったのは、少し…惜しい気もした…。
それでも空気は和やかだった。窓を開け空気を入れ替える。

インターホンが鳴った。母がエリカも朝食を一緒に食べるか聞いてきた。もちろん食事は済ませてきていた。
とりあえず洗顔をして洗濯機を回した。
「一緒に降りる?」エリカにそう聞いたが、下で僕の裸が話題になったら、もう来れなくなるとでも思ったのだろう。
「残ってる宿題をやっておくね」

<>119 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:12:50 ID:5Jgkr4Xt0<>
<>809 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:26:16 ID:2UVAYfnVO <>
「シンジ、好きな子に起こして貰えて嬉しかったやろ?」
母が鬼に思えた。しかし実際に起きた話をしたら、エリカに起こして貰えるチャンスは二度となくなる…悔しかったが頷いた。
急いで朝食を済ませ、慌てて階段を登る。

「ゴメン、ごめん」そう言って部屋に入った。
僕もテーブルに座るとノートを開いた。

「まだ…ドキドキしてる」エリカがポソっと呟いた。
「えっ?」僕は聞き返した…。
エリカは顔を上げずに
「…好きな人の………だもの」上手く聞き取れなかったが聞き返せなかった…

聞き返したかった!!

<>120 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:15:04 ID:DR1ph6Bg0<>
<>810 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:30:19 ID:2UVAYfnVO <>
少し重くなる空気—嫌な感じではない—を肌で感じながら課題をこなす。
—ピーッピーッ—
洗濯が終わったらしい。
「干してくるよ。」そう言って僕は立上がった。
「私も手伝う」エリカも立上がった。篭に洗濯を終えた衣類やタオルを詰め、ベランダに出た。
空は青く気持ちが良かった。遠くに海が見える…。
エリカはタオルやシャツを干してくるよ。パンツは恥ずかしかったから自分で干した。
「後で海にいこっか?」

「お弁当を作ってきたら良かった…」
「作ってくれてたら落として…ぐちゃぐちゃになってたかもね」
エリカは思い出したのか真っ赤になっていた。

<>121 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:15:46 ID:DR1ph6Bg0<>
<>811 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 05:36:08 ID:2UVAYfnVO <>
部屋に戻り、僕は30分程で宿題を全部終えた…。後はエリカの漢字や古典を手伝った。1時過ぎにはエリカも終わった。
「終わっちゃったね。」エリカは少し残念そうに言った。
簡単に片付けをして、二人して階段を降りた。
母に出かける事を伝えると
「近所だけど一緒にお昼を食べに行こうと思ってたのに」
それでもすぐに開放してくれた。

自転車に乗り、二号線沿いでラーメンを食べた僕達は
「海に行く前に猿を見に行こう!」
打出駅近くの打出の小槌公園へ…エリカは最初、普通の児童公園に猿がいるなんて信じていなかった。
「えー、本当にいる!?」もちろん檻の中にいるのだが、普通の公園に猿はいた。

<>122 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:16:30 ID:DR1ph6Bg0<>
<>817 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:37:52 ID:2UVAYfnVO <>
確かに不思議な光景だったが、たかが猿。5分もしたら飽きてしまった。
自転車に乗ると43号線を渡り…海へ。
シーサイドタウンの景色は未来少年コナンの世界…僕らを別の世界に連れてってくれる。
堤防に着くと深呼吸した。エリカも同じように深呼吸。
「漫画持ってきたよ…」エリカは僕に漫画を渡した。そしてエリカは鞄からオリーブを取り出した。

【郵便ポストモダン】
パラパラめくってみたけど…かなりエグイ。しかもエロ…
僕らは背中合わせに堤防に座り…本を読んでいた。

「夏…終わっちゃうね。」エリカは雑誌を閉じると…独り言のように呟いた。

<>123 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:17:17 ID:DR1ph6Bg0<>
<>819 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:51:59 ID:2UVAYfnVO <>
赤トンボが飛んでいるし、波もおだやか。空気も乾いているし…空の青さもどこか寂しさを感じさせた。

「そうだね。夏も終わりだね」
「この夏が一番好き。…シンジ君が…シンジ君と出会えた」
「………」
「このまま…ずっと夏が続けばいいのに…」
「うん。でも、次の夏も一緒だよ…」そしてその次も…僕は心の中で、そう呟いた。

「ずっと…一緒?」エリカは不安げに聞いてきた。
「うん。上手く言えないけど。鮎川とずっと一緒にいたい。多分、この気持ちは変わらないよ」

背中越しにエリカが泣いているのがわかった…。

<>124 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:18:02 ID:DR1ph6Bg0<>
<>820 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 06:59:38 ID:2UVAYfnVO <>
今の気持ちを大切にしよう。

この先、どんな困難が待ち受けているのかはわからなかったが、今の気持ちを忘れなければ大丈夫な気がした。

エリカが手を握り締める。
エリカも幸せと同時に正体不明の不安を感じたみたいだった…

<>125 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:18:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>822 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:08:09 ID:2UVAYfnVO <>
緩やかに時間は流れ、日が傾き始めると気温が下がってきた。
浜辺でウィンドサーフィンをしていた人達も帰り支度を始めていた。

「少し寒いね」
「移動しようか?」僕は背伸びをしてから、ポンっと飛び下りた。
エリカの手を取り、飛び下りるように促す…。

勢いがついたのか、その瞬間…エリカは僕の胸に飛込んできた。
「キャッ…」
小さな悲鳴とともにエリカは僕の胸の中へ…
ほんの一瞬…時間は止まり、慌ててエリカは身体を放そうとした。

<>126 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:19:22 ID:DR1ph6Bg0<>
<>824 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:20:31 ID:2UVAYfnVO <>
思考よりも先に本能が反応した…。
次の瞬間…僕はエリカを抱きしめていた。
エリカも身体を僕に預けた。

「鮎川…俺…情けないけど…カッコ悪いけど…あー!オレ何言ってんだよ」
「今は無力です。でも…好きです。鮎川が好きです!これが限界。好きです。全力で好きです!」
それだけ言うと腕に力を込めた。

………。
エリカが僕の背中に手を回して、抱きしめてくれた。顔は僕の胸に埋めている。
僕の心臓は飛出しそうだった。エリカの鼓動も早鳴りしている。

—何か言わなきゃ—
沈黙に耐えきれそうになかった。

<>127 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:20:02 ID:DR1ph6Bg0<>
<>826 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 07:38:22 ID:2UVAYfnVO <>
「あ、ありがとう」くぐもった声で、小さな声で。…でも確実にエリカの言葉は僕の胸に突き刺さった。

「もう少しだけ…このままでいい?」エリカはさっきより小さな声で僕に問い掛けた。

お互いがギュッと抱きしめる—このままでいたい—同じ気持ちだった。

<>128 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:20:33 ID:DR1ph6Bg0<>
<>831 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:21:34 ID:2UVAYfnVO <>
「寒くない?」
帰り道、自転車をおしていた。エリカは首を横に振った。
時間の経過とともに少しだけ落ち着いていた。

「この夏、やり残した事ある?」木馬館に入り、ココアと紅茶を注文したあと、エリカは唐突に聞いてきた。
「プール。買い物。シャブシャブも食べてないなぁ」
夏休みはあと二日しか残ってなかった。
「明日、プールに行く?」
「プールもいいけど、鮎川は?」
「…水族館、動物園…ボート…」質問の主旨から外れてるような気がしたが、気にならなかった。
明後日は約束通りにビデオを見る事にして、明日は有意義に過ごそうという話になった。

<>129 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:22:07 ID:DR1ph6Bg0<>
<>832 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:31:34 ID:2UVAYfnVO <>
結局エリカがお弁当を作ってくれる事になり、僕たちは嵐山に行く事にした。
僕は遠足で行ったり家族で行った事はあったけど、電車で行くのは初めてだった。エリカは記憶が定かじゃないと言う。
木馬館を出ると、お弁当のおかずにとエリカはイトーガーデンでソーセージや肉を買っていた。
その後は本屋に行き京都のガイドブックを探した。ガイドブックはあるにはあったが、内容が大人過ぎて参考にはならなかった。
「迷子になるのは嫌」
「うん。じゃぁ鮎川が決めて」
エリカが選んだのは一番年寄りじみたガイドブックだった。

<>130 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:22:42 ID:DR1ph6Bg0<>
<>835 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 08:56:34 ID:2UVAYfnVO <>
彼女を送り届けると、久しぶりにエリカのお母さんが出てきた。
「シンジ君、もし良かったら明日の晩ご飯を一緒に食べない?」
「明日、シンジ君と嵐山に行くの」
「でも、夜には帰ってくるでしょ?」
エリカは嬉しそうにお母さんに抗議していた。
結局、7時過ぎには帰ってきてエリカの家族と食事をする事になった。
僕はお母さんに挨拶をして、彼女の家を出た。
家に着くと、食事の用意をしている母に明日の夜はエリカの家族と食事に行く事をつげた。
「アラ、良かったじゃない。それじゃお母さんもお父さんと食事に行こうかしら!」

<>131 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:23:12 ID:DR1ph6Bg0<>
<>837 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:05:19 ID:2UVAYfnVO <>
無駄だとは思ったが嵐山のお勧めスポットを母に聞いてみた。
「えらい渋いとこに行くのね。金閣寺か清水さんは?ノー天気なアンタは哲学の道を歩いた方がいいかもね」
失敗だった。
食事を終え、ガイドブックをチェックする。明日のデートはタフな予感がした。

ビデオを借りておこう。明後日二人で見る【さらば青春の光】を借りに行くことにする。
ボードを持ったところで電話のベルが鳴った。

—ハルホからだった—

<>132 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:23:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>839 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:17:41 ID:2UVAYfnVO <>
今からビデオを借りに行くってハルホに告げる。ハルホは会いたいとの事。
30分後にファミレスの前で待ち合わせをした。

ビデオ屋で【さらば青春の光】とミサネェ推薦の【ベティブルー】を借りる。そのまま二号線沿いのロイホへ…
ロイホに着いたら既にハルホは来ていた。

店に入り注文をする。
コーヒーとジュースが届くまで、重い空気が流れる。ハルホも俺も口を開かなかった。
口を開くと…次に出てくる言葉は、容易に想像出来た。

<>133 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:24:49 ID:DR1ph6Bg0<>
<>841 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:21:54 ID:2UVAYfnVO <>
飲み物が運ばれてきても、ハルホは口を開かなかった。
僕は所在なさげにタバコに火をつけた。

「シンちゃん…」
「…?」
「なんか遠いなぁ…なんで?」
「………」

「もう…嫌いになった?」

<>134 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:25:35 ID:DR1ph6Bg0<>
<>843 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:30:06 ID:2UVAYfnVO <>
僕は迷ってた。タバコがジリジリと灰になるのを眺めながら…言葉を探した。

「シンジは他に好きな人がいるんでしょ?あの浴衣の女の子?」
「………」

「シンちゃんはズルいよ。」
「うん…そうかもしんない…」俺は続けた。
「自分でもわかんないけど、ハルホを傷つけたのは本当だと思う…」

「シンジが望むなら、二番でもいいよ」ハルホの口から思いがけない言葉が出てきた。
「他に彼氏いるし!」
おそらく林崎海岸で見たあの男だろう…。

<>135 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:26:13 ID:DR1ph6Bg0<>
<>844 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:37:05 ID:2UVAYfnVO <>
僕はハルホの言葉を聞いて…どんな表情をしていたのだろう?
「でもね、絶対に1番になるから!」
僕はどう答えるべきかわからなかった。ジュースに口をつけた。
「意味…わかんねぇよ。ハルホの言ってる言葉の意味がわからないよ」
「簡単よ。絶対に別れないの!私がそう決めたの!」ハルホはそう言うと
「ちょっと待ってて!」
席を立ったハルホは出口に向かった。
ハルホを追い掛けるべきか…でも、ハルホは待ってるように言ってた。それに僕の頭の中は完全に混乱していた。

<>136 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:26:56 ID:DR1ph6Bg0<>
<>848 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:46:15 ID:2UVAYfnVO <>
混乱した僕の脳みそはミサネェを導き出した…。
—ミサネェの言ってた展開と違う—
ミサネェを恨んだ。
そうこうしている内にハルホは男を連れてきた。
「新しい彼のコウちゃん。大学生。こっちはオトモダチのシンジ君。高校生」
「はじめまして、シンジ君。ハルホちゃんの中学の時からの友達なんだって?」
そう言ってハルホと並んで座った。僕はどう答えたらいいのかわからないので、頭を下げた。
コウちゃんはコーヒーを注文すると僕に話しかけてきた。
「スケーターなんだって?今度教えてよ。」
「大したことないです。」
ハルホが割って入って当り障りのない話をし続ける。

<>137 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:27:31 ID:DR1ph6Bg0<>
<>853 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 09:57:31 ID:2UVAYfnVO <>
余裕で完敗だった。パニクった脳みそで僕は適当に相槌をうち、愛想笑いさえした。

ハルホがトイレに立った時、コウちゃんが話かけてきた。
「ハルホちゃんの彼…だったんだろ?」
「………」過去形なのか現在形なのか…考えたら俯くしかなかった。
「君が彼女の事をどう思うかは自由だ。俺も同様。彼女も同じ。」
「だけど、いいかげんな感情で彼女を惑わすような事だけは勘弁してくれ」
僕は頷いた。
「これは男と男の約束だ。」
ハルホが席に戻り店を出る事にした。自分の分は出すと主張したが、聞入れられず…甘える事にした。

<>138 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:28:12 ID:DR1ph6Bg0<>
<>855 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 10:05:17 ID:2UVAYfnVO <>
店を出て挨拶すると僕はすぐに自転車にまたがった。
ハルホとコウちゃんが車に乗込む姿はみたくなかった。
まっすぐ帰る気になれない僕は浜辺に向かった…。

今日エリカと二人で過ごした場所に座る。漆黒の闇に包まれた空は僕の心に恐怖心まで植付けようとしていた。
一日の出来事を反芻する…エリカに告白出来たのは遠い昔の記憶のようだった。
テトラポットに横になり、借りてきたビデオの袋を枕にする。タバコに火をつける…

………。
叫びたかった。

<>139 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:28:43 ID:DR1ph6Bg0<>
<>856 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 10:19:58 ID:2UVAYfnVO <>
ミサネェとの約束を守れなかったな…。—ハルホを傷つけてたんだ—ただハルホとの事を思い出そうとしても、ぼんやりとしか思い出せなかった。
気持ちに整理をつける?無理だ。だったらそれもこれも引きずればいい。
そう思う事で少しは救われたような気がした。

何時間経ったのだろう…空が白んできた。
寝なきゃ。そう思い、僕は自宅に戻った。

<>140 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:30:37 ID:ATz2b7I80<>
<>865 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:15:36 ID:2UVAYfnVO <>
インターホンが鳴る。
熟睡したからなのか意外だったが目が覚めるとスッキリしていた。
ステレオをつける。
BEAT DISがカウントを始める。音量を上げシャワーを浴びる。

髪の毛を乾かし部屋に戻り着替える。
フリーペーパーのディクショナリーをパラパラめくる。曲は中川比佐子に変わっていた。
ピアスを外し、階下へ。簡単に朝ご飯を摂っていると
「鮎川さんの所にお邪魔したら礼儀正しく振る舞いなさいよ。ピアスは外して行きなさい」僕は左耳を見せ
「行ってきます」これ以上家にいたら、何を言われるかわからなかった。

<>141 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:31:12 ID:ATz2b7I80<>
<>866 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:17:13 ID:2UVAYfnVO <>
帰りの事を考えてボードでエリカの自宅へ向かう。
チャイムを鳴らすと彼女の母が出てきた。
「今、着替えてるからちょっと待っててね」そう言うと玄関の方に手招きしてくれた。
「すいません。あの、ボードをどっか隅にでも置いてて貰えますか?」エリカのお母さんはニッコリ微笑むと玄関の中に置いてくれた。
新学期が始まる事などを彼女のお母さんと話しているとエリカが二階からパタパタと降りてきた。
「シンジ君ごめんね。お弁当…時間かかっちゃって…」
彼女のお母さんに挨拶をして僕達は出かけた。

駅に向かう間も僕達は手を繋いでいた。

<>142 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:31:52 ID:ATz2b7I80<>
<>867 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:18:35 ID:2UVAYfnVO <>
ラッシュアワーを過ぎた電車は比較的すいていた。

「昨日…ドキドキしてなかなか眠れなかった」並んで座りながらエリカは話しかけた。
理由は違ったけど…なかなか眠れなかったのは同じだった。
「うん。僕も。少し寝ようか?」電車を乗換え京都まではお互いの頭をくっつけるように眠った。

四条大宮から京福電鉄に乗換える。
「路面電車ってボストンに住んでた時はよく乗ってたけど、こっちの方がいいね」
ボストンの路面電車を知らない僕には想像もつかなかった。

<>143 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:32:22 ID:ATz2b7I80<>
<>869 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:20:05 ID:2UVAYfnVO <>
普通じゃ読めない駅名にエリカは憤慨している。僕にも車折は読めなかった。
ほどなくして嵐山に到着。駅員さんに渡月橋のボート乗場を聞く。すぐ近くだとわかり、周辺を散策する。
「河原があるからお弁当はそこで食べましょう」
桂川の河原に座り、ナプキンを開ける。
「お母さんに手伝ってもらったの。私がお母さんのお手伝いをしたみたいなんだけど…」
僕にはエリカがお弁当を作ろうとしてくれただけでも嬉しかった。
「シンジ君の家の卵焼きは醤油派?塩派?それともお砂糖派?」
「えっ?なんで?」

<>144 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:32:54 ID:ATz2b7I80<>
<>870 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:22:13 ID:2UVAYfnVO <>
「お母さんが、卵焼きの味によったら振られちゃうかも!って。お弁当を作る時は先に彼に卵焼きの味を聞いておきなさいって言われたから…」
エリカは心配そうに僕の顔を見上げた。
僕にとっては重要ではなかった。
「多分、醤油。作った事ないからわかんないけど」
僕は卵焼きに手を伸ばした。どんな味でも旨い顔をしようと決めて、口に放り込む。
「美味しい!本当、美味しいよ」エリカも心配だったみたいだが、僕も心配だった。味はパーフェクトだった。
そしてイビツな形をしたオニギリに手を伸ばした。これは絶対にエリカが握ったオニギリだと思った。

<>145 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:33:32 ID:ATz2b7I80<>
<>871 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:24:28 ID:2UVAYfnVO <>
僕はエリカの握ったオニギリを食べた。幸せな気分だった。
「鮎川、めっちゃ旨いよ!」僕が食べてるのを見てエリカも喜んでくれているみたいだった。
「でも、多くない?」
「お母さんが…男の子ならこれ位は食べるって」
「…頑張って食べるよ」
エリカの住んでたチェスナットヒルやハーバードスクェアの話を聞きながら、僕達はゆっくりとお弁当を食べた。
「こんなに幸せでいいのかな?鮎川がお弁当を作ってくれるなんて想像もしてなかったよ」
「本当は…ほとんどお母さんなんだけど」
僕には気持ちだけで充分だった…。

<>146 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:34:14 ID:ATz2b7I80<>
<>873 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/14(土) 13:29:15 ID:2UVAYfnVO <>
お弁当を食べた後はいよいよボートへ…。
「鮎川はボートに乗った事ある?」
「シンジ君は?」
「おじいさんが昔軍隊で練習したとかで、小さい時によく乗ったよ。」
僕達はボートに乗込んだ。係のオジサンに漕ぎ方を教えてもらう。
僕はぎこちなくボートを漕いだ。
「後で横に座って一緒に漕いでもいい?」
「まっすぐ進むようになったらね」
エリカは向かいに座りながら首を曲げ前をみている。僕の目線にはエリカのスカートと白い太股が見える。
慌てて目を逸らすが…誘惑には勝てない。
「あっ!あっちにお猿さん!」
エリカの声に僕は正気に戻った。彼女の指差す方には野生の猿が何かを食べていた。
そして目線を戻したらエリカの白い下着が見えていた。
………。

<>147 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:35:26 ID:ATz2b7I80<>
<>936 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:22:22 ID:j4pcLqVcO <>
エリカに知らせようと声をかけ…、
エリカが振り向いた瞬間、近くを遊覧船が通る。波が押寄せ、ボートが揺れた。「キャッ」
両手を広げてボートのヘリに掴まるエリカ。上体が上向きスカートが捲り上がった。
ドキッとしたが、気付かない振りをする。—波が収まり—エリカはすぐに自分の姿に気付き、慌ててスカートを直した。
「見た?」
「見てない、見てない」
「嘘、見たでしょ」
「見てない…見えたけど、見てない」
エリカは僕の答えを聞くと吹き出した。
「見たいけど見てないよりマシだから許すよ」

<>148 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:36:02 ID:ATz2b7I80<>
<>937 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:29:52 ID:j4pcLqVcO <>
イヤイヤ…見たんですけど。

そのうちボートを漕ぐのにも馴れてエリカも一緒に漕ぐことに…。腕力が違うからか、ボートは旋回を繰返す。
…暫くしてエリカも馴れたらしく、思う方向に漕げるようになった。

「昨日、嬉しかったよ」
「えっ何?」
「シンジ君がギュッとしてくれて…」
「ほんとはキチンと言わないと行けないのに…ごめん」
「嬉しかったよ。シンジ君の暖かさも感じられたし…」
僕の心の中に熱いモノが込上げてくる。歌の歌詞じゃないけど、エリカを…この瞬間を僕だけの物にしたかった。

<>149 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:36:41 ID:ATz2b7I80<>
<>938 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:31:15 ID:j4pcLqVcO <>
ボートを降り、河原町へ。老舗?らしきお店でそれぞれお互いの家へお土産を買う。
食事の時間に間に合わなそうなので金閣寺も銀閣寺も諦め、タクシーで清水寺へ。
子供だけで乗るタクシーは初めてだったけど、観光地だからか親切に応対してくれた。
清水の舞台に立ち遠くを眺める。
「これからも色々な所に行こうな」
「本当?」
「いつかはボストンにも行こう、街を案内してよ」
エリカが僕の手を握りしめた。
今の僕たちには手を握りしめるのが唯一の愛情表現だったのかも知れないと思った。

<>150 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:37:12 ID:ATz2b7I80<>
<>939 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:39:35 ID:j4pcLqVcO <>
茶店に立寄り少し休憩。お店のおばちゃんに三寧坂、二寧坂の話を聞く。
帰り道は坂を下りねねの道から八坂神社を抜けなさいと教えられる。
「ここでコケたら三年は不幸になるらしいね」
「シンジ君の手を握っておくね、不幸になるのも一緒だよ」
こんな幸せでいいのだろうか?僕だけが幸せになっても…少しだけ不安になった。

帰り道、エリカの両親と食事をする事を思いだし…緊張し始めた。

…エリカのお父さんは商社マンだったけど、想像と違いお喋りで優しい人だった。
晩ご飯はシャブシャブで—エリカの提案だと思う—美味しかったと思うが緊張してあまり記憶がない…。
とりあえず歓迎された事にホッとした…。

緊張と弛緩。エリカの家からの帰り道ははてしなく長かった。

<>151 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:37:51 ID:ATz2b7I80<>
<>945 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 00:56:14 ID:j4pcLqVcO <>
次の日、午前中は学校の準備に時間を費やす。
昼過ぎにエリカはやってきた。【さらば青春の光】を観る。
【TheWho】の音とベスパ…細身のスーツにモッズコート。最初はスタイルに惹かれたが…主人公の不器用さ、無力さに…魅入ってしまう。
映画が終わり…エリカが口を開く。
「もしも私たちがあの世界に生きていたら、どうなってたのだろう?」
僕は答えの代わりに後ろからエリカを抱きしめた。
…10分20分と時間が過ぎ、エリカが身体をずらせた。
僕の首に手を回し…目を閉じて顔を近付けてきた。僕もエリカを抱き寄せ、エリカの頬と僕の頬を寄せた。
エリカの首筋に唇を押し当てる。瞬間、エリカの首筋に電気が走ったみたいな反応があった。

<>152 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:38:21 ID:ATz2b7I80<>
<>947 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:06:08 ID:j4pcLqVcO <>
「ゴメン…」エリカの反応に僕は唇を離した。
エリカは横に首を振り少しキツく…僕を抱きしめた。
エリカの心音が聞こえるような気がする。吐息が首筋にあたる。
僕はもう一度…エリカの首筋にキスをした。…今度はエリカの身体から力が抜けていく。
自然にエリカの首筋から唇が離れた…。
僕は思い切って…エリカの頬にキスをした。エリカの身体は一気に緊張した…。
暫くしてエリカは…顔を動かし、自分から僕の頬にキス…。一瞬だったけど、エリカの唇は暖かく…柔らかだった。

<>153 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:38:56 ID:ATz2b7I80<>
<>949 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:19:39 ID:j4pcLqVcO <>
僕とエリカは何度もお互いの頬にキスを繰返した。緊張して…目を開けられなかった。
「Fainally…」エリカが小さく呟いた…。
エリカの言葉に呪縛が解けたようだった…。少し身体を離して、次の言葉を探った。

「ベティブルー…観る?」
「どんな映画?」ミサネェは絶賛し、竹山さんは「キチガイ女とアホ男の話」って言ってた事を正直に話した。
ビデオをセットし、ベッドに座っているエリカの背後から抱きしめるように座る。
再生ボタンを押したとき…
「シンジ君…ミサさんの事、好き?」唐突に聞いてきた。
「エッ?なんで?」
「お弁当を買いに行った時にミサさんが…そのうちシンジ君を狙うかも…って」

<>154 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:39:31 ID:ATz2b7I80<>
<>953 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:31:11 ID:j4pcLqVcO <>
ミサネェが冗談好きな事、年が離れてる事、僕を弟のように心配してくれているだけ…そんな風に言い訳をした。
「そう。…そうよね」エリカは安心したのか身体をあづけてきた。
僕はエリカと二人、ブランケットにくるまった。

映画が進むにつれ、時折エリカは頬にキスを求めてくる。まるでミサネェに嫉妬しているかのように…
僕の頭の中は心とは裏腹に冷静だった…。
エリカがキスを求める度にミサネェが脳裏をかすめたからだった…。
濃厚なラブシーンになるとエリカは僕の目を塞ぐ。
映画が終わった後…。

僕はエリカを抱きしめ…キスをした…。

<>155 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:40:03 ID:ATz2b7I80<>
<>954 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 01:43:38 ID:j4pcLqVcO <>
初めて唇を重ね合わせる。頬へのキスと違い…真っ白になるようだった。
身体が震えた。
エンドロールが流れている間、お互いがお互いを確かめるようにキスを繰返した…。
顎の辺りが冷たく感じる。唇を離しそっと目を開けると、それはエリカの涙だった。

エリカは目を開けると恥ずかしそうに
「ごめんね。嬉しいのに…涙が出ちゃう。…なんでだろう…。シンジ君の前だと泣き虫になっちゃうよ」…感極まったのかそのままエリカは泣きじゃくった。
僕には抱きしめる事しか出来なかった。

ひとしきり涙を流して落着いたあとに、エリカは
「もう一度…キスしてもいい?」

それはそれは甘いキスで…蜜の味だった。

<>156 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:41:30 ID:ATz2b7I80<>
<>960 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 02:00:11 ID:j4pcLqVcO <>
そっと身体を離し…カーテンをあける。 夕方になりつつあった…。
このまま映画の余韻に浸りたい気持ちもあったが…散歩に出掛けようと提案する。
夕暮れを手を繋ぎ瀟洒な町並みを抜ける。
「おなか空いたね…」 ラーメンを食べようとなり、ラポルテへ…。
食事が終わり芦屋川沿いを散歩する。
「シンジ君に手紙を書いてもいい?」
「いいけど、なんで?」
「シンジ君に伝えたい事あるの。気持ちを口で伝えたくても…30%も伝えられないかも」
「だから、手紙に書いてみようって…」
「うん、嬉しいよ」心の中で僕は「エリカの思う程に純粋じゃないし汚れている。エリカに嘘もついている」そう叫んだ。
現実には…何一つ言えなかった。

<>157 :えっちな21禁さん :2006/01/15(日) 11:42:20 ID:ATz2b7I80<>
<>977 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 03:11:15 ID:j4pcLqVcO <>
100回目のキスをしてから彼女を送り届けた後。
部屋に戻りたくはなかった。部屋に戻れば…きっと落込む。

ミサネェの声を聞きたかったし…ハルホに謝りたかった。そしてエリカの唇も欲しかった。
僕には何も出来なかった…全てを失うのが怖かった。

—三宮に行けばミサネェに会える。電話をかけたらハルホはきてくれる—
………。
—ミサネェに会ってどうする?本当にハルホが来てくれるのか?もしも来たとして…ハルホとどうしたいんだ?—
僕は自問した。
そして自分の唇に触れてみる。唇は乾いていてエリカの唇を思い出せなかった。

諦めて家に帰ろう…。
明日は新学期だった。

<>162 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:19:45 ID:j4pcLqVcO<>
さすがに初日から一緒に登校するのには抵抗があったらしくエリカは先に学校へ行った。
僕が教室に入った時にはエリカは他の女の子達から囲まれて質問責めにあっていた。
何人かの女の子が僕を見つけ手招きをするが、僕は笑って応じなかった。
他の二人の男子生徒が声をかけてきた。
「やっぱ辞めるみたいだぜ」
「もう退学届を出したらしい。一応学年末まで保留って事らしいけど」
始業のベルが鳴って席につく。空席は6個。担任教師はそれには触れず、体育館へ誘導する。
エリカは普段は一人で移動していたが、今は何人かがそばにいる。楽しそうだった。

<>170 :162と163の間です :2006/01/15(日) 16:31:37 ID:j4pcLqVcO<>
「男3人で残り二年半はキツいな」移動中に声をかけられた僕は
「マジでキツいかもな…」そう答えた。
始業式は午前中に終わったが結局エリカとは話す機会のないままに別々に帰宅する事になった。

帰り道、家の近くの公園のところでエリカは待っていた。
「大変だった?」僕はエリカに尋ねた。
「うん…。恥ずかしかったよ。色々聞かれたよ」どっちが告白したのか?キスはしたのか?…それ以上のキワドイ質問もあったらしい。
「恥ずかしかったから答えなかった」
エリカはそう言うと俯いた。色白だから顔が赤くなるとすぐにわかった。

<>163 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:21:53 ID:j4pcLqVcO<>
「…それに話したら…シンジ君に嫌われそうだし」僕はそんなんじゃ嫌わないと笑って…自販機でオロナミンを2本買った。
「みんな、シンジ君はエッチだって…言ってたよ」
「えっ!?何で?」
「理由はないけど…変に大人っぽいし多分エッチだって」「年上の女の子と付き合ってたんじゃないかって」
そんな筈ないやん!と否定したが。
「ミサさん…凄い美人だから心配。」
僕が否定しようとしたら…
「シンジ君の事、心配してないよ。」そして…
「もうちょっと待ってね」
「………?何を」

<>164 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/15(日) 15:24:39 ID:j4pcLqVcO<>
「もうちょっと時間がかかるよ。ごめんね」
エリカが何を言ってるのかわかった。
「エッチな話を聞き過ぎたんちゃう?俺は鮎川のそばにいれるだけで幸せやねん」
「あっ!でも…準備出来たら教えてな…でも鮎川がそんなエッチな女の子とは思わなかったよ」おどけて話すとエリカは顔を真っ赤にしていた。
「まだ名前で呼べないのに。鮎川の事が好きって…やっと言えたのに。俺は鮎川を大切にしたいから…」
「うん…ありがとう。私もシンジ君が好きです」

暫くは平穏な学生生活が続いた。

<>198 :えっちな21禁さん :2006/01/16(月) 01:12:37 ID:NhJDHoDRO<>
新学期が始まり、土曜日は午後からバイト、夜は竹山さんの弟子として11時まではクラブで手伝いやDJの勉強をさせてもらう。
竹山さんとの約束で、イベントの時以外は必ず11時になったら帰る事になっていた。
7時でバイト上がりの時が一番楽しかった。オープン前のクラブで機材の掃除や時間があればスクラッチを教えて貰える。
8時のオープンから10時頃まではお客さんが殆どいないので竹山さん達と馬鹿話をしたり、食事に連れてって貰ったりした。
平日は半分くらいはエリカと勉強したり、遊んでいた。もちろん日曜日や祝日はエリカと過ごしていた。

<>200 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 01:22:04 ID:NhJDHoDRO<>
秋も深くなり始め、文化祭の準備をしていた頃…中学時代のクラスメートの女の子から電話があった。

「ハルホの事なんだけど…最近あまり学校にも行ってないみたい。何か知ってる?」
彼女は僕がハルホと別れた事を知らないようだった。彼女にその事を知らせるべきかどうかはわからなかった。
彼女とハルホは親友だったから、別れた事を知ってて当然だった。それを知らないのには理由があるはずだった。
「最近…忙しくてあまり会ってないよ」
「そう…。それじゃぁハルホに学校に行くように言っといてよ。後、私に電話するようにって」彼女は自分が避けられる理由が思いあたらないし、ハルホが気になる…そう言って電話を切った。

<>205 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 01:54:50 ID:NhJDHoDRO<>
僕自身ハルホのことが気にならない訳じゃなかった。ただ何処かにしまい込んでいた記憶を…
もう一度引っ張りだすのは大きな苦痛が伴なった。
—記憶を辿るだけでも苦しいのに—
僕はどうしても受話器を取れなかった。

その夜、ベッドの中でハルホのことを思いだす…しかし記憶の中のハルホは顔も声も歪んでいた。

<>207 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:07:06 ID:NhJDHoDRO<>

昨夜は…色のない夢を見た気がした。歪んでいたのは僕の涙のせいだったのかも…。

シャワーを浴びる。朝ご飯は摂らないで家を出た。エリカの家に向かう間に気分は入れ替わっていた。

「おはよう、寒いね」
「そう?まだまだ暖かいよ」
長い間ボストンで生活していたエリカとは寒さに関してだけは意見が合わなかった。
「シンジ君の手…冷たいね」
「そう?」
「暖めてあげるね」エリカは僕の掌を包んでくれた。
エリカがお母さんからジャンコクトー展のチケットを貰ったから、一緒に行こうと誘う。前にもエッシャーの騙し絵を観に行っていた。

<>208 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:16:43 ID:NhJDHoDRO<>
土曜日の夜
バイトを6時に上がった僕は高架下をブラついていた。
ミサネェの友達のバイト先を覗いたら、ミサネェが店のカウンターに座っていた。
毎週のようにミサネェとは顔を合わせていたし…たまに二人っきりになるとキスもしていた。
ただし大人のキスではなく、ミサネェの言う挨拶替わりのキスだった。
いつもエリカに悪いと思うのだが、
「たまにシンちゃんで性欲を満たしておかないとねぇ」冗談とはいえ、そこまで言えるのは男前だと思う。
それにエリカの事を聞かれながらするキスは…少し興奮—スゴクスキだった—した。

<>210 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:28:34 ID:NhJDHoDRO<>
「シンちゃん、赤萬イコ!」僕はミサネェと餃子の赤萬に行った。本当は赤ちゃんの洋食かファミリーで蕎麦定食が食べたかったが拒否権は持合わせてなかった。
「10人前とビール」
ビールを飲みながら、ミサネェの知合いのショップ店員が何故かオッパイ占いやオカリナ占い。はたまた靴下占い…占い師に転向しているって聞いて大笑いした。
僕もバイト先の角を曲がったとこにある印度料理のパキスタン人店員が、店の前でビラを配るので間違ってウチに入った客がカレーばかり注文する話をした。

餃子を食べてから二人で竹山さんのとこのハコに向かう。

<>213 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:39:57 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェと坂道を上りながら歩いていると高校の同級生と偶然道路越しにすれ違った。
向こうはミサネェと歩いている僕を見て怪訝な表情をしていた。
僕は気付かない振りをした。彼女達は少し後をつけて…クラブに入るのを見届けたようだった。
エリカに直接話してくれたら問題ないけど、変に噂になったらマズいなぁ…そう思いながら店の準備をした。
開店準備が終わる頃に竹山さんがやってきてミサネェと馬鹿話をしていた。

週明けの事を考えたら憂鬱だったからエリカには明日話そうと決めた。

<>216 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 02:53:06 ID:NhJDHoDRO<>
今日は別のクラブでイベントがあり、東京からもDJが来てるので、竹山さんは9時から店を抜けて遊びに行くとの事だった。
僕は9時で上がる事にした。10時までに帰ったらエリカと電話が出来るなぁって思った。
イベントのせいもあり9時前までお客さんが殆ど来なかったので、みんなで隅のテーブルでトランプをして過ごした。
時間がきて僕は帰る事にした。ミサネェも明日が早いからと途中まで一緒に帰る事に…。
「寒い!」クラブを出るとミサネェが腕を組んできた。誰かに見られないか心配だった。
駅迄の帰り道、路地を通る度にミサネェにキスをされた。僕は誰かにみられないかが気になったので…ミサネェにそれを伝えた。

<>217 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:01:13 ID:NhJDHoDRO<>
「シンちゃん、キスするの辛くなった?」
「エリカちゃんに悪いから?嫌になっちゃった?」

僕が答えを探していると
「シンちゃんが嫌ならもうキスしないよ」
………。
「嫌じゃ…ないよ。」
「嫌じゃないけど、好きじゃないって事?」
僕に逃げ道はなかった…。
「…ミサネェのキスは好きだよ。でも恥ずかしいよ」

結局僕は自分からミサネェを抱きしめてしまった。

<>219 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:11:48 ID:NhJDHoDRO<>
初めて自分から…ミサネェにキスをしてしまった。

しかし僕はかろうじて踏みとどまった。もちろん、ミサネェにもそこまで踏込むつもりはなかったんだと思った。
竹山さんがミサネェに好意を抱いているのは知っていたし、ミサネェも知ってた。
ミサネェは以前、僕に「身内でグダグダになるのは嫌だからねぇ」言ってた。だから僕をからかって楽しんでるだけだと、自分に言い聞かせた。
気を取り直しての帰り道「やっぱ近親相姦はマズいよねぇ」と言って僕を笑かせていた。
僕もホッとした。

<>220 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:23:40 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェと別れて芦屋駅に着いたのは10時前だった。
家に帰ってからじゃ間に合わないので、公衆電話からエリカの家に電話した。
エリカは予想外の電話に素直に喜んでくれた。
「少しだけ…シンジ君に逢いたいな」
僕は急いでエリカの家に向かった。
ガムを噛みながら唇を拭う…

エリカの家に着くとマグカップに紅茶を淹れて玄関のところで待っててくれていた。
自転車を止めてマグカップを受けとり…二人で公園へ。
お母さんにシンジ君と逢うって言ったら「毎日一緒に飽きないの?そのうちシンジ君に飽きられて捨てられちゃうかもよ」って…エリカは少し心配そうに僕を見上げた。

<>222 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:34:08 ID:NhJDHoDRO<>
「そんな事ない。今夜だって俺から電話したんだし」僕は今すぐにでもエリカを抱きしめたかった。
公園に着いた頃には紅茶は冷めかけていた。
ベンチに座りミサネェの友達がどんどん占い師になっていく話をした。
エリカは靴下占いだけは嫌って言ったので、
「僕が占うから靴下脱いで」って言うと本気で嫌がった。
そして餃子を食べた話や竹山さんの話のついでにクラスの女の子を見掛けたって事も話した。
ミサネェとのキスの話はしなかった。
「今度、赤萬に行きたい。連れてってくれる?」
僕はいつでもいいよと答えた。

<>223 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 03:45:22 ID:NhJDHoDRO<>
暫く話をしたらエリカがもたれてきた。
「ギュッとして…」
「餃子を食べたよ…」
エリカは気にしない…そんな表情で抱きついてきた。—優しいキス—
僕はエリカを強く抱きしめ…エリカを見つめた。エリカは顔を僕の胸に埋め…
「餃子味のキスだね。」
「でもシンジ君、ミサさんの香水の香りがするよ」
エリカは不安げに呟いた。
「あー。赤萬を出た後、プシューってしてたよ」

エリカはそれを聞くと
「シンジ君ごめんね。シンジ君の事が好きすぎて…不安になっちゃう」
僕はこれからはミサネェと二人になるのは避けようと思った。
エリカに嘘をつくのは嫌だったし…辛かった。

<>230 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 08:44:44 ID:NhJDHoDRO<>
エリカを送り届けた時、ちょうどエリカのお父さんが出張から帰ってきた。挨拶をして帰ろうとすると、
「ちょっと待ってなさい。北海道のお土産があるんだよ」そう言うと小走りに家の中に入って行った。
ほんのちょっとのオーバータイム。キスも抱きしめる事も出来ないが、エリカは幸せそうに僕の手を握っていた。
「はい、これ。ご両親によろしく。エリカ、シンジ君をそこまで送って行きなさい」
僕はお礼を言い、それからエリカを制した。
少し前に—そこまで送るね—を繰返し、1時間くらい行ったり来たりを繰返したので見送りはなしと決めていた。
家に帰り、母にお土産を渡した。生チョコと柳葉魚だった。
母は喜びさっそく父の酒のあてに柳葉魚を炙っていた。
部屋に戻り、ベッドに横になる。エリカの顔とミサネェの顔が交互に浮かび上がる…確かにミサネェの香水の香りがした。

<>231 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 08:57:58 ID:NhJDHoDRO<>
—ミサネェの匂い—

ミサネェとのキスを思い出すと激しく勃起した。
目を閉じてミサネェの唇の感触、抱きしめた時の胸の感触…僕はミサネェの—キスしている時の—かすかな喘ぎ声や漏れた吐息…唾液の匂いを思い出した。

………。

終わったあと…後悔した。
<>236 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:27:49 ID:NhJDHoDRO<>
学期末の試験が終わった。
エリカとかなり勉強したせいか、成績は上がっていた。エリカも苦手な古典や日本史を克服し、日本史は僕よりも点が高かったぐらいだ。
クラスもこれ以上の脱落者を出したくないという作用が働いたようで、文化祭以降は雰囲気が良かった。

下校時、エリカと夕方に待ち合わせの約束をし三宮へ…。
親の許しが出たので、クラスの友達と僕がお世話になっているクラブに一緒に行く事になっていた。

6時にバイトが終わり店を出たら、エリカ達が迎えに来ていた。

<>237 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:31:26 ID:NhJDHoDRO<>
「今日はスケーターズナイトだから危ないかも」少し離れて見てないとダイブする連中に蹴られたり揉みくちゃにされると忠告した。
その後はとりあえずオープン前のクラブに行き、リハというかランプの角度と天井の高さをチェックした。
竹山さんの弟子のモーリーさんがシンジの曲はビースティーな。出番は最後だから10時過ぎな。
…ビースティーボーイズの曲はいつも一番の盛上がりを見せるから正直怖かった。
モーリーさんとトリックの打ち合わせをしていたら竹山さんが入ってきた。僕達は慌てて挨拶に向かった。

<>238 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 11:35:10 ID:NhJDHoDRO<>
「オッ!エリカちゃん久しぶり!」竹山さんはそう言うとクラブのスタッフに向かい大声で
「シンジの彼女が来てるぞ〜。今夜のトリはエリカちゃん!」
エリカは驚いて友達の影に隠れた。
竹山さんの計らいでクラブのスタッフがゲスト用のステッカーを3枚くれた。
これで入場料も飲食もタダになる。エリカも友達も喜んでいた。
スタッフミーティングが始まるので、彼女達は8時半には戻ると一端外へ遊びに行った。
エリカ達がクラブに戻ってきた頃にはハコはかなり盛上がっていた。

<>240 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:19:16 ID:NhJDHoDRO<>
エリカが僕を見つけると、友達から離れて僕のところに来た。
「頑張ってね。みんなシンジ君が練習しているのを見てカッコイイって言ってたよ。」
「恥ずかしいよ。本当はスケーターズナイトって苦手なんだ。」

ケージの中で滑るのは檻の中のリスみたいで嫌だった。
「そうそうチアキは竹山さんがタイプなんだって!」
「竹山さんとチアキじゃ年の差があり過ぎだよ(笑)」
…竹山さんとミサネェは同じ年だった。
「とりあえずみんなで竹山さんにお礼のプレゼントを買ったの。」

<>241 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:20:30 ID:NhJDHoDRO<>
竹山さんはまだ外出してるから帰ってきたらブースに入る前に渡すようにと言った。
竹山さんはプレー中は神経質になるから、あまり近寄りたくはなかった。
「シンジ君にも…プレゼント。これは私からだよ。」エリカは僕に革のリストバンドをプレゼントしてくれた。
「ありがとう!つけていい?」包みを開けた僕はリストバンドを付けてみせた。

僕が有頂天になって喜んでいると竹山さんとミサネェ達がやってきた。
僕がエリカに合図するとエリカはチアキ達を呼びに言った。
程なくして3人が帰ってきた。

<>242 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:21:53 ID:NhJDHoDRO<>
僕が口火をきり、竹山さんにお礼を述べた。
チアキが竹山さんにお礼を言いながら、プレゼントを渡した。
竹山さんもメチャクチャ喜んでくれたみたいだったが
「必ず11時には帰るように!と釘を刺す事は忘れなかった」
僕も上がっていいと言われたが、モーリーさんが2部が終わるのは1時を過ぎるって竹山さんに囁いた。

結局エリカ達は11時に帰り—チアキの家にお泊り—僕はミサネェの友達と一緒にミサネェぬ送って貰う事になった。

<>243 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:27:37 ID:NhJDHoDRO<>
エリカ達は一端はチアキの家に行くが、夜中にこっそり家を抜け出してロイホに行くらしい。僕も合流する事になった。

「2時過ぎから3時迄にはシンちゃんを届けるからね」ミサネェはエリカに囁いていた。
その後は僕は準備に入り、エリカ達はフードを注文しに行った。

ミサネェの友達がやってきて
「シンジ君はプレーボーイやね。ミサと彼女じゃタイプが違うから…」
冗談にしてはタチが悪かった。僕は慌てて否定して、

「気合い入れてきやす」と逃げた。

<>244 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:41:04 ID:NhJDHoDRO<>
9時半を回り会場のテンションは急に上がり始めた。
エリカ達は初めてのクラブだったので、絡まれないように竹山さんやミサネェ達がそばに付いてくれていた。
僕はブースからそれを見ていた。

いよいよMCが入りイベントはスタートした。
RUN D.M.C.のウォーク ジス ウェイがオープニングだった。
イキナリ会場はパニックになる。人の波が押し寄せる。
あまりのテンションの高さにエリカは後ろの方で驚いていた。
竹山さんはビールを飲みながらチアキと話していた。
すぐにエリカに声をかけてきた男がいたが、ミサネェの友達が払いのけてた。

会場内のテンションが一気にヒートアップする。大きなトリックを次々に繰り出されていた。ダイブが始まる—まるでパンクのライブ—

そろそろ僕の番だった。緊張した。

<>246 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 15:56:47 ID:NhJDHoDRO<>
竹山さん達やミサネェ達がモーリーさんの合図で前に移動してくるのが見えた。

「トリはスケーターズキングのシンジ!」
あまりに恥ずかしいMCと暴動のような盛上がり—シンジコール—が僕をドン引きにさせる。
ギターのリフが流れる。覚悟を決めて、次のイェーイの声で、僕は飛出した。
「ユーガッタ ファイト、ソー U ライト…トゥ パーティー!」
みながレコードに合わせて叫んでいるのが目に入った。僕はカットバックやグラブ、180と持ってる派手なトリックを全て出した。
異様な盛上がりの中。ランプを降りたら、みなに抱えあげられて流されていった。
一回目のステージが終わりエリカを捜したが、いろんな人がハイタッチを求めたりするのでなかなかエリカの所には辿りつけなかった。

<>247 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:07:27 ID:NhJDHoDRO<>
やっとの思いでエリカの所に着いたらシャツはノビノビになっていた。
エリカに話しかけようとするが、知らない人が僕に話し掛けてくるのでなかなか話せなかった。

エリカ達が帰る時間がせまっていたので、5分だけちょうだいといいエリカをクラブから連れだした。

Tシャツに短パンで表に出たら身体中から湯気が立ち上ぼった。
「今日のシンジ君すごかった!私もシンジコールしたよ!」
「ありがとう!でもメチャクチャ緊張したよ!」
そう言って僕はエリカを抱きしめた。
「汗くさくない?」エリカは首を横に振り
「今日のシンジ君はヒーローだったよ」と呟いた。

<>248 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:16:06 ID:NhJDHoDRO<>
このままずっと抱きしめていたかったが…12月の神戸はヨレヨレの半袖に短パン姿の少年には優しくなかった。
「終わったらロイホに行くね」
「うん。初めての夜遊びだからチアキ達といっぱい話してシンジ君を待ってるね」
僕とエリカは手を繋いだままクラブに戻った。チアキやモーリーさんに冷やかされるが、気にしなかった。
時間が来てエリカ達は帰り、僕はミサネェ達と正屋に蕎麦を食べに行った。

蕎麦を食べても次の出番まで時間がかなりあったのでみんなで飲みに行った。

<>249 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:34:50 ID:NhJDHoDRO<>
二回目のステージは—さっき以上の客が集まっていたし、みな酔っていた—先程とは比べものにならないぐらいに盛上がりっていた。
僕はランプに立つ前に、既に上半身裸で気合いを入れていた。
興奮した僕はランプに上り持ってたシャツを投げ入れた。

—終わってから僕は後悔した。予備のシャツを持ってきてなかったのだ。
「裸にダウンで帰ればええやん、セクシーやで」ミサネェは僕が慌てているのを見て、笑いながら僕を突放した。
困っている僕を見てモーリーさんがシャツをクラブのスタッフ用のシャツを借りてきてくれた。

適当に挨拶したりして帰る事に…。ミサネェは車を回してくる、と言い残し先にクラブを出た。
帰る時に竹山さんがギャラをくれた。
「店からボーナス込みで出たって」そう行って渡してくれた。
クラブの出口でミサネェの友達と待ってたら、すぐにミサネェの車がきた。

<>251 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 16:48:17 ID:NhJDHoDRO<>
僕らが車に乗り込むと車は岡本のマンションに向かった。岡本まではすぐだった。
「ありがとう、ミサ。それじゃシンジ君おやすみ」
「おやすみなさい」
ミサネェは車を出した。
「シンちゃん、カッコ良かったよ。」
「あ、ありがとう」
「で、シンちゃんが裸で滑ったのは何?あたしに何かアピールしてたのかな?」
信号で車を停める。車が止まる度にミサネェは頬を指差しキスを要求する。
その度に僕はそっとキスをした。

カーCDはマービンゲイを流していた。

程なくして車はロイホの近くまできた…

「さて、着いた。約束の時間までまだまだ時間あるよ。シンちゃんどうする?」
「一人で待つ?それともお姉さんと車をどっかに停めてイチャイチャする?」

<>259 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 19:30:49 ID:NhJDHoDRO<>
………。

僕はどう答えたらいいのか迷った。ミサネェと過ごす時間は—振り回されるのを含めて—嫌いではなかったから。
「何マジになってんの。…いいわ、お話しましょ。」ミサネェは車を移動させ、誰も通らないような所で停めた。
「………。」
沈黙が続く。

ハンドルに頭をつけ、おもむろにミサネェが口を開いた。

<>264 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:11:52 ID:NhJDHoDRO<>
「ごめんねシンちゃん…」
「お姉さん、わがままばっかりでシンちゃんを困らせてるね。」

「そんなんじゃないです…。」
ミサネェの事は好きだったし、出来ればずっと一緒にいたかった。ただ…それが恋愛感情かどうかわからなかった。
「ミサネェは大切な人だから。だから関係を大切にしたいんです」
ミサネェはそこまで聞くと…
「もしかしてフラれちゃった?」明るい声で聞く。
「違う、そういうのと違います」
ミサネェは僕に抱きついてきた。
「シンちゃんごめんね」
僕もミサネェを抱きしめ…た。

<>265 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:13:38 ID:NhJDHoDRO<>
そのまま僕はミサネェにキスをした、して…しまった。
僕からミサネェに初めての大人のキス。

ミサネェから甘い吐息が漏れる。

「シンちゃん…ズルイよ…」そこまでミサネェが言うか言わないかのうちに僕はもう一度、大人のキスをした。

<>266 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:15:12 ID:NhJDHoDRO<>
僕も限界だった…。ミサネェの身体、胸の膨らみを身体で感じていた…。もう少しで…。

「シンちゃん。キスが上手になったね。」
ミサネェは…多分泣いていた。
「これからもキスしてくれる?」
「…うん。」
ミサネェは僕の着ていたシャツをまくりあげ、胸にキスマークをつけた。
「よし!マーキングしてやった。今日はシンちゃんのセミヌードみてハァハァしちゃった」
「オッサンみたいな事…言わないでくださいよ」

<>267 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:17:07 ID:NhJDHoDRO<>
ミサネェは重い雰囲気を払拭してくれた。ギリギリの所で気を使ってくれていたんだとは…まだ気付かなかった。
その後はロイホの前に移動してエリカ達の到着を待ちながら、ミサネェの友達のオッパイ占いや靴下占いの話をした。どうやら靴下占いは廃業したらしかった。
「今日はシンちゃんのオッパイ占いしちゃった!」
「ズルですよ、アレは反則!」
「じゃ少年、私のオッパイを今から占うか?」
う…占いたかった。
「今度、占いさせてあげるよ。ただしオッパイだけ」
「恥ずかしいからいいですよ、それにオッパイ占いはそんなんじゃないでしょ!」

<>268 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:20:28 ID:NhJDHoDRO<>
ハザードランプの点滅に気付いてエリカ達が交差点の向こうから手を振っていた。それを見たミサネェは

「少年、おやすみなさいのチューは?」
「出来るはずないでしょ!」最後は笑いにしてくれた。
「早く降りなさい。女は敏感なんだから!」僕がミサネェに一緒にロイホに行かないかと誘ったら、そう答えた。

僕は礼を言って車を降りた。

<>270 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/16(月) 20:33:53 ID:NhJDHoDRO<>
車を降りた瞬間…外気に触れたせいかトランクスが濡れているのを感じた…。

僕がドアを閉じるとそのままミサネェは車を走らせ、一端エリカ達の前で止まって…何か言葉を交わしてから帰っていった。

四人でロイホに入る。おなかが少し減ってたのでそれぞれ夜食を注文した。
隣りに座ったエリカはチアキ達にわからないように…テーブルの下でそっと手を握ってくれた。

本当はエリカを連れて帰りたかったが、そんな事が出来るほど大胆ではなかった僕は朝方までダラダラと女の子達の話に付き合った。
店を出ての別れ際
「エリカを泣かせたらダメだよ。エリカは心の底からシンジ君の事が好きなんだから」
「そんなの当たり前。おやすみ」

帰宅して…着替えもせずにベッドに倒れこんだ。

<>281 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:09:58 ID:Nhl3yTkiO<>
次の日
エリカは昼寝しているところにやってきた。部屋に入って、ベッドで寝ている僕のそばにそっと座り…本を読んでいた。らしい。
僕はエリカの寝息で目が覚めた…。そっと起きて、毛布でエリカをくるんだ。
シャワーを浴びる為に下着や着替えを持ち、階下へ。
風呂に入っている間に母にお握りを作ってもらう。風呂から上がるとお握りと卵焼きが出来上がっていた。

「シンジ。お母さんはお父さんとイケアに行くけど、あなた達もくる?」
僕は首を横に振り
「アソコはなんにもないからいいよ。膝も脛も痛いし…」

<>282 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:11:47 ID:Nhl3yTkiO<>
お握りとお茶を持って部屋に戻るとエリカはまだ眠っていた。
セーターをクローゼットから取りだそうとしたら、エリカが目を覚ました。
「ごめんなさい、シンジ君を見てたら寝ちゃってた。」
「母さんにお握りを作ってもらったから一緒に食べよ」
僕はセーターを取りだすのをやめてエリカと一緒に毛布に包まれた。
昨日は興奮していたから気付かなかったが、アチコチぶつけていたみたいだった。内出血してたり、擦り傷があった。
お握りを食べながら昨日の話をした。
「チアキがまた行きたいって。ケイちゃんは怖かったって」

<>283 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:14:28 ID:Nhl3yTkiO<>
「アレからどうしたの?」
「チアキの部屋で朝までおしゃべりしたよ。シンジ君の話もしちゃった」
「それでチアキ達に怒られちゃった…よ」
「えっ!なんて?」
「………。」
「どこまで…進んだのか…聞かれて…」
エリカはそこまで言うとお握りを食べ始めた。
よほど恥ずかしかったらしく、思い出して顔を赤らめている。

<>284 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 00:20:24 ID:Nhl3yTkiO<>
「キスした事あるって…言ったら…それだけ?って」
「シンジ君がかわいそう…って」僕はエリカの事が好きだし、怒こった事もないよ…そう答えた。
「それに…ミサさんにシンジ君をとられるよって」僕はそれもない。全然ないって答えた。
「心配ないよ」そう言いながら、僕はエリカを抱きよせた。
エリカを抱えるようにしてベッドに寝かせた。
「心配しないで…今日はゴロゴロしようよ」
僕はエリカにキスをした。
「ドキドキする。もう…何回もキスしてるのに。いつもドキドキするよ」
僕はエリカを抱きしめた…。そしてエリカの胸に顔を埋めた。エリカは一瞬とまどったみたいだったが、僕を抱きしめた。
「エリカの…暖かいよ。それに柔らかい…」
エリカの心拍数が急に上がったのがわかった。
「シンジ君。…怖い…けど…うれしい」

<>293 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:17:00 ID:Nhl3yTkiO<>
「シンジ君…シンジ」
エリカの体温が伝わる…甘い吐息が漏れる。

「……エリカ。俺…ずっとエリカの事が好きだった。これからもずっとこうしていたいよ」

エリカの頬を涙が伝う。僕はエリカをさらに強く抱きしめ…キスをした。
—等身大のキス—
「エリカ…。このまま時間が止まって欲しいね」エリカは目に涙を浮かべながら…何度も頷く。

「ずっと大切にしてね…シンジ君…ずっと一緒にいてね」

<>295 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:27:16 ID:Nhl3yTkiO<>
僕は心の中で自分を呪った。優柔不断な自分を呪った…。
果たして僕はエリカに相応しいのだろうか?今はダメでも…相応しい男になれるのだろうか?
僕は…エリカを守り続ける事が出来るのだろうか…

エリカはいつも僕を真直ぐに見つめる…。一点の曇りもない、力強く優しい目で僕を見つめる。

僕がエリカに何かを話しかけようとした時、エリカはそっと…僕の手を握った。

<>296 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:39:36 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカに何を言おうとしたのだろう?
ハルホとの事?それともミサネェとの事?
思い出せなかった。

エリカは僕の手をそっと自分の左胸にあてた。
「ドキドキしてる…」
僕は…少しだけ、ほんの少しだけ…エリカの胸を触った。
「エッチな事はまだダメ…」エリカは顔を真っ赤にしながら懇願した。僕はエリカにキスをしながら…右手にすかだけ力を込めた…。
エリカの表情が変わる、かすかだけど眉間に皺がよる。
僕はエリカの首筋に唇を押し当て…エリカの胸にあててる手に力をいれた。
「ダメ、ダメだよぉ。変になっちゃう…」エリカは首を横にイヤイヤをする。エリカの左手は僕の右腕を握る。僕は少し身体を起こしエリカの首の後ろから左肩を抱くように左手を回した。

<>297 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 01:46:46 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの息が少し粗くなり、呼吸も乱れている。
「シンジ君。怖いよ…変になっちゃうよ…嫌われちゃうよ…」うわ言のように繰返すエリカ。
僕はエリカが愛しくてたまらなかった。

奮ぶりが収まり…エリカの呼吸が落着き始めた頃。
僕のトランクスの中はグッショリしていた…。射精してしまっていたのかはわからないが…射精したと言っても間違いじゃないゃうな気がした。

<>298 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 02:10:20 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの呼吸が落着くのを待ち…僕はエリカにキスをした。

「シンジ君のエッチ…」エリカは首にキスされたあたりから…気が遠くなったと言って怒っていた。

僕は悪戯っぽく
「エリカはエッチな顔して気持ちいいって言ってたよ」

顔を真っ赤にして抗議するエリカ。
「もう…触らせてあげない!」
「えー、本当にダメなの?」
「嘘だよ。でも恥ずかしいからたまにだよ…」そう言ってエリカは僕にキスをしてきた。

<>318 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:19:00 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスの前の週

エリカはお母さんと作ったというクリスマスリースを届けてくれた。

「クリスマスはどこに行く?お母さんがシンジ君を招待したら?…って」僕はエリカに合わせてあげたかった。
「二人の初めてのクリスマスだね。シンジ君とずっとクリスマスを迎えたい」

—ラジオからワムのラストクリスマスが流れる—

クリスマスイブは二人でデートしよう。少し寒いけど、海でプレゼント交換をしよう。夜は12時少し前に…待ち合わせして…少しだけギュッてしたい…。
僕は全てを叶えるつもりだった。

<>319 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:22:19 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスイブ前夜

僕は夕方にエリカへのプレゼントを買いにミナミに行き、夜は竹山さん達のクリスマスイベントに少しだけ顔を出した。
11時前に帰宅すると…待ってたかのように電話のベルが鳴った。

ハルホからだった。
「シン…ちゃん。シンちゃん痛いよ…心が痛い…よ。」ハルホは受話器越しに泣いていた。僕がどうしたのか聞いてもハルホは泣きじゃくっていた。
「…どこにいる?」
「近く。」
僕はとりあえずハルホを迎えに行った。

<>320 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:24:24 ID:Nhl3yTkiO<>
ハルホは公園のベンチに震えながら腰かけていた。(エリカと僕の家の間にある公園ではなく、駅近くの公園)
「久しぶり。どうしたの?」
「シンちゃん…」僕は羽織っていたダッフルコートをハルホの肩にかけた。
「ちょっと待ってて」
僕は自販機に走りはちみつレモンのホットを2本買い、ハルホに渡した。
「ありがとう。」
「去年の今頃はよくこの公園に来たね。」
「…うん」
ハルホはホットレモンに口をつけた。
「どこで間違ったんだろう?」
………。
「わかんないよ、どこなの?私は何を間違ったんだろうね」

<>321 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:26:16 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はハルホにかける言葉を捜した。冷たい風が僕を貫いていく。
「何がなんだかわかんないよ。こうやってシンジと会えたのに…シンジが遠いよ」
僕は途方に暮れた…その場を逃げ出したかった。
「こんな事して、呼出したりしたら嫌われるだけなのに!」
「…こんな事で嫌いにならないよ」やっと出てきた言葉…でも本当は「嫌いになれない」だった。
「私はシンジの事を忘れたことないよ」
「お願い。シンジのそばにいたいの!」
………。

<>322 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:27:55 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はハルホの気持ちに応える事は出来なかった。そして…それだけは伝えなきゃ、そう思った。
「ハルホ…」久しぶりに口にした名前…だった。
「ハルホ。ゆっくり聞いて欲しい。僕はハルホの気持ちに応えられない。だけど僕はハルホの友達だよ」

ハルホの嗚咽が聞こえる。暫くして…ハルホが笑顔で顔をあげた。
「初めてかも。シンちゃんの言葉。大切にするね」ハルホはそういうと抱きついてきた。
…僕はハルホに、今まで優しい言葉も大切な言葉も伝えてなかったのかも知れなかった。「ごめん、ハルホ…ごめんな」
本当に辛いのはハルホだった。

<>323 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 12:29:35 ID:Nhl3yTkiO<>
「少しだけ…私にも少しだけ優しくして、ね」僕はハルホを抱きしめる事だけはできなかった。
ハルホの落着きを待って、ハルホの学校の事、クラブの事なんかの話を聞いた。
時間は12時を少しだけ回り、イブになった。

「少しだけだけど。ほんの少しだけどシンジと…クリスマスが過ごせたね。ありがとう」
別れ際、ハルホはそういうと僕の頬に軽くキスをした。
僕もハルホと友達として…付き合えるならうれしかった。

<>325 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:00:48 ID:Nhl3yTkiO<>
クリスマスイブ

僕はエリカにハルホの事を話す事にした。それでエリカに嫌われても…エリカを裏切り続ける方が僕には辛かった。

エリカと出会った当時、ハルホとは付き合ってた事。エリカに惹かれ始めたのは入学してすぐだった事。夏には別れた事。そして昨夜、昨夜で全てが終わった事。僕は全てを話した…。

真剣な表情で聞いていたエリカは、僕の話が終わると…
「シンジ君が悩んでいたのは…なんとなく分かってたよ」
「でも、シンジ君がこうして話してくれてうれしい。」エリカはそう言うと、自分の掌で僕の掌を優しく包んでくれた。

僕はエリカをそっと抱きしめた。
「シンジ君…本当に私でいいの?」
「エリカでなきゃダメなんだ…僕のエリカでいて欲しい」僕はエリカをギュッと抱きしめた。エリカもそれに呼応した。

<>327 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:15:50 ID:Nhl3yTkiO<>
僕とエリカのクリスマスイブは始まったばかりだった。
神戸の街に繰り出そう。

異人館のあたりは恋人達でいっぱいだった。僕たちは手を繋ぎ…心も繋がっていた。
「シンジ君が本当の事を話してくれてうれしかったよ。」
異人館倶楽部のカフェでお茶を飲みながら、クリスマスケーキを食べた。
南京街の洋食屋キッチン8に行くにはまだ早かった。
エリカの幸せは…僕の幸せ。そんな気がした。人目もはばからずにキスをしたかった。

「シンジ君。本当は私にも秘密があるの…」僕はドキッとした。
「今年の始めに帰国した時に…シンジ君を見掛けたの」初めて聞いた話だった。
「その時は高校に行ったら話できるかなって思ったの…」
「入学式の後…同じ学校で同じクラスなんて信じられなかった!」

「入学式の日にはシンジ君の事が好きだった…」

<>331 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 13:52:06 ID:Nhl3yTkiO<>
「シンジ君と本屋さんであった時…好きって言いたかったぐらい」僕と入学してから話をするまで3ヶ月もかかった…だから話かけられた時は涙が出そうだった…
僕は彼女の言葉を聞いて…神様って本当にいるのかも知れないと思った。
そしてハルホの事もミサネェの事も大切だったが…僕が本当に大切なのはエリカだった。ずっと前から知っていたのに…そんな当たり前の事を見過ごしていた自分を恥じた。

「僕は…エリカの事を大切にしたい」
「うん…大切にして。大切にして下さい」

キッチン8で僕は和風ハンバーグ、エリカはビフカツ定食を注文した。
おじいさんが丁寧に作ってくれる。おばあさんが「かわいらしいカップルだね」と僕たちを祝福してくれた。

<>332 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:05:03 ID:Nhl3yTkiO<>
外に出ると…あまりにも寒過ぎたので芦屋浜は断念してメリケンパークに行く事にした。

「ビッグアップルのクリスマス。ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの前でシンジ君と待ち合わせたいな」その時…僕は意味がわからなかったけど、絶対に叶えると心に誓った。

恋人達がメリケンパークにはたくさんいた。僕たちは公園の隅のベンチに座った。
プレゼントの交換をする。僕はエリカにヴィヴィアンの地球儀の形のネックレスを、エリカは僕にロークのローファーをプレゼントしてくれた。

<>334 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:17:41 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカの首に手をまわしネックレスをつけてあげた。

その間エリカは瞳を閉じていた。

エリカが僕にプレゼントしてくれたロークは
【さらば青春の光】に触発されてロークのサイドゴアを買った時に試着をしたのを知ってたらしく…サイズはぴったりだった。
僕はエリカにダッフルの左右のポケット…どっちかを選んで中身をとりだすように言った。
エリカは少し悩んで、右のポケットを選択した。
右のポケットには赤を基調としたスクールマフラーが入っていた。
僕は左のポケットから青を基調としたスクールマフラーをとりだした。

<>335 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:28:28 ID:Nhl3yTkiO<>
エリカの首にスクールマフラーを巻き付ける。
エリカも僕の首にマフラーを巻き付けてくれた。

「シンジ君…シンジ君…ごめんね、幸せ過ぎて涙が出ちゃう…よ」
波止場に停泊中の船から汽笛の音が聞こえる…。
僕はエリカに
「エリカの事が好き。今なら100万回だって言える。あの時は勇気がなくて言えなかったけど」
「今はまだまだ子供だけど。いつかはエリカに相応しい男になるから。努力するから…」

「私もシンジ君の事が好きです。言葉じゃ表現出来ないくらいに好きです」

<>337 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 14:34:20 ID:Nhl3yTkiO<>
僕はエリカに約束をした。
「いつか世界中の【好き】って言葉を集めて…それでも足りないかも知れないけど。僕はもう一度エリカに告白するよ」

「雪…見たいね」エリカは泣いていた。
「シンジ君の優しさが一番のプレゼントだよ」

11:50に迎えに行く。そう約束をして僕達は家路についた。

<>357 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 17:01:45 ID:Nhl3yTkiO<>
11:50

僕はエリカの家の玄関の前に立っていた。
チャイムを鳴らす。

エリカがお母さんと出てくる。
「シンジ君寒いのにごめんね。どうせエリカのワガママでしょ?」
「いえ。僕の方こそ、こんな時間に訪ねてすみません。すぐに帰ってきます。」
エリカのお母さんはカイロを持たせてくれた。

僕とエリカは歩きながら空を見上げた。
「雪、降らないね」
「グリーンクリスマスも…素敵だよ」
僕はエリカの手を握った。

<>363 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/17(火) 17:11:50 ID:Nhl3yTkiO<>
11:59
丘にある見晴らしのいい公園についた僕はエリカを抱きしめた。

「世界中の幸せをエリカに…」
「シンジ君…シンジ君とずっと一緒にいれますように」
………。
日付がかわった。遠くで花火が上がった。

「メリークリスマス…シンジ」
「メリークリスマス、エリカ」

「そして世界中の人にメリークリスマス!」エリカは僕を抱きしめてくれた。

………。この瞬間を大切にしよう。
僕は空を見上げた。

<>391 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:40:40 ID:+FS/8RNiO<>
クリスマス

昼過ぎになるとエリカが僕を迎えにやってきた。
僕はUKリーバイスのホワイトデニムにアーガイルのセーター。グローバーオールのダッフルコートを着て靴はエリカのプレゼントしてくれたロークを履いた。
エリカは白いタートルネックにギンガムチェックのスカート、僕のプレゼントしたヴィヴィアンのネックレスをしていた。
上着はお母さんからクリスマスプレゼントにもらったマーガレットハウエルのモスグリーンのコートを着ている。
チアキの家でクリスマスパーティーをする。エリカと僕はケーキ担当。

<>392 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:46:50 ID:+FS/8RNiO<>
クリスマスケーキを買い、チアキの家へ向かう。

女の子5人の中に男一人。学校生活でもザラなシチュエーションだから気にはならなくなっていた。
本当はエリカ一人で参加する予定だったが、皆が僕を連れてくるようにリクエストしたらしい。僕は給仕役に徹した。
…クリスマスなのにかなり際どい会話の連続、エリカは顔を赤らめて俯いている。
最後にプレゼント交換をしたのだが、僕に回ってきたのは女の子用の勝負下着でエリカはコンドームだった。
チアキがエリカに
「後で交換したらダメだよ!」そして僕を見て
「その下着をエリカにはかせて襲わないように!シンジ君に言われたら、エリカは何でもしちゃうからね」

<>393 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 03:53:39 ID:+FS/8RNiO<>
一人1000円程度で心暖まるプレゼントってのが条件だったのに、他の二人のも似たり寄ったりだった。
まともなプレゼントをしたのは僕とエリカだけだった。わざわざソニプラまで行って選んだ意味がなかった。

夕方になりパーティーはお開きにして、みんなで片付けをした。

エリカの家に向かう途中、恥ずかしそうに
「シンジ君…アレ、持っててね。」
「えー!アレはエリカへのプレゼントなんだから持っておきなよ」
「もし、お母さんに見つかったら…シンジ君と付き合えなくなるよ」エリカの顔が真っ赤だった。
「俺は今度あのパンツを履いてエリカに見てもらうつもりだったのに」
エリカがギュッと腕を掴んだ。
「シンジ君…ごめんね、怖がり…で」エリカが言ってる意味がわかった。
「シンジ君が好きだよ」

<>394 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:05:43 ID:+FS/8RNiO<>
約束の時間まで…間があったので僕の部屋で時間を潰す事になった。

部屋に上がると僕はエアコンのスイッチを入れ、飲み物をとりに階下に降りて行った。
部屋に戻るとエリカは僕のステレオの裏を覗いていた。ゴムを隠すつもりだったらしい。
「な〜にしてるの?」エリカはゴムの箱を持ったまま真っ赤な顔をしていた。
「そこには俺がパンツを隠すんだから。イザって時に履くんだよ」僕がふざけているのに、エリカは慌てているみたいだった。
「ごめんね、でも恥ずかしいよ…」コンドームの箱を持っているエリカがかわいくて僕はエリカを抱きしめた。

<>395 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:18:03 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカをベッドに寝かせ、僕もエリカの横に寝転んだ。エリカが僕の胸に顔をおしつける。
「アレ、隠しておくから心配しないでいいよ。でも、減ってたらごめんね」最後は悪戯っぽく言った。
「ダメだよ…他の人とエッチな事しちゃダメだよ」
「わかってるよ、エッチな事はエリカにしかしないよ」僕は冗談で言ってるのにエリカは今にも泣き出しそうだった。
「エリカ…」
僕はエリカの顔をあげ、おでこにキスをした。エリカが少しだけ唇を突出す。僕はそれに応えないで頬や鼻にキスを繰返した。
エリカがキスを求めてくる。僕はエリカの胸をそっと触りながらキスをした。

<>396 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:28:15 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカが首筋にキスされるのに弱い事を知っていた。キスをしながら時々首筋にもキス。
吐息が喘ぎ声に変わり始めた。
「…ウン…ア…ッ」
僕は首筋に舌を這わせた。
「!?アッ…アッ…」エリカの反応はハネ上がった。
「感じる?」僕はエリカの耳元でそっと囁いた。
「エリカはエッチな顔…してるよ。気持ちいいの?」エリカはコクッと頷いたが、すぐに僕にキスを求めてきた。
僕は服の上からエリカの胸を触っていたけど…それだけでは我慢出来なくなっていた。

<>397 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:40:03 ID:+FS/8RNiO<>
僕はエリカの着ているセーターの中に手を入れた。
初めてエリカの身体にダイレクトに触れた。エリカが抱きついてくる。
僕はエリカの身体浮かせてキスをした。夢中でキスを貪るエリカの背中に手を回し…ブラのホックを外した。
ブラが外され驚いたエリカはキスをしながらもイヤイヤをする。
僕はエリカのお願いを聞入れずに、代わりに首筋に舌を這わせた。
そして掌でエリカの胸をそっと包んだ。
…!?
エリカの身体は電流が走ったかのようにビクッとなる。
僕はエリカの舌を吸上げながら、少しだけ胸にあててる手を動かした。
「アッアッ…ン …ァアン…」エリカは快楽の海に浸っている。僕はエリカの感じている姿に幸せを感じている。

<>399 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 04:49:40 ID:+FS/8RNiO<>
エリカのセーターを少し捲りあげ、僕は身体をずらせた。お腹のあたりに舌を這わせる。エリカの軽い悲鳴が聞こえる。脇腹を舐め、背中をなまめかしく触わる。
「ヤ…恥ずかしい。…アン…もう、許して…」
僕はエリカの願いは聞入れず、両手をベッドに押さえつけた。そして僕は脇腹から…もっと敏感な所へ舌を移動させた。おでこでセーターをずらせて、歯でブラの端を噛み…上に寄せた。

………。

エリカの白い裸体はほんのりとピンク色に染まっている。目線を少しだけあげるとエリカの乳房が目に入る…。

<>400 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:02:07 ID:+FS/8RNiO<>
エリカは今にも泣きそうだったが、僕も感動していた。
小振りだけど上を向いている乳房、桜色で小さめの入輪…そして同色ね小さな乳首。全てが完璧だった。
「エリカ…きれいだよ」僕は腕の戒めを解き、エリカを抱きしめた。
エリカも僕にしがみついた。
「恥ずかしいよ…もう…お嫁に行けなくなっちゃうよ」エリカは泣き声で話した。
「エリカは僕のとこに来てくれないの?」
「行っても…いいの?」僕は他の男のとこに行っちゃダメだよと言い、エリカにキスをした。
「僕も脱いでいい?」エリカが頷いたので、上だけ脱いで…エリカのセーターもそっと脱がせた。
僕はエリカを抱きしめた。エリカの身体は発熱していて熱く感じた。

<>401 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:13:06 ID:+FS/8RNiO<>
布団にくるまり、僕とエリカは抱き合った。
「ずっとこうしていたい。さっきまで…怖かったのに…」
「うん…大好きだよ…エリカ」
「恥ずかしいのに…気持ちよかったよ。時々…気が遠くなっちゃった」
エリカがキスを求めてくる。
僕はそれに応えると同時にエリカの乳首のあたりをそっと触った。
今度は抵抗しなかった…僕は首筋から肩、そして胸へとキスの雨を降らせた。
エリカの身体はピクンピクンと跳ね、喘ぎが一段と増す…。僕の唇がエリカの胸に到達した時、エリカの身体は一気に汗ばんだ。
僕はそっとエリカの大切なところを口に含んだ…。

<>402 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 05:27:27 ID:+FS/8RNiO<>
僕はそっと唇を開き…エリカの乳首や乳輪の感触を楽しんだ。
「ハ…恥ずかしいよ…」
僕は両方の胸の感触を確かめ…それからはゆっくりクールダウンに入った。
暫く抱き合った後…エリカは
「…シンジ君はいいの?」と聞いてきた。男の子は我慢出来なくなったら辛いって聞かされてたらしい。
「ケイ(今日のパーティーのメンバー)は出来ない時とかはかわいそうだから彼氏だけ気持ちよくさせてあげてる…って。」
「ナ!何を言い出すん!エリカがそばにいてくれたら、僕はそれでいいの」僕はエリカに、友達は選ぶように!って注意したかった。
それから暫く抱き合い…夕食の時間が迫ってきたので服を整えた。

<>405 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 06:59:07 ID:+FS/8RNiO<>
服を整えた後、僕とエリカはエリカの家に向かった。
「シンジ君…ずっとエリカを大切にしてね」僕の手を握りしめながら僕に言った。
「今は不安になったり心配になるかも知れないけど、5年後も一緒にいたら不安はなくなるよ。10年後も一緒にいれたら心配もなくなるよ。」
「僕はそうなれるように、エリカに相応しい男になれるように頑張るからね」
ところでアレはおいてきてないよね?僕は悪戯っぽく聞いた。
エリカは不自然に首を横に振るので…
「もしも家にあったら、使っちゃうよ」
僕は本当に意地悪だった。
「ごめんね、枕の下に隠しちゃった」
「なんか意味深だな」エリカは顔を真っ赤にして、深い意味はないと繰返した。

<>406 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:12:08 ID:+FS/8RNiO<>
「暫く出来なくなるから…キスしてもいい?」エリカはコクッと頷いた。
僕はまわりに人がいないのを確認して、そっとキスをした。

エリカの家に着き、エリカの両親に挨拶を済ませた僕はリビングに通された。
エリカは2階にコートを脱ぎに行き、料理の手伝いをする為だろう、セーターを着替えて降りてきた。ネックレスはつけたままだった。

僕はエリカのお父さんに話しかけられた。野球はどこのチームが好きなのか?とか…
不思議とエリカのお父さんの方が自分の父親より接しやすい気がした。
エリカとお母さんがお茶を淹れて持ってきてくれる。お母さんは「食事の準備が済むまでエリカの部屋にでも行ったら」
僕はエリカの部屋を見てみたかったが、
「ご飯が済んだらね、恥ずかしいからちょっとだけだよ」
エリカはお母さんのお手伝いをしに台所に向かった。

<>407 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:25:32 ID:+FS/8RNiO<>
エリカには言わないで欲しいんだけどね、との前置きの後
「エリカは一月に帰国してからずっとシンジ君が一人でスケートの練習をしてるのを見ていたんだよ」
「僕もバッタ君ってニックネームで君の事を聞いていたよ。」
その頃…緑色のパーカーをよく着ていたから…バッタ君。僕は笑いをこらえた。
「入試が終わっても四月までは友達もいなかったから、よくバッタ君を見に行ってたようだ」
「学校が始まってもバッタ君の話題は出るんだけど、ウチのも心配してたよ。エリカがバッタ君とまだ話してないって聞いてね」
おそらく…今でも鮎川家では僕はバッタ君と呼ばれているんだろう。帰国子女なんだからせめてグラスホッパーって呼んでほしかった。
「だからエリカにボーイフレンドが出来て、それがシンジ君だとわかった時は僕もウチのも嬉しかったよ」

<>409 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:33:58 ID:+FS/8RNiO<>
僕は家に帰ったら緑のパーカーを押し入れから探し出して、エリカにプレゼントしようと決めた。
「ご飯よ〜」エリカのお母さんの声でエリカのお父さんに促され食卓についた。
「何?男二人でニヤニヤしているの」エリカのお母さんが問いかけると
「男同士の話だよ。男は年が離れてても通じるもんさ」エリカのお父さんは僕にビールを注いでくれた。
「イケる口なんだろ?」エリカのお母さんは制止しようとしたが、クリスマスだし一杯だけ、とお父さんが押し切った。

晩ご飯のメインは鉄板焼きだった。エリカが取り分けてくれる。

<>410 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 07:49:01 ID:+FS/8RNiO<>
和やかに食事は進んだ。エリカが時折優しいまなざしで僕を見つめてくれる。

食事が終わり、僕にも片付けをさせて欲しいと頼む。
「家では掃除も洗濯もしていますし、食事の後片付けも朝以外はしてるんです。何かお手伝いさせて下さい」
「それじゃ、エリカと二人でお願いね。お母さんはコーヒーの用意をしますから」
僕はとりあえず纏めた皿類を台所に運び、エリカが皿を洗った。途中で交替。僕はバイトで皿洗いをしているから…僕の方が手際がよかった。
リビングに戻るとエリカのお母さんが
「今時の男の子にしたら珍しいわね?」と労いながら言うので
「いえ、義務と権利なんです」
「僕が自分の事を自分でする代わりに何でも自由なんです。」
門限もないし、夜中までクラブに行ったとしても許される。その代わりに成績が下がったり、家の手伝いをしなければ僕の自由が奪われる。もちろん、他人に迷惑をかけるような事も許されなかった。

<>411 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 08:02:00 ID:+FS/8RNiO<>
「シンジ君の御両親は凄いのね、素晴らしいわ」
「僕がうまく利用されてるだけです」
そう言って僕はお茶を飲んだ。談笑が続き、時計は10時前に差掛っていた。
「そろそろ失礼します」僕が席を立とうとすると
「エリカの部屋を見ていきなさい。何もなくて、男の子の部屋みたいだけど」
僕は少しだけエリカの部屋にお邪魔した。
確かにシンプルというより殺風景な部屋だった。エリカから聞いて想像していたが、あまり生活感のない部屋だった。
「シンジ君がウチの子になったらいいのに…な」
「そしたら兄弟になるから、キスも出来ないよ。」
エリカにそっとキスをした。僕はコートのポケットからパーティーで貰ったパンツをそっと取りだしてエリカのベッドの枕の下に隠した。
「そろそろ帰るよ」僕はもう一度キスをして、部屋を出た。
「今日はご馳走さまでした」僕は玄関でエリカの両親に挨拶をした。
「明日からまた勉強をよろしくお願いね」エリカの母がそう言うとエリカにそこまで送るように言った。
エリカはコートを羽織っていなかったので、僕は辞退した。

<>415 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:41:48 ID:+FS/8RNiO<>
自宅に帰り食事をご馳走になった話を母にした後、僕は部屋に戻った。
風呂に入りベッドに潜り込むと…エリカの匂いが残っていた。
甘いコロンの匂い…。
僕は深呼吸した。

次の日、昼過ぎに課題を持ってエリカはやってきた。僕が下に降りて行くとエリカは母とお茶を飲みながら談笑していた。
暫くして勉強する事に。
「エリカちゃん、明日は早めにおいで。一緒にお昼しましょう」母は勝手に約束している。
28日29日30日は朝からバイトなので今日と明日しか課題をこなす時間はなかった。

<>416 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:43:43 ID:+FS/8RNiO<>
課題を一緒にしていると、突然思い出したのか
「シンジ君!…パンツをおいていったでしょ!」エリカは顔を赤らめた。
「履いてきてくれたの?」
「履くわけないよ!エッチ」

その後洗濯機のブザーが鳴り、一時中断。エリカに手伝ってもらい洗濯物を干しに行った。
勉強に戻る前に…僕は押入れから緑色のパーカーを取出し、エリカにプレゼントした。
「結構着てるから…寝間着にでも」
エリカはずっと僕を見ていた頃の事を思い出したのか…パーカーを抱きしめていた。
「…シンジ君。ありがとう」

<>417 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 10:46:00 ID:+FS/8RNiO<>
なんとか今日中に課題の殆どを片付けて…明日はビデオを見ようという事になった。
28日29日30日は漢字の勉強や家の手伝い、僕の部屋の大掃除も手伝ってくれるとの事だった。
その日は夜までかかったが、課題は全て終わった。

<>426 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 14:54:47 ID:+FS/8RNiO<>
課題が終わり、進路について話した。
エリカも少し考えていたらしく、関西の大学で英語一本のところは少ないし、魅力がないから…推薦か東京の大学を考えているとの事だった。
僕もエリカと勉強したせいで成績はいい方だったし、親元を離れることは問題なかった。
とりあえず学部は違っても大学は同じとこに行こうと話した。

昨夜は遅くまでお世話になったので、今日は早めにエリカを送る事にする。
公園にも寄らず、母が持たせたアンリの焼菓子を持ってまっすぐエリカの家に向かった。
帰り道、僕は自分の将来について考えた。

<>427 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 15:09:12 ID:+FS/8RNiO<>
その夜、ケルアックの【路上】を読んでいたら電話が鳴った。エリカからかな?そう思い、電話に出ると…ミサネェからだった。
「シンちゃ〜ん。竹山とかと飲んでるんだけどおいでよ。忘年会してるよ」
親が出たら…そんなテンションだった。
本も退屈…竹山さんに進められたがビートがどうこうの話は16歳の僕にはわからなかった。
特にバロウズが妻をウイリアムテルの真似ごとで殺した話なんか理解出来ない。
ギンズバーグもわかんなかった。かろうじてケルアックの路上を読んではみているが…。
「わっかりました。赤ふの近くですね」
「おねえさんが迎えにいこうか?」キスされるのは嫌だったので、丁寧に断った。
僕は着替えてM51とベスパの鍵を持った。
久しぶりにキックするがなかなかエンジンがかからない。

<>433 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 16:36:58 ID:+FS/8RNiO<>
黒煙があがりエンジンがかかる。—クラッチワイヤーがまた伸びたのかな—
僕はトロトロと走りだした。トンネルを抜け北夙川へ…夙川のジゴレットから裏道を抜けたら忘年会をしている居酒屋があった。
ベスパを止め、僕は店に入った。店は貸切りで、まるで野戦病院の様相を呈していた。
とりあえず挨拶を済ませた僕は竹山さんの「何でシンジがいるん?」の言葉に傷ついた。
酔っ払いの相手は嫌なので皿洗いの手伝いや後片付けをする。
片付けが終わる頃にミサネェが帰ってきた。アシがない人を送ってきたらしい。
「よっ!シンちゃん、早かったね」
片付けを手伝わせるつもりだったのに、僕が勝手に早く着いたと聞いて僕は憤慨した。
「ありえん!」
店の親父さんが僕にタラコ茶漬けを用意してくれるので、ミサネェの悪行には目をつぶる事にする。

<>436 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 16:45:34 ID:+FS/8RNiO<>
丼に用意されたお茶漬けはかなりの量だった。
「シンちゃんごめんね」
「今、食事中ですから!」
「シンちゃん、怒んないでよ」
「今、食事に集中してますから!」
「わかった、シンちゃんが食べ終わったら、お姉さんがシンちゃんを食べちゃうから」
「食べたら帰ります!」
「食べたらベルサイユに行こう!」
僕もミサネェも噴き出してしまった。

<>438 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 17:31:30 ID:+FS/8RNiO<>
「もう怒ってませんよ、それにミサネェ一人だったらかわいそうだったし」
ミサネェはニコニコしていた。
「食欲の次は性欲を満たさないと。エリカちゃんとシンちゃんはまだなんでしょ?」たまにミサネェはオッサンのような事を言う。
「まだです!プラトニックなんです!」
「この前の事、まだ怒ってるの?」ミサネェは先週クラブで竹山さんやモーリーさんが見ている前で僕を追い掛け回したのだった。
酔っ払いの絡み酒って事になったが、誤解—言い切れないけど—されてないとも限らなかった。

<>439 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:03:31 ID:+FS/8RNiO<>
「怒ってないですよ。それより就活はどうするんですか?」
「エアラインかな。エントリーの準備は済ませたよ。シンちゃん、私が受かったら二股の恋人がスッチーって自慢出来るわよ」
…絶対に受かるのは無理だと思った。
「それよりシンちゃん、ベスパに乗せて」
「二人乗りですか?原チャですよ」あまりにも駄々をこねるので
「絶対にメットは被って下さいよ。」
僕はミサネェを乗せて銀水橋まで上がった。
「寒いねぇ、少年。コーヒー!」僕はコーヒーを買いに行かされた。
夜景を見ながらミサネェは
「シンちゃんと二人っきりで会うのは夜ばっかだね」
………。
「キスはなしですよ」

<>441 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:42:13 ID:+FS/8RNiO<>
「わかったわよシンちゃん」ミサネェはそういいながら欄干にもたれかかった。
「寒いから…後ろからギュッとして!」多少の抵抗はあったが、僕はミサネェを抱きした。
「……の事、本気かもよ…」夜景を見ながらミサネェは呟いた。僕には聞取れなかったが…聞き返さなかった。
「寒いね。寒いからシンちゃんキスして」僕は譲歩してミサネェの頬にキスした。
「ケチ臭いなぁ、今からエリカちゃんの尻に敷かれてどうするよ?」
………。
「あっ!雪ですよ」
「ほんとだぁ、今年最初の雪だよ」

<>442 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 18:54:14 ID:+FS/8RNiO<>
今年最初の雪…エリカにも見せてあげたかった。
「ミサネェ、そろそろ戻りましょうよ」僕がミサネェに声をかけると
…ミサネェは泣いていた…
顔は見えなかったが…雰囲気でそれとなくわかった。
少しだけ…ほんの少しだけ、ミサネェが復活するまで。僕はミサネェを強く抱きしめた。

「ナニこのポンコツ!なんで動かないの!?」
ベスパのエンジンがかからない。エンジンが冷えすぎたみたいだった。
「坂道は大丈夫、下に降りたら押しますよ」

<>461 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:18:02 ID:+FS/8RNiO<>
ミサネェはご機嫌ナナメのベスパに文句タラタラだったが、気が紛れたみたいで…シチュエーションを楽しんでいるみたいだった。
僕はハンドルを握りながら…ミサネェがいつものミサネェに戻って欲しいと思った。
小雪がチラつく中…ポンコツのベスパを押しながら僕は思い切って聞いてみた。
「もしも僕がミサネェの冗談を本気にしたら…どうするつもりだったんですか?」
「そもそも前提条件が間違ってるよ、少年。冗談でキス出来る程、私は軽い女じゃない」
「それに仮定の話に付き合うのは馬鹿らしいけど、…シンジが本気だったら……やっぱヤメヤメ!」

<>463 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:34:39 ID:+FS/8RNiO<>
ほんとは続きを聞きたかったが…本当の事を知ると辛い結末を迎えそうだった。
僕はミサネェの事は好きだったけど、どうする事も出来なかった。ミサネェだって同じなのかな?好きでもどうしようもない事ってあるんだと思う事にした。
エリカに対する【好き】とミサネェに対する【好き】は全く違っていた。
「シンちゃん、難しい顔してるけど…どうしたん?」
「じゃぁ、シンジに質問。シンジが私に本気になったらどうする?」
「……。」沈黙が流れた。答えを探すが見つからない。…答えは知ってるような気がした。
「多分、ミサネェに告白しますよ」
「ううん、シンジは言わないよ。絶対に言えないよ」

<>465 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:47:53 ID:+FS/8RNiO<>
「シンジの変な優しさが、女を傷つけるんだよ。シンちゃんがもう少し大人になったらわかるよ」
「そうかも知れない。そうかも知れないです」
僕は自分がダメな人間だって思った。もしかしたらミサネェの事を抱きたい自分がいるのかも知れない。

…やっとの思いで店に戻ったら忘年会はお開きで店は閉店作業していた。店の親父さんにお茶漬けのお礼を言い、ミサネェは状況を聞いていた。
店を出てミサネェがどうするか…聞いてきたが。僕はバイクを押しながら帰るって答えた。
バイクを置いて帰るのも選択だったが…このままミサネェといたら、今夜だけは…僕が変になりそうだった。

<>469 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/18(水) 23:56:19 ID:+FS/8RNiO<>
ミサネェが「キスしないと帰らせないから」と言うので…僕はキスをした。
「おやすみなさい」
バイクを押しながらミサネェの車を見送る。
来た道を戻りながら…ミサネェに悪い事をした…と思った。

…1時間かけて…やっとの思いで自宅に辿りついた時…僕は自分の目を…疑った。

ありえない光景だった…

<>508 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:25:44 ID:tFriO352O<>
ミサネェの車が止まっている。

—なんで?どういう事?—僕はベスパを押しながらミサネェの車の横を通り過ぎた。
チラっと窓を覗く、ミサネェはハンドルに突っ伏している。—このまま通り過ぎよう—僕はそっと通り過ぎ、ガレージの玄関を開けベスパをしまった。
—このまま家の中に入ればいい—そうすれば明日からも平穏に過ごせる。ミサネェには気付かなかったって…それは無理だった。
エンジンが掛かる音がする。それでいい…それがいい……

僕が玄関を飛び出したら、車が動き出す瞬間だった。
慌ててブレーキを踏むミサネェ…。
目が合う。ミサネェが黙って助手席のドアを開けた。

<>510 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:41:55 ID:tFriO352O<>
僕は黙って…車に乗り込んだ。
車はゆっくり走り出した。車内の温度は低かった。

…沈黙が続く。どちらも躊躇しているようだった。
車は偶然にも…エリカの家の前を通り過ぎる。部屋の明かりがついている。僕は悟られないように目で追った。

「どうして…出てきたの?」
「ほっとけないですよ…」
「じゃぁ…どうして車に乗ったの?」
「ミサネェがドアを開けたし…普通は乗るでしょ?」
ミサネェはそれっきり黙りこんだ。そしてミサネェは暫く車を走らせてラブホテルの駐車場に入れた。

「シンちゃんはいつも言い訳ばっかり。優等生発言ばっかりだよ」
「私はシンジとバイバイした後、やっぱりもう少しだけ一緒にいたかったから!だからシンちゃんを探したよ」
そういうとミサネェは車を降りた。僕も続いて車を降りた…頭の中がパニックだった。

<>511 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 06:54:18 ID:tFriO352O<>
部屋に入ったミサネェは大きく背伸びをするとベッドにダイブした。
ミサネェが手招きする。しかし僕は動けなかった。
「何もしないよシンちゃん。ただシンちゃんとゆっくりしたいだけだよ」僕はソファに座った。
「やっぱ女の私がこれ以上したら、私がかわいそうやん。」
「嘘はなしですよ」僕はミサネェの横に座った。…確かに…僕は自分の行動に理由を付けてばかりだった。
少しの時間が経つ…ミサネェがワザと鼾をかく。寝たふりをして…僕に襲わせるつもりなのか?
僕は同じ姿勢がキツくなってきたので…少しだけ身体をずらせてベッドから降りた。
コーヒーか紅茶を淹れよう。ポットにミネラルを入れ、湯を沸かす。
「紅茶かコーヒー、どっちがいいですか?」

「紅茶」

<>514 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:21:08 ID:tFriO352O<>
「シンちゃんは優しいね…」
優しいんじゃない、僕はそう思った。
「だって、変に緊張しますよ…こんなとこ。」ポットのお湯が沸いたので紅茶を淹れる。
「暖かい、生き返ったよ」僕はミサネェが次にどんな難題を押しつけてくるのか、不安になった。
「シンちゃんはいつも受身だよね?私がエッチを迫ったら…しちゃうでしょ?」
「しませんよ、恥ずかしい事を平気な顔で言わないで下さい」
「案外、エリカちゃんにスケベな事させて苛めたりしてるんでしょ…シンジはムッツリさんだからね」
…それは、少しだけ当たっていた。

<>516 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:31:14 ID:tFriO352O<>
ミサネェが手招きをする。僕はミサネェの横に座った。
「シンちゃんとエッチしたら、なんか変わるかな?」
「変わります。絶対に変わりますよ…鮎川にも竹山さんにも悪いし…」
「そうかな?シンちゃんと一杯キスしてきたけど…何か変わった?」
……。
本心ではミサネェとエッチがしたかった。でも、ミサネェとの関係が変わる気がしたし…何よりもミサネェの気持ちに応える事が出来ない自分が嫌だった。

「僕はミサネェを尊敬してるしミサネェが好き…だと思います。でも、ミサネェの気持ちもわかった気がします。」
「だから…このまま仲良くして…」そこまで言うとミサネェは僕の口を塞いだ…。

<>519 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:45:18 ID:tFriO352O<>
「やっぱダメ!ミサネェ!やめようよ」
僕がミサネェに溺れたら…その事が怖かった。ミサネェに気持ちを話す。
「溺れて欲しいな。お姉さんはシンジに追い掛け回されたい。それが本当ならうれしいわ」
自分は狡い…卑怯な奴なんだと思った。ハルホもミサネェも追い掛けてくれる。疎ましい気持ちもあるけど、自分から…
自分からそうさせてるような気がした。優柔不断。いや、そんなんじゃない。もっと酷いんだと思った。

僕はいつも保険をかけていた。逃げ道を作っていたんだ…

<>520 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 07:52:56 ID:tFriO352O<>
僕はミサネェに抱きついた…。いつもよりミサネェの匂いを感じた。

「私がシンジをコントロールするんじゃないのよ。シンジが自分でコントロールしなきゃね…」
恥ずかしくなり…僕はミサネェの胸に顔を埋めた。

「……シンちゃん。もしかしてオッキクなってる?」
僕は慌ててミサネェから離れた…。
「人がいい気分になってる時におチンチンを大きくして…」
「イヤ、違うんです。違います!」何も違わなかった…。
<>522 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:01:48 ID:tFriO352O<>
僕はミサネェに変なお説教された。それが理不尽なものってのにはミサネェも気付いている…そう思った。
「お風呂に入ろう。お姉さんはシンちゃんとお風呂に入る。今日はそこまで!」
そう言うとミサネェは風呂を入れにいった。
僕が何かを言い出そうとしても…聞く耳を持たない、そんなオーラが出ていた。
ミサネェがベッドに戻り有線をつける。明かりを暗く落とし…
「シンちゃん、お風呂が入るまでラブラブしよう」そう言うとミサネェは僕を抱き寄せた。
「どうせお風呂に入るんだから…」ミサネェは僕のシャツのボタンをはだけた。
<>524 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:11:40 ID:tFriO352O<>
ミサネェは器用に僕のシャツを脱がせると…僕に俯せになるようにと言う…。
従う…僕。
ミサネェは僕の肩甲骨のあたりに舌を這わせる。!?これは反則!そう思ったが…ミサネェは僕の首筋から背中にかけて執拗に舐め回してきた。
「お尻を突出してごらん…」僕はミサネェに従うしかなかった。

ミサネェの両手が僕の身体のアチコチを撫でる。
「恥ずかしいです」
「エリカちゃんにもこんな事してるんでしょ?」
僕は首を横に振った…。
「エリカちゃんは帰国子女だから、向こうではハジケてたかもね」
エリカの事を言われると…僕は興奮した。

<>525 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 08:26:31 ID:tFriO352O<>
「シンちゃんはかわいいね。エリカちゃんの事が本当に好きなんだね…」そう言いながらもミサネェは手を緩めなかった。
ミサネェは四つん這いになってる僕の気持ちいいトコ…気持ちよくなりたいトコをそっと掴んだ。
「ここが一番気持ちよくなりたいんでしょ?」
僕は荒い息をしながら…首を横に振った。
お湯が止まった…。
「今日はここまで…」

<>530 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:30:26 ID:tFriO352O<>
ミサネェの言葉が合図となり、僕の身体から力が抜けた…。
ミサネェは脱力して…俯せに寝ている僕の背中をポンッと叩いた。

…僕は振り向き…思い切ってミサネェを抱き寄せた。
「シンちゃん、もう終わりだよ」
僕は無言でミサネェにキスをした。
—激しいキス—

僕はキスをしながら激しくミサネェの乳房を揉みしだいた。
ミサネェの着ているシャツを捲り、ブラの横から手を入れる。ホックが外れる。
「シン…シンジ。」
僕は抵抗しようとするミサネェの手を押さえ、乳房にむしゃぶりついた。
ミサネェの荒い息が響く…
「ア…アン……ン…」僕はミサネェの脇を舐め上げ、それからミサネェを見つめた…。

<>531 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:40:45 ID:tFriO352O<>
ミサネェが顔を背ける。
僕はミサネェの首筋に舌を這わせ…それから乳首を責めた。
パンツのジップを降ろし、少しずつパンツを脱がす。お尻が引掛かり…上手く脱がせられない。
パンティの上から微妙な所を刺激する…。
「アッ…アン…アッ…ヒッ…」
首を激しく振りながら喘ぎを漏らす…。
パンティの際から指を這わす。陰毛の感触を感じる…。
僕の脳ミソは爆発した…。
触手と化した僕の指はミサネェの一番敏感な所を目指した。
「ウン…アッ…シン…やっぱ…ダメ」
ミサネェはそう言いながらも少しだけ腰を浮かせた。

<>532 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:50:18 ID:tFriO352O<>
ミサネェが腰を浮かせると同時に、僕はパンツを一気に脱がせた。続いてストッキングも脱がせた。
僕は身体を入替えミサネェの足の間に身体を入れる。ミサネェがイヤイヤをする。パンティを見ると…大事なトコがわかるくらいに濡れていた。
僕は指でミサネェのキモチイイトコをなぞった。

「ミサネェのエッチな匂いがする」僕はそう言いながら顔を近付けた。
「ダメ…シン…お風呂…」
抵抗するミサネェを僕は無視して…ミサネェのパンティをずらして…口を近付けた。
舌先でクリトリスを探す……。
……!。
ミサネェの身体が跳ねた。

<>535 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 09:59:56 ID:tFriO352O<>
僕は嫌がるミサネェを無視してミサネェの大事なトコをゆっくり舐め始めた。
「…シン…反則だよ…もう…ダメ」
ミサネェは身体をバタつかせて抵抗する。僕は少しだけピッチを早めた。
「アッ…ダメ…ダ…」
ダメと言われても止める事はなかった。僕は本能に身を任せた。
ミサネェのアソコを舐めながら…僕はズボンとトランクスを脱いだ。靴下も脱ぐ。
ミサネェは目をつぶったまま…声を殺そうと必死になっている。
ミサネェのパンティに手をかけた僕は…それも一気に脱がせた。
僕は身体を少しずらせる。ミサネェを抱えてキスをする…。
お互いが求めあってたキスだった。

<>538 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:09:14 ID:tFriO352O<>
ミサネェが僕の首に手を回して…キスを貪る。
僕の右手はミサネェのクリトリスを触っていた…。
「シンちゃん。こんなのはダメ。お風呂が先…ね」

………。
僕は手を緩め…ミサネェを抱きしめた。

<>541 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:23:20 ID:tFriO352O<>
ミサネェと僕は電気を消して湯船に向かい合う感じで浸かっていた…。
「はーっ。おっきなお風呂は気持ちいいね。」
「僕は恥ずかしいですよ」
「私にあんな事しておいて?」
「ご…ごめんなさい」

「傷つけたのは私の方ね…ごめんなさい」

「お風呂…上がろうか…」
「…はい」
僕は先にあがり、ミサネェの服とかを簡単に纏めた…。
「シンちゃん…まだでしょ?」
風呂から上がってきたミサネェは…そういうと僕の前に膝間ずいた。

<>545 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:32:13 ID:tFriO352O<>
ミサネェは僕の腰に巻かれたバスタオルを落とした。予想外だった…

「私はさっきイッちゃったから…」そう言うとミサネェは僕の…を口に含んだ…。

………。

………。

「……ウッ…」

<>548 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 10:42:28 ID:tFriO352O<>
帰り道…ミサネェは
「何か変わった?」
「不思議ですね…何も変わらないです」
ミサネェが最大限の気遣いをしてくれているのはわかった。
「とにかく一線は越えなかったし、このままでいいやんね?」
僕にはどこが一線なのか…既に越えてるような気がしていた。
明日が急に憂鬱になった…。エリカの顔を見るのが辛かった。本当は今すぐにでも顔を見たかったのに…。
何かに流されていく自分がわかった…。

<>557 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:22:16 ID:tFriO352O<>
部屋に戻ると急に不安になった。

何だか後戻り出来ないような気がした。

—僕はミサネェもエリカも傷つけてしまった—

寒気がした。

<>558 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:24:10 ID:tFriO352O<>
次の日

目は覚めたが、完全に風邪を引いている事がわかった。階下に降り、体温計を出してもらう。
38.5℃
母に熱い風呂に入り身体を暖めなさいと言われる。
風呂にお湯が入るまで、食欲はないので熱冷ましと熱いお茶を飲む。
風呂に入り、湯冷めするのが嫌なので部屋に戻り布団に入った。
布団に入ったら寒気に襲われたけど、そのまま眠った。

目が覚めたら横にエリカがいた。エリカは炬燵に入りながら本を読んでいた。
エリカの横顔を見ていたら涙が出てきた。エリカが気配に気付いて僕の方に振り向いたが…

<>559 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:25:19 ID:tFriO352O<>
僕は寝返りをうち顔を背けた。そうするしかなかった。
エリカがそっと近付き…毛布をかけ直してくれる。そして僕の額に手をあて、体温を比べている。
エリカはシーツの裾を直し、また本を読みだした。
暫くエリカの横顔を見ていた僕は…また眠りに落ちた。
僕がもう一度目を覚ました時、エリカは同じように本を読んでいた。
「おはよう」僕が声をかけたら、心配そうにエリカが振り向いた。
僕が起きようとするとエリカは僕を制止して、こっちにきた。
「大丈夫?お母さんも心配してたよ」

<>560 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:27:12 ID:tFriO352O<>
「ゆっくり寝たから大丈夫。もう熱も冷めたし…」
エリカは自分の額と僕の額を合わせて熱が下がっているかを確かめた。
「熱…ないね」
本当に下がっていたみたいだった。
「お母さんが、シンジ君が起きたら教えてって」そういうとエリカは下に降りて言った。
暫くしてエリカは上がってきた。
「今、お母さんがおじやを作ってくれるって」
「食べたくないなぁ」
「じゃぁ、私が食べさせてあげるから食べよ」
インターホンが鳴るまでエリカは僕の手を握っていた。僕はエリカの手を強く握り返した。

<>561 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:29:37 ID:tFriO352O<>
エリカが土鍋を運んできてくれた。作ってもいないのにエプロンまでしている。
「まずはお茶を飲んで。」
エリカが僕にお茶を飲ませようとする。あまりにも急角度で飲ませるから…溢れてしまい、パジャマがビショビショになってしまった。
「ご!ごめんなさい。むせる僕にエリカは慌てた」
「大丈夫。鼻に入っただけ。それに汗かいたからパジャマもシャツも着替えるよ」
エリカはとりあえず僕の身体を拭いてくれ、それから土鍋の蓋を取った。湯気が上がってた…。
…僕は悪い予感がした。昔見たドリフとかのコントと同じ展開だった。

<>562 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:32:44 ID:tFriO352O<>
もうもうと湯気が立つ土鍋からおじやを小皿に移す。
「大丈夫。自分で食べるから」
「ううん。食べさせてあげたいの、シンジ君は寝てて」
エリカはアメリカでドリフのコントを見ていたのだろうか?完全にお約束のペースだった。
エリカはフーフーっておじやを冷ましスプーンで一口すくうと僕の口元に運んだ。
フーフーしてくれたのも、少量をそっと運んでくれたのもよかった。
ただ…小皿をフーフーしても意味がなかったし、熱伝導のいいスプーンを選択したのは間違いだった。それに気付くまで一秒もかからなかった。
エリカはそっと唇の上にスプーンをおいた。瞬間…僕は悲鳴を上げ、エリカはスプーンを僕の胸の上に落とした。
かろうじて皿のおじやをかけられなかったのは不幸中の幸いだった。

<>565 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:47:43 ID:tFriO352O<>
エリカは慌てて皿をおき、タオルで僕の顔と胸を拭いてくれた。
「ごめんね。シンジ君ごめんね」
「いや、大丈夫。もう大丈夫だよ」エリカはエプロン姿でオロオロしている。
それから僕はスプーンに取ったおじやをフーフーして欲しいとリクエストした。
集中しているのか、眉間に皺を寄せて…小刻みに震える手でおじやを運んでくれるエリカ。
僕も怖かったが、さっきから時間が経っていたので熱くはなかった。
僕は唇がヒリヒリしてたが、エリカには言わなかった。
途中から一緒に食べようと提案し、僕は身体をおこした。
食べおわり、お風呂に入るからと着替えを持ちエリカと下に降りた。
僕が風呂から上がると母が寄ってきて
「エリカちゃんを責めたらアカンよ。健気にアンタみたいなんに尽くしてくれてるんやから」と言った。
僕が風呂に入ってる間にエリカは母に謝ってたらしい…そんな必要ないのに。
「鮎川は?」
「お洗濯中…アンタのパジャマを持って上に上がったよ、青春だね」

<>566 :えっちな21禁さん :2006/01/19(木) 14:48:40 ID:mz/HM5rN0<>
そして金盥が落ちてきますた。

<>567 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 14:58:57 ID:tFriO352O<>
母も…少し行き過ぎかな?って思ったみたいだったが、僕の腫れた唇を見て納得したらしい。
「一途なんやなぁ」
「そうそう、病院に行きなさいよ。後で熱がぶり返しても病院がお休みになったら大変なんだから」
僕は家でエリカとゴロゴロしたかったが、明日からバイトもあるしエリカと病院に行く事にした。
僕が髪を乾かしているとエリカが降りてきた。母が労うと
「シンジ君の看病するつもりが返って迷惑かけちゃって。ごめんなさい」
「コレはもう大丈夫。殺しても死なないわよ。それよりエリカちゃんにお願いがあるんだけど。病院に一緒に行ってあげてくれる?」

<>568 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:13:44 ID:tFriO352O<>
僕の中でわだかまりは消えていた。ミサネェとの事は…卑怯かも知れなかったが、考えない事にした。
着替えてから下に降りるとエリカもコートを羽織っていた。
「エリカちゃん。今夜はウチで食べて帰りなさい。私が送っていくから」
エリカは素直に喜んでいた。

病院までの間、エリカは僕の腕に手を回していた。…僕がふらついても大丈夫なようにだそうだ。
病院について診察券を出し、コートを脱ぐ。エリカもコートを脱いだ。
「………。」エリカはエプロンを着けたままだった。
回りの人の視線がエリカに注がれるが、本人は気付いてないようだった。
名前を呼ばれ診察室に入ろうとするとエリカも一緒にくる。恥ずかしいからいいと言うと
「診察を受ける時は一人で病院に行ったら治療は受けられないのよ」
インフォームドコンセントと言いアメリカでは一般的らしい。
ここは日本だから…そう説明するのも面倒だったので、一緒に診察室に入った。

<>569 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:28:23 ID:tFriO352O<>
先生も看護婦さんも怪訝な顔をしていた。
同じ年のエプロン姿の保護者が来てるんだから違和感があるのも当然だった。
エリカは手帳を取りだしメモを始めた。
ただの風邪なのに…とりあえず上半身裸で診察台に乗せられて血圧や脈を測られる。
エリカは先生に質問をしている。先生も笑いをこらえながらエリカの質問に答えていた。
最後に先生が法律が違うし国民性も違うけど、医療ミスをなくすにはその方がいいかも知れないね、そうエリカに答えていた。
診察室を出てから薬が出来るまでアメリカの病院の話を聞いた。結構違うって事に僕は驚いた。
寒いからココアを飲んで帰ろうって提案をし喫茶店へ。エリカは当然のようにエプロン姿になる。
僕は我慢出来なくなり
「エプロン着けたまま喫茶店に入るのは…平気?」
「アッ!」
顔を真っ赤にして慌てて脱ごうとしてる所にココアが運ばれてきた。

エリカはそっとエプロンを脱ぐとたたんで鞄にしまった。
「恥ずかしいよぉ」

<>571 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:41:31 ID:tFriO352O<>
ココアを飲みながら、僕はエリカが看病してくれてうれしいってお礼を言った。
「本当はシンジ君の寝顔を見てたんだよ。何度もチュッてしちゃったもん」
今度は僕の顔が赤くなった。

家に帰ると車がなかった。たぶん母が買い物に行ったんだろう。
僕たちは上に上がった。
一応僕はパジャマに着替えて布団に入る。エリカは炬燵に入っていた。
「こっちおいでよ」
エリカはコクンと頷くとベッドに腰かけた。
「シンジ君」
エリカはちょっとだけって…毛布の中に入ってきた。
エリカが僕の少し腫れた唇に指をあてる。
そしてキスをした。
—ココア味のキス—
甘いキスだった。

<>573 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 15:46:02 ID:tFriO352O<>
ガレージの開く音がする。
「お母さんが帰ってきたよ。お手伝いしてくるね。」「用意が出来たら呼びにくるね」
エリカはそういうともう一度僕にキスをして、エプロンと薬を持って降りていった。

僕は疲れたのか…そのまま眠ってしまった。

<>590 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:33:17 ID:tFriO352O<>
エリカのキスで目覚めた。もう一度キスをするエリカ。
「ごはんよ。お父さんも帰ってこられてるよ」
伸びをして…身体を起こした。
「シンジ君がまた夢を叶えてくれた…ね」好きな人をキスで起こすのが夢だったらしい。
さっきはミスったと後悔していたそう。
「先に降りるね。お手伝いが残ってるし」エリカは先に降りて行った。僕はパジャマの上からパーカーを羽織って下に降りた。
夕飯はうどんすきだった。薬味をとりわける。ぶっとい葱がエリカの仕事だとわかる。父は何も言わなかったし、僕も言わなかった。

<>593 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:38:24 ID:tFriO352O<>
エリカはうどんや具をとりわけてくれる。
僕は別の意味で緊張した。これから先、エリカとは熱々のおでんは食べないと固く心に誓った。
エリカのアメリカでの生活を聞く。炬燵は日本から送ったとか、意外に日本の食材は手に入り易かったとか面白い話だった。
「エリカちゃんのお父さんはもう向こうに転勤はしないの?」
僕の不安要素だった。
「卒業までは大丈夫だと思います。もしも転勤になったら父の単身赴任か私だけ残るつもりです」
「もしもエリカちゃんのお父さんが転勤になったらウチに下宿なさい」
エリカは嬉しそうに返事していた。

<>595 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/19(木) 21:55:45 ID:tFriO352O<>
食事を終えてエリカが片付けを手伝っている時、
父が話かけてきた。
「いい娘さんじゃないか。礼儀ただしいし…」
「…うん」
「まだまだ先は長いが、とりあえず頑張ってみろ。それはそれで幸せなはずだ」
なんとなくわかったような気がした。
片付けが終わったあと、みんなでお茶を飲んだ。母が20分くらいしたら送って行くから上にいなさい。と、アシストしてくれた。
エリカと上にあがる。
「今日はごめんね。シンジ君の看病をするつもりが…火傷させちゃったり、晩ご飯までご馳走になったり…」
「明日…心配だからお迎えに行くね」
「無理はしなくてもいいからね」僕はエリカをギュッと抱きしめた。
インターホンが鳴るまで…僕はエリカを抱きしめた。

<>636 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 14:19:37 ID:PfOrZY1FO<>
次の日
朝早く目覚める。熱も下がりバイトの準備を始めた。8時に家を出て、店の開店準備を始める。
10時の開店に合わせて出前の注文が次々に入る。
慌ただしく一日が過ぎた。夕方にエリカが迎えにきてくれた。
「お疲れ様!まだ風邪が治ってないから心配だったよ」
「大丈夫!出前先で菌を撒き散らしてきたし」
そんな話をしながら坂を下って行った。
「今日ね、シュビドゥビで雑貨を見てたらミサさんに偶然あったよ」
僕はドキッとしたけど、表情には出さないようにした。
「ミサさんにシンジ君が風邪引いたって言ったら、スゴク心配してたよ」
別の意味で…僕も緊張した。
ミサネェが遊びにおいでって誘ってくれたらしいが、先に何か食べようって事になった。南京街の【ぎょうざ苑】へ。
エリカはジャンジャン菜、僕はジャンジャン麺。それに餃子を2人前頼んだ。
「美味しい!こんなの初めて!シンジ君の麺もちょっとちょうだい」
食事が終わった後…少しだけ高架下を物色してからミサネェのバイト先へ。

<>637 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 14:22:53 ID:PfOrZY1FO<>
ミサネェは退屈そうに店番をしていた。
店に入るとエリカは楽しそうにミサネェと話している。
「シンちゃん!シンちゃん風邪大丈夫?」
「アッ…はい。大丈夫です」
ミサネェは心配そうに僕を見つめた、その瞳は…悲しそうでもあった。
「本当は遊びたいけど明日もバイトなんで、今日は早めに帰ります」
ミサネェの為にもエリカの為にも、もちろん僕の為にも…帰った方が良かった。
帰り道…エリカは僕の家に寄った。昨日の礼を母に言い、明日の買い出しに付き合う約束をしていた。
その後…エリカは僕の部屋に寄った。
エアコンのスイッチをつける。部屋が暖まるまでと…エリカは僕に甘えてくる。
「初詣はどうする?一緒に行ける?」僕はエリカに聞いた。
エリカは小さい時に初詣には行った事あるけど、あまり記憶がないから楽しみだと言ってた。
「シンジ君とならどこでもいいよ」
僕達は大晦日はデートする約束をした。

<>648 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:27:10 ID:PfOrZY1FO<>
次の日
バイトを終え、僕はミサネェが店番している店に寄った。寄る必要はなかったが、昨日のミサネェの心配そうな表情が気になった。
差入れに【エストロイヤル】のシュークリームを買う。
「シンちゃん、サンキューね。お姉さん達は甘い物が欲しかったのよ。ついでにコーヒーもお願い。」
ミサネェの友達も来ていたので、その分も買いに行く。今日も話をする機会はなさそうで、残念だけど少しホッとした。
ミサネェは明るかった。僕はカウンターの端で会話に紛れていた。
「そろそろ帰ります。明日もバイトあるし…」
そう言って僕は店を出た。
高架下の外をプラプラ歩きながら駅に向かっていると僕の名前を呼びながらミサネェが追いかけて来た。
「シンちゃん、オミヤありがとう。全然話が出来なくてごめんね。あの子達…変に私達の事を誤解してるから…」
「シンちゃんに迷惑かけたくなかったの」
「そんなんじゃないです。昨日…少し気になったから…」
「トイレって言って出て来たから、もう戻らなきゃ。明日もバイト?」
明日もバイトだと答えるとミサネェは覗きに行くから…そう言って戻って行った。

<>651 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:45:42 ID:PfOrZY1FO<>
僕は家に電話をし、—エリカがまだ家にいる事を確認してから—帰宅を急いだ。
家に着くとエリカは違う柄のエプロンを着ていた。
「シンジ君のお母さんに買って貰ったの!」
僕はエプロン一つで喜んでいるエリカを見て
「シュークリーム買ってきたからみんなで食べよう」と言い、母に渡した。
お茶を飲みながら話を聞くと母がアクタスやアチコチの店にエリカを連れ回したらしかった。
明日は午前中にエリカの家の買い物に親同士で行くらしい。エリカも同行するらしかった。
お茶が済んでエリカは僕の部屋の大掃除をしようと提案してきた。母もそうしてもらえと言うが、男には男の秘密があった。
僕は明日にでもお願い!って頼み今夜中にエロ本やビデオを処分する事にした。
母がエリカを送るのに少しだけ時間があったので、二人で上に上がった。
「シンジ君ごめんね。シンジ君のお母さん…迷惑じゃないかな?」
「かなり機嫌がいいやん。この前もエリカの事をウチの娘にして、俺をエリカんちの養子にするとか言ってたし」
「それより…そうそう、なんで大掃除したらダメなの?」
「……。」

<>652 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 17:58:42 ID:PfOrZY1FO<>
「シンジ君…何か隠してない?」
「な…ないよ」
エリカは勝ち誇った顔をした…。
「本当は…エッチな本とか隠してるんでしょ?」
「チアキが男の子は絶対に持ってるって言ってたもん」
僕はエリカに友達は選ぶようにと言いたかった。
「ホレ、ホレ出してごらん」エリカはイヤラシイ表情で言う。
「持ってないし、見たいなら…エリカのオッパイを見るから」逆襲した。
エリカは顔を真っ赤にして俯いた。
僕はエリカを苛めたかったが、エプロン姿のエリカは可愛らしくて…抱きしめた。
「…本当は持ってるでしょ?」エリカはニヤリと笑った。
<>678 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/20(金) 20:25:05 ID:PfOrZY1FO<>
「持ってないよ、マジで」
……。
「ごめん…持ってる」
エリカは執拗に見せろと言うが、それだけは許してくれと言った。
「男の子だもんね。エッチな本くらい持ってても…仕方ないよね」
「今夜中に処分するよ…ホントにごめんね」
「…一緒に見たいな。見た事ないもん」
「いや…軽蔑されそうだし、そういうのは一人で見るもんだし…」
僕が困った顔をしているとエリカは
「シンジ君の困った顔…好き。ううん…全部好き」
そう言って捜索は中止になった。僕はホッとした。

エリカが帰った後、僕はエロ本をゴミ袋に詰め…公園のゴミ箱に捨てに行った。

<>745 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:38:41 ID:WhdeRQ8ZO<>
バイト最終日。いつもより早くでる。今日は近くの会社も事務所も休みだから出前はほとんどなかった。
夕方前になりミサネェが店にやってきた。
コーヒーを飲みながら僕の上がりを待っていた。給料を貰いミサネェの代金をチェックしようとしたら、オーナーがご馳走してくれた。
「シンちゃんお疲れ様」
「お疲れ様です。」
「今日は下はお互いの友達で一杯だから上でゆっくりしよう」
ミサネェの提案に賛成だった。高架下や元町で知合いに合わないで歩く事など無理な話だった。
中山手のカトリック教会の辺り、ベルゲンの前を通りハンター坂を上り、ビルの3階にあるカフェに入った。
「でも暗くなって坂を下ったら、ホテル帰りと間違えられますよ」
「シンちゃんとなら誤解されてもいいよ。誤解かどうかは微妙だし…」
僕は恥ずかしくて下を向いてしまった。
—ダンスホールやダブが抑えた音量で流れている—
「シンちゃんて意外に純情だね、ベッドじゃ激しいのに…」
「あ…あの時は…どうかしてました」
言い訳するのはミサネェに失礼な気がした。

<>746 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:42:57 ID:WhdeRQ8ZO<>
「あの時…したかった?」
「いえ…しなくて良かった…と思います」
こんな話をしにきたんじゃなかった…普通に世間話とかがしたかった。
「私も…。多分してたら…私、本気になってたと思う。」
ミサネェはミサネェで悩んでたんだ。ミサネェの表情がそう感じさせた。
「いっぱいいっぱい。シンちゃんでいっぱいだったよ…」
「僕なんて…まだ子供だし、釣り合いがとれませんよ」
「あら…アソコは立派な大人だったし、私にイヤラシイこといっぱいシタでしょ?」
「ご、ごめんなさい!」
ミサネェはイヤラシイ事をサラッと言う名人だった。しかし僕はパニック寸前だった。
「心配ないよ。私が本気になってもエリカちゃんには敵わないもん。だから私は恋愛戦線から撤退するけど」
「エリカちゃんと別れたら…私を候補に入れてよ!」
ミサネェは僕が言いたい事をわかっていた。わかっていたから…フザケながらも僕をカバーしてくれている。
「ミサネェの事を嫌いになれる筈ないし、誰かと比べる事もしません」
それが僕の精一杯のエクスキューズだった。

<>749 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:48:41 ID:WhdeRQ8ZO<>
「シンちゃんは優しいなぁ…ありがとうね」
ミサネェの目に涙が溜まっていた。ミサネェを見ていたら僕まで…。
「シンちゃんの優しさに一つ甘えてもいい?」
「いいですよ」
「前みたいにキスだけはしたいな。それとたまにはエッチも…」
「な、何言ってるんですか!それにお願いが二つじゃないですか!」
「じゃぁたまのエッチで我慢するよ!」
僕もミサネェも笑い出した…。二人とも楽しそうに笑っているのに何故だか僕は胸が痛かった…。
「悔しいなぁ…あの時しとけば良かったかな」
「まだ言ってるんですか?オッケーそれじゃホテルに行きましょう。この辺はホテルだらけですよ」
…そんな軽口を叩ける程僕は大人じゃなかった。
店を出てミサネェは僕の腕に自分の腕を絡めてきた。そして人気のないとこで…キスを求められた。
—別れのキス—
それは初めて味わう、辛い味のような気がした。確かに僕にはそう思えた…。

<>752 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 06:56:15 ID:WhdeRQ8ZO<>
三宮駅に向かい、下りていく間もミサネェは腕を絡めたままだったし…時折キスを求めてきた。僕もだんだん辛くなった。

駅でミサネェとは別れた。電車の中僕は下を向かなかった。下を向けば涙が出そうな気がした。
僕はどうやら失恋したみたいだった。ほんとは幸せな筈なのに…何かが壊れたみたいだった。
誰かが言ってた「破壊と創造」って言葉が僕を支配した…
ミサネェとはこれまで通り、たまには顔を合わせるだろうし…だけど…
暗い夜道を一人で歩くような…そんな気分だった。

<>754 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 07:03:01 ID:WhdeRQ8ZO<>
自宅に戻り二階に上がる。顔を洗い、荷物を置き、下に下りた。
母からエリカとエリカのお母さんと買い物に行った話を聞く。聞いているうちに心が切り替わる…。
「エリカちゃんに電話してあげなさいよ」
僕はエリカに電話をした。ご飯を食べたら遊びに来たいというので、小声でエロ本は捨てたよって言った。
電話を切り、食卓につく。食事は既に用意されていた。さっと食事を終え、僕は二階に上がった。
エリカが来るまでダラダラしていよう…そう思う間もなく、僕は眠りに落ちた。

夢の中…僕は激しく責められている…多分、そんな夢を見ていたんだと思う。
エリカが心配そうに僕を起こしてくれた。

<>762 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:10:38 ID:WhdeRQ8ZO<>
僕は苦しそうな顔をしていたらしい、何があったのか心配だとエリカば僕に言った。
「多分、風邪がまだ治ってないからだよ」
エリカは少し安心した表情で僕を見つめ、そして額を合わせて僕の熱を計った。
「良かった。熱がなくて…。そうそうシンジ君。お母さんが明日の夜はシンジ君と過ごしてもいいって!」
エリカは嬉しそうに僕に報告した。大晦日のカウントダウンは二人で過ごせるし、そのまま電車で初詣に行ける事になった。
エリカが甘えてくる。僕はエリカを抱きしめた。強く強く抱きしめた。
「シンジ君…ずっと一緒にいてね。嫌いにならないでね」
エリカの事を嫌いになれる訳がなかった。心配させたり不安にさせてるのは僕だった。
「お掃除…しよっか。」
僕は掃除機と窓拭き、床拭きを担当。エリカは僕の机や本棚の整理を担当した。
「アッチの部屋は終わったよ…!?」僕は先に二階の残りの部屋の掃除機をかけた。
エリカはイヤラシイ顔をして、僕の方を振向いた。
「シンジ君のエッチ!」引出しの中のエロ本が残っていた…。それをエリカは見つけてしまった。
僕の顔は真っ赤になった。

<>763 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:12:06 ID:WhdeRQ8ZO<>
「ふ〜ん。シンジ君もエッチな男の子なんだ」
得意げに僕を見る。言い訳の言葉なんてなかった。
「…ごめん。捨て忘れた…みたい」
エリカは僕を手招きした。僕が近付くとギュッと僕に抱きついた。
「シンジ君…ごめんね。男の子だもんね…いっつも怖がってるから…」
「いや…それは。エリカと付き合う前に…買っ…」
「シンジ君に……」エリカは僕の言葉を遮り…何かを伝えようとしたが、エリカも最後まで続かなかった。
僕もエリカを抱きしめた。
「早く掃除をしなきゃ」僕はエリカを急かした。終わったら一緒に読む事を約束させられ…掃除を再開した。
残りの部屋のレースを外し、洗濯機に放り込みスイッチを押した。部屋を覗くとエリカは手際よく本棚の整理をしていた。
エリカと二人で床拭きをする。窓拭きが終わったと同時に洗濯機のブザーがなった。エリカがレースにフックを付け、僕が吊した。
「明日はシンジ君のベッドのシーツを交換してレースのお洗濯ね」
一段落ついたので、僕は紅茶を淹れに下りた。お茶の用意をしてくれていた。驚いたことにエリカ用のカップがあった。

<>764 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:13:43 ID:WhdeRQ8ZO<>
「エリカちゃんと選んだのよ、それ。」
後一時間以内で掃除は終わると嘘をつき、僕はトレーを持って二階に上がった。
僕が二階に戻ったらエリカは風呂掃除をしていた。
「おトイレも済んだよ。シンジ君は普段からお掃除してるからお部屋掃除は楽だね」
何げなしにエリカが紅茶の入ったカップを持つ手をみたら、手が荒れているのに気付いた。
「ごめん…もしかしたら掃除で?」

「気にしないで。大丈夫、ここの所洗剤を使い過ぎただけだから。すぐに治るよ」
僕はエリカの両手をそっと包みこんだ。
「お掃除も終わったし…お茶も飲んだし。約束通りにシンジ君の大切なエッチな本を見ようね」
大切な、…それは余計だと思った。しかしエリカはページを開き始めた。
すぐにエリカの顔が赤くなる…恥ずかしいなら止めたらいいのに。…僕も恥ずかしかった。
一人でしているのをエリカに見つかったような気分だった。

<>765 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:21:09 ID:WhdeRQ8ZO<>
「恥ずかしいよ…シンジ君、エッチ」
エリカの息は少しだけ荒くなっていた。小さな手でページをめくる。
「シンジ君、シンジ君も…こんな事するの?」
僕はどう答えていいかわからなかった。
僕は少し強引に本を閉じ、エリカを抱きよせた。
エリカは僕の腕の中で荒い息をしている…
「他の女の人…見ちゃ…イヤ」エリカは小声で呟いた。
—TheWhoのI can’t explainが流れている—
僕はエリカの顔を起こし…そっとキスをした。
エリカの顔を見ていると幸せな気持ちになれる…。
エリカが僕の手を掴んで、自分の胸に押当てた…。
「恥ずかしいから動かさないで…中にも…手を入れないでね。」
僕は少しだけ身体をずらし…エリカを全身で包み込むように抱きしめた。
「もっと…シンジ君といたいよ…シンジ君の事ばっかり考えてしまう」
僕は黙って頷き…時間が許す限り、エリカを抱きしめた。

<>766 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 11:37:28 ID:WhdeRQ8ZO<>
「お邪魔しました。」
「アラ、もうこんな時間!明日も会うんだから泊って行けばいいのに」
母は冗談で言ってるのに、エリカは顔をうっすら赤らめた。

外に出ると粉雪が舞っていた。

「雪だね。シンジ君と初めて見る雪」
「うん。」
「シンジ君…ずっと一緒に居てね」
エリカの手は暖かかった…。

僕はエリカを送り届け、…少し遠回りして帰った。

<>771 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 12:29:28 ID:WhdeRQ8ZO<>
大晦日
エリカは朝早くに訪ねてきた。
「朝よ—!」どうやら母と買出しの約束をしていたらしい。僕は聞いてなかった。僕は無理やりに起こされ、シーツを剥がされた。
「今からお母さんと買出しに行くから、シーツは干しておいてね。その後はレースもね」
そう言いながら僕にキスをして、シーツを洗濯機に放り込み、パタパタと階段を下りて行った。
僕がノロノロと階段を下りたらお握りとメモがおいてあった。
父は既に起きていて新聞を読んでいた。メモにはエリカ達が帰ってくる迄のノルマが書込まれていた。
「シンジ、玄関の掃除をするから着替えてこい」
父は自分の車を洗車したかったみたいだったが、僕は後回しにしなきゃ怒られるよ、と忠告した。
どうせ母の車も洗車させられるんだし…一緒に洗おうと言うと父は少し嬉しそうだった。
「お前は意外と尻に敷かれるタイプなんだな」
玄関の掃除をしながら父は話かけてきた。僕はエリカと母じゃあまりにも違い過ぎると思った。

<>772 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 12:47:38 ID:WhdeRQ8ZO<>
一旦シーツを干しに二階に上がる。レースを洗濯機に放り込み、一服してからすぐに下に下りた。
父は網戸を外して窓を洗い始めていた。僕は網戸を洗い流した。
「鮎川さんとこの掃除も手伝いに行けよ。」僕もそのつもりだった。
ノルマのほとんどが済んだ頃、エリカ達は帰ってきた。母はかなり進んでいたので、喜んでいた。
「エリカのトコの大掃除も行くよ。今からなら早く終わるし」
エリカにそう言うとエリカは聞いてみるといい、電話をかけていた。
その間に僕は母の車から荷物を下ろし、洗車しやすいように車を家の前に移動して貰った。
「後で箪笥を動かすのをお願い出来る?」僕はもちろん!そう言った。
父は休憩したがっていたが、車の洗車を始めた。エリカも僕のベスパを磨いてくれていた。
ワックスを塗り終わったらちょうどお昼だった。
母が時間がないし、暖まるからと釜あげウドンを用意してくれていた。
四人で食卓についた。母はエリカ専用の茶碗や箸も買ったと笑いながら見せた。
「エリカちゃんがいつまでもウチの子でいてくれたらねぇ」
四人でウドンをすする。生姜がたっぷりで身体が暖まった。

<>775 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 13:05:25 ID:WhdeRQ8ZO<>
食事が終わり、箪笥を動かすなら父さんも行こう、と言いコートを羽織った。
エリカがウチの後片付けをしてくれている間に僕と父はワックスで鱗模様のままの母の車でエリカの家に向かった。
エリカが電話をしたのだろう、僕と父が着いた時にはエリカの両親が出迎えてくれた。
簡単に挨拶を済ませ、箪笥を移動させる事になった。箪笥を見て…父が来てくれた事に感謝した。
到底僕とエリカのお父さんだけでは無理な作業だった。一時間以上かかり全ての作業を終了した。
エリカの母にお茶を出していただき、四人で飲んでいるとエリカが帰ってきた。
正月に両家で鍋でも、となり三日の夜にウチで鍋をする事になった。
エリカとは晩ご飯の後に待ち合わせをして、僕と父は家に帰った。
家に帰り車のワックスを拭き取っていたら、父が腰が痛いと逃げた。結局僕が一人でワックスを拭いた。
ワックスを拭いた後はする事がなかったので、ベスパのガスを入れに行く事にした。
僕はメットをミラーに引掛け、スタンドまで押して行った。

<>777 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 13:31:20 ID:WhdeRQ8ZO<>
いつものスタンドで給油する。混合なので調整してもらう。
精算を済ませ、キックする。今日は一発で掛かった。まだ黒煙が出るので、少し走る事にした。
芦屋駅のロータリーにベスパを停め、タバコを買う。本屋に寄ろうか迷ってたら…ハルホと偶然会った。
ハルホは友達といた。ロータリーの所で僕がタバコを吸っているのに気付いたハルホは友達に何か言い、僕のとこにきた。
「シンジ、スクーター買ったんだ?」
「うん、ちょっと前…中古だよ…ハルホは待ち合わせ?」
僕もハルホも…お互いの距離感が掴めなかった。
「うん…カウントダウン。みんなで行くの…シンジは?」
「お、俺は…ガスを入れに来ただけ。すぐに帰るよ」
「そっか。じゃ、友達が待ってるから…今度、電話してもいい?」
僕は頷き…ハルホは友達のとこに戻って行った。
例の大学生かな?少し気にはなったが…嫉妬とかではなかった。
気分もブルーにならなかったし、これが風化するってことなのかも…と思った。
僕はベスパにキックを入れた—

<>784 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 15:03:15 ID:WhdeRQ8ZO<>
帰宅すると父は母の車をガレージに入れようとしていた。僕は道をあけ入庫するのを待っていた。
車を降りると父は僕を呼び止めた。財布から僕に小遣いをくれる。
「今日のお駄賃だ。それで彼女と何か食べたらいい」
僕は有難く受取った。家に入ると晩ご飯の用意が出来ていた。
食事を済ませ風呂に入る。部屋に戻る。シーツは交換されていて、レースも元のように吊されていた。
半裸のままベッドに寝転ぶ…そのままウトウトしてしまった。
エリカが迎えにきたのはすぐの事だった。
「もう…シンジ君、風邪引くよ!」エリカに揺り起こされた。
僕はエリカを抱き寄せた。
「キスしたい…」僕はエリカにキスした…そしてそのままエリカをベッドに引込んだ。

「そろそろ行かないと…ンジ君…」
僕は激しいキスをした。うたた寝の間にどんな夢を見たのだろう。
エリカを抱きしめ、激しく勃起している事を自覚した。
<>788 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 15:21:00 ID:WhdeRQ8ZO<>
エリカもそれに気付いた…らしく
「シンジ君…恥ずかしい…よ」
エリカの声に僕は我に返った。
「ごめん。着替えなきゃね」
「違うの…一緒に…変な…気持ちになりそう…なの」
「昨日…エッチな本を見たからかな?シンジ君…エッチ…夢を…」
僕はエリカを強く抱きしめた。
「もう…怖くないよ…シンジ君だったら…」
エリカは少し震えていた。それは僕にも伝わった。

エリカがキスを求めてくる。僕はそれに応え…キスをした。

用意をして…カウントダウンに行く事に…竹山さんやモーリーさん、ミサネェ達が待っている。
二人…手を繋いで駅に向かった。

<>794 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 19:06:42 ID:WhdeRQ8ZO<>
エリカはロングブーツにタータンチェックの膝丈スカート、黒いセーター、ヴィヴィアンのネックレス。コートはオリーブ色のハゥエルのコート。
僕はボタンダウンのシャツに紺の三釦の細身のスーツ、ポールウェラーを意識してモッズコートを羽織った。靴はローク。
二人で揃いのスクールマフラーをしていた。
竹山さん達との待ち合わせ場所に向かう。少し遅れて着いたらモーリーさんだけが到着していた。
「シンジはもうすぐ七五三か?」そう言いながら僕の髪を大人っぽく直してくれる。
そこへミサネェが友達を連れて到着した。
「この子が噂のエリカちゃんね。エリカちゃんは比佐子さんみたいね」口々に褒める…エリカは顔を赤らめていた。
「エリカちゃんはオリーブから抜けてきたって感じ、シンジ君はスタカンというより…七五三ね」ミサネェはそういうと僕の髪を直した。
モーリーさんがミサネェに抗議するが
「シンちゃんは私が育ててるの!それより竹山は?」
「竹山さんは少し遅れて来るらしいですよ」モーリーさんが答えた。
僕は輪から外れてタバコを吸いに行った。

<>796 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 19:45:05 ID:WhdeRQ8ZO<>
タバコを吸いにきたのは、エリカにタバコを吸ってる姿を見せるのは好きじゃなかったし、
それにミサネェと顔を合わせるのは少し辛かった。
…本音は後者だった。一応の結末は迎えた筈だったけど…まだ割切れない僕がそこにいた。
エリカが輪を抜けて僕のそばに来るのが見える。僕はタバコを消し、ミントを口に入れた。
「どうしたの?」
「シンジ君が淋しそうだったから…」
「そんな事ないよ。ちょっと疲れただけ…エリカは?」
「ちょっと眠いかな…でもみんなと迎える新年が楽しみだから大丈夫」
竹山さんの姿が見えたので、僕とエリカは輪に戻った…。ミサネェの事は意識しないようにした。

<>800 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/21(土) 20:07:26 ID:WhdeRQ8ZO<>
竹山さんが遅れて来たのはラッキーだった。
ミサネェは竹山さんにブーブー文句を言ってるし、その間に僕はうまく馴染めそうだった。
竹山さんに連れられ、メリケンパークに向かう。僕たち全員がフィッシュダンスホールでのイベントにタダで入れた。
竹山さんの顔で入れたのにミサネェはまだブーブー言ってた。…もしかしたらミサネェも竹山さんに救われた…そんな気がした。
ホール内はグランドビートが響き渡っていた。僕はカウンターでハイネケンを頼み、エリカはミサネェに聞いたと言うカシスオレンジを頼んだ。
みんなで乾杯をし、その後はバラバラになった。モーリーさんや竹山さんは同業のDJと挨拶をし、ミサネェ達は奥で友達と話していた。
僕はエリカのホール内の探検に付き合った。
DJが替わりHip Hopが流れだす。会場内はかなり盛上がってきた。
「息苦しいね…外の空気を吸いに行く?」
僕はエリカを外に誘った。外は寒かったけど、エリカは楽しそうだった。
少し歩き…ベンチへ。僕はエリカの肩を抱くようにして座った。
<>822 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:07:16 ID:aP5ggeYSO<>
「エリカにとって今年はどんな年だった?」
「最初は…不安だったかな。シンジ君を見掛けて…少し安心したよ。でも声も掛けられなくて…。」
「今は幸せだよ。夏休みからずっと幸せ。昨日よりも…今日の方が幸せだよ」
エリカの表情はとても柔らかかった…僕には勿体ないほどに純粋だと思った。
「シンジ君は?」
「…エリカと出逢えて幸せだよ。好きって言えなかった時は辛かったけど…エリカが勇気をくれたんだと思う」
「シンジ君と本屋さんで出会えなかったら…ずっと一人ぼっちだったのかな」
エリカは僕の手を強く握りしめた。
「それはないよ。あの時は神様が偶然を授けてくれたけど、あの偶然がなくても僕はいずれ必然に変えてたよ」
「もしも私が遠くに行ったら?」
「捜しに行くよ。たかが50億人だろ?世界中を捜してでもエリカを見つけだすよ」

<>823 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:10:45 ID:aP5ggeYSO<>
「…遠くに行きたい?」
「絶対にヤダ!シンジ君にくっついてるもん」
エリカは真剣なまなざしで僕を見つめる。エリカの表情には一点の曇りもなかった。
「僕にとってエリカは究極の理想なんだよ。エリカがそばにいてくれたら僕はスーパーマンにだってなれるよ」
確かにエリカは僕を変えてくれている。僕に…勇気を与えてくれていた。
「正直に言うとね。今でもドキドキするよ…シンジ君のキス。もう何回もキスしてるのにね…気を失いそうになる時あるもの」
—粉雪が舞っている—

「来年も良い年にしたいね」
「来年も再来年もその次も…ずっと大切にするよ」
時計を見たらそろそろ時間だった、カウントダウンが始まる。僕たちはホールに向かった。

<>825 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:35:49 ID:aP5ggeYSO<>
ホールの中は異常な盛上がり方をしていた。アルコールとタバコと笑い声と怒声が音と溶けあっている。
僕はエリカに離れないように言った。スクリーンに10分前の表示が出る。そこに竹山さんが通りかかる。
「捜したぞ。みんな上に行ってるからシンジ達も上においで」
屋上に上がると3分前の合図があった。
「なんか緊張するね、もうドキドキしてきたよ」
僕は目線でミサネェを追ったが見あたらなかった…。
1分前の合図があった頃ミサネェが上がってきた。どうやらトイレのついでに僕達を捜してくれていたらしい。
いよいよカウントダウンが始まった…みんなが一斉にポートタワーの方を見る。
10.9.…僕はエリカにキスをした5.4.3.2.1…一瞬の間があり、花火が上がった。
A HAPPY NEW YEAR!
みんなが騒いでいる
「シンジ君と2年越しのキスしちゃったね」
僕は喧騒の中、エリカの手を握りしめた。

後でわかったが竹山さんはトイレの中で新年を迎えたらしい。

<>826 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 06:57:13 ID:aP5ggeYSO<>
ホールに戻るとみんなで乾杯をする。ミサネェとも勿論乾杯した。

エリカがトイレに行ってる間に、そろそろエリカを送り届けるから、生田神社にお参りして帰ると告げた。酔ってて誰も聞いてなかった。
ミサネェのそばに行き、同じ事を告げた。ミサネェはわかったと合図して、
「シンちゃん、今年もよろしくね。…いっぱいキスしようね」そう言うとミサネェは頬に軽くキスをした。
エリカが戻ってきたので僕達は抜けだした。どっかでキリをつけないと際限なく朝まで乾杯が続く。
「そういや、お駄賃を貰ってきたんだ。二人分(笑)だから何か食べよう!」
「屋台がいいわ。もう何年も行った事ないもん」お参りを済ませた後…境内の屋台でお腹を膨らませた。
エリカはチンチン焼きとリンゴ飴がいたく気に入ったらしい。
「もう、帰ろうか…部屋においでよ」
「うん…シンジ君と一緒に過ごせるね」
僕とエリカは終夜運行の電車に乗った…

<>866 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:08:26 ID:3A/y/2cQ0<>
芦屋駅につく。時間は2時を少しばかり過ぎていた。
元旦だからかまばらながらに人影が見える。僕とエリカはしっかりと手を繋いでいた。
コンビニに寄り飲み物やお菓子を買う。そのまま坂をのぼり自宅に向かった。
部屋に入りエアコンと炬燵のスイッチを押す。
「寒いね」
二人ともコートを脱ぎ、ハンガーに掛け…慌てて炬燵に入る。
「少し落ち着いたね。この前のビデオ、観る?」
僕は【小さな恋のメロディ】をデッキにセットした。
エリカは僕のそばに座り直した。ライトを消し、ブランケットをかけた。

<>868 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:09:43 ID:3A/y/2cQ0<>
映画が始まる。主人公の二人に自分達を投影していくエリカ。もちろん僕も映画の中に入っていった。
エンドロールが流れはじめ、エリカは目に涙を浮かべながら僕の手を強く握ってきた。
僕もエリカの手を握り返した。
「もしも私達の事を誰かに咎められたら…どうする?」
「トロッコは…エリカをベスパに乗っけて…二人で逃避行の旅に出るよ」
「本当?シンジ君となら、何処にでもついていくよ」
求め合うように…自然と抱きしめ合った。
「眠くない?もう一本あるよ。」
「眠くないよ。でもシンジ君とこうしてギュッとしていたいな。今はスゴく幸せな気分だから」
映画をBGMとして使う。【ある愛の詩】をセットした。
ベッドに移動して僕はエリカを抱きしめた。
「キスしてもいい?」エリカはそっと頷いた。 
優しいキスから激しいキスへ

<>870 :?シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:17:11 ID:3A/y/2cQ0<>
「エリカの全てがみたい」
エリカがそっと頷き、僕のシャツのボタンを外した。
僕はエリカのセーターをそっと脱がせた。セーターの下のロンTも脱がせる。暗がりのなか、
エリカの表情を伺う。目を閉じているのがかろうじてわかる。
エリカの吐息を飲み込むように…そっとキスをする。
スカートに手をかけ、ホックを外す。腰に手を入れて…巻きスカートを抜きさる。
僕はシャツを脱ぎ捨てた。
エリカを抱きしめ、キスをする。ゆっくりとブラのホックを外し、肩ヒモをずらす。
ゆっくり、ゆっくりと首筋にキス。エリカの吐息が荒くなる。

<>874 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 21:56:16 ID:3A/y/2cQ0<>
「シンジ君、恥ずかしい…よ」エリカは呟いた。
ブラを外し、エリカの髪を撫であげる。エリカがギュッと抱きついてくる。
僕はエリカの胸の膨らみをダイレクトに自分の胸に感じた。
「好きだよ、エリカ」
僕はエリカの縛めを解くとエリカの肩にキスをした。
………。
乳房に手をあてる…エリカの身体がピクッと跳ねる。
僕はエリカの胸にキスをした。エリカの身体が強張る。
「シンジ君…ンジ君、ずっと好きで…いて…ね」
少しずつアイブが激しくなる…エリカの荒い吐息が喘ぎに変わる。
手を太ももに回す。僕の手がイヤラシク撫でまわす。脹脛から膝の裏へ…
「ア…ンン…ウ…おかしく…なるよ」
狂って欲しい、ボクに狂って欲しい…僕はそう思った。

<>876 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:15:12 ID:3A/y/2cQ0<>
エリカの最も敏感なトコに触れる。
エリカの声が、喘ぎが一瞬…静まって、身体に力が入る。
パンティ越しにエリカの最も敏感なトコに指を這わせた。
エリカの全身から力が抜けてイク…。指先に湿り気を感じる。僕自身が狂いそうだった。
少しずつ、大胆に触る。僕の口はエリカの敏感な部分を含んでいる。
エリカの手が僕の背中をまさぐる、まるで何かを探しているかのように…

パンティの際に手をかける。骨盤の辺りからそっと脱がし始める。熱気を感じた。
靴下と一緒に全てを脱がす、エリカの生まれたままの姿に僕は感動した。
エリカは両手で顔を覆い隠している。僕はエリカの臍の辺りに口をつけた…。
「シンジ君狡いよ。エリカだけ裸だよ」
ベルトを外し、パンツとトランクス、靴下も脱いだ。
「僕も脱いだよ」
エリカの両手をそっと外した僕はエリカを抱きしめた。

<>877 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:35:34 ID:3A/y/2cQ0<>
エリカの身体が熱い。
「このまま抱きしめていてもいい?」
「うん、シンジ君…嫌いにならないで」
僕がエリカを嫌いになる筈なかった。否、嫌いになれる筈がない。
「エリカを感じるよ」
「シンジ君を感じる」
僕はエリカの太ももをそっと開き、手をしのばせた。
「恥ずかしい!」
エリカの最も敏感なトコは…濡れていた。ボクのも…濡れていた。
ユビをそっと動かす。エリカが感じているのがわかる。エリカのジュース…。
「…シンジ君、何…か…変。ア、熱い…よ」
ボクのユビがエリカの敏感な突起に辿り着く。エリカの喘ぎ声が小さな悲鳴に変わる。

<>879 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:38:57 ID:3A/y/2cQ0<>
ボクのユビが執拗に突起を触る。
エリカの喘ぎに曇りを感じる、顔を見上げるとエリカは泣いていた。
「怖いの?嫌な事をしちゃった?」僕は複雑な表情をしていたと…思う。
「少し…だけ…」
「ここまでにしようか?」僕は手を止めて、エリカの肩を抱いた。
「ううん。大丈夫、気持ちいいよ」
「違う、僕はエリカに好きって言えるけど、僕はまだ愛しているって言えてない。」
「気持ちは当然愛しているよ。でも、本当に…本当に心の底からエリカに愛してるって言いたいんだ」
エリカは泣きだした。声をだして泣き出して、僕に抱きついた。
「シンジ君のこと、愛してるよ。」

<>881 :?シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/22(日) 22:52:59 ID:3A/y/2cQ0<>
「エリカを愛しているし、好きだし。一緒にいたい。ホントはエリカとエッチしたい」
「でも、エリカに愛される自信がないんだ」
エリカは僕を見つめ、身体を起こして正座した。
「シンジ君のこと、ずっと好きだし。お嫁さんになりたいよ」
僕はエリカの真っ直ぐな視線に恋をした。
「エリカを愛している。それが自然に言えるようになるまで…」その後の言葉が続かなかった。
心の中では何度も【愛してる】って叫んでいた。

<>947 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:35:12 ID:pKh9QTuR0<>
エリカが身体を寄せてくる。僕のはまだ不自然に勃ったままだった。
「男の子の…初めて見ちゃった」僕はエリカを寝かせキスを繰り返した。
今度はエリカも少し積極的にキスを貪った。
「もう少し…エリカのことを見ていたい」恥ずかしがるエリカの動きを制止してボクはアイブを再開した。
エリカも今度は安心したのか、身体が素直に反応する。
ボクはエリカの乳首を優しく噛んだ。身体が反応する。緊張と弛緩の繰り返し。
僕の…がエリカの太ももにあたる。
「シン…ジ君のが…あたって…いるよ」僕はエリカの手を握り、そっと僕のを触らせた。
エリカの手が優しく僕のを包み込む。僕はアイブを激しくした。
そっとエリカの足を割り、身体をすべりこませる。一気にエリカの最も敏感な部分に口づけをする。
「キャッ」小さな悲鳴とともに足を閉じようとする。ボクはそれを許さなかった。
大きく息を吸い込む。エリカの匂いを全身で感じたかった。
ボクの舌がエリカのキモチイイ場所を探る……。感じているのがわかった。サラサラのジュースが溢れてくる。
「オイシイヨ…エリカのジュース」ボクはワザと音を立てる。

<>948 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:36:10 ID:pKh9QTuR0<>
エリカの身体から力が抜ける。
「シンジ君。恥ずかしい…のに気持ち…いいよ」何度もそう訴えるエリカ。
「もっと気持ちよくなって、エリカの感じている顔が見たいよ」
「もしかして…エリカはエッチな…女の子かな?」
僕は一旦手を止め、エリカにキスをした。エリカがそっと腕を僕の背中にまわしてくる。
映画の中の音楽が雰囲気を作った。
エリカは少し落ち着いてから…僕のを包み込むように優しく握ってくる。
「嫌じゃない?」
「どうして?シンジ君のだもん。でも、どうしたらシンジ君が喜んでくれるかわからない」
エリカの表情から恥ずかしさが読み取れた。そして…少しだけ動かしてくれた。
「気持ちいいよ、エリカ。エリカの顔を見ているだけで幸せだよ」

<>949 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:37:22 ID:pKh9QTuR0<>
「シンジ君も濡れてるね。」エリカは恥ずかしそうに言う。僕はエリカを抱きしめた。
「シンジ君、好き、大好きよ」
エリカはそう言うとおもむろに身体を起こし、寝ている僕に背を向ける形になった。
「食べてもいい?」エリカはそう言うとボクのに顔を近づけた。エリカの吐息があたる。
痛い程に膨張したそれを優しく握るエリカ。少しばかり躊躇を見せた後……。
ボクのにキスをした。全身が痺れるような感覚が僕を襲う。
エリカは何度もボクの敏感な部分にキスを繰り返す。
「シンジ君の味がするよ」僕の心拍数は異常に跳ね上がっている。苦しささえ覚える。
そのままエリカはボクのをゆっくりと口に含んだ。エリカの唇の感触が伝わる。僕の全ての神経がそこに
集中している。狂いそうになる。エリカの口の中で舌先が動く度に…イキそうになる。
エリカの声にならない声が漏れる、僕はもう限界に近かった。
僕は身体をずらそうとするが、動けなかった。身体が麻痺しているかのようだった。エリカの尻のあたりを
撫でまわす。エリカの敏感な部分の感触を確かめるのが精一杯だった。

<>950 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:38:08 ID:pKh9QTuR0<>
爆発した。
そう表現するのが最もふさわしい気がする。僕の身体は硬直し、何度もドクドクと脈打った。
同時にエリカの驚きの声がする。……エリカはそのまま僕のを飲み込んだ。
……僕の身体はダラシナク弛緩していた。
エリカはそっと口を離して……僕のそばに寝た。僕もエリカも荒い息をしている。
「ありがとう、でも…ごめんね」やっとの事で言葉がでた。
「ううん。嬉しいの。意味わかんないけど、嬉しい」エリカは抱きついてきた。
僕はしばらくの間、エリカを抱き…浅い眠りに落ちた。

<>951 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:38:58 ID:pKh9QTuR0<>
ふと目を覚ますとエリカは僕の身体に毛布をかけていてくれているのに気づいた。
僕の胸の中で小さくなって眠っている。僕は気づかれないようにそっとキスをした。
時計を見ると6時前だった。
エリカの身体を撫でている間に僕はまた欲情した。
そっと愛撫を始める。エリカの乳房を揉みしだき、乳輪に舌を這わせたトコでエリカが目を覚ました。
「シンジ君、もう朝だよ…恥ずかしいよ」
僕は構わずにエリカの乳首を舌で転がした。
「ア…アン…スゴ…ンン」エリカは激しく感じ始めていた。
僕は躊躇することなく、エリカの最も敏感な部分に口を這わせた。エリカの手がシーツを握りしめる。
僕は舌先をエリカの中に押し込んだ。唇で襞を分けるようにして、舌先を侵入させる。
エリカのシーツを握る手に力が入る。ジュースは溢れ出てくるのに、エリカのソコは固く閉じている。
敏感な突起に舌を這わせ、ボクのユビが侵入を試みる。
「イタッ、痛いよ」エリカの反応に合わせ、ユビの力を抜く。エリカの身体が硬直する。
僕はそれを執拗にくりかえした。

<>952 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:39:40 ID:pKh9QTuR0<>
「シンジ君、狡いよ…エリカだけ恥ずかしい…よ」エリカが僕の背中を軽く叩く。
「シンジ君も気持ちよくなって」そう言うと僕を寝かせる。
エリカは今度は躊躇いもなく僕のを口に含んだ。僕はエリカの腰に手を回し軽く持ち上げ、
シックスナインの体勢に持ち込んだ。エリカの口からボクのがこぼれる。
「ダメ、シンジ君!恥ずかしいよ」ボクはエリカの尻の双丘を開き、音を立ててむしゃぶりついた。
エリカの背中が弓なりに反る。軽い悲鳴とともに喘ぎ声が聞こえる。
「ボクのも、お願い」ボクがしゃぶりながらそう言うとエリカはボクのを口に含んだ。
舌をリズミカルに動かす。ユビも使う。執拗に最も敏感な突起を舐めていると、エリカの身体が震えだした。
エリカはボクのを掴むのが精一杯で口に含むことも忘れていた。
一瞬、背中が大きく反り返り…エリカの身体がボクの上でバウンドした。
エリカの身体から力が抜けていくのがわかった。

<>953 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:40:30 ID:pKh9QTuR0<>
エリカの身体をすこしずらしてボクの腕の中に収める。エリカは荒い息をしたまま、目を閉じている。
時計に目をやると七時をまわっていた。
ゆっくりと眠らせてあげたかったが、時間がなかった。
エリカにそっとキスをして、カーテンを少しあけた。普段は雪のように白いエリカの身体はサクラ色に染まっていた。
気持ちが落ち着いていく。僕はエリカの息が落ち着くのを待って話しかけた。
「今すぐでなくてもいい。エリカが欲しいよ。エリカの全てが欲しい。ずっと一緒に居て欲しい」
「うん。シンジ君がいい。ずっとシンジ君のそばにいたいよ。」
少しの間抱き合ってから、ノロノロと着替えをした。
「シンジ君、みちゃダメ!恥ずかしいでしょ!」僕が着替えを見ようとすると…すぐに気づき、怒る

<>954 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:41:32 ID:pKh9QTuR0<>
用意が終わりエリカを送り届ける事にする。
しっかりと手をつなぎ、ゆっくりと歩く。
「シンジ君の裸…見ちゃった」エリカは恥ずかしそうに呟いた。
「僕だってエリカの裸をイッパイ見たよ」明るい声で言う。
エリカは顔を真っ赤にして僕の背中を叩いた。
エリカを自宅に送り届ける。玄関先でネックレスを忘れた事に気づくが、僕が大切に預かっておくからと
取りに戻ろうとするエリカを家の中に押し込んだ。
帰りにローソンに寄り、オロナミンを買う。僕はオロナミンを飲みながら幸せに浸った。
主玄関から入る。母は起きてきていた。今。帰ったの?って言葉に
「さっき、エリカが少し寄って行ったよ。中途半端な時間だったし」僕は返事をして一旦上に上がった。
顔を洗うが風呂に入るのは止めた。もう少しだけエリカの匂いに包まれていたかった。

<>955 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:42:25 ID:pKh9QTuR0<>
昼頃にインターホンで起こされる。
ノロノロと下におりる。一応は元旦を祝う事に。
お屠蘇嫌いの父に合わせて冷酒で乾杯をする。おせちを少しつまみ僕はお年玉をもらった。昨日も小遣いを貰った
から辞退の姿勢を見せたが、それはあくまでポーズだった。
母は相変わらず元気だった。「今日はエリカちゃんは来ないの?」
「多分、寝てるんじゃない?朝まで踊ったり、お参りしてたし」
お雑煮を食べながら答えた。父はぼんやりとテレビを見ている。僕も釣られてテレビを見た。
昼食を終え、部屋に上がる。睡魔が襲ってきた。
夕方になり、エリカに起こされる。部屋は既にエリカが片付けてくれていた。
「さっき電話でご挨拶したら、シンジ君が寝てるから起こしにおいでって…」
このまま晩まで寝続けたら、僕が夜中に目が冴えて暇だろうって母が言ってたらしい。
「シンジ君のお父さんとお母さんは初詣に出かけたわよ。」そう言ってエリカはベッドの横に座った。

<>957 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:45:28 ID:pKh9QTuR0<>
ほんの数時間しか離れていないのに、エリカはキレイになっていた。そんな気がした。
僕は正直にそう告げた。エリカは「馬鹿」って小さく呟くと、嬉しそうな顔を見せた。
「こっちにおいで」そう言うと僕はエリカを抱き寄せた。
「不思議。シンジ君にギュッてされると安心する」エリカは幸せそうに呟く。
僕はずっとエリカを抱きしめていたい、そう思った。

「少し散歩しよう」僕とエリカはコートを羽織り表に出た。玄関を出た所で両親が帰ってきた。
「財布を二人とも忘れたのよ。それより西宮戎に行くけど、一緒に来る?」エリカは僕の顔を見て、
「行った事ないから嬉しいです」母は僕に玄関に財布があるから取って来てといい、
僕は急いで取りに戻った。
道は空いていた。すぐに西宮戎の近くまで来る。路駐出来る所を探し、車を止めた。
「ここは商売の神様だから十日戎が賑わうのよ」母がエリカに戎さんの説明をする。

<>958 :?V???W ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 10:46:45 ID:pKh9QTuR0<>
迷子になったら赤門を待ち合わせ場所にすると決め、境内へ。出店も出ていて賑わっている。
お参りをすませ、茶店で甘酒を飲む事に。エリカは初めて甘酒を飲んだ。
「暖かくて、甘くて美味しいです」その後、麩を買い…池の鯉にあげたりした。
父がせっかく西宮に来たんだからパチンコをしようと提案するが、母が即却下した。
「あんた達どうする?何処も行くとこないでしょ?このまま帰って一緒にご飯食べる?」母が聞くが、
エリカは親戚が訪ねてきているし…正月なのでと遠慮した。車でエリカを自宅まで送って行き、
三日に遊びに行く約束をして別れた。エリカは二日は親戚参り(久しぶりの正月)をして、
一年分の収入を稼ぐと張り切っていた。
僕はそのまま両親と帰宅した。

<>40 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:26:20 ID:C/Yq24Z2O<>
二日は一日中のんびりと過ごす。ハルホから電話があったが、普通に正月の挨拶って感じだった。
冬休みの間に暇があれば電話して欲しいと言われ、うやむやに返事をした。
エリカからおやすみの電話があり、ハルホから電話があった事を話すか、一瞬迷ったが変に心配させるのも嫌だったので黙っていた。
三日
昼過ぎにエリカが訪ねてきた。エリカの顔を見るだけで、たった一日逢えないだけでも寂しがってる自分に気付いた。
「晩ご飯は鮎川さんの所と一緒なんだから、早く帰っておいでよ」そう言われながら僕はエリカと出掛けた。

「神戸はまだ店もあいてないから梅田かアメ村にしよう」僕は提案した。
エリカと電車に乗り梅田へ。
僕は反対したのだが、エリカは福袋を買うと主張する。エストやロフトを見て回るが、エリカも僕もそれ程欲しい物はなかった。
四ツ橋線に乗りアメ村へ…アメ村には御堂筋線よりも四ツ橋線。
アメ村は賑わっていた。ロボットで服を物色し、デプトへ…。ビームスからカンテでお茶をする。
ハニーチャパティとマサラチャイがエリカの定番で、僕はラッシーを飲む。

<>41 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:27:54 ID:C/Yq24Z2O<>
「後でバルをチェックしたいな」時間はタップリとあったので、古着屋さんなんかをまわる。
空振りになるのも嫌なので、二人で揃いのバングルをビームスで購入した。
そろそろ帰ろうとなり、梅田から家に電話する。
「白菜と鳥のミンチ、軟骨もあれば買ってきて」なければすぐに電話くれとの事。
「多分、今夜はチャンコかうどんすきだね」
「シンジ君のお母さんのつくねはふっくらしてて美味しいから大好き」
エリカと二人でデパ地下へ。目当ての食材を買った後、家に電話をしてからエリカの最大の目的である福袋売り場へ。

ヒロミチの福袋をゲットしたエリカはニンマリしていた。
帰りの車中でエリカが要らないのは僕にくれると言うので
「多分、福袋ごと僕にくれる事になるよ」
……。
エリカが食材の入った袋を持つ僕を見て
「シンジ君と未来もこうして食材を抱えて…一緒にいたいな」と呟いた。
電車が芦屋駅について僕達がラポルテ沿いに歩いていると、ハルホとスレ違った。
正確にはスレ違ったらしかった。

<>42 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:31:58 ID:C/Yq24Z2O<>
エリカの家にエリカを送り届ける。そのまま7時に約束すると、僕は帰宅した。
母に食材を渡し僕は二階へ。すると少ししてからエリカが食材を持って手伝いにやってきた。
7時過ぎにエリカの両親がやってきて挨拶を済ませると食事が始まった。
鍋が煮えるまでの間、エリカのお母さんが用意したオードブルをつつく。
緊張していたのは僕とエリカだけだった。もちろん、親同士も緊張していたのだろうが…
僕やエリカには表情を読取るだけの余裕はなかった。食事が終わり、エリカ達が帰ったのは10時を過ぎた頃だった。
片付けの手伝いを済ませ、部屋に上がったのは11時過ぎだった。僕は上で風呂に入る事にした。

四日、五日はエリカが家族と里帰りする事になってたので、次に逢えるのは六日だった。四日は僕の方も祖父に会いに行く事になっていた。

<>46 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/24(火) 23:56:28 ID:f7PTEzcu0<>
五日
少し退屈していた僕は三宮に出た。
竹山さんらが集まっているJavaに顔を出す。正月らしく、スローなモダンジャズがかかっていた。
「明けましておめでとうございます」
「おう、今年も宜しく!」
そのまま僕も混ぜてもらい、ダラダラと過ごす。僕は適当に相槌を打った。
アレンジャーがどうこうなんて話はサッパリだった。
皆はハックルベリーやホンキートンクに行くと言うので、僕は高架下をブラつく事に。
「ミサが棚卸ししてるから覗いて来いよ」別れ際に竹山さんに声を掛けられる。
あまり気乗りしなかったが、とりあえず挨拶に向かった。
店に着くとミサネェは明日からのセールの準備をしていた。
「ちょうど良かった、コーヒーお願い。」挨拶より先にコーヒーを買いに行かされる。
……。良かった。いつものミサネェと僕の関係だ。そう思いながら、僕は全部で4本のコーヒーを
買う。店に戻り、ミサネェと同僚の人に差入れをする。

<>49 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 00:08:26 ID:7WwL2iNC0<>
新年の挨拶を済ませるとミサネェの同僚の一人が靴下占いの人だと紹介される。
「シンちゃん、靴下脱いでごらん」僕は固く断った。
そして、靴下占いが失敗した原因が分かったような気がした。
コーヒーを飲みながら靴下占いの人に僕を【年下の彼】と紹介したのにはビックリしたが、
もう一人のミサネェの同僚がやんわり否定してくれた。
「でもシンちゃんはオイしそうでしょう?」
「そりゃぁ可愛らしいけど、彼女いるもんね?」
僕はどう答えていいのかわからず、俯いてしまった。
ミサネェはそっと耳元で「美味しいもんね」と囁く。
僕は耳まで赤くなった。
「アンタ、シンジ君に何言ったの!」その言葉に僕は救われた。
靴下占いの人はニコニコしていた。
その後、僕は力仕事を少し手伝った。

<>51 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 00:29:34 ID:7WwL2iNC0<>
店の棚卸しが終わるまで付き合ったら……僕にはまだ振り切れる自信がなかったので、
早々に帰る事にした。
…これでいいんだ、少しずつ、少しずつ…
そう思いながら帰宅した。
部屋に入り、ぼーっとしているとエリカから電話があった。
竹山さんやミサネェと会った事を話す。明日はデートしよう、そう約束して電話を切った。
晩ご飯を食べ、部屋で音楽を聞いているとインターホンが鳴った。
電話に出ると…ハルホからだった。

<>60 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:34:40 ID:CxsEz2PbO<>
「ちょっとシンジの声が聞きたかったの」
……。僕は答えを探した。
「本当はこんな電話をしたら…シンジに嫌われるよね?」
「電話ぐらいで嫌いにならないよ。それにハルホを嫌いになった訳じゃないし…」
本当は【別れた理由が】を挿入すべきだったのに…僕には出来なかった。
「シンジは優しいね。でも…シンジの優しさが私を傷つけてるんだよ」
ハルホの声は少し…ほんの少しだけ涙声だった。
「私…どうしたんだろ…こんなの嫌われるだけだよ」
僕にはハルホの気持ちがわかった。…本当は何もわかってないのに…わかったような気がしていた。
「好き…って…痛いんだよ。心がとっても痛いんだよ、シンちゃん知ってた?」
僕は本当は…知ってたような気がした…。だけど、何も言えなかった。
「ちょっと前まではラブラブだったのに…いつの間にか一人ぼっちなんだよ」
「うん、俺が悪いをだよな…ハルホには…」
「その先は言わない約束…だよね?」

<>61 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:36:27 ID:CxsEz2PbO<>
ハルホは僕の言葉を飲込んだ。
「どんどん嫌な女の子になっちゃうよ…」
「それはないよ」
僕は辛くて…電話を切りたかった…。
「もう…可能性ないのかな?あの子には…勝てないのかな?」
……。
「ゴメン…今の俺にはそれしか言えないよ」僕には…それが精一杯の言葉だった。

電話を切った後…僕は風呂に入った。湯船に使って…全てを洗い流したかった。
それが出来ないのはわかってたし…そうしたくもなかった。いまだに心のどこかにハルホは存在していた。

<>62 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:39:24 ID:CxsEz2PbO<>
風呂を上がり、寝る準備をしていると…インターホンが鳴った。
内線とは違う…。
おそらくハルホだろうと思ってドアを開ける。
そこに立ってたのはやはりハルホだった。
「ごめん、きちゃった…」
僕はハルホを部屋に入れた。
「今、風呂上がりだから…すぐに着替えるから」
着替えたらハルホを送っていくつもりだった。
「部屋…変わってないね」ハルホは部屋を見回す。
「すぐに帰るよ。これ以上嫌な女の子になりたくないし…声をきいたら顔が見たくなっただけだもん」
僕とハルホの間に微妙な空気が流れる…。
炬燵に入りホッとしたのかハルホの表情が崩れる。
いつものように…僕はハルホの向かい側に座った。
ハルホが寝転がる…
「いつもの天井じゃないみたい。こんなんだったかな?」
……。

<>64 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:45:40 ID:CxsEz2PbO<>
「やっぱ帰るね…シンジのもう一人の彼女に悪いし」ハルホはワザと悪戯っぽく笑う。
「送っていくよ」
「いい!」僕がコートを羽織ろうとすると、ハルホは走って階段を降りた。
玄関を出て…少しした所で僕はハルホに追い付いた。
彼女を振り向かせると…ハルホの目には大粒の涙が溢れていた。
「だって!寝転んだ時に彼女の顔が浮かんだんだもん!」
僕はハルホを抱き締めた…。ハルホにかける言葉もなかったし…そう…してしまっていた。
ハルホを抱いた時…違和感に似た…何かが違ったような気がした。
「シンジ…ごめんね…ごめんね」
本当に謝らなきゃならないのは…僕だった。
「帰ろう…」
僕は身体をそっと離すとハルホの手を引いた…。
早く送り届けなければ…僕が壊れる…そんな気がした。
「あの子といる時のシンジ…幸せそうに見えた」

<>66 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/25(水) 06:51:47 ID:CxsEz2PbO<>
ハルホを送り届けた僕は…真直ぐに帰った。
ハルホを苦しめているのは僕だった。そして…僕も苦しんでいた。
ハルホを犠牲にして…僕の幸せは成立しているような気がした。
あの時のミサネェの言葉を思い出すが、もう…ミサネェに頼る事は出来ないと思った。
僕はハルホに別れを告げなければならなかった。ハルホの為にも、そうしなければならない…。
部屋に戻っても僕は落ち着かなかった。何故かハルホの残香がある気がする。

布団に入ると…エリカの顔が見たい、強く思った。

<>204 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 12:58:41 ID:WKgMU1eU0<>
二月第一週

ミサネェは後期試験と就活で忙しいらしく、会う機会もなかった。ハルホからはあの日以来連絡もなかった。
変わった事といえばエリカが髪を切った事と普通科の生徒に告白された事ぐらいだった。
そんな時、中学の時の同級生からハルホが盲腸で入院したと連絡が入った。
「三日前に入院したらしいよ。昨日手術したって。シンジ君も良かったらお見舞いに行ってあげてよ

その日、僕はバスに揺られて芦屋市民病院へ向かった。

<>205 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:00:46 ID:WKgMU1eU0<>
病室をノックし、部屋に入る。ハルホは漫画を読んでいた。
「大丈夫?」「お見舞いに来てくれたんだ。…まぁシンジに連絡してって私から頼んだんだけどね」
「元気そうでよかった。何を持ってきたらいいか分かんなかったから…とりあえず」花を渡した。
「ありがとう!でも、花瓶ないから…どうしよう?」花はとりあえずお母さんが来たら考えるって事になった。
すぐに看護婦さんが入ってきて傷の消毒を始めた。その間は僕は病室の外で待っていた。
看護婦さんと入れ違いで病室に入る。
ハルホに病状を聞くが、本当に大した事はなさそうだった。
「明日からは大部屋に移るし、ホント大丈夫。」
運動出来ないのと退屈なのが問題だけど、それ以外は問題ないとの事だった。
面会時間が終わりになる頃、ハルホの父親がハルホの様子を見に来た。
僕はハルホの父親に挨拶をして、病室を出た。
バスの時間を見たら…かなりの時間があったので、僕はタバコを吸いながら歩いて山を降りた…。
—このまま友達の関係になれたらいいのに—

<>206 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:01:44 ID:WKgMU1eU0<>
次の日
晩ご飯の後にエリカが勉強しに来るので、それまでに約束していた漫画をハルホに届けに行く事にす
る。
ベスパにキックを入れ、僕は市民病院へ向かった。
受付でハルホの新しい病室を聞き、部屋に向かう。部屋を訪ねるとハルホのお母さんが彼女の世話をしてい
た。
挨拶をすると、昨日の花の礼を言われ
「ハルホ、お母さんご飯の仕度に戻るから…後でお父さんと来るね」
少し気を使ってくれたみたいだった。
鞄から頼まれていた漫画と林檎ジュースを取りだしハルホに渡す。
「ありがとう。でも、もうすぐ退院だけどね」
会話の糸口がみつからない…僕も…多分、ハルホも同じだった。

<>207 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:02:43 ID:WKgMU1eU0<>
「傷口見る?」ハルホが明るく話しかける。
「いや…それはいいよ」
「シンジの知らない私になっちゃったね」傷口を指しているのか…僕達の距離を言ってるのか、わから
なかった。
ふっとした間があり、ハルホが布団の中からそっと手を出し…僕の手を握った。
「こっち来て」ハルホが小声で呼ぶ。僕がハルホの顔に耳を近付けると…そっと頬に唇が触れた。
「何もお返し出来ないから…」そう言うとハルホは僕に笑顔を見せた。
—その時は僕も…上手に笑えてたのだろうか—
ハルホの学校での話やクラブで大会メンバーになれそうだとかの話を聞く。

<>208 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:03:41 ID:WKgMU1eU0<>
暫く話しをしていたら、ハルホの彼氏が見舞いにやってきた。
「盲腸だって?大丈夫か?」彼氏は僕を横目で牽制しながらハルホに聞いていた。
「それじゃ、失礼します。早くよくなって下さい」僕は彼氏に頭を下げ部屋をでた。
部屋を出る時に「なんでアイツが…」…続きは聞こえなかった。
僕がエレベーターホールでコートを着ながらエレベーターを待っていたらハルホの彼氏が追いかけて
きた。
「どういう事なんだ?」
僕には彼氏の質問の意図がわからなかった。
「アイツはお前とは会わないって言っていたんだ。どういう事なんだ?」
…意味がわかった。
「彼女の同級生からたまたま電話があったんですよ。手術をしたって。それで見舞いに来ただけです
。」
僕はそう答えながら—五日も知らなかったっておかしくないか?— …そう思った。
「そういう事なら仕方ないな。ハルホが言ってたのと同じだし」威厳を保とうとして、続けて
「アイツも迷惑そうだったし、すぐに退院だろうから…もう来なくていいよ」

<>209 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:05:02 ID:WKgMU1eU0<>
「もう退院みたいだし、来る必要もないでしょ?」僕はカチンときていた。
「それに…」言いかけて、僕は続きを抑えた。
話は途中だったが、無視して僕はエレベーターに乗った。
ベスパにキックを入れる、なかなかエンジンが掛からなかった。
必死にキックを入れている内に…不思議な事にハルホの事も、彼氏の事も忘れていた。

部屋に戻り、顔を洗い食卓へ。
食事を済ませた頃に電話が鳴った。エリカからだった。
暫くしてエリカがやってきた。僕はハルホの入院の事を話すべきか迷ったが、言えなかった。
本当は話すつもりだったが、エリカの幸せそうな表情を見ていると…僕には言えなかった。

<>210 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:06:03 ID:WKgMU1eU0<>
二月第二週
ハルホから電話があり、退院したとの事だった。ハルホは彼氏の非礼を気にしていたが、僕は気にならない
し心配いらない…と答えた。
—なんとなく、このまま薄れていくのだろう—…電話を切った後で僕はそう思った。

次の日、エリカと三宮へ買い物に出かける。
「シンジ君、寒いね。」エリカはそう言うと僕の手をキュっと握った。
「手袋があるから有効利用しよう!」僕はそういうとエリカの右手に手袋をつけた。僕は左手に手袋を
つける。
「あったか〜い。シンジ君。これはナイスだよ」
僕はエリカの左手を握ると自分のダッフルコートのポケットにつっこんだ。
「これで完璧」

<>211 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:07:01 ID:WKgMU1eU0<>
【one way】で文房具やポストカードを物色する。僕はセルロイドのペンケース。エリカはバーバラクルーガーの
有名なイラストのトートバッグを買った。
その後は【スリーゲル】でアンティークの雑貨を見る。

「喉が乾いたね、ココアが飲みたいよ」僕はエリカに提案し、【JAVA】に入った。
「後で【ウェストエンド】もみたいね」その店は高いけど、カッコよかった。
「そうそう、シンジ君。バレンタインはチョコの他に何がいい?」エリカはメモを取る仕草をする。
「エリカと一緒にいられたらそれでいいよ」別に特別な事を言ったつもりはなかったが、エリカが顔を真っ赤にする。
「もしかしてエッチな事を想像した?」僕は小声でイタズラっぽく、エリカに聞いた。
「チアキがね…変な事を言うから…」エリカが手を振って釈明する。
「チアキがなんて?」僕はエリカを追詰める事にした。
「シンジ君が絶対に求めてくる…って。だから逆に…頭にリボンを乗せてシンジ君に…迫れっ…て」
僕は一瞬想像して吹き出してしまった。
「最近、チアキがエッチな話ばかりするから困るよ」僕は全然困らなかった。

<>212 :シンジ ◆MEx/4CS4Gs :2006/01/27(金) 13:08:01 ID:WKgMU1eU0<>
【JAVA】の小さな椅子とテーブルはエッチな会話を小声でするには最適だった。
「じゃ、それをリクエストしようかな」僕はイヤラシイ顔をしていた。
「エッ…」エリカは悩んでいる。
「ウソ、嘘。僕はエッチなエリカよりもエッチな事をされてるエリカが好きかも」追い打ちをかけた。
「○△×▲☆…」エリカは簡単に壊れた。
自分で苛めているのに困った顔をするエリカを見て愛おしくなる。僕は変態だと思った。
「ごめんね。ホントはエリカの困った顔を見るのが好きなんだ」
「シンジ君、趣味悪いよ。それに変態」エリカは怒った素振りを少しみせたが、ホッとした様子だった。
その後、チアキとエリカのワイ談の内容を聞き出す。…そこには、ちょっと興奮してしまう僕がいた。

【友達】フラ【セフレ】

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母のフラダンスも三年目を迎え、去年はソロ、今年は本場ハワイからプロの
男性を迎えペアでイベントに出演します。
”浜辺の月光下でフラを踊る女に、若者が恋をする”スローバラードです。
母は顔は、まあまあの美人ですが、スタイルは大きな胸とお尻、くびれた
腰、長い脚と日本人離れしていて、小麦色の肌を汗でぬめらせて、腰をクネ
クネと振るダンスは超エロっぽく、男性パートナの”コムさん”も「現地ハ
ワイでも、この曲でこれだけセクシーに踊れる人はいない!」と絶賛です。
二人のダンスは出演を増す度、息が合い素晴らしく本当の恋人?と、思わず
想像する位、セクシーになっています。
昨日、出演するステージの背景色が母の衣装とダブり映えない為、出演間際
に急遽、着替える事になりました。
控え室で、母、コムさん、女性スタッフが大慌てで着替えをしてるのを、僕
は、入り口のロッカーの影で覗いていました。
母が自分の髪飾りやアクセサリーを交換し、女性Sが胸のブラジャーや巻き
布を脱がせ、なんと下半身はコムさんが脱がせ始めました。

コムさんが腰布を取り、Gストリング(小さな三角と細紐だけのパンティ)
を脱がせると、母の手入れされた薄毛の陰毛が、顔の直ぐ前に出ました。
コムさんは、その陰毛の奥の割れ目に口を押し付けて舐め始めました。
さすがに母は「いやぁん!」と腰を引き「いやぁん、もぅ〜こんなとこ
で……..」とコムさんを睨みつけました。
コムさんは、色違いのGストリングを母の股間に喰いこませてやり、へそ下
15センチ位で陰毛の露出手前、尻の割れ目が露出する様に傾斜させて腰布を
巻いてやりました。
この様子を見て、僕はやはりあのエロイ踊りは、Hをしているからこそ出来
るのか?と、ショックを受けました。
Hしてますよねぇ?

【友達】あぁ~人肌恋しい~、誰か~【セフレ】

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「あぁ~人肌恋しい~、誰か~」

アタシの名前は『錦川 翔子(にしきがわ しょうこ)』
高校2年 陸上部 主に幅跳び
あのぶっ飛んだ時の開放感がたまんないのよね~(−−)(_ _)ウンウン
ちなみに髪型はツインテール♪♪

そうそう今のアタシは非常に人恋しい
もう、彼氏レベルの女の子から友達レベルの男の子まで
だれでもいいの!!
ってまぁこんなことばっかり言ってるから
人からバイセクシャルとか言われちゃうのよね~(汗)

ってこんなこと言ってる場合じゃないわ!!
どーにかしなきゃ

・・・
・・・
ここはやっぱりお願いしてみようかな・・
え?誰にって?
そりゃあ、親友よ親友^^
うん!そうしよう!
明日ってちょうど部活のプチ合宿の日だし
夜になればそりゃあもう・・・

むふふふふぅ・・・(‾ー‾)

「よし、最後に3キロランニングだ。身体をほぐす感じを忘れるなー!!」
「「はい!!」」
うちのコーチって最後に走らせたがるのよねー。
まぁいいけど

タッタッタッタ・・
軽快なリズムで走り続けてる
先頭を見てみるとみんなよりも頭一つ先に走ってる子がいた。
その子こそアタシの親友
『玖珂 光姫(くが みつき)』である。
学年はアタシと一緒。種目は三段跳び。
小麦肌と軽い茶髪のショートカットで結構遊んでる?みたいな感じなんだけど
両方とも本人の自前なんだって。
しかも性格は真面目、ちょっとだけ天然入ってるし;
そして胸なし(笑)
ただ足はかなりキレイだよ、マジで♪
アタシが男ならあの足だけでいろいろ満足×2(^^)
でもね~あの子陸上やり過ぎで普通に男の子と話したこと
あんまないのよね、もったいない。
そこが狙い目なんだけどね(ニヤリ)

「はぁ~やっと終わった」
さすがに合宿だとシゴキに遠慮ないわね~。
うわっ、あ、汗が谷間ですごいことに−−;(汗)

そして夜、合宿所にて・・

「光姫~、一緒に寝よ♪♪」
「え?う、うん。別にいいけど・・」
この合宿所、うちの学校が民間の会社と共同経営しているところで
宿泊施設がたくさんある。
今回は、2人一部屋ってことになってる。
うーん、神様ありがとうー(‾0‾)
ちなみに今回の合宿で寝る時の格好は体操着になってる。
まぁ各担当によって毎回違うんだけどね。
「あれ?翔子って寝る時にも靴下履く人なんだ?」
「そだよー。アタシ冷え性入っててさー、夜寒いの;」
黒と白のボーダーのハイソックスを履いた。
「そういうアンタだって履いてんじゃん。」
「わ、私のは、タイツなの!」
体操着のハーフパンツから伸びてるグレイカラーのタイツの足が
もっっっそい、セクシー♪♪
☆ゴチ☆になりた~い(゜□゜;)
「っていうか、タイツ履いて寝るくらいなら普通に長パンで寝たらいいじゃん^^;」
「冷え性でハーパンのあんたに言われたくないわよ!!」
もっともだ(笑)
「それじゃあ、寝よ♪」
「あ、ちょっと待って」
光姫はそう言うとコソコソとなにかを準備し始めた。
「待ってって・・なにしてんの?」
「翔子、ちょっと後ろ向いて」
ゴソゴソ・・
はぁ~、なになに?後ろに向かせて手を後ろで組ませて
そしてビニールロープ的なもので縛ると・・
縛る?
・・・ってえぇ!?
「ちょっと光姫ぃ!?なにしてんの!?」
「いや、なんかたくらんでる顔してたから・・。」
「だからって親友を縛る!?」
「う、動けなくしちゃえば安心かなって^^;」
「その考え危なすぎ!!!」
会話をしながらもしっかりと縛られていった。

最初は後ろ手
「い、いたっ」
「あ、ごめん。もうちょいゆるくするね」
「いや、縛るのやめてくれれば一番いいんだけど(泣)」
胸にも巻きついていく
「こうやって胸が出るように縛ると光姫って結構大きいよね?」
「そりゃあ、胸なしのアンタよりはよっぽどあるわよ~^^」
「むむ(怒)」
ギュッ
「あたたたた!」
「さてと・・次は足っと」
「ちょっ、待って、足までやらなくても」
「やる時はトコトンやらないと・・ね(^_−)」
性格がマジメなのがここに来て裏目に出たかぁ!?
緊縛までマジメじゃなくていいのに;
足首・太ももをがっちりと巻かれて
なにもできなくなっちゃった(マジ泣)

ギリギリ・・
ロープとロープがすれる音がする
「ここまですることないじゃないの!」
いくらなんでもあんまりだ。
「後はこれで終わりだよ。」
光姫は練習で使う、ハチマキを取り出し
目の周りに巻いた。
その、なんというか・・・目隠し?
「オイ(怒)」
いや、さすがのアタシもプチッとくるよ?マジで?
「や、やるときはここまでしないとダメだよっ言われたから・・・」
「誰に?」
「え、演劇部の友達・・」

ヤ・ツ・ら・かぁ!?

よ、余計な入れ知恵をぉ!!
「ご、ごめんね。も、もう寝よ、ね?」
そそくさと、電気を消し
アタシを寝床まで転がして布団を掛けた。
「そ、それじゃ、お、お休み~(焦)」
寝ちゃった
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
アタシの人恋しいのを脱却する計画がぁぁ!!

いやいやいや、絶対脱却してやる。
ま、まずはこの拘束からの脱出じゃあ
見ちょれよ、光姫。このロープの窮屈さは3倍返しだからね!!

「んっ・・・っく・・・んんん・・・・っ!?・・はぁはぁ・・・」
ギチギチ ギュッ・・
縛られてから1時間は経ったのかなぁ・・
ずっとこのロープと格闘してるけど解ける気配がない・・ん?

スッ

「あっ」
今、あと少しで手が外れそう。もう少し
「うーーー・・・ん・・んんん」
あ、あ、あ、あとちょい・・
「う~ん、翔子ちゃん・・・んん・・うるさい」
「え!?あっ、ああ・・むぬぬ、むううううぅ!!!」
半分寝ぼけた光姫にその辺にあった布地を口に突っ込まれて
タオルで口に猿轡をされた。
ご丁寧に解きかけの縄も締め直された。
「む~~ん(T□T)」
ひどいよぉ

その後しばらくして・・

「翔・・子?どうした?」
「んう!?」
もがき疲れきってたトコロにいきなり声がかかった
「シッ、静かに。私だ、美鷺だ」
「んんぬぅ?」
『四辻 美鷺(よつつじ みさぎ)』
この子も同い年。陸部で長距離の選手。
第一印象がセミロングの髪、クールで無表情なヤツ
だけど結構アタシ達と仲いいんだよね。
この子、隣の部屋だったはずだから、アタシの声でも聞こえたのかな?
「うううぅ・・」
「待て、今、口の外すから」
カサカサ
「ぅぅ・・・う・・ぷはぁ、ハァ・・ハァ・・」
口からちょっと濡れた感じの布がたくさんでてきた。
苦しかったよぉ
「はぁ~・・あ、ありがと、美鷺」
「うん。でも一体どうしたの?見たところ光姫は、縛られていないみたいだけど?」
「い、いっとくけど、そーいう趣味じゃないからね!」
「うん。でも私はキミらにそんな趣味があっても、いいと思う。」
「だ・か・ら、そんな趣味ないって(焦)」
「うん。でもどっちでもいい。キミらは私の大切な友達に変わりないから。」
「はっ・・・恥ずかしいこと言ってんじゃないわよ・・(顔真っ赤)」
そうなんだ。こいつ・・
妙に冷静でこんなセリフもサラッと言ってのけるんだよなぁ
「実はね・・」
アタシはこれまでの経緯を説明した

「浅はかだね」
「うるさい、アタシがそれを一番実感してるんだから」
確かにそう言われてもおかしくないか・・トホホ
「今夜は、もうイタズラしないって言うならロープ解くけど?」
「今日なんてもうできないわよ!ってかイタズラじゃないもん!」
「ふふふ、はいはい・・」
暗がりながらその笑い顔はとても自然にかわいかった。
まぁ目隠しされっ放しだから想像だけどね(笑)
コソコソとロープを解こうとしていたその時

ごそっ!!

「「!?」」
アタシ達は音の方向へと目をやった。
光姫だ。
フラフラしているトコロを見るとまた寝ぼけてるみたいだ。
「んぁ・・・ぁぁ・・みさぎぃ?・・・ぬぁぁ」
「あぁ、起こしちゃったか。ごめん、すぐに帰るよ。」
「ぁあ・・みさぎも~・・私のこといじめに来たの~?・・・」
「そんなわけない。違うから寝て大丈夫だよ?」
「・・・・みさぎも~・・動けなくする~」
「え!?ちょっと待って」
ガサガサ
「あ、ちょっ、ホント待ってって」
キュッ キュッ
「あっ・・・や、やだよ、光姫」
ギッ・・ギチギチ
「うっ・・あっあっあっ!!・・・にゅぅ~・・・」
堕ちたか(ご愁傷様)
にゅぅ~ってなんやねん!?って心のツッコミを抑えつつ
現状確認

アタシは、猿轡を外してもらっただけで
手足はまだ縛られたまんまだし目隠しもとれてない。
美鷺は、あの様子だと手足とか全部拘束されちゃったかな。
あとうめき声しか聞こえなくなったから口も
塞がれちゃったみたい。
光姫は・・寝息が聞こえる、寝たか。
なんとかしなくちゃ・・・。

「美鷺、美鷺・・」
アタシは光姫を起こさないように声を小さく呼んだ
「んん・・」
「いい?今から美鷺の口の布解くから、アタシの手の方に口を」
「むう」
もぞもぞ
「・・・・あ、あれ?」
「むぅ・・・ううぅ!」
え、あ、ごめんごめん;;
手が他のとこ、ひっかいちゃったみたい
後ろ手だからやりづらいよぉ・・
・・・
これ・・かな?
巻かれてた布を引っ張った。
「んんんーー、はぁ!・・はぁぁ・・翔子、痛い・・」
「ご、ごめん・・じゃ、じゃあ今度はアタシの目隠しとってくれる?」
「うん」
身体を美鷺の手を方へ、もぞもぞと移動する
「翔子、どーせ目が見えないんだからじっとしてて」
「うっ!?・・確かに」
指摘されてからじっとしていると
なんかハァハァと息使いが聞こえてきた
「ちょっと、美鷺さん?な、なにしてんの?」
「・・手だとさっきの私みたい痛いから、口で目隠しをとる」
「ふ、ふ~ん・・」
ちょうど眉間のトコに口を当ててきた。
口に目隠しの布を咥えてるせいで息が荒い
布を下の方に段々とずらしていく
「あ・・」
布がちょうどアタシの口あたりまできたところで
美鷺と目があった。

少しの間のそのまま目を合わせたままだった。

「て、照れるからっ(汗)」
沈黙のまま見つめあうことにアタシが耐えられなかった。
「うん、ごめん」
「・・・いいけど」
ぜってぇ今顔が赤けぇ(*/_\*)
正直、自分のことバイセクシャルだとは思っていたけど
さっきのあの子の目は、ヤバイ!!
あの少しトローンとしてるくせに目線はしっかりと相手の方を見つめてる。
あんな・・あんな目で見られたら・・・

嫁にしてくれっ!!婿でもいいっ!!(馬鹿)

「翔子、これからどうしよう?」
「え、いや、そんなこれからだなんて・・一応アタシ達女の子同士だし・・(照れ)」
「なに言ってるの?私達まだ縛られたまんまなんだよ?」
「・・・そうね」
忘れてた(バカ)
お互いの目隠しと猿轡がなくなっただけ
「・・・よし。アタシがなんとか口で縄解くから、後ろ向いて」
「うん」
ようやく手足の縄を解き始めた

「むぁ・・・」
「「!?」」
ヤバイ!?ヤツを起こしたかっ!?
「むぁぁ・・・・また、うるさくしてる・・・もう~(怒)」
ガサガサガサ・・
「えっ、ちょっ!!」
シュルシュルシュル
「にゅ、にゅあぁぁ・・・み、光姫、やめ・・て・・」
ギッチ、ギチギチ
「いっ、あっ、い、痛ぁっ」
ビー、ビリッ  ビー、ビリッ
「「むむー!!」」
残っていた縄で2人一緒に縛られた
ガムテープまで持ってきて口に貼るおまけつきで。
ただ背中合わせじゃなくて、お互い正面を向いた状態でギッチギチに拘束された。
しかも顔がすごい近い・・・

困る(^^;)

「静かに・・・ねぇ~・・・むにゃ」
バタン!!
光姫はまた布団に戻った。
アタシ達はそれ以上拘束を解くことも
助けを呼ぶこともできずに(この状態を他人に見られたらなんて思われるか・・)
そのまま朝までこの格好だった。
時々、美鷺が必死にもがいてる事があった。
そのたびに身体が締め付けられた時の呻き声や
ギチギチと言うロープの擦れた音が響くだけだった。

そんな中アタシはと言うと
こんな状況になりながらも
当初の目的の人恋しいのを解消することを
目の前にいる美鷺にそっと抱きつくことで解消していた。
手を相手に回すことはできないけど
お互いのガムテープで塞がれた顔をそっと近づけて
(まっ、ガムテープ越しならいいかな・・)

「ん・・」
「う・・ん」

あっ・・寂しく・・・なくなったかも

そして朝
「んん、あぁよく寝た~」
おはよう、光姫ちゃん。お目覚めはばっちりのようですね。
アタシはサイコーに寝苦しかったわ(怒)
「あ、翔子、ごめんね~寝苦しかったよ・・ねぇぇぇ!!??」
光姫ちゃん、リアクションでけぇ(怒怒)
「ちょっと!!翔子・・美鷺ぃまで!?なんで!!」
慌てて縄を解きはじめた。
遅ぇよ?(激怒)
どーもこの真面目娘は昨日の寝ぼけた時のことはまるっきり覚えてないらしい。
「ごめんね、本当にごめんね!!」
「光姫、私は気にしてないから」
「美鷺・・ごめんね」
「アタシにはそんなマジな謝罪はないのかしら?」
「だって翔子ちゃん、目が恐かったし・・。」
「ほほう~、左様ですか・・。」
「でもどこであんな縛り方を覚えたの?私なんていくらもがいても解けなかったよ。」
「うん、演劇部の子に教えてもらったんだぁ~。なんかいろいろ才能あるとか言われちゃって(*^^*)」
「そうか、私も習いに行こうかな」
「いいわね~、アタシも行くわ」
「えぇ!?ど、どうしたの2人とも・・」
「「内緒」」
2人の目は妖しく光っていた。

==============
☆~打ち上げ~☆
==============
月見:「実はこの話の主役は光姫だってお前知ってる?」
翔子:「はぁ!?アタシじゃないの!?」
美鷺:「それであの意味不明なタイトルに繋がる訳ね・・。」
月見:「しかしやっぱ、ツインテールだったらツンデレキャラが欲しいトコだよな~、実際」
翔子:「それはなに?アタシに対する嫌味?」
月見:「お前は所詮、か○みんにはなりきれんわ!!」
翔子:「なる気もないし、なれるとも思っとらんわぁ!!!」

翔子 :  「・・・ちょっ;何か妙な画像が見えた気がするんですけど・・・ムダにカラーで(汗」
月見 :  「いや・・・オレも何も聞いてないけど;多分かが○んと聞いて、居ても立ってもいられなくなったのかと ^ ^ ;」
美鷺:「ネタがわかりにくい上に、勝手に文章いじって申し訳ありませんm(_ _)m」
翔子: 「誰の代弁してんの?(^ ^;)」
   「それはさておき、ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
    お話担当月見・各主要キャラになりかわり、お礼申しあげます。」

翔子:「あ、あいさつとられた・・(泣)」
月見:「流れだ、流れ^^」
翔子:「この適当男め・・(−−;)」

月見:「適当で思い出したけど、打ち上げの場所テキトーに決めろって言ったじゃん?」
翔子:「うん、言われた~。」
月見:「なんでここなん?」
そこは光姫と翔子が泊まっていた合宿所の部屋だった。
翔子:「むっふっふっふ・・・。」
美鷺:「ふふ・・」
月見:「何?2人して気持ち悪い^^;」
翔子:「これを見よ!!!!」

キイィィ
部屋の収納スペースの扉が開いた。

「「むううううぅぅぅぅ!!!」」

そこにはこれでもかってくらいギチギチギチギチギチギチ・・・・・に
縛られた光姫がいた。しかも誰かと背中合わせに。

口の中には一杯詰め物がしてあるらしく、ガムテープで猿轡をされている。

月見:「あらま、大胆~☆」
翔子:「でしょでしょ~(^0^)」
月見:「しかも一緒に縛られてるのって・・」
翔子:「ルイだよ~♪」

美鷺:「説明します。『多岐川 るい』私達の同級生。特定の部活には入っておらず
    助っ人要請に応じて運動部・文化部をこなす。
    運動・芸術ともに高いレベルを発揮するが幸が薄いのが難点。」
ルイ:「むううううぅうー!!!(幸薄いって言うなー!!(怒))」
美鷺:「まぁ・・」
月見:「ルイは、ツンデレじゃなくて、不思議なもの追っかけてないハ○ヒっぽいもんだと思ってもらえれば・・(泣)」
翔子:「泣くくらい嫌なら例えにハ○ヒなんていれなきゃいいのに^^;」
美鷺:「自分のオリジナルのキャラだと思ってたら、他にも居たなんてよくある話ですよ。」

翔子:「いや~この子のせいでアタシ達ひどい目にあったもんね~美鷺♪」
美鷺:「私は・・少しいたずらしたくなっただけだ(笑)」
光姫:「むぅぅ~ん(T□T)」
美鷺:「しかし、なぜルイまで?私が縛ったのは光姫だけだぞ?」
月見:「オレが翔子に頼んだ☆
    光姫とルイって2人ともショートカットなんだ~」
美鷺:「・・だから、なに?」
月見:「だから、ショートカットの2人が並んで縛られてたら面白いかな~って(笑)」
翔子&美鷺:「「発想最低!!」」
月見:「おもしろいって感覚は大切だよ(遠い目)この感覚なかったらお前ら生まれてなかったよ?」
翔子&美鷺:「「マジ?」」

翔子:「さて・・」
美鷺:「やりますか?」
月見:「はぁ?やるってなにを?」
翔子:「あ、いえいえ、ただの昼寝ですよ」
美鷺:「まぁ・・あの子達とですが。」
そういうと拘束されてる2人を指差した。
ある意味恐怖の色で怯えてる^^;
美鷺:「今日は・・・」
翔子:「寝かさん!!!!!!!!!!!!!」

ギイィィィ・・
扉が閉まる
狭い密室で4人
「ぅぅ・・」
「むぅぅ・・・ううううううっ!!!」
「ほ~ら暴れないの~」
「んんんん~!!」
「光姫・・恐がらなくていいから・・・」
「んっんっ・・むぬぬぬ!!!」
「・・・・・うく・・」
「ほ~らぁ・・」
「大丈夫・・落ち着いて・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「「あぁっ」」
「・・・・」
「「はぁ」」
「にゅぅ~・・」

月見:「なにやってんだか・・^^;」

【童貞】ませた従姉妹とロリマンママとの一週間3 【処女】

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毎年恒例の、別荘での1週間の休暇。従姉妹の愛花ちゃんと、初日からとんでもない事になってしまった。

テニスとそのあとのセックスでの疲れか、愛花ちゃんは可愛らしい寝息を立てて寝ていた。
僕は初体験の興奮と、さっき聞こえてきた愛花ちゃんのママのあえぎ声で、完全に興奮状態になってしまい、なかなか寝つけなかった。

そして、猛烈に喉が渇いてきたので、そっとベッドを抜け出し、リビング横のキッチンに行き、冷蔵庫を開ける。中にあったセブンアップを飲みながら、リビングのテーブルに座り、テーブルの上にあったスナック菓子を食べ始めた。
考えてみれば、今日はまともな食事はしていない。テニスの時にコンビニのおにぎりを食べ、風呂に入る前に菓子パンを食べた程度だった。

同じロッジの中に3人寝ているので、音を立てずに飲食していたら、いきなり二階でドアが開く音がして、すぐ階段を降りてくる足音がした。

僕は、慌てて愛花ちゃんが寝ている1階の寝室に戻ろうとしたが、声をかけられてしまった。
『あれ? 誰かいる?』
少し寝ぼけたような声の愛花ちゃんママだった。千里さんは、あくびをしながら降りてきたが、タンクトップみたいなシャツに、短パンというか、ホットパンツみたいな格好だった。
さっきまで童貞だった僕には正直刺激が強すぎて、まともに見ることが出来ずに明後日の方を見ながら、
「はい、ちょっとお腹空いたんで……」

『そう。そんなのじゃ、物足りないでしょ? パスタでも作るわよ』
千里さんはそう言うと、キッチンに行き、本当に作り始めてくれた。もちろん、僕は遠慮したんだけど、
『食べ盛りが、遠慮しない!』
と、元気よく言われた。

そして、僕は何度もお礼を言いながらリビングテーブルに座った。

『お待たせ~』
楽しそうに言いながら、パスタをテーブルに置いてくれた千里さん。本当に綺麗な人だと思う。
千里さんは僕の向かい側に座ると、缶ビールを開けて飲み始めた。

『まだ早いのに、みんな寝ちゃうから。ちょっとおばちゃんに付き合ってねw』
千里さんはそんな事を言う。
「いや、千里さん若いですよ。お姉さんって感じです」
僕は、本心でそう思ったことを言った。
『ちょっと見ない間に、お世辞も言えるようになったのねw ありがとw』
そんな事を言われて、お世辞じゃないですとか、ムキになって言う僕。
そして、色々なことを話した。学校のことや、趣味のクライミングとかビリヤードの話をし、そのうち、愛花ちゃんの話に移っていった。でも、話の途中で僕は千里さんがノーブラなのに気がついてしまった。

黒のタンクトップに浮く、小さな突起が二つ……愛花ちゃんよりも大きな胸なので、どうしても目立ってしまう……。

『ゴメンね、面倒見させちゃって。テニス、疲れたでしょ?』
僕は、なるべく乳首を見ないように気をつけながら、そんな事ないですとか、楽しかったですと言った。

『やっ君は、彼女出来たの?』
千里さんが少しニヤけながら聞く。
僕は、一瞬愛花ちゃんのことが頭をよぎったが、まだいないですと言った。

そこで話が終わると思ったが、ほろ酔いというか、完全に酔った感じの千里さんは、下ネタに移っていった。

『へぇ、じゃあ、まだエッチしたことないんだw』
楽しそうに言う千里さんだが、さっき愛花ちゃんと経験したとも言えず、僕は顔を赤くしながらまだないですと答えた。

『自分でしてるの? おかずは何?』
好奇心で目をキラキラさせながら聞いてくる千里さん。僕は、ひどく動揺しながらも、興奮してきた。

そして、スマホで動画を見ながらしてるとか言うと、
『毎日してるの?』
と、さらに聞いてきた。僕は、毎日している事を正直に話し、一日に2回することもあると答えた。

『若いわねぇ~じゃあ、1週間ツラいわね』
なんて言う千里さん。
「え? どうしてですか?」
僕は、何となく言いたいことはわかっていたけど、とぼけた。

『だって、1週間も出せないでしょ?』
僕は、しどろもどろになりながら、ハイと言った。

『手で、してあげようか?』
千里さんは、少し熱っぽい目でそんな事を言った。僕は、
「え? な、なにをですか?」
と、しどろもどろになってうつむいた。

『みんながいたら、出来ないでしょ? ほら、おちんちん出してごらん』
千里さんは、ふざけているのか真剣なのかわからないような言い方をする。

僕が、いいですとか、けっこうですとか、しどろもどろで言っていると、千里さんが僕の横の椅子に座った。ホットパンツからニョキッと生えている二本の綺麗な足。目が釘付けになってしまう。この中には、愛花ちゃんからの情報だと、毛がないツルツルの天然ロリマンがあるそうだ。
僕は、さっき目の前で見て、舐める事までした愛花ちゃんのロリマンを思いだしていた。

『ほらほら、恥ずかしがらないの。やっ君のオムツだって替えたことあるんだからw ほらほら、出してごらんw』
千里さんは、すごく積極的にグイグイ来る。

僕は、思い切ってズボンとパンツをまとめて降ろしてみた。
『わぁw もう大きくなってるw』
千里さんは、そう言うとイキなり僕のおちんちんを握ってきた。僕は、愛花ちゃんに二回も射精したのに、もう限界までガチガチに勃起していた。
思わずうめきながら、
「ダメです……」
と、力なく言った。内心、全然ダメとは思っていないので、本当に口先だけの抵抗だった。

『いや、これは凄いわね……パパより……』
千里さんは、何か言いかけてやめた。多分、僕のおちんちんのサイズに驚いているのだと思った。大人目線で見ても、僕のは大きいのかな? と思うと、ちょっと誇らしい気分になった。
「ぼ、僕の、何か変ですか?」
僕は、わかっていてわざとそう聞いてみた。

『べ、別に変じゃないわよ。ねぇ、やっ君のパパもこんなに大きいの?』
好奇心に光る目で言う千里さん。
僕は、父親の勃起したところは見たことがないけど、通常サイズは僕と同じくらいだと答えた。

『へぇ……羨ましい……』
千里さんは、ボソッと小さな声でそう言った。

「何がですか?」
僕がそう言うと、千里さんはハッと気がついたみたいな顔をして、
『な、なんでもないわ!』
と言いながら、僕のおちんちんをしごき始めた。千里さんの柔らかい手が、僕のをしごく。愛花ちゃんにしてもらった時も気持ち良かったけど、千里さんにしごいてもらうのは、凄く悪いことをしているみたいで、ドキドキした。

『やっ君は、けっこう長持ちする方なの?』
千里さんは、さっきの動揺はすっかり消えて、またエッチなお姉さんみたいな感じで聞いてきた。
僕は、だいたい20分くらいで終了すると答えた。それが遅いのか早いのかはイマイチわからないけど、早漏ってヤツではないのかな? と思っている。

『へぇ、長持ちなんだ』
千里さんは、僕のおちんちんをしごきながらそんな事を言う。千里さんに20分保つと言ったクセに、その手の気持ちよさに、イキそうな感じになってきていた。でも、なんとか我慢した。

そして、千里さんはしばらくしごいて、
『どう? イケそう?』
と、聞いてきた。僕は、本当は気を抜けばすぐにでもイキそうだったけど、
「ゴメンなさい。何も見てないから……」
『そっかw おかずがないって事だねw スマホは?』
僕が、愛花ちゃんが寝てる寝室にあると答えると、
『起きちゃったらアレだもんね……じゃあ、私のおっぱい見る? おばちゃんの胸なんかじゃ、おかずにならないかもしれないけど……』
と、少し緊張気味に千里さんは言った。僕は、思ってた通りの流れになったなと思い、内心ガッツポーズをしながら、
「お願いします!!」
と、力強く言った。
すると、千里さんはニヤッと笑い、すぐにタンクトップを脱いでしまった。

愛花ちゃんのよりもかなり大きめの胸が、ブルンと揺れながら姿を現わした。
僕は、今日はなんて日だ! と、心の中で叫んでいた。人生で、一番ラッキーな日だと思う。愛花ちゃんとあんな事が体験出来て、愛花ちゃんのママともこんな展開になるなんて、本当に夢みたいだ。

千里さんのおっぱいは凄く大きくて、愛花ちゃんと比べると、やはり少し垂れている。乳首と乳輪も、愛花ちゃんより大きめで、ピンク色ではなかった。でも、凄く綺麗なおっぱいだと思った。
AV女優でも、ここまでのおっぱいは、なかなかいないと思う。

『垂れてて恥ずかしいけど……触っちゃダメだからねw』
少し照れたような顔で言う千里さん。たしか、32~33歳だったはずだけど、凄く可愛らしい人だと思った。

そして、その最高のおっぱいを見て、もうイクのを我慢出来なくなってしまった。
「ヤバいです……出そうです……」
『え? あ、ちょっ止まって、エッ? エッ?』
イカせるためにしごいていたのに、いざ僕がイキそうになると慌てる千里さん。その慌てぶりが可愛くてドキンとした

そして、千里さんは慌てた挙げ句、いきなり僕のおちんちんをくわえた。僕は、驚きながらも、思いきり千里さんの口の中にぶちまけてしまった……痺れるような快感に、少しうめきながら、3回目の射精とは思えないくらいの量が出た気がした。

『ふふw いっぱい出たねw でも、ちょっと薄目かな?』
千里さんは、ドキッとするようなことを言った。愛花ちゃんとのことは、絶対にバレちゃまずい……。

僕は、放心状態のままお礼を言う。
『いいよw 私も、若いエキスもらって肌つやつやになるしw』
千里さんは楽しそうに言う。千里さんは、全部飲んでくれたみたいだ。
愛花ちゃんとのエッチと違って、千里さんは人妻ということもあり、ちょっと罪悪感がわく。叔父さんのことも好きなので、申し訳ない気持ちが大きくなる。

イって多少落ち着いた僕は、一日で母娘とこんな事をしてしまって、良いのかな? と思い始めていた。でも、またイキなりおちんちんを握られた。
『あれれ? 何、まだカチカチじゃんw いつもこうなの?』
千里さんは、本当に楽しそう言う。
僕が、千里さんだからですと答えると、
『ホントに? ふふw 上手だねw ねぇ、してみたい?』
千里さんは、凄く熱っぽくて、絡みつくような目で言ってきた。
「し、したいです!」
僕は、ストレートにそう言った。もしかして、もしかする? 僕は、期待に胸が躍った。

ずっと憧れだった千里さん。大人の色気というか、本当にたまらないと思っていた。何度おかずにしたことか……。

『じゃあ、場所変えよっか。愛花にバレたら最悪だもんねw』
そう言って、僕の手を引いて移動する千里さん。おっぱい丸出しのまま歩く千里さん。ユサユサと胸が揺れるのは、すごく迫力があった。

僕は、この後の展開を想像して、ドキドキしすぎて倒れそうだった。
愛花ちゃんと初体験は済ませることが出来たけど、まさかすぐに二人目と経験が出来るなんて、自分の幸運が信じられない。しかも、ずっと憧れていた千里さんとだ。

『緊張してる? 手汗すごいよw 可愛い#9825;』
千里さんにこんな風に言われて、照れくさくなる。でも、素直に緊張していることと、ずっと憧れだった千里さんとこんな風になれて、夢みたいだと言った。
すると、いきなり千里さんが振り返り、僕にキスをした。そして、舌が僕の口の中をなまめかしく動き回る。
愛花ちゃんのキスとはまったく違うエロさがある。ねっとりと僕の口の中をかき混ぜ、唇と唇を密着させて、思いきり吸われたりもした。

こんな階段の途中で、激しくキスしてて大丈夫かと不安になる。上には叔父さんが寝てるし、下には愛花ちゃんが寝ている。
『もしかして、ファーストキス?』
キスが終わると、僕の目を真っ直ぐに見ながら千里さんが聞いた。
僕は、反射的にうなずいてしまった。

『ゴメンね、こんなおばちゃんが相手でw』
少しだけ照れたような顔で千里さんが言う。僕は、千里さんとキスできて、すっごく嬉しいと言うと、
『本当に可愛いわねぇ~もう、私が我慢できないw ほら、おいで!』
そう言って、歩き始める千里さん。僕は、どこに行くのだろうと思った。2階には叔父さんが寝ている寝室と、布団とかを置くちょっとした物置みたいなスペースしかないはずだ。

すると、千里さんは寝室のドアを開けた。僕は、メチャメチャ動揺して、
「ち、千里さん! 叔父さんいるんじゃ!?」
と言ったが、そのまま寝室の中に引っ張り込まれた。

『寝てるし、起きないしw こうなっちゃったら、朝までぐっすりよw』
イタズラっぽく笑う千里さん。
寝室の中には、セミダブルくらいのベッドが二つ並んでいる。そして、奥の方に叔父さんが寝て、軽くイビキを掻いている。

その手前のベッドに、半裸の千里さんは寝転がる。寝そべると、胸がまた大きく揺れ動き、軟らかそうな餅みたいだ。愛花ちゃんの、芯が固い胸とは動きも違う。どちらもエロくて、甲乙つけがたいと思う。

『脱がせてみる?』
ホットパンツのファスナーの辺りに手をかけたまま、熱っぽい目で僕を見て言う千里さん。なんというか、さっきよりも牝の顔になっている気がした。すぐ横に旦那さんが寝ているので、普通はもっとビクビクするものだと思うけど、逆に興奮している気がするのは、僕の気のせいだろうか?

僕は”ハイ”と答えると、すぐにベッドの上に乗った。叔父さんが、本当にすぐ近くにいるので、ヤバいなぁと思う。でも、もう欲望が止まらない。

僕はすぐに千里さんのホットパンツのボタンに指をかけた。正直、手が震えてなかなか上手くボタンが外せなかったが、無理矢理外した。
『ふふw やっ君に犯されちゃう#9825;』
少し上目づかいでそんな事を言われて、ゾクゾクッとした。見た目はすごく清楚系な千里さんが、こんなにエロい女性だとは想像もしていなかった。僕は愛花ちゃんがエロいのは、もしかしたら遺伝? と思い始めた。

そして、ファスナーを降ろしていく。女性のパンツのファスナーを降ろすのが、こんなに興奮するものだなんて、想像もしたことがなかった。

ファスナーを降ろしていくと、薄いピンク色の下着が見えてきた。
『こんな事になるなら、もっとちゃんとしたの穿いとけば良かったw』
イタズラっぽく笑う千里さん。僕は、ホットパンツを下に引き下げ始めた。千里さんは、寝たまま腰を上げて脱がしやすくしてくれた。そして、千里さんはショーツ一枚になった。
ちゃんとしたのじゃないはずのショーツは、それでも充分可愛らしくてセクシーだった。

大人の女性の裸。生で見るのは母親を除けば初めてだ。

『パンツは? 自分で脱ごうか?』
そう言って、ショーツに指をかけようとする千里さん。
「僕がやります!」
多分僕は、鼻の穴が広がっていたと思う。力強くそう言った。

『必死かw いいよ。脱がせて#9825;』
笑いながら言う千里さん。僕は、さっき愛花ちゃんと初体験を済ませていて、本当に良かったと思った。そうじゃなければ、もう射精していたはずだ……。

そして、僕はショーツを脱がせ始めた。愛花ちゃんが言う通り、アソコには毛がなかった。剃った感じもなく、本当に無毛だ。
『赤ちゃんみたいでしょ? 昔からこうなの。変?』
少し悲しそうな顔で言う千里さん。僕は、すごく綺麗で最高ですと言った。

『ありがとうw 愛花も生えてなかったでしょ。遺伝かな?』
「いや、まだ若いし、生えるかも知れないですよ!」
『あぁっ~! やっぱり見たんだ。ダメよ、愛花に変な事したらw』
僕は、カマをかけられたらしい……慌ててしどろもどろで言い訳をする。

『エッチするのは自由だけど、あの子まだ生理も来てないから。生理前にエッチしちゃうと、ホルモンバランス崩れるらしいからね。ダメよw』
千里さんにそう言われて、僕は心臓が口から出そうなくらいドキドキしていた。それでも、そんな事しませんよ! とか、ぎこちなく言った。

『こんなのでされたら、あの子壊れちゃうしねw じゃあ、やっ君が変な気起こさないように、母親の私が守らないとねw いいわよ。どうぞ#9825;』
千里さんは、そんな事を言うと、大きく開脚をして僕を誘った。初めて見る大人の女性のアソコは、間接照明の薄暗い中でも、濡れて光っているのがわかった。

愛花ちゃんのアソコと比べて、ビラビラも大きい感じだし、色も濃い感じがする。でも、スマホで見るAV女優さんよりは、全然グロくない。AV女優さんのアソコは、やっぱり普通と違うんだなぁと思いながら、僕は千里さんに覆いかぶさった。

『ほらぁ、ダメよw ちゃんとコンドームつけないと。女の子傷つけることになるわよ』
そんな風に、いきなり注意された。僕は、慌てて身体を起こし、
「ごめんなさい。でも、持ってないです……」
と言った。
『今はいいわw 初めての時くらいは、生で触れ合わないと#9825;』
「で、でも、大丈夫なんですか?」
僕は不安で聞いた。愛花ちゃんと違って、生理がまだ来ていないという事はあり得ない千里さんだ。もし出来てしまったら……そんな恐怖感に身体が固まる。

『う~ん、大丈夫w 平気、ヘーキw』
と、適当な感じで答える千里さん。絶対、大丈夫じゃないだろ!? と、心の中で思いながらも、僕はそのまま千里さんのアソコに生のおちんちんを押し当てた。

千里さんは、一瞬叔父さんの方を見てから僕を見つめた。
『いいの? 私で?』
急に年下の女の子になったみたいに、気弱な顔で言う千里さん。
叔父さんへの罪悪感も感じている気がした。

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